神様から授かった能力 ~スタンド使いが幻想入り~ 不定期更新   作:薬売り

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太陽の核融合

浄夜「『究極の力』ねぇ…」

お空「そう、私は手に入れたのよ」

浄夜「へぇ…」

 

あいつの能力は一体……?

高熱の弾幕が通り過ぎたのを感じる。

しかも……なにか俺に共通する何かを感じる。まるで…雛のような…

 

お空「スペルカードッ!!『核熱「核反応制御不能」』ッ!!」

浄夜「ッ!?なんだァァァ!?」

霊夢「普通じゃあないわッ!?」

 

『弾幕』と言えるだろうか?この大きい球体はなんだ?

ドでかい『弾幕』が襲ってきたッ!!

 

浄夜「ウオオオオオッ!!『世界(ザ・ワールド)』ッ!!時よ止まれッ!!」

 

静止した。飛び交う弾幕、不気味に笑うお空、焦る霊夢と魔理沙。

すべてが静止した『世界』。その中で彼は考えた。

 

浄夜「この大きい弾幕……まるで太陽のような…。そう言えば、『核反応』と言っていたか?もしかすると、彼女は……いや、ありえねぇ」

 

動かない弾幕を避け、お空のところまで来た。

 

浄夜「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!!」

 

お空にラッシュをお見舞いし、そのまま時を動かす。

 

浄夜「そして時は……ッ!?」

 

そこで気付いた。手が火傷を負っている。

何故だ?弾幕にも触れてないし、灼熱地獄のマグマにも近づいてすらいない。

ただ、お空を殴っただけ。お空になにか強力な『エネルギー』がまとわりついている?

 

お空「ッ!?うぐェェッ!!」

魔理沙「見えなかった…どうやってあそこまで移動を?」

 

吹き飛ばされたお空は、壁にキャッチされ、吐血した。が、起き上がり、そのまま戦闘体制に入る。

 

お空「何者なのッ!?まさか…()()()ッ!?」

浄夜「何者か聞きてぇのは……待て。『貴方も』ってのはどういう意味だ?」

お空「……ッ」

浄夜「答えろッ!!答えるんだッ!!まさか…『遺体』じゃねぇだろうなッ!?」

お空「……ッ!!」

 

瞼がヒクついた。どうやら図星のようだ。

 

浄夜「そうか…テメェ…誰の『遺体』かも分かった」

お空「なッ!?」

 

目を瞑り、腕を組み、余裕の様子で話す。

 

浄夜「不思議だったんだよ。初めて会って、『私のことを捜してる』なんて。なんでそんなことが分かるのか。さとりやお燐はテメェが暴れるのを阻止してほしいから、地霊殿へ入れてくれた。そんなやつが阻止してほしい奴に『今からお前を倒す奴が来るから』なんて言わねぇだろ?だが知っていた。何故か。それは、『念写』をしていたからだッ!!」

 

またも瞼をヒクつかせるお空。

 

浄夜「つまり、テメェの持っている『遺体』は…『ジョセフ・ジョースター』だッ!!」

お空「うぐぅ!?」

 

全て当てはまる。彼女は波紋使いだ。

太陽のエネルギーを持つ、しかも強力な。究極生命体のカーズよりは劣るが強い波紋を持っている。だから、俺の拳は火傷を負った。

 

霊夢「『遺体』?あの二人はなんの話をしているの?」

魔理沙「分からない」

 

勿論、知るわけがない。

 

お空「くッ…なに勝ったつもりでいるの!?」

浄夜「そうだな…まだ、終わってない」

お空「『サブタレイニアンサン』ッ!!」

 

辺り一面、弾幕で覆われた。

 

浄夜「……」

 

いまだに腕を組んでる浄夜に、腹立たせた。

引力。弾幕と浄夜がお空の方へと引き寄せられる。これで決着をつける。

 

浄夜「フッ……」

 

否、もう決着はついている。

 

「ホワイトアルバム」

 

浄夜はッ!!自らッ!!お空の方へ近づいたッ!!

 

お空「何してるのォォォッ!?」

浄夜「血液の循環を鈍くするために近付いた」

お空「ッ!!」

浄夜「俺は、気化冷凍法ができる訳じゃあねぇからな。テメェを『ホワイトアルバム』で…」

 

お空の意識、そして浄夜の意識も薄れてきている。

そして…

 

お空「………」

浄夜「………」

 

二人とも、落下した。

 

霊夢「浄夜ッ!!」

さとり「お空ッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浄夜「ン……ググ……」

 

デジャヴ。天井が見えた。

唯一、違うのも天井。

俺は起き上がり、状況を確認する。

 

浄夜「……ン?」

お空「スゥ……スゥ……」

 

包帯を巻かれたお空が、隣のベッドで寝ている。

 

浄夜「………ねみぃ…」

 

異常に部屋が暑いが、多分、お空の体が凍っていたからだろう。

仕方がない。

 

さとり「起きましたね」

浄夜「グゥ…」

さとり「グゥと言って寝るアホは居ません」

浄夜「俺はアホじゃないから寝てる」

さとり「寝言で会話する人間は居ません」

浄夜「俺は人間じゃ……ダメだ。俺人間」

 

そう言って起き上がる。

 

さとり「お空の件ですが、ありがとうございました。感謝します」

浄夜「異変解決のついでさ。感謝する必要はない」

さとり「凍傷する寸前で止めてくれたじゃあないですか」

浄夜「……」

さとり「心の中で『恥ずかしいから止めろ』だなんて。結構かわいいですね。見た目に反して」

浄夜「三枚におろすぞ」

さとり「魚じゃあないんですから、止めてください」

浄夜「お前が魚妖怪だったら良かったんだ?」

さとり「えぇ」

 

嘘つけ。さておき…

 

浄夜「俺が倒れて何日だ?」

さとり「よく日単位だって分かりましたね?」

浄夜「前にもあったんでね」

さとり「心読んだんで知ってるんですが」

浄夜「ドロップキックするぞ」

さとり「二日間です」

 

タイムが縮んだ。

 

浄夜「そうか、霊夢と魔理沙は?」

さとり「今、居間に居ます」

浄夜「駄洒落か」

さとり「目潰ししますよ」

浄夜「目潰しッ!!」

 

サードアイを目潰しした。

 

さとり「目がァ!!目がァァ!!」

浄夜「あ、痛いんだ」

さとり「いえ、全く」

 

腹立つな。

 

浄夜「さて、取り合えず霊夢達のところに行くとするか」

さとり「案内しますよ」

浄夜「ありがたい」

 

異変は無事解決。

だが、心残りはある……

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