神様から授かった能力 ~スタンド使いが幻想入り~ 不定期更新 作:薬売り
それでは、どうぞ!!
回転は止まらない
幻想入りして約一ヶ月。軽くこの世界にも慣れてきた。
ついでにスタンドの扱い方等も。
浄夜「フーッ…新生活にも慣れてきたな」
早苗「うん。そうね」
浄夜「なぁ、諏訪子と神奈子よ」
諏訪子「なんじゃらほい」
神奈子「なんだい?」
なんじゃらほいって何だよ…初めて聞いたわ。
浄夜「いやさ、近所に挨拶しに行こうぜ。一ヶ月経っても妖怪の山で顔見知りなの天狗だけだぜ?それはほかに住んでいる人達に失礼だろう」
諏訪子「堅いなー、全く堅い!!良いんだよ、宴会である程度の人とは知り合ったんだから」
浄夜「それは幻想郷全体だろ?そうじゃあなくて、妖怪の山の知り合いさ」
諏訪子「ブー、めんどくさーい。浄夜一人で行ってきて~」
浄夜「はぁ?なぁに馬鹿なこと言ってんだよ」
神奈子「浄夜、こんな神が他の人に会ったら、信仰が無くなってこの神社が崩壊するよ」
浄夜「…怖いこと言うなよ」
サラッと怖いこと言うなコイツ。まあ、確かに。
こんなヒキニートに毛が生えたような奴に会ったら最初のイメージは最悪だな。
丁寧な俺が会った方が1000倍良いだろうな。
諏訪子「なんか君を殴りたい」
浄夜「…り、理不尽だな」
コイツ心でも読めんのか?
浄夜「まぁ、いい。良いぜ、俺が行こう」
神奈子「うんうん。感謝するよ」
諏訪子「ガンバー」
浄夜「早苗、コイツの飯抜きにしてくれ」
諏訪子「いってらっしゃいませぇぇぇッ!!」
全く…調子のいいやつだ。やれやれだぜ。
~妖怪の山入り口付近~
浄夜「へぇ…結構綺麗な川が流れてんじゃあねぇか」
流石、幻想郷って感じだ。自然がたっぷりとある。
空気も、水も清い。
こりゃ相当大事にされてるな。大地を敬ってるって言うかァ、大空を尊敬してるって言うかァな。
女「あら、こんなところに人間?」
浄夜「ん?あぁ、これはどーもはじめまして。一ヶ月前に幻想郷に引っ越してきた者です」
女「あぁ…あのスタンドを扱うって言うので有名な」
有名なのか?俺。
多分、文の新聞のせいかな。あんま有名になりたかないんだが…。ま、いいか。
雛「鍵山雛よ。厄神って分かる?近くに居たら厄が移っちゃうの」
浄夜「へぇ」
雛「あらあら、逃げないのね。肝っ玉が座ってらっしゃるわ」
浄夜「いや、厄が移るとか言いながら、これぞと言うばかりの笑顔を見せてくるし…なにか、嬉しいことがあるのかなって言う興味の方が強いからあんまり気になんないな」
そう、彼女はディエゴ・ブランドーの恐竜になる前のテンションだから、あまり気にならない。無論、彼女が元々そう言う正確なのかも知れないと言うのも考えられるが…。
雛「へぇ、初めて会ったのによく気が付いたわね!そうね、最高に気分が良いわ」
浄夜「そうか、いったい何があったんだ?」
雛「私の回りに厄が無いのよ!!」
浄夜「は?いや、言っていることが矛盾してるぞ」
雛「今まで厄があったせいで、私に近づいた人に厄が降りかかったのよ。でもッ!!神様が
『神様』?『アレ』?
雛「きっと、貴方は分かるでしょう?スタンドを持っている貴方ならッ!!」
浄夜「な、なんのことだ?」
雛「惚けないでチョーダイ。貴方も神様から授かったのでしょう?」
浄夜「ッ!!そうか…テメーの『アレ』ってのはスタンドのことだなッ!!」
雛「ンー、半分正解ね。間接的にそれを授かったわ」
外れかーい!!思いきってジョジョ風に言ってみて損したぜ…
だが、半分ってことは…
雛「そう、スタンド扱えるわよ。そして、貴方が持っている『遺体』を奪ってやるわッ!!」
浄夜「い、遺体ィィィィ!?」
今ッ!!アイツは遺体と言ったのかッ!?
もしかすると…『聖なる遺体』のことなのかッ!?
浄夜「お、おい。俺は遺体なんか持ってねぇぜ!!」
雛「嘘をつくんじゃあないッ!!」
雛は人差し指をこちらに向け、何か『回転している物』を撃ってきた!!
浄夜「ウオッ!?」
回転した物…いや、『爪』が右の耳をかすめた。
浄夜「テ、テメー…この回転している爪は…」
雛「私のスタンドは……『
『牙』……スティール・ボール・ランの主人公、ジョニィ・ジョースターのスタンドだ…。
雛「この『牙』はチートなのよ…ジョニィ・ジョースターは扱えなかった全種類のACTを、私は…扱えるのよ。まぁ、その他も彼が扱っていない回転技術もね」
浄夜「なにィ!?」
雛「はぁ、全く。何を驚いているのよ。自分のスタンド、思い出してみなさい」
た、確かに…俺もチートだった…
どう言うことなんだ、神様は…雛に聖なる遺体を渡したってのか?え、俺は?知らぬ間に差別かよ。クー、ムカつくぜ!!
雛「さあ、貴方の遺体を貰うわよ。くれなきゃ…分かるわね?脅しじゃあないのは、さっき撃った爪が証拠よ」
本気…らしいな。
持ってない、なぁんて言ったら撃ってくるな…。仕方ねぇな。
浄夜「どうなっても知らねぇからな!!『
時を止め、助走をつけ、走り…勢いで跳ぶッ!!雛に向かってパンチをッ!!
時は進む。
雛「ッ!!」
雛は直ぐ様気付き、回転しながら避ける。
俺は再び時を止める!!
浄夜「ふむ、パンチは届かない…か。だが、ナイフなら届くッ!!」
ナイフを雛に投げる。
再び時は進む。
雛「なに、かしら?」
浄夜「は!?」
投げたナイフは、届かなかった。
雛は、指先だけを回転させている!!
その回転にナイフを巻き込みナイフを回転の勢いで浄夜の方向に飛ばした!!
雛「黄金の回転には敵わないわ」
浄夜「ウウッ!!」
浄夜にナイフが刺さる。
雛「私が避けるとき、回転してたわよね?もしかしたら、地面も回転してるかもなァー」
浄夜「ハッ!!」
地面が、回転しているッ!!
その回転に、浄夜が巻き込まれるッ!!
浄夜「ウオオオオオッ!!」
さっきのナイフのようにッ!!浄夜は、人々が尊敬している大空へと飛ばされたッ!!
この状態で落下したら、死ぬ!!
浄夜「『エコーズact2』!!」
エコーズに変身した浄夜は、地面に『ボヨヨーン』の文字を投げつけたッ!!
雛「ボ、『ボヨヨーン』?なにこれ?」
雛は『ボヨヨーン』の文字を触れた!!そして!!
雛「キャア!?と、飛んだァァ!?」
浄夜「クゥ!?」
偶然か。彼女は文字に触れた。
その偶然は最悪で、浄夜は危険な状態にあった!!
浄夜「『エコーズact3』!!」
浄夜は、act3に…
浄夜「えッ!?」
なれない?どう言うことなのだ?
急になれなくなった。頭は真っ白。考えられない。
負けた?
俺が負けたのか?スタンドに頼りすぎてたのが悪いのか?
そんなこと言っていたら、なにもできないじゃあないか…。
雛「あ、貴方…その後ろの奴はなによッ!?」
後ろ?
振り替えると…。
エコーズ「S・H・I・T…サア、指示ヲ」
エコーズact3がそこにいた。
もしかして、『意思のあるスタンド』は変身じゃあなく、スタンドとして出てくるのか?
って言うのを、頭真っ白な状態から瞬時に思考できる俺は超人だな。
浄夜「『3 FREEZU』!!」
雛「変身だけじゃあないのォォォォ!?」
エコーズは、雛を殴りまくった!!
そしてッ!!重力により、彼女は落ちる!!
ズドオォォン…
浄夜「フッー…やれやれだぜ」