神様から授かった能力 ~スタンド使いが幻想入り~ 不定期更新   作:薬売り

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メイド長は見た!

どうも、皆様。私、十六夜咲夜と申します。

私、見たんです。それは、妖怪の山で秋の神様に、薩摩芋をお裾分けさせてもらいに行った時のことです。

 

~六日前~

 

咲夜「私、運がいいわね♪お裾分けだなんて。今日はスウィートポテトをデザートにしましょ」

 

と、鼻唄を歌って歩いていると、彼は居たのです。

そう、クラウチングスタートの構えをしている、樹条浄夜が。

 

咲夜「………え、なんでクラウチングスタート?」

 

不思議に思ったので様子を見ていたら、彼はスタートを切ったのです。

 

浄夜「もォォォみィィィじィィィッ!!」

 

紅葉?何故かその言葉を発しながら、犬の……いや、狼?の妖怪の元へ走っていく。

その速さは、とても人間とは思えない。

 

妖怪「ン……?あ、浄…ヘブシッ!?」

咲夜「あらいやだ」

 

浄夜さんが妖怪に飛び込み、まるでペットのように撫でている。

だが、人型の妖怪。ほぼセクハラのように思える。だが、生憎起訴する所もないのが、妖怪さんの悲しいところかも知れません。ならば、私がなんとかしてあげましょう。

そう思い…

 

~現在~

 

咲夜「尾行したわけです」

レミリア「面白いわね。その人間」

 

この人は、吸血鬼でカリスマ的存在(自称)でこの紅魔館の主人である『レミリア・スカーレット』である。

 

美鈴「でも、お強いんですよね?」

咲夜「さぁ?」

 

彼女は、ここの門番の『紅美鈴』です。

 

パチュリー「アイツはおかしいからね」

 

説明は要らないでしょ?

 

パチュリー「おい」

咲夜「それでですね。尾行一日目は霊夢と『ほてる』という建物に入って……」

一同「えぇ!?」

咲夜「二日目では魔利沙とデート」

一同「なんだとぅ!?」

咲夜「三日目は魔利沙の家に入っていきました」

一同「ナンダッテー」

 

皆、驚いている。当たり前。

 

咲夜「そして四日目は……」

 

~昨日~

 

咲夜「……今日はなにもしないのかしら……」

 

ただただ、歩いているだけ。散歩?でしょうか。

そう思っていたら、アメリカ国旗をもって体に纏った瞬間、消えた。

文字通り消えたのです。

 

咲夜「え!?消えた!?」

 

駆け寄る。やはりいない。

いや、後ろに気配を感じる。

 

浄夜「誰かと思えば……咲夜さんか」

咲夜「ッ!?」

浄夜「ダメだぜ?尾行なんてしたら」

 

気付かれていた。というか、尾行が完璧だったはず……

 

浄夜「あ、そうそう。聞きたいことがあるんだけど」

咲夜「な、なんですか……?」

浄夜「それはな……」

 

彼は私に近づきキリッとした顔で、こう、囁いた。

 

浄夜「ここどこ」

咲夜「……え?」

 

どうやら、道に迷ったらしい。

 

咲夜「は、はは……」

 

拍子抜け。ドッと疲れが出た。

 

浄夜「いやさ、君がもし、俺の敵だった時の為に人気の無い場所に来たんだ」

咲夜「……?」

 

彼は…何かに警戒しているのだろうか。何故?

 

咲夜「ここはですね……あ、あれ?ここって…」

 

自分も、尾行に集中していて、全然気付いていませんでした。

私達が居た場所とは……

 

咲夜「……迷いの竹林?」

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