神様から授かった能力 ~スタンド使いが幻想入り~ 不定期更新 作:薬売り
浄夜「行くぜ…『ソフト&ウェット』」
レミリア「『柔らかく、そして濡れている』…?弱そうね」
浄夜「いいや、弱くないさ。君は多少なりとも驚くよ」
レミリア「へぇ……そう…」
レミリアはそこまで強そうには思えなかったが、浄夜はニヤリと笑っている。
それも不気味に。
レミリア「まぁ、いいわ。[神槍「スペア・ザ・グングニル」]」
そう言うと、レミリアは紅い槍を取り出した。いや、創り出したの方が正しい。レミリアの妖力だけで創り上げたのだ。
素晴らしいね。そんなの真似できる人、ほぼ居ないよ。
浄夜「おぉ、怖い怖い」
レミリア「さぁ、かかってきなさい」
レミリアは待った。相手がどう出るか。
何事も慎重に、且つ大胆に。良く観るのだ、相手の行動を。
浄夜「もう、行動はしている……」
レミリア「……?」
気が付くと、自分の顔のすぐ近くにシャボン玉がある。しかも、そのシャボン。不思議で星のマークが付いている。
なんだこれは?
そのシャボンが、自身の肌に触れた。
瞬間ッ!!
レミリア「うッ!?」
浄夜「あんたの『視力』を奪った」
レミリア「………」
浄夜「フゥーッ………」
浄夜は溜め息をついた。
意外に呆気ない、と。
浄夜「オラァ!!」
思い切り、思い切り殴りかかった。
相手は目が見えなくなって、俺はスタンド使い。普通、この条件を見たら勝てると思うだろう。そうなんだ、勝てるはずなんだ。
だが……
浄夜「なッ!?」
レミリア「おい、若僧。こんな猫だましのようなもので、この私に勝てるとでも?」
浄夜「クッ!!」
力は強まって行く。潰れそうだ。
レミリア「笑止ッ!!」
浄夜「ッ……」
レミリア「愚かしい……これから貴様に
怒ったレミリアは俺の腕を引き、そのまま腹にパンチを食らわすッ!!
浄夜「ウグッ!!」
レミリア「死に絶えろ」
浄夜「……さっきまで、俺を死なせないみたいなことを言っていたが?」
レミリア「もういい」
浄夜「知ってた」
俺もやられるわけにはいかない。
サンドバッグになるつもりはないからな。
浄夜「『エコーズact3』」
エコーズ「S・H・I・T…イキナリヨバレタトオモッタラ……」
浄夜「エコーズ、やってくれ」
レミリア「貴方が、そのスタンドって言うのを変えてくれたお陰で目が治ったわ」
浄夜「だが直ぐに不利になる」
エコーズ「『3 FREEZE』ッ!!」
レミリアに向かって攻撃をする。
レミリア「本当に、私が不利になるのかしら?」
浄夜「…?」
言っている意味が分からなかった。
俺が不利になる?考えても分からない。
だが、それは結果で分かった。
浄夜「なにッ!?」
浄夜に掛かる重力が強くなった。
勿論、エコーズにも。
レミリア「あぁ、私はそうなる可能性があったのね。床に這いつくばって、私に合わないわ」
浄夜「ど、ういうこ、とだ……?」
レミリア「フフフ、教えてほしい?」
レミリアは俺の前でしゃがみ、「教えてほしい?」と、ニッコリと首を少し傾けて俺に問いかけた。
レミリア「私の能力はね……『運命を操る程度の能力』なのよ。私と貴方の運命を操ったの」
浄夜「なんだと……」
チーとじゃあねぇか……
レミリア「私ね、まだ晩御飯食べてないの」
浄夜「……『ソフト&ウェット』。」
俺はレミリアの『摩擦』を奪った。
レミリア「うわぁッ!?」
浄夜「ハァ…ハァ…ハァ……危なかった……」
レミリア「もう、貴方をご飯にしたかったのに。それに気付いてる?私の手に槍がないこと」
浄夜「ッ!?」
刹那、自分の目の前に、槍が刺さった。
レミリア「怖がらないで。ご飯と言っても私は少食だから、貧血になる程度よ」
浄夜「それが嫌なんだよ」
レミリア「あら?喜ぶと思ったのだけど。あぁ、死ななくてよかったってね」
浄夜「さっきは死に絶えろと言っていたが?」
レミリア「さぁ?なんのことでしょう」
浄夜は考える、やつに勝てる方法を。
浄夜は考える、やつに負けぬ方法を。
俺は、成長しているはずだ。詰まり、アイツに勝てる可能性はあるはずだ。
根拠が不安定でもそれでいい。絶対とは言わないが、自信があるやつほど勝つのだ。
俺が成長すれば、精神も成長する。
スタンドは成長する。そう、新しい技術を取り入れて。
浄夜「人ってのは成長する」
レミリア「……?」
浄夜「それが良い所だ、人間のな」
レミリア「…いきなり何を言っている?」
浄夜「それと比例して、精神も成長する」
レミリア「おい、だから何を……ッ!!」
浄夜「久々の強敵に俺は感動している。そして成長した。ありがとよ、レミリア」
レミリア「もういいわ。話を聞かないのは生物としてダメよ。死になさい」
レミリアは刺さった槍を取って、浄夜に投げかけた。
ピストルの如く飛ぶ槍が浄夜に向かう。
浄夜は、動かない。スタンドの姿もしていない。
ただ……ニヤリと笑っている。
ガシィィィィンッ!!
レミリア「ウソ……でしょ?」
浄夜「ふん、話しを聞かないだって?逆だよ。アンタが最後まで聞かなかったんじゃないか」
浄夜は槍を右手で掴んでいた。そして、折り曲げる。
見ると、右手は『
浄夜「『ビートルact2』……部分をスタンド化させる。今の場合、右手が『
レミリア「なッ!?」
浄夜「言っただろ?成長したってな」