神様から授かった能力 ~スタンド使いが幻想入り~ 不定期更新 作:薬売り
浄夜「準備は良いか?」
皆「勿論!!」
浄夜「よし、行くぞ!!」
皆「オー!!」
俺はこの日を迎える。長年の夢であったものが、まさか幻想郷で叶うとは……
浄夜「ここが、ライブ会場か……派手だなぁ」
赤蛮奇「まぁ、年に一度だしね」
今、俺達はライブ会場の下見に来ている。
数多くの妖怪、人間がいる。彼らも、音楽に憧れた者達なのだろう。
?「あなた?スタンド使いって人は」
浄夜「ん?そうだが、君は?」
リリカ「私は『リリカ・プリズムリバー』よ」
浄夜「あぁ、君が」
この娘が『プリズムリバー三姉妹』の……末っ子だっけ?
?「リリカ?どうしたのよ、いきなり走り出して」
リリカ「あ、お姉ちゃん。この人よ、噂の」
浄夜「ども」
メルラン「そう…ごめんなさいね?いきなり。私は『メルラン・プリズムリバー』よ」
浄夜「樹条浄夜です」
長女の姿が見えないが……
確か、長女が『ルナサ・プリズムリバー』だったはず。
彼女らの帽子を見るに、きっと長女も似たのを被ってるはず。あの黒いのなんてそうかもしれない。
浄夜「あの、黒い帽子を被った金髪ちゃんは君達のお姉さん?」
リリカ「よく分かったね?ファン?」
浄夜「ちゃう」
メルラン「恋した?」
浄夜「してない」
なんだ、結構社交的。
思ってたのと違う。とは言え、わかさぎ姫達はライバルと言っている。これは頑張らねば。
浄夜「じゃあ、また明日」
リリカ「最後に、1つ。明日勝つのは私達よ」
浄夜「あれ?意外だなぁ。俺らだと思ってたんだがね。それじゃあ」
ライバル意識はアッチにもある、か…
赤蛮奇「なによ…浄夜に馴れ馴れしく……」
浄夜「何をそんなに嫌っているんだ。何かあったのか?」
赤蛮奇「え?い、いや、何もないけど…」
浄夜「んじゃあ、そんなに嫌うこともないじゃあないか」
赤蛮奇「…むぅ」
なんだ?赤蛮奇の機嫌が悪い。明らかに怒っている。なにか、俺したか?最近多いような気がする。こう言うの。
暫く時間が経ち、辺りは暗くなった。
赤蛮奇ももう帰ったが、俺は一人『yesterday』を弾いていた。
浄夜「んー、まあまあかな。明日には仕上げとこう」
?「素晴らしい歌声に、素晴らしいギターね」
浄夜「歌は別に明日は歌わないけど、君がそう思うならきっとそうなんだろうね」
?「あら?私を知っているの?」
浄夜「『ルナサ・プリズムリバー』だろ?さっき君の妹達に聞いたよ」
同じ弦楽器を弾くもの同士が話し合う。
ルナサはヴァイオリンを弾く。俺はエレキ。全く違うが、大きく囲えば同じもの。
ルナサ「明日、きっと晴れるわ。気圧的に」
浄夜「驚いた。まさか、弦によって気圧がわかるのか?」
ルナサ「まぁね」
この人は本物だ。俺なんか到底及ばない。
ルナサ「貴方、技術は相当ね。私達の組に入らない?祭りが終わってからでもいいから」
浄夜「それは……」
ルナサ「いいでしょ?」
目線が誘ってる。意外にもこんな性格か。ネクラだと思ってた。人を見た目で判断してはいけないってのを実感する。
というか、地味にエロい。何にもエロくないのに。
ルナサ「ね?悪い話じゃないと思うのだけど」
浄夜「顔が近い」
ルナサ「お願い」
浄夜「いや、だから顔が近い。あと、色仕掛けには乗らん」
ルナサ「なんだ。残念ね」
実際は乗りたいです。
浄夜「にしても、意外だな。もっとネクラと思っていた」
ルナサ「いや、ネクラよ」
浄夜「うん?」
こんなネクラいてたまるか。
ルナサ「あ~あ、結構勇気を振り絞ったのになぁ」
浄夜「まぁ、俺程の技術を持っている人は山ほどいるだろ」
ルナサ「それにルックスを加えれば丘ほどになる」
浄夜「いや、そこまでかっこよくはないぞ。彼女いない歴=年齢だし」
ルナサ「えぇ!?」
驚くなよ……
ルナサ「つまり、どうt…」
浄夜「それ以上言うな。俺の危機だし、この作品の危機になる」メメタァ
ルナサ「まぁ、良いわ。明日、お互い頑張りましょうね」
浄夜「おう。勿論だ」
そうして、その場から去っていった。
司会「と言うわけで、『プリズムリバー三姉妹』で『幽霊楽団~Phantom Ensemble』でした~」
表から聞こえる司会者の声。
それが、彼女らの気持ちを緊張させた。
わかさぎ「あぁあぁああ緊張するぅ……」
赤蛮奇「うぅ……」
影狼「こわいこわいこわいこわいこわいこわい……」
浄夜「落ち着けよ」
なにをそんなに緊張する必要がある?
まぁ、いいや。
浄夜「次、俺らだぞ」
わかさぎ「ひえぇぇぇぇ」
大丈夫か?これ……
浄夜「ハァ…いいか?何のためにあんなに練習したと思っている。優勝するためだろ?優勝して何をする?」
影狼「賞金で美味しいもの食べる……」
浄夜「その為には?」
赤蛮奇「落ち着く……」
優勝したい理由は……まぁ、良しとしよう。
浄夜「なら…準備は良いか?」
皆「…勿論!!」
浄夜「よし、行くぞ!!」
皆「オー!!」