神様から授かった能力 ~スタンド使いが幻想入り~ 不定期更新 作:薬売り
わかさぎ「やっと、終わったぁぁぁぁ!!」
影狼「き、緊張がぁぁぁ」
赤蛮奇「もう……無理……」
俺達はステージから降り、控え室でのびていた。
今は集計をしているらしい。どのチームが、一番かを。
浄夜「ふむ、久しぶりに緊張をしたよ」
影狼「どこがよ……」
そういや、観客に紫が居たな……だが、なにか違う気がした。『俺が知っている紫じゃない』そんな気がした。
浄夜「気のせい、だよな」
スタッフ「各チームの方はステージへ上がってください」
浄夜「もうか、よいしょ」
そうして、ステージへと上がった。
司会「さあ!!結果発表と参りましょう!!」
浄夜「全力は尽くした……」
後は勝つのみ。
ルナサは俺の方を見てニヤリと笑っている。それは『自信』から表れる笑み。
司会「なんと今回、一位と二位の差がたった一票だそうです!!」
ルナサ「え!?」
浄夜「マジ!?」
流石に驚いた。だが、それ以上にルナサが驚いている。その妹達も。
司会「祝福すべき、第一位は!!」
祈る。それしかできない。
司会「『草の根妖怪ネットワーク』の皆さんでーすッ!!」
浄夜「……マジか!?」
赤蛮奇「えぇ!?本当に!?」
驚きが隠せない。影狼とわかさぎ姫は放心状態。
そして、ルナサやその妹達も。
リリカ「クゥ、悔しい!!」
メルラン「確かに、良い曲だったしね~」
ルナサ「……フフ、結局こんなものか…」
スポットライトに当たる浄夜を、哀しさと祝福の気持ちで見つめた。
輝いている。存在が。
司会「それでは一言お願いします!!」
浄夜「あ、はい」
司会は浄夜にマイクを渡した。
浄夜「自分は、昔から音楽に憧れていてギターを練習していました。それが、ここで活躍できて嬉しいです。本当にありがとうございました」
浄夜は客席に向かって礼をした。
真面目か!!とも思ったが、あえて口にはしない。だって、スポットライトは彼にあるのだから。
浄夜「あ、それと。優勝できたのはライバルのお陰だったかもしれないです」
ルナサ「え?」
浄夜「彼女らがいなかったらここまで燃えていません。もしかしたら、途中で放棄していたかも」
驚きの言葉だった。
それは私達への憂いか。はたまた無意識か。
いや、どっちにしろ、それが私を苦に追い込ませた。ツラい気持ちで泣きそうだ。自分が、ダメな気がしてならない。
浄夜「ま、俺が勝ったんだけどね♪」
前言撤回。奴よりマシだ。
もしかしたら、今の言葉こそが憂いだったのかも知れない。だとしたら、末恐ろしいわ。
思わず笑ってしまう。
やっぱり、泣きそうだったのに、今は笑っている。彼は不思議な力を持っているのかも。能力や権力なんかじゃない何かを。
紫?「なるほどね……彼は良いわね」
浄夜「ん?」
なにか、感じた。嫌な感じ。
控え室の椅子に腰を掛け、東野圭吾の『悪意』を読んでいた。その時にだ。
悪意……なにかが起きる。考えると、一つの人名が浮かび上がってきた。
何故かは分からない。急に思考に出てきたのだ。
いきなり、目の前にスキマが開いた。
紫「浄夜!!」
浄夜「うぬおッ!?急に出てくるなといっただろうがッ!!このスカタン!!」
紫「スカ…!?…いいわ、そんなこと。それより、大変よ!!」
この焦り様、やはり何かが起こっている。
紫「紅魔館がッ!!」
浄夜「ッ!?行ってくる!!」
出たのか!?『漆黒の灰』を持つ者が!!
俺は急いでステージを飛び出した。
紫「……これで、良いかしら?」
そいつは頷いた。
紫「まぁ、浄夜ならなんとかなるでしょう」
?「いいえ、分からないですよ。『彼』は浄夜君と同じなのですから」
紫「そうね……」
次回ッ!!コラボ企画!!