ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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久しぶりの本編です!

前回木綿季に嫌いと言われた哲也だが、今回はどうなるか!?

では本編をどうぞ!!


Part88 後悔~時には思い切った選択も~

俺が木綿季に大嫌いと言われてから数日が経ち、まだ俺らの関係はギクシャクしてる。

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

哲也「はぁ・・・・・・」

 

それは現状でも露骨に現れてる、だって木綿季が座席を俺から凄い遠ざけてんだもん。

 

琴音「凄い露骨だね・・・」

 

哲也「だな・・・あんな賭けしなけりゃ良かった・・・」

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・」

 

俺がしたことに後悔してるかどうかと言われたら、半々だ、だってやってる事は翔の言う通りだし、俺達にとって大切なことだと思ったからやった事だけども、流石に露骨すぎたかな・・・全部スルーは・・・・・・

 

哲也「どうしよ・・・ほんとに・・・・・・」

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

現在放課後の部活動、日中からの悩みを引きずりながら、凛先生のノックを受ける。

 

凛「さぁ行くわよー!」

 

哲也「・・・・・・・・・・・・」

 

凛「?荒波君?ねぇ?ちょっと!?おーい!?」

 

哲也「えっ!?あ、なんすか!?」

 

凛「もぉー!ノック中なんだからぼーっとしちゃ駄目でしょ!?」

 

哲也「すんません!さぁ来い!何でもとってやりますよー!」

 

凛「じゃあこれでどうだ!」カキーン!

 

哲也「だからその方向は無理だって!!!!」

 

翔「うーん・・・やらせ過ぎたかな・・・」

 

新井「聞いたぜー?大嫌いの上、死ねって言われたんだろ?」

 

東山「え?何が起こったの?」

 

翔「まぁ、ちょっとあいつらの間でいざこざがね。」

 

鳥坂「あれ?だってめっちゃ仲良いんでしょ?」

 

翔「まぁ俺の提案したことでね・・・悪いことしたなぁ・・・」

 

福井「うーん、それで哲也の練習効率が落ちたら俺らが困るな・・・」

 

新井「まぁ、時間も経てばどうにかなるだろうぜ。」

 

翔「だと言いがな・・・」

 

哲也「さぁこーい!!!!」

 

琴音「頑張って哲也ー♪」

 

新井「・・・・・・そういや、この前あいつ琴音ちゃんに膝枕されてたな・・・・・・」

 

東山「なにぃ!?」

 

鳥坂「おーモテモテ。」

 

福井「それが喧嘩の原因じゃないのか?」

 

翔「・・・・・・見なかったことにしてやれ・・・・・・」

 

そして、数時間後に部活を終え、帰宅することに。

 

哲也「はぁ・・・木綿季がいない・・・」

 

新井「大丈夫なのか?その調子で。」

 

哲也「大丈夫に見えんのか・・・・・・?」

 

東山「全然。」

 

新井「今にも死にそう。」

 

琴音「ま、まぁ大好きな木綿季に死ねなんて言われたら気づつくよね・・・」

 

哲也「・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

翔「その・・・悪いな・・・・・・俺があんなこと言ったから・・・・・・」

 

哲也「いや、良いんだよ・・・・・・俺らに大切なことだったが、俺らはそれに我慢出来なかったってだけだ・・・・・・俺も悪ければ木綿季も・・・・・・」

 

琴音「哲也・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・破局になっちまうのかな・・・・・・」

 

新井「えっ!?そこまで!?」

 

哲也「・・・・・・ごめん・・・・・・ちょっと一人で帰らさせてくれ・・・・・・」

 

俺は皆を置いて、早足に駅に向かって行った。

 

琴音「・・・・・・思いつめてるね・・・・・・哲也・・・・・・」

 

翔「・・・・・・木綿季は今でも哲也にキレてんのかな・・・・・・」

 

新井「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

東山「新井?どうした?お前まで思いつめた顔するなんて、馬鹿なのに?」

 

新井「あぁ!?余計なお世話だアホ!」

 

琴音「うーん・・・・・・どうなるんだろ・・・・・・」

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

時は遡り、放課後の木綿季達。

 

明日奈「ねぇ木綿季、その・・・まだ怒ってたりする?」

 

木綿季「・・・・・・当たり前でしょ・・・・・・!!」

 

木綿季「あ・・・・・・ごめん・・・・・・」

 

里香「ま、まぁまぁ、哲也も何か訳あって木綿季を無視してたんじゃない?」

 

木綿季「なんの訳でボクを無視すんのさ!!」

 

里香「うっ・・・・・・」

 

珪子「で、でも私もそう思いま・・・・・・」

 

木綿季「そんな訳の分からない理由に加担するの!?」

 

珪子「ひっ・・・・・・すいません・・・・・・」

 

木綿季「あぁもうむしゃくしゃする!!帰る!!!!」

 

明日奈「ま、また明日~・・・・・・」

 

木綿季は教室のドアを音が出るくらい思い切り閉めて、帰って行った。

 

明日奈「うーん・・・まだ怒り心頭だね・・・・・・」

 

里香「はぁ・・・・・・こりゃ相当ね・・・・・・今まで相談受けてきた私でもカバーしきれん・・・・・・」

 

珪子「凄い怖かったです・・・・・・木綿季さん・・・・・・」

 

明日奈「哲也君も何であんなことしたんだろ・・・・・・何か理由知ってる?」

 

里香「・・・・・・・・・いや、何も分からないの、ごめんね。」

 

珪子「私も・・・・・・」

 

明日奈「うーん・・・・・・何か理由があるんだろうけどなぁ・・・・・・」

 

里香(・・・・・・言わない方が良いのかどうか分からない・・・・・・!!!!どうすればいいのよ・・・・・・!!!!)

 

明日奈「里香?どうしたの?」

 

里香「えっ!?何でもなよ!?」

 

珪子「焦りすぎて言葉が抜けてますよ・・・」

 

里香「やかましい!」

 

珪子「ひぃ!?」

 

里香「・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

それぞれの思惑がまだ繋がらぬまま、今日も日常は過ぎていっている。

 

そして時は戻り、今日は渚に相談があると実家に帰っている哲也だった。

 

渚「それで、木綿季ちゃんにそう言われちゃったのね。」

 

哲也「そっ・・・俺が悪かったのかな・・・・・・」

 

渚「うーん、まぁあんたの言い分も分からなくはないけども、出会って無視はやり過ぎじゃない?」

 

哲也「いや、だって翔との約束で・・・・・・」

 

渚「でもね~私だってそんなこの彼氏にされたら不安になるわよ、でもね~あんたの場合事情が事情だものね~難しい話ね~」

 

哲也「ナギもーん、何かいい案出してくれよ~」

 

渚「私は未来から来たロボットじゃないのよアホ!!でもね~これと言って案が・・・・・・大嫌いに加え死ねだしね~・・・・・・」

 

哲也「はぁ・・・・・・どうしよ・・・・・・本気で・・・・・・」

 

渚「まぁとにかく、私もいい策考えとくから、今日はもう帰んなさい、明日も学校でしょ?」

 

哲也「そうするわ・・・またね・・・・・・」

 

渚「気をつけてね~」

 

はぁ・・・やっぱ姉ちゃんでも駄目か・・・・・・どうすれば・・・・・・

 

どうしよ・・・・・・本気で・・・・・・・・・

 

そして、俺らの関係が治ることなく、また数日が経った。

 

~学校・昼食時間~

 

今俺はあの時の勉強メンバーで昼食を取っている、皆で作戦会議中だ。

 

新井「どうなんだ?お前らの関係は。」

 

哲也「全然・・・アカン・・・・・・」

 

琴音「木綿季の方も未だに怒ってるんでしょ?」

 

里香「それはもうね・・・・・・」

 

翔「そんなんじゃ謝るも何もな・・・・・・」

 

哲也「はぁ・・・・・・」

 

新井「んー・・・・・・」

 

琴音「あ、また思いつめた顔してる。」

 

里香「どうしたの?考え事?」

 

新井「え?いや、まぁね~」

 

翔「お前、このどさくさに変な事考えてんじゃねぇだろうな?」

 

新井「うわひでぇ!?」

 

哲也「・・・・・・なんか飯食う気にもなれねぇ・・・・・・もういいや今日・・・・・・」

 

里香「哲也・・・・・・」

 

琴音「でもちゃんと食べなきゃ・・・・・・」

 

哲也「大丈夫だよ・・・・・・家では食ってるから・・・・・・」

 

翔「だとしてもお前・・・」

 

哲也「あぁ・・・・・・どうすれば・・・・・・」

 

新井「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

翔(・・・・・・何考えてんだこいつ・・・・・・?)

 

一方その頃、教室の木綿季達。

 

木綿季「・・・・・・・・・」

 

明日奈(・・・・・・ね、ねぇ珪子ちゃん・・・・・・)

 

珪子(な、なんでしょう・・・・・・)

 

明日奈(いつまでこんな調子なの・・・・・・?)

 

珪子(分かりません・・・・・・)

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

珪子(あぅ・・・・・・目線が怖いです・・・・・・)

 

明日奈(ここまで長く怒ってる木綿季も初めてね・・・・・・哲也君も大丈夫なのかな・・・・・・)

 

木綿季「あーあ!あの馬鹿のおかげでこんなにイライラしなきゃいけないなんてやってられないよ!!!!!!!!」

 

明日奈(す、すごい怒ってる・・・・・・)

 

珪子(哲也さんが可哀想です・・・・・・)

 

木綿季「ねぇ、さっきからなに話してるの?」

 

明日奈「えっ!?いやね!?」

 

珪子「そのぉ・・・・・・あ!そう!最近駅の近くの喫茶店で美味しいパフェがあるらしいんですよ!!!!」

 

木綿季「ほんと!?じゃあ放課後食べに行こ!」

 

明日奈「い!いいね!!行こいこ!!」

 

珪子「行きましょー!!」

 

明日奈(ナイス珪子ちゃん!)

 

珪子(この話は放課後話すつもりでしたけど、役立てて良かったです!)

 

木綿季「楽しみだな~あのバカにも会わないですむし♪」

 

明日奈(・・・・・・何だか見てられないな・・・・・・こんな木綿季・・・・・・)

 

珪子(ですね・・・・・・)

 

まだまだ喧嘩が長引きそうな2人を時間はどんどん進んでいく、そしてまた、今日も関係が治ることなく、放課後。

 

木綿季「じゃあ行こ!明日奈!珪子!」

 

凛「あ、皆!ちょっといい?」

 

明日奈「なんですか?」

 

凛「ちょっと手伝って欲しいことがあるんだけどいいかな?」

 

木綿季「あ、良いですよ~!」

 

明日奈「それじゃあ手伝おうか、2人共。」

 

珪子「はい!」

 

凛「助かるわ~!じゃあちょっと着いてきて!お礼はするからね!」

 

里香「・・・・・・行ったわよ、哲也。」

 

哲也「だぁもういつまでこんな生活しなけりゃならんのじゃぁ!!!!!!」

 

翔「ま、まぁまぁ・・・」

 

哲也「あんの野郎・・・・・・俺の気も知らねぇで・・・・・・!!!!」

 

里香「や、やばいわね、哲也にもイライラが募ってきてる・・・・・・」

 

翔「じゃあ!部活行こうぜ哲也!練習してイライラはらすぞ!」

 

哲也「・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

里香「今度は落ち込んだ・・・・・・」

 

琴音「情緒不安定気味・・・?」

 

哲也「あぅ・・・・・・木綿季ぃ・・・・・・」

 

翔「・・・・・・行くぞ、哲也。」

 

哲也「・・・・・・おう・・・・・・」

 

琴音「じゃあ里香、私も行くね。」

 

里香「うん、じゃあね。」

 

哲也「うぅ・・・・・・」

 

翔「頑張れ哲也。」

 

琴音「ファイト!」

 

里香「・・・・・・何か嫌ね・・・・・・こんな2人・・・・・・」

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

凛「ほんとにありがとね!お礼は今度するね!」

 

木綿季「はい!また!」

 

3人は凛の書類整理に手伝わされ、今丁度終わったところだった。

 

明日奈「ふぅ、疲れたね~」

 

珪子「ですね~」

 

木綿季「早く喫茶店に・・・・・・あ、教室に財布忘れちゃった、ごめん!取りに行ってくるから外で待ってて!」

 

明日奈「了解!」

 

珪子「分かりました!」

 

木綿季は急いで教室に向かい、忘れた財布を取りに行った。

 

木綿季「見っけ!中身は・・・・・・うん、問題なし!」

 

木綿季は自分の財布の中身を確認して教室の外に出ると、同じく忘れ物して取りに来ていた新井とすれちがった。

 

木綿季(・・・・・・確か・・・・・・野球部の・・・・・・)

 

新井「あ、ども。」

 

木綿季「こんにちは。」

 

木綿季は新井に挨拶して、去ろうとした。

 

新井「あ!ちょっと!!」

 

木綿季「?ボク?」

 

新井「そう!そのボク!」

 

木綿季「どうしたんですか?」

 

新井「あーえぇっと・・・・・・まぁこれは俺の独り言だからさ、俺が言ったとか言わないでね。」

 

木綿季「は、はい。」

 

新井「・・・・・・あのさ、哲也の事なんだけども、まぁたしかにあの馬鹿が悪いことには悪いんだけどさ、実は哲也が君を無視してたのは、君を思ってのことなんだよね。」

 

木綿季「へ・・・・・・?」

 

新井「実は勉強会の時に翔がお前らこのままイチャイチャしてたらもし将来プロに行った時会える機会が無い時、どうすんだって話になってさ、それで、翔と哲也が賭けたんだよ、この1ヶ月、哲也が君を無視できるかってことをね。」

 

木綿季「えっ!?」

 

新井「んで、あいつも嘆いてたんだよ、木綿季を無視すんのは心が痛いって、だから、アイツが悪い分には悪いんだけどさ、ちょっとは哲也のことも考えてあげてほしいんだ、君を無視してたのは、何より君の為を思ってだったからさ。」

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

新井「まぁ、これは俺の独り言だからね、信じるも信じないも君次第だよ、じゃあ俺は部活行くんで。」

 

そう言って新井は言うことだけを言って、走り去っていった。

 

木綿季(・・・・・・あの人の言ってること・・・・・・本当なのかな・・・・・・だとしたらボク・・・・・・とんでもなく酷いことを・・・・・・)

 

その後、新井は遅れて部活に参加することに。

 

新庄「おっす新井。」

 

新井「さぁせん!忘れもの取りに行ってました!」

 

新庄「あいよ、早くアップしちゃえ。」

 

新井「はい!」

 

哲也「よぉ・・・新井・・・・・・」

 

新井「よぉ哲也、翔。」

 

翔「よ。」

 

新井「さぁて、さっさと履き替えてランニングでも行くかな~」

 

哲也「・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

新井「・・・・・・口止めされてるけども、許せよ、哲也。」

 

翔「あん?なんて言った?」

 

新井「何でもねぇよ。」

 

翔「そうか?」

 

哲也「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

新井(・・・・・・信じてくれよ・・・・・・俺の話・・・・・・!)

 

同時刻・喫茶店の木綿季達。

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

明日奈「どうしたの木綿季?パフェ来てるよ?」

 

木綿季「ふぇ?あ!ほんとだ!いただきまーす!」

 

珪子「んー美味しいです~♪」

 

明日奈「ほんと!でもカロリー高そう・・・・・・」

 

木綿季「運動すれば大丈夫♪」

 

明日奈「木綿季は良いよね~ウエスト細くて。」

 

木綿季「でも明日奈はその分胸があるじゃん!」

 

明日奈「ちょ、ちょっと木綿季!声が大きい!」

 

木綿季「あ・・・ごめん明日奈・・・」

 

珪子「・・・・・・私なんて・・・・・・」

 

明日奈「だ!大丈夫だよ!まだまだ成長期だよ!」

 

珪子「そうでしょうか・・・・・・」

 

明日奈「そうそう!ね!木綿季!」

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

明日奈「木綿季?」

 

木綿季「?なに?」

 

明日奈「さっきからぼーっとしてるけど大丈夫?熱?」

 

木綿季「だ、大丈夫大丈夫!」

 

明日奈「なら良いけど・・・・・・」

 

木綿季(・・・・・・・・・哲也・・・・・・・・・)

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

俺達の関係は未だ治らず、関係はギクシャクしたまま、姉ちゃんもいい案が浮かばず、何も出来ない。

 

そして今日はある重要な日なのだが、最早こんな状況じゃそんなこと気にしてられない。

 

・・・・・・せっかくの゛アレ゛もパァかな・・・・・・

 

哲也「おはよ、琴音。」

 

琴音「おはよう、哲也。」

 

哲也「今日も一日めんどくせぇなぁ~学校。」

 

琴音「でも頑張らなきゃね!」

 

哲也「だね。」

 

翔「おっす2人共。」

 

哲也「よっ。」

 

琴音「おはよ、翔。」

 

翔「・・・・・・まだまだか。」

 

哲也「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

琴音「・・・・・・・・・大丈夫だよ、きっと近いうちに・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・」

 

翔「・・・・・・・・・・・・」

 

琴音「・・・・・・・・・・・・」

 

・・・・・・・・・木綿季・・・・・・・・・

 

里香「辛気臭い顔してるわね~朝から。」

 

哲也「・・・・・・里香か・・・・・・」

 

里香「・・・・・・まぁその・・・・・・ごめん・・・・・・何も言えなくて・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・いいよ・・・・・・別に・・・・・・」

 

なんかもう・・・・・・やってられない気分だな・・・・・・

 

朝のこの憂鬱な雰囲気を身にまといながら、朝のホームルームへ。

 

凛「さ!今日も気合入れて・・・・・・荒波君?どうしたのそんな死にそうな顔して・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・大丈夫っす・・・・・・」

 

凛「そう?辛かったら保健室行ってね?それじゃあ伝達をします!と言っても何も無いけど、最近、他クラスで少し喧嘩が起こってね?殴り合いの酷いことになっちゃったの、皆は喧嘩はしちゃダメだよ?大事な友達とか、知り合いを無くすことになりかねないからね!」

 

喧嘩か・・・・・・今まさにその状況だな・・・・・・大事な人を失いかねない・・・・・・今・・・・・・

 

凛「それじゃあ伝達は以上!じゃあ今日も張り切ってこー!!!!」

 

哲也「・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

いつになったら俺達は仲直りできんのかな・・・・・・このまま本当に破局すんのかな・・・・・・

 

・・・・・・木綿季の甘えた声聞きたいな・・・・・・

 

『哲也♪』

 

哲也「・・・・・・あぁ・・・・・・」

 

まだまだ喧嘩続きのカップルだが、最近は少し変わり、木綿季の方も悩んでいた。

 

それは、新井のあの言葉を聞いて以来ずっとだった。

 

木綿季「・・・・・・・・・」

 

木綿季(・・・本当に哲也がそんな気持ちでボクを無視してたなら・・・・・・ボクは・・・・・・ボクは・・・・・・)

 

木綿季(・・・・・・哲也・・・・・・)

 

『木綿季♪』

 

木綿季「・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

今日も険悪なまま一日を過ごす二人、また今日も仲が回復することはなく、放課後に。

 

哲也「んじゃ部活行くか~」

 

翔「おう。」

 

琴音「行こー行こー!」

 

木綿季「あっ・・・・・・」

 

明日奈「?どうしたの木綿季?早く先生に勉強教えてもらお!」

 

木綿季「・・・・・・うん・・・・・・」

 

~学校内・グラウンド~

 

哲也「んじゃ今日も張り切ってこー!!」

 

琴音「おー!」

 

翔「んじゃランニングからだな。」

 

哲也「んじゃ行くぞ!」

 

俺は部員の皆を引き連れランキングすることに、まぁこのランニングはアップ程度だからそんなにはやらないが、キャプテンである俺は皆をまとめなきゃいけないので、積極的に声を出し、そして憂鬱な態度は出さないようにしていた。

 

そしてそれが終わるとメニュー開始、今日は守備中心的なメニューだ。

 

哲也「んじゃノックだ!行くぞ皆!」

 

「おぉー!!!!」

 

哲也「・・・・・・・・・・・・」

 

新庄「どした哲也、そんなとこで止まって、お前も行かねぇのか?」

 

哲也「あ、すんません・・・・・・」

 

新庄「・・・・・・悩み事か?」

 

哲也「へ?」

 

新庄「まぁキャプテンは大変だと思うが、頑張れよ、何かあったら誰かに相談しろよな、毒は溜めんなよ。」

 

哲也「・・・・・・あざっす。」

 

新庄「おう、早く守備位置付け。」

 

哲也「はい!!!!」

 

・・・・・・毒か・・・・・・吐きまくってるけど、どんどん貯まるんだよね・・・・・・

 

いつになったら止まるのやら・・・・・・

 

哲也「おっしゃこーい!!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

哲也「気をつけ!礼!」

 

「ありがとうございました!!!!」

 

新庄「おう、気をつけて帰れよ。」

 

今日はもう部活終わり、今日は割とハードにやったからもう結構遅い時刻だ。

 

哲也「んじゃさっさと帰るか。」

 

翔「だな。」

 

新井「ちょっと待った哲也、お前にお客さんだ。」

 

哲也「え?」

 

新井に服を引っ張られ、止められたその先には木綿季が立っていた。

 

哲也「なっ・・・・・・!?」

 

新井「・・・・・・まぁ絶好のチャンスだろ?仲直りしろよ。」

 

翔「そういうことなら、俺達は先行くぜ。」

 

琴音「頑張ってね哲也!」

 

哲也「お!おい!?」

 

皆は俺の返事も聞かず、ゾロゾロと帰って行ってしまい、今ここには俺と木綿季しか居なくなってしまった。

 

木綿季「・・・・・・あ!あの!!」

 

哲也「・・・・・・もう学校も閉まる、場所移すぞ。」

 

木綿季「・・・・・・うん・・・・・・」

 

俺は木綿季と共に適当な近場の公園に向かい、俺はベンチに座り、木綿季は立ったままだった。

 

哲也「・・・・・・んで?何の用だ。」

 

木綿季「・・・・・・ごめんなさい!!!!!!!!」

 

木綿季はそう言って土下座してきた。

 

哲也「・・・・・・・・・・・・」

 

木綿季「・・・・・・野球部の哲也と仲良くしてる人に聞いたんだ・・・・・・ボクを無視してたのにはちゃんと将来を見据えた大事な理由があったって・・・・・・それなのにボクは哲也に大嫌いに加えて死ねなんて・・・・・・!!!!」

 

俺と仲良くしてるって・・・・・・ったく、あの野郎・・・・・・

 

木綿季「・・・・・・こんなのわがままだって分かってるけど・・・・・・でも・・・・・・どうか・・・・・・こんなボクにもう一度チャンスをください・・・・・・!!!!」

 

哲也「・・・・・・・・・やだね。」

 

木綿季「っ・・・・・・・・・そう・・・・・・・・・だよね・・・・・・・・・図々しい・・・・・・・・・よね・・・・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・俺の知ってる女は土下座なんかしねぇし、相手のことも考えねぇどうしようもねぇ甘えたがりの女だ、嫌だって言っても甘えてくるようなわがまま娘しか俺は知らねぇよ。」

 

木綿季「へ・・・・・・?」

 

哲也「・・・・・・」

 

木綿季「・・・・・・哲也!!!!」

 

木綿季は土下座を止めると、ベンチに座る俺に抱きついてきた。

 

木綿季「ごめん・・・・・・ごめん哲也・・・・・・!!!!」

 

哲也「ったく、土下座なんかお前の性に合わねぇだろうが、馬鹿な奴だな。」

 

木綿季「馬鹿は哲也だよ!!!!少しくらい事実説明してくれてもいいのに!!!!」

 

哲也「んなことしたら意味ねぇだろうが、馬鹿。」

 

木綿季「あ・・・・・・」

 

哲也「ったく・・・・・・相変わらずだな、木綿季。」

 

俺はそう言って木綿季の頬に触れると、木綿季は満面の笑みを浮かべた。

 

木綿季「えへへ・・・♪」

 

哲也「あーあ、結局、翔との賭けに負けちまったよ、まぁ仲直りできたし良いかな。」

 

木綿季「なんかごめん・・・ほんとに・・・・・・」

 

哲也「まぁいいさ、今日仲直りできたのが良かったかな。」

 

木綿季「へ?」

 

哲也「ほらよ。」

 

俺はバッグから綺麗な包み紙に包まれた物を木綿季に渡した。

 

木綿季「な、なにこれ?」

 

哲也「今日何日か、分かるか?」

 

木綿季「今日は・・・・・・あ!!!!!」

 

哲也「そう、゛お前の誕生日゛だろ?」

 

そう、今日は5月23日 木綿季の誕生日だ。

 

今朝これもパァになるかと思ったが、なんとか渡せてよかった。

 

木綿季「哲也・・・・・・覚えててくれたんだね・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・あん時先生と俺が話してたのお前聞いてたんだろ?」

 

木綿季「あの新庄先生との?」

 

哲也「あん時休んだ理由で、姉貴の誕生日だから今日は早く帰れと親に言われてるっていって休んだんだが、本当はそれを買いに行ってたんだよ。」

 

木綿季「えっ!?そうなの!?」

 

哲也「そっ、どっかの休みで行きたかったんだが、早めに行って探しておきたかったから休んで探しに行ってさ、まぁ良いのが見つかって良かったよ。」

 

木綿季「あ、開けてみていい?」

 

哲也「おう、良いぞ。」

 

俺がそう言うと木綿季は包み紙を綺麗に取って、中身を取り出した。

 

木綿季「わぁ~!!可愛いチョーカー!!!!」

 

哲也「お前になら似合うと思ってさ、少し奮発したんだ、大事にしてくれよな。」

 

木綿季「うん!!ありがとう!!」

 

哲也「あー、あと・・・・・・これは誕生日プレゼントと言えるかは分からんが・・・・・・」

 

木綿季「ふぇ?」

 

俺はチョーカーを見つめ喜ぶ木綿季の頬に触れ、目を見つめ合わせた。

 

哲也「木綿季・・・・・・」

 

木綿季「哲也・・・・・・」

 

俺は木綿季が目を閉じたのを確認し、そっと木綿季にキスした。

 

これは俺の木綿季へのもう1つの誕生日プレゼント、ファーストキスだ。

 

俺と木綿季はフレンチにキスを交わし、一旦離れると、木綿季の顔は夜でも分かるくらい真っ赤っかになっていた。

 

木綿季「あぅ・・・・・・嬉しいけど恥ずかしい・・・・・・/////」

 

哲也「これがお前への2つの誕生日プレゼントだよ、木綿季。」

 

木綿季「・・・・・・ありがとね・・・・・・でもキスまでが遅すぎだよ馬鹿・・・・・・/////」

 

木綿季はそう言って俺に抱きついてきた、照れ隠しなのか顔を思い切り埋めている。

 

哲也「悪かったな木綿季、なかなかしようにも出来なくてさ。」

 

木綿季「・・・・・・大好き・・・・・・/////」

 

哲也「照れちゃって可愛いなお前は♪」

 

木綿季「うるしゃい・・・・・・/////」

 

哲也「木綿季、これからもよろしくね♪」

 

木綿季「・・・・・・うん・・・・・・!」

 

俺達は無事に仲直りが完了、そして木綿季の誕生日も祝うことが出来、一件落着だ。

 

そして、それからまた 数日が経ち明日で6月になろうとしようといた時だった。

 

凛「それじゃあ皆!今日もお疲れ!明日から6月で雨も降りやすくなるから体調管理には充分に気をつけてね!!じゃあ号令の挨拶して!」

 

「気をつけー礼ー」

 

「さようならー」

 

凛「またね!皆!」

 

木綿季「哲也ー!!」

 

木綿季はあれから以前のよう・・・・・・いや、以前よりも甘える頻度が高くなり、こうして学校の終わり、更には終わり、出会い頭には必ず俺に飛びついてくる、まぁ嬉しいけど・・・・・・疲れる。

 

哲也「よしよし。」

 

木綿季「ん~♪」

 

明日奈「良かったね~仲直りできて♪」

 

琴音「一件落着だね♪」

 

哲也「まぁ新井に感謝だな、あいつが木綿季に言ってなかったらまだ喧嘩してたかもしれないし。」

 

俺らがそんな感じで話してると、それぞれの部活動のエース格が木綿季を取り囲んだ。

 

哲也「?」

 

「木綿季さん!助っ人は一時おやすみって本当なの!?」

 

「ていうかそのまま助っ人引退って有り得るの!?」

 

「教えてよ!貴方の力は必要なのよ!!」

 

木綿季「あ、あはは・・・・・・ごめん!!おやすみって形だけど、復帰の見込みは分からないんだ!だからまた復活するその時までに、ボクももっと動けるようになっておくからさ!頑張ろうね!!」

 

「・・・・・・木綿季さんがそう言うなら・・・・・・」

 

「仕方ないか・・・・・・」

 

「じゃあ!また貴方とプレイ出来るのを楽しみにしてるわね!」

 

木綿季「うん!またね皆!」

 

哲也「お前助っ人止めちゃうの?」

 

木綿季「うん!ちょっとやりたいことが出来たんだ♪」

 

哲也「そっか、まぁがんばれよ。」

 

木綿季「うん!じゃあ哲也!またね!!」

 

哲也「おう、また。」

 

俺は手を振りながら去る木綿季を最後まで見守ってあげた。

 

哲也「さて、俺らも部活行こうぜ!」

 

翔「だな。」

 

琴音「だね!」

 

明日奈「またね~♪」

 

俺達も明日奈に見送られ、部活に向かった。

 

~学校内・グラウンド~

 

哲也「さぁ!早速ランニング・・・」

 

新庄「ちょっと待てい。」

 

哲也「?なんですか?」

 

新庄「あー明日で6月になろうとしている中だが、また、このむさ苦しい中に一輪の花が来てくれたぞ。」

 

新井「ってことは!?」

 

東山「マネージャー!?」

 

新庄「そっ。」

 

哲也「へーまたマネージャーが入るんか、良かったな琴音。」

 

琴音「だね!仲良く出来ると良いな♪」

 

新庄「とりあえず紹介だ、来てもらって良いぞ。」

 

「は、はい!!」

 

・・・・・・・・・あれ?今の声聞き覚えが・・・・・・

 

なんか引っかかるその声が頭で響いてると、足音が聞こえてきた。

 

なんと、その正体は木綿季だった。

 

哲也・翔「なにぃ!?」

 

木綿季「は、初めまして!マネージャーとして入部する紺野木綿季です!よろしくお願いします!!」

 

新井「えぇ!?」

 

東山「うそん!?」

 

琴音「木綿季!?」

 

哲也「ま!?待てよ!!なんでお前が!?」

 

木綿季「何でって、これがボクのやりたいことなんだもん♪」

 

新庄「まぁ、そんな訳で哲也にとっては百人力とも言えるマネージャーが入ってきてくれた訳だ、お前ら、くれぐれも手出しはしないようにな。」

 

木綿季「えへへ♪よろしくね哲也♪」

 

哲也「ま、まさかお前が来るとは・・・・・・」

 

翔「驚いた・・・・・・」

 

新庄「さて、竹宮 お前ら同じクラスで仲良いだろ?紺野に何をするかを教えてやってくれ。」

 

琴音「はい!じゃあ木綿季、色々と教えてあげるね!」

 

木綿季「うん!よろしくね!」

 

哲也「・・・・・・・・・」

 

金田「なにニヤニヤしてんだよ~!」

 

新井「この色男め!」

 

東山「ひゅーひゅー!」

 

哲也「てめぇら黙らねぇと殺すぞ!!おら走るぞ!!!!」

 

ま、本気で木綿季が来るなんて全く想像してなかったが、来てくれて嬉しい分には嬉しいな。

 

だって彼女だよ?彼女がマネージャーって、嬉しいに決まってる。

 

哲也「オラァお前らまだまだ走るぞー!!!!」

 

翔「おい・・・てめぇ・・・」

 

新井「と・・・飛ばしすぎ・・・」

 

東山「アップじゃねぇよこれ・・・・・・」

 

哲也「さぁ行くぞー♪」

 

鳥坂「て、哲也が跳ねてる・・・」

 

福井「よっぽど嬉しいんだな。」

 

哲也「はっはっは♪」

 

新庄「あからさまだなあいつ・・・」

 

そんな感じで、今日は木綿季の加入と言うサプライズもあったが、他には特に何もなく、今日も一日部活が終わった。

 

哲也「にしてもお前が部活に入るとは・・・・・・本気で驚いたぞ。」

 

木綿季「新井君・・・・・・だよね?あの人から聞いたんだけど、将来の為の無視って言うのは聞いてたんだけども、なんかもういっそずーっと哲也と一緒にいられたらいいな~って思ってさ!」

 

哲也「なるほどね・・・」

 

翔「新井達のやる気も上がってたし琴音の負担は減るしでなかなか木綿季の加入はでかいな。」

 

木綿季「えへへ♪」

 

哲也「まぁとにかくこれから部活でも宜しくな木綿季。」

 

木綿季「うん!」

 

まさか木綿季が部活に入るとはねぇ・・・・・・まぁ、俺からしたら超嬉しいことだし、これからもっと張り切れるってことだしな!

 

よぉし!明日からも頑張るぞぉ!!!!

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

~午後8時・哲也家~

 

哲也「~♪」

 

今俺は晩飯の用意をしている、今日は安く手に入った鰤があるため、鰤の照り焼きにでもしようと思っている。

 

既に完成間近、美味しそうな匂いが漂っている。

 

哲也「よっしゃ!完成!」

 

俺は完成した照り焼きを更に乗せ、ご飯も盛り付け、サラダも用意して準備完了。

 

哲也「さて!いっただっきまー・・・」

 

ピンポーン

 

哲也「・・・・・・ったく、誰だよこんな時間に・・・・・・どちら様で?」

 

俺はインターフォンのモニターを見るが、そこには誰もいない。

 

だが、『宅配便でーす』の声が聞こえてきた。

 

哲也「宅配便かよ、はーい。」

 

俺は判子を持ちながら、玄関に出たが、そこには誰もいなく、大きいダンボールが置いてあるだけだった。

 

哲也「・・・なんじゃこれ・・・」

 

俺は少し恐怖しながら宛先などを見てみた、送り先には俺の名が、送り主には『哲也のお嫁さん♡』と。

 

哲也「・・・・・・・・・・・・」

 

大体予想がついた俺は半ば呆れながら判子を押すと、ダンボール箱は勢いよく飛び上がった。

 

哲也「うおっ!?」

 

「とぉー!」

 

なんと、と言うか、中から飛び出たのは木綿季だった。

 

哲也「なにしてんの・・・?」

 

木綿季「えへへ~おじゃましまーす♪」

 

哲也「んなっ!?」

 

木綿季は勝手に家に上がり込んできた。

 

哲也「おい!いきなりなんだよ!?」

 

木綿季「えへへ~♪ボク!紺野木綿季は本日よりこの家に花嫁修業並びに、居候させて頂くことになりました!!」

 

哲也「は!?」

 

花嫁修業?居候?訳分からん。

 

哲也「てか来たの宅配便だろ!?」

 

木綿季「あ、それは録音した音声流したの。」

 

哲也「ふむ、なるほどね・・・じゃねぇよ!花嫁修業の理由は!?居候も!」

 

木綿季「花嫁修業は、将来の為!居候はそのついで!」

 

哲也「・・・・・・つまり俺と暮らすのが目的と?」

 

木綿季「yes!」

 

哲也「あのなぁ・・・大体荷物とか金はどうすんだよ。」

 

木綿季「大丈夫♪荷物なら届くから♪」

 

哲也「へ?」

 

その直後、またもや家のインターフォンが鳴った。

 

木綿季「あ、はーい!」

 

哲也「・・・・・・?」

 

俺は疑問に思いながらも玄関へ向かう木綿季に付いていくと、そこには本物の宅配便の人が大きめのバッグ2つを持ってきていた。

 

木綿季「ご苦労さまです!」

 

「荒波様ですね?サインをここに。」

 

木綿季「はーい♪」

 

「では!」

 

宅配便の人はサインを貰うと去っていった。

 

木綿季「はい!荷物!」

 

哲也「何勝手に送ってんだよ!」

 

木綿季「ええっとね~」

 

哲也「聞けよ!!」

 

木綿季「あ!あった!哲也!これ!」

 

そう言って木綿季は通帳と一通の手紙を出てきた、俺はそれを受け取った。

 

哲也「なにこれ?」

 

木綿季「おじいちゃんから!」

 

哲也「源次郎さんから?」

 

俺は先に手紙を読むことにした、そこには超達筆な筆字でメッセージが書かれてた。

 

源次郎『哲也君へ、この度は我が孫のわがままを許してやってほしい、何でも将来の為に哲也君と暮らすんだと木綿季が言い張り、ワシらも木綿季の気迫には勝てず、OKしてしまい、今頃木綿季は哲也君の家にいると思う、じゃが、これも将来の為だと思い許してやってほしい、詫びと言ってはなんだが、手紙と共に通帳を送っておく、ワシの現役時代、コーチ時代の蓄えじゃ、余裕があるので毎月送らさてもらうが、初回は多めに送らせてもらう、では哲也君!木綿季のことよろしく頼むぞ!!紺野源次郎より。』

 

哲也「なるほどね・・・はて、通帳の中身は・・・」

 

俺は通帳に目を通した、そこには500万の文字が。

 

哲也「ぶっ!?」

 

木綿季「どう?金銭問題は?」

 

哲也「・・・・・・まいった、歓迎するよ、木綿季。」

 

木綿季「ほんと!?わーい!」

 

そう言って木綿季は抱きついてきた。

 

哲也「ったく、勝手に行動しやがって。」

 

木綿季「哲也だって勝手に無視宣言したじゃん!」

 

哲也「そうだけどよ・・・」

 

木綿季「よぉし!それじゃあまず早速晩御飯の用意を!」

 

哲也「へ?」

 

木綿季「どうせカップ麺とか食べてるんでしょ?ボクが栄養のいい物作ってあげる!」

 

哲也「いや、もう晩飯の用意出来てんだけど?」

 

木綿季「ふぇ?」

 

~リビング~

 

哲也「モグモグ・・・・・・」

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・どうした?そんな美味しそうな目で見て。」

 

木綿季「・・・・・・・・・美味しそうなんだもん・・・・・・」

 

哲也「ったく、ほら、あーん。」

 

木綿季「あーん♪もぐもぐ・・・・・・」

 

哲也「どう?」

 

木綿季「ふわぁ~!凄い美味しい~!!」

 

哲也「そりゃ良かった。」

 

木綿季「これどこのお惣菜!?」

 

哲也「え?これ手作りだけど?」

 

木綿季「にゃにぃ!?」

 

哲也「あれ?俺お前に飯作れるって言ってないっけ?」

 

木綿季「聞いてないよ!?まさか哲也にこんな女子力が・・・・・・これじゃボクの麺木丸潰れだよ・・・」

 

哲也「まぁまぁ、俺はお前の料理が一番好きだぜ?」

 

木綿季「なら哲也より美味しい料理作るもん!!」

 

哲也「期待してるよ、木綿季。」

 

木綿季「おまかせあれ!!」

 

こうして、俺と木綿季はまさかまさかの同居をすることになった。

 

まぁ、一緒にいれるに越したことはねぇ、木綿季!これからまた宜しくな!色んな面で!




無事に仲直りも完了、更にはファーストキス、木綿季の入部、同居と至れり尽くせりの今回。

これから更にイチャイチャの頻度が増える!?

次回は同居した2人の初めての休日!お楽しみに!
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