ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~ 作:畜生ペンギン
11周年というと大体ドラゴンボールのドッカンバトルと同じくらいの年月になりますね、まぁ約5年ほど停滞はありましたが・・・
さて、今回はそんな11周年目の節目に主人公であるテツヤをおもてなしするようですが・・・・・・
ここから先は本編をお読みいただければと思います!
よっ、画面の前の皆は元気か?
え?俺?いや、何言ってんだよ。俺だって、声で・・・って文面じゃ分からねぇか。
「俺の名前は黒崎・・・うそうそ、荒波哲也。この作品の主人公だ。」
「死神と呼ばれた剣士も失踪期間5年はあったが今年から堂々復活!んで今日はこの作品が初めて投稿された日で皆に呼び出されたからおふらいん会場に来たんだがよ・・・・・・だーれもいねぇんだよ・・・・・・」
そう、俺ことテツヤは今おふらいん会場にいるがマジで誰もいないし照明すら点っていない、もしかして会場間違えた?
そう思っていたのだが、急に部屋に光が灯すと、登壇上にはユウキ達の姿があった。
「ごめんごめんテツヤ!遅れちゃった!」
「何してんだ・・・・・・ん?」
だが、その姿は普段とは違っていた。
ユウキに加えショウやキリト、アスナ達が見た覚えはあるが長らく見てない姿をしていた。
「えと・・・・・・アスナイメチェン?」
「違うよ。ほら、これ見てなにか思い浮かばない?」
アスナはそういうとその場でくるりと回転した、アスナの防具の全体像を見たところで、漸く思い出した。
「あぁ、"血盟騎士団"の時の・・・ってことは、なんだ皆SAOの時の装備か!?」
「正解だ、シノンやリナも違うだろ?」
ショウの一言で2人を見てみると、シノンはケットシーの特徴的な耳や尻尾がなく、現実のような黒髪だった。
姉ちゃんの防具も近いがどことなく違う、違和感はあるが似合ってはいた。
「似合う?テツヤ。」
「たまにはお姉ちゃんに甘えてもいいのよ♪」
「あ、あぁ・・・んなことよりなんだってそんなコスプレみたいな真似・・・アスナも地毛色だし・・・」
「それじゃあ俺から発表するなテツヤ。」
キリトがそういうと俺の傍まで近づいてきた。
ご丁寧に背中にはダークリパルサーとエリュシデータまで背負った黒の剣士仕様だ。
「何をだよ?」
「ごほんっ!この度!死神と呼ばれた剣士の"外伝作品"の投稿を開始することをここに宣言します!」
キリトのその一言で周りの皆が一斉に拍手し始めた。
「ふーん、外伝ねぇ・・・・・・外伝!?ど、どういうことだよ!?」
「覚えてないのかテツヤ、作者がPart24投稿した時の前書きで言ってたじゃないか。」
「今更!?2016年の頃だから約10年だぞ!?」
「まぁ良いじゃないか。ぶっちゃけ作者も忘れてたことだし。」
「つうか俺にはなんの知らせもいってねぇぞ!?」
「仕方ないだろ?お前は主役なんだからさ。」
「だ、台本は!?」
「後で渡してやるから、お前は今日を楽しめよ。」
「ど、どういうことだよ?」
「今日は仕方ないから特別に他の子とイチャイチャすることも許す!その分英気を蓄えてね♪」
「ゆ、ユウキ!?なんで俺に教えてくれなかったの!?」
「だって作者から止められてたんだもん。」
「殺されてぇかこのクソ作者!!!!」
「まぁまぁ。とりあえずテツヤ君、SAO、そして血盟騎士団といえば?」
「そ、そりゃ当時最強のギルドでアスナはそこの鬼の副団長・・・」
その一言の後、アスナのレイピアが俺の首筋に突きつけられた。
この早さ、閃光の異名はやはり伊達じゃない。
「テツヤ君?私に今殺されるかユウキに浮気の現場見られて死ぬかどっちがお望み?」
「じょ、冗談です!!!もう死にたくないです!!!」
「よろしい♪さて、改めてだけど何を連想する?」
「んー、コドフリーとかグラディールだっけか?」
「なんでそんなモブの名前思い出すのよ!もっと重要な人物がいるでしょ!?」
「ご、ごめんて。アスナがそう言うってことはヒースクリフの野郎か?」
俺の一言後、背後に誰かが現れた気配がした。
恐る恐る後ろを振り向くとそこには、あの頃の様相そのままのヒースクリフ団長がいた。
「久しぶりだね、テツヤ君。」
「なぁぁぁぁぁぁ!?し、死人のあんたがなんでここに!?」
「なに、久方ぶりにSAOの撮影をすると聞いてね、少しばかり団長権限を使って復活したんだ。」
「死人がそれで生き返るか!?」
「君こそ死んだ後生き返ったではないか。」
「うぐっ・・・そ、それは主人公特権だ!あんたは俺に殺された!そうだろ茅場!?」
「ああ、その通りだねテツヤ君。」
茅場の名前を呼ぶと、装備はそのままに顔だけが茅場になっていた。
「気持ちわる!?なに!?死人ってそんなこともできるの!?」
「そうさ」
「やろうと思えば」
「こんなことも」
「「出来るよ?」」
ヒースクリフに変わったり茅場に変わったり、かと思えば2人が合体したまま喋ったりしてもうしっちゃかめっちゃかだった。
「合体戦士かあんたは!?」
「僕に歯向かうと破壊するよ。」
「中の人ネタ使うんじゃねぇ!大体中の人だったら俺の方が強えんだぞ!?」
「まぁそんなどうでもいいことはさておきだ。」
「さておくな!!俺はお前がユウキ殺した事忘れてねぇからな!?」
「さて、今日は血盟騎士団の予算を使ったささやかなパーティだ、存分に楽しんでくれたまえ、特にアスナ君に一時的とはいえ団員だったテツヤ君キリト君よ、今日は無礼講だ。」
「無視!?」
とまぁ、何故か現れたヒースクリフにめちゃくちゃやられたが、俺達は立食パーティを開くことになった。
「ほらテツヤ、あーん。」
シノンが俺に料理を食べさせようとしてくる。普段なら断るがユウキが許すと言った手前それを普通に受け入れた。
「今のうちにいっぱい食べてね♪」
「ちょっとテツヤ、私ともイチャイチャしなさいよ。」
今度は姉ちゃんが俺に引っ付いてきた。躊躇いながらも腰に手を回すと嬉しそうに笑っていた。
「その、テツヤ。僕は好き好んでやる訳じゃない、ただこの場にいない"フィリア"の代理として仕方なく君に抱きつかせてもらうからな。」
「もう好きにしてくれ・・・」
レイも俺の左腕に抱きついてきた。でも、そう思うとどこか違和感を感じざるを得ない。
「あ、あれ、そう言われてみればフィリアは?」
「フィリアは今日は不参加よ、だからその分私にも甘えさせて、テツヤ。」
シノンはそう言うと俺に抱きついてきた。皆が甘えてくるのは可愛らしいんだが、フィリアがいないのはなんだか寂しさを感じる。
「フィリアも来ればいいのに・・・作者の2番目のお気に入りキャラって明言されてんだから・・・」
「ねぇねぇテツヤ!ボクもイチャイチャしたい!」
「本来ユウキが本妻だろ?」
「わーい!今のうちにいっぱい甘えちゃお♪」
ユウキも俺に抱きつき、ほっぺをすりすりしてきた。撫でたいがその手はレイと姉ちゃんに止められて動かすことができなかった。
「かぁ羨ましいなぁこの野郎!かわいこちゃん皆がお前の虜だ!」
「あ、あぁ・・・お、お前にも分けてやろうかクラ・・・」
その一言後、皆が俺に抱きつく力を急激に強めてきた。
「いだだだだだ!?」
「テツヤの傍がいいのボクは!クラインの傍はお断り!」
「私だってそうよ、姉として弟に甘えてるだけなんだから♪」
「私もよテツヤ、クラインは御免こうむるわ。」
「僕だって本来嫌なんだぞ・・・なんで僕が代理とは言えテツヤに・・・!」
「・・・・・・だそうだ・・・・・・」
「ぢぐじょう・・・ぢぐじょぉぉぉ・・・・・・!!!!」
「あーその、テツヤ、ちょっと良いかしら。」
そう言って近づいてきたのはリズとシリカ。
一体何かあるのだろうか。
「ど、どした?何かあるか?」
「まぁそのさ、あたしはあんたの親友として過ごしてるわけだからさ、そこのところ勘違いしないでよ?」
「私も、テツヤさんはお兄ちゃんみたいなものです!ね、ピナ♪」
「きゅる~♪」
「は、はぁ・・・」
一体なんのことだ?
わけがわからないが肩を叩かれた為振り向くとそこにはエギルがいた。
「テツヤ、頑張れよ。」
「え?な、何を?」
「色々、大変だろうからな。行くぞクライン。お前の愚痴は俺が呑んでやる。」
クラインはエギルに連れられ別の場所へ向かっていった。
「もう1人いたらただの拉致現場だな・・・・・・」
「ねぇテツヤ君!たまには私とも2人で話そうよ!」
「あ、アスナと?そういや確かに2人で話す機会あんま無かったもんな。せっかくの機会だからそうしようか。」
その一言に皆は難色を示していたが、後でまた甘えていいと告げるとすぐ離れてくれた。
「お疲れ様テツヤ君、はい。」
そう言ってアスナが差し出してきたのはグラス、それを受け取るとアスナと乾杯をした。
「どうしたんだアスナ、急に2人で話したいなんて。」
「いや、台本見てたら君と2人で話すこと無かったなと思ってさ。いつも君にはユウキがいて、私にはキリト君がいたでしょ?」
「それもそうだな。さっきは悪かったな、鬼の副団長なんていって。」
「気にしないで。でも本当に私は君には感謝してるんだよ?」
「感謝?」
「うん、キリト君やユウキと現実でも出会わせてくれて、こんなに楽しい皆と一緒にいられるんだもん。改めて感謝したいなと思って。」
「気にすんなよ、こちらこそあの時はありがとな、ユウキのところに行く為とはいえ、私用に血盟騎士団副団長命令だしてくれて。」
「良いの良いの♪私だってテツヤ君とユウキが別れるところ見るのなんて嫌だもん!その後結婚してたのは驚いちゃったけどね。」
「んなの言ったら2人こそ。でも、改めて2人を助け出せて良かったよ。」
「ありがとうテツヤ君♪シノのんみたいに抱きついたりは出来ないけど、感謝の気持ちは本物だよ?」
「そりゃ何よりだよ。」
「何の話かね、テツヤ君。」
2人で楽しく過去を振り返ってたところに、ヌルッと現れたのはヒースクリフだった。
「まぁ、あんたに助けられたのもまた事実だからな。感謝してるよ、茅場。」
「君程の戦士を見殺しにする訳にはいかないからね。それより、幾ら無礼講といえど君の彼女は凄いメンタルだね。」
「ユウキが?」
「『ボクの事殺したおじさんだ!』と言われたよ。」
「違いねぇ、なぁアスナ?」
「わ、私は副団長としては何も言えません!」
「キリトが大好きなアスナとしては?」
「ふんぞり返ってないでもっと現場の指揮してください!!!!」
「こ、これは耳が痛いね。まぁそれも外伝作では変わってることを祈るよ。」
「てなるとあんたも台本貰ってねぇのか?」
「いや?既に読破済みだ。君がどんな活躍をするのかもね。」
「どうせ主役だろ~?また天鎖斬月引っさげて可愛い女の子救い出す在り来りな展開。ったくユウキの浮気判定対象が増えるだけだってのに。」
「それは見て見ないと分からないよテツヤ君?もしかしたらまたユウキが危険な目に合う話かもしれないし!」
「そんなら話が変わる!ユウキは死んでも守る!」
「ではまた私が強大な敵として立ちはだかろう、テツヤ君よ。」
「良いのかよ、ラストバトル時点で既に翔龍双牙は完成してたんだぜ。天下の団長も餌にしてやらぁ。」
「その時を楽しみにしてるよ、テツヤ君。」
「せいぜい首洗って待ってろ。今度も俺があんたを殺す。」
どんな台本になるかは知らないが、俺は必ずこの男との殺し合いを演じるんだろうな、きっと。
その後、ショウと2人で本格的に食事にすることにした。
「にしてもうめぇなこの肉。」
「ラグーラビットの肉らしい、Sランク食材だな。」
「マジで!?あれ市販されてるの!?」
「知らん、けどお陰で俺も漸くこの味にありつけるんだ 感謝しねぇとだな。」
「にしてもあの頃に比べメンツ増えたよなぁ。姉ちゃんにリーファ、シノンにレイ、今日はいないけどフィリアって、配役考えんのも大変なんだろうなぁ。」
「配球考えるのと一緒だろうさ。」
「そういやアスカはどうしたんだ?」
「あの人も今日は不在だ。」
「そっか、会えるのが特別編くらいだからちょっと寂しいな。」
「んなことより、またあの世界に入るのか、俺達。」
「あぁ、でも俺がいるからにゃ誰も死なせねぇよ。どうせ出る新ヒロインもな。」
「頼りにしてるぜ、親友。」
「な、なんだお前・・・急に自分から言い出すとは熱でも出したか?」
「ユウキと俺を天秤にかけられねぇ男が何言ってやがる。」
「う、うるせぇ!お前が死んだらその、張り合いねぇんだよ!大体俺の球受けるのはお前だけだ、永遠に俺の女房だからな、ショウ。」
「てめぇこそ気持ち悪い宣言してんじゃねぇ、このクソヒーロー。」
2人で仲良く談話してると、何故かそこにユウキやシノン達がしかめっ面でこちらに来ていた。
「な、なんだ?どした?」
「今ショウに永遠に俺の女房って言ったよね!」
「あ、あぁ・・・」
「テツヤの奥さんはボク!!!!ショウにはあげない!!!!」
「だから!キャッチャーとしての女房!!!俺だってこんな男と死ぬまで同居とか嫌だわ!!!!」
「んだとテメェ!?こっちだっててめぇとだなんてごめんだ!!!!」
「でも、浮気と戦わないで済むのはショウだね。」
「あら、レイは戦線離脱ね?」
「なら私とシノンちゃんで♪」
そう言って腕に抱きついた姉ちゃんとシノン。
レイはそれを見ると苦虫を噛み潰したような表情をしながら俺に抱きついてきた。
「それとこれとは別だよ!!!!!と、フィリアなら言うんだろうな・・・何故僕がこんなことを・・・!」
「なぁショウ・・・もしかして外伝でもこんななの・・・?だからユウキは慣れさせてるって・・・?」
「さぁ?」
「でもそろそろ撮影開始だからテツヤに見せないとだよね台本、はい。」
そう言ってユウキは台本を手渡してきた。
「やっと見れる・・・ま、どうせ主役俺の新ヒロインに誰か抜擢だろ?アリシゼーションのアリスって子か?あの作者アリシゼーション編見てねぇくせにキャラ掴めてんのかよ・・・」
呆れながらページを捲るとさっそく第1話だ。
さーてどんな感じで・・・・・・
《死神 戦死》
「ふーん死神一話で戦死するんかぁ、そりゃお気のど・・・・・・く・・・・・・?」
待て待て、死神?SAOで死神と言えば?
「・・・・・・ね、ねぇ皆さん?」
「どうしたのよテツヤ?」
「え、SAOの死神ってさ・・・・・・誰だっけ・・・・・・?」
「は?お前"自分"の2つ名も忘れたのか?」
「し・・・し、しにょん?俺達のタッグって?」
「"死神"と女神じゃない、忘れたの?」
「・・・・・・ねぇ・・・・・・ここさ・・・・・・《死神 戦死》って見えるんだけど・・・・・・」
「そうだね、それがどうかしたかい?」
「・・・・・・SAOの死神って・・・・・・俺・・・・・・?」
恐る恐る自分を指さすと、皆が揃って首を縦に振った。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?!?」
え、待て待て、俺外伝作死んでるの?出番無し!?
「う、嘘だろ!?」
そう思い主人公の欄を見てみると、そこには見たことの無い名前があり、なんとメインヒロインにはフィリアが抜擢されていた。
「フィリア!?え!?じゃ、じゃあ今日ここにいないのって・・・・・・!?」
「まぁさテツヤ、死神と呼ばれた剣士と同時並行で進めるらしいからさ、気を落とさないでよ♪その分皆とイチャイチャさせてあげたんだから♪」
「お、俺・・・・・・今からでも死神から別の異名に・・・・・・」
「諦めろ。お前の外伝作の出番は"死の瞬間"だ。」
ショウのその一言で、俺は完全に意気消沈。その場で崩れた。
俺が何故、死んでいるのか。
そして新主人公は誰か。
それは、明日から投稿開始される
《ソードアート・オンライン~死神の背を追う蒼炎~》
を見てくれよな、皆。
と、言うわけで11周年記念作品はいかがでしたでしょうか。
作品内でキリトが発表してくれた通り、明日10/23から『死神と呼ばれた剣士』の外伝作品である『死神の背を追う蒼炎』の投稿を開始致します!
長らくキャリバー編最終話を投稿できていなかったのは、この外伝作品を書き進めていたためです。
実は既に全175話+α、完結まで執筆済みとなっています。
外伝作の投稿を開始しておいて停滞させるのを防ぎたかった為、完結まで書ききったのですがその兼ね合いでキャリバー編の最終話やおふらいんを書き進められなかった次第です。
長らくお待たせしてしまったことを、この場を借りてお詫びします。
ユウキが語ってくれたように基本は同時並行で進めるのですが、これまで通り死神側は逐一書いてからの投稿なので私のリアル事情の兼ね合いで死神側は停滞する可能性はあるので、こちらについてもご了承いただければ幸いです。
さて、外伝作については今度はユウキではなくフィリアがメインヒロイン。
舞台もゲームの《ホロウ・フラグメント》となるため、フィリアが好きな方にはたまらない作品になっていると思います。
外伝作品ということもあり、本編とは一部人間関係や立ち位置が異なる部分もあります。
その辺りも含めてお楽しみいただければと思います。
ただし、作中で明かされた通り、テツヤはこの外伝作品では故人です。
それでも『蒼炎』の中でテツヤの存在が消えるわけではありません。
明日から登場する新主人公共々、どうぞご贔屓によろしくお願い致します!