「あんた、頭打ったんだってね…」
「へへ、色々あって…」
「はぁー、あんたにはいつも心配させられるわね」
にこちゃんは苦笑いをしながら、椅子に座り
穂乃果の頭を撫でてくれた
「ごめんね、にこちゃんまで心配させて」
「いつもの事よ…あんたの両親が心配性なだけよ」
「海未お母さん達が?」
「そうよ?良い機会だから、昔の話しましょうか…今日はオフだからゆっくり出来るし」
穂乃果の小さい頃の話か
穂乃果も気になるな!
そして、にこちゃんは話始めた
「あれはあんたがまだ幼稚園にも行ってなくて、まだ三人で暮らしたばっかりの頃よ」
〜〜〜〜〜
「あっ、にこですか?こんな夜に申し訳ないのですか、穂乃果が…」
「穂乃果?あぁ…あんた達が一緒に暮らしてる子ね、どうしたのよ」
「えぇ、実はいきなり穂乃果が熱出てきて、かなりしんどそうで…どうしたら良いのかわからなくて」
夜10時からいきなり海未から電話があったから
何かなと思ったら
あんたが高熱を出して、どうしたら良いのか分からなかったみたいね
必死ににこに話してたわ
「とりあえず、落ち着きなさい…私がすぐに行くから待ってなさい」
「あ、はい…お願いします」
「お待たせ、穂乃果は?」
「布団で寝かせてます…」
あんたが寝ている寝室に入ったら
ことりが今にも大泣きしそうな顔であんたの事を看病してたわ
まぁ、初めて子供見るんだもんね無理もないわ
「あれ〜?にこにー?」
「そうよ、あんたのスーパーアイドルのにこにーよ…穂乃果、しんどくない?」
「うーん、いつもとちがうかんじがする」
「なるほどね…風邪ね」
「えっ?風邪…」
「子供は普段から体温は高いし、熱が出たら大体みんな高いわ…穂乃果の様子から見て元気そうだし、風邪でしょね」
風邪と言われた二人の顔はびっくりしていたわ
えっ?ほんとに?って感じね
二人にはしっかり説明してあげた
「今日はにこ泊まるわ…帰っても、穂乃果の事気になるし…二人もにこが泊まってくれた方がいいでしょ?」
「は、はい…正直、私達だけでは何をしたら良いのかわからないので」
「にこちゃん居てくれて良かった…」
「おチビの世話なんて、慣れてるしね…にこにーに任せなさい」
~2日後~
「にこ、本当にありがとうございます」
「これからもわからない事があったら話しなさい…手伝いにきてあげるから」
「にこにー!」
「ん?どうしたのよ…穂乃果」
「にこにー!ありがとう、ほのかね…にこにーみたいなきれいなおんなのこになりたい!!だからがんばる」
「ふふーん、にこにーみたいになりたいのならこれからたくさん頑張れる事は頑張りなさい、そしたらにこにーみたいになれるわ」
「うん!ほのかがんばる、なるったらなる!」
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「穂乃果そんな事言ったの?」
「えぇ、話してたわよ、可愛かったわね、あの頃は」
なんだ
昔からなんだ……
穂乃果がにこちゃんに憧れてるの
穂乃果ね、にこちゃんみたいに綺麗で
みんなから憧れる女の子になりたい
今は恥ずかしくて言えないけど
今でも憧れてるんだよ?
完