ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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大変長らくお待たせしました!!!一ヶ月ぶりの投稿です!!!!

ほんとにすみませんでした!!!!この話は何分文字数が多くなかなか書いては止め書いては止めが続いてしまいました・・・・・・

一ヶ月分の面白さを皆様にお届けできたら幸いです!

それと この話は文字数が約25000とかなり長いです!(ここ最近は1万行くか行かないかが多かったです)

なので読み祭には時間にもご注意をください!

ではどうぞ!!!


part43 sideB 伝説の幕開け~覚醒の時~

レジェンダリーウェポン

 

それはALO世界において たった1つしかないとされる 名の通り伝説の武器だ

 

その威力はエンシェントウェポンを遥かに凌駕する

 

片手剣は勿論 両手剣 槍 斧 レイピア 短剣等 各武器に必ず1つは登録されている

 

ALO内で有名なレジェンダリーウェポンと言えば ユージーン将軍の使う魔剣グラム そして、聖剣エクスキャリバーだ

 

聖剣エクスキャリバー 刀身が金色に染まり武器としての性能もトップクラスだ その存在は一般のプレイヤーにも幅広く知られており 片手剣を使うプレイヤーにとっての憧れの1本である

 

魔剣グラムはもう既にユージーン将軍の手にわたっているが その特殊能力の桁違いさに 両手剣プレイヤーの憧れだ

 

他にも 数々のプレイヤーがそれぞれの武器の名を知っていて 日々、プレイヤーは世界樹攻略、そしてレジェンダリーウェポンを手に入れる事を夢見てALOの旅に出ている

 

しかし そんなレジェンダリーウェポンの中にも legend of legend

つまり《伝説の中の伝説》と呼ばれる剣があった

 

その剣は 一般のプレイヤーは誰1人と知らず 知っているのは各領主の長のみだ

 

その剣は こう語られている

 

『アルヴヘイムの世界において その剣を持つ事は 妖精としての一生を終わらせることになる その代わりに その者は無限の力と英知を手にし 妖精会に君臨するだろう』と

 

ALOの各領主は 個人個人でその武器を探した しかし 詮索もすぐに諦めざるをえなくなる

 

理由はただ1つ 武器の情報が余りにも少なすぎたのだ

 

だから、在り処も分からない剣を探すのも馬鹿馬鹿しいと 次々とその剣を探すものはいなくなっていった

 

かくして その剣は伝説の中の伝説となっていた

 

その剣の名は・・・・・・

 

~~~~~~~~~~~~~

 

テツヤ「はぁ!!!」

 

ユージーン「ちっ!さっきの奴よりはやるようだな!」

 

俺とユージーン将軍は一進一退・・・・・・いや、俺からしたら一進二退かもしれない

 

確かに攻撃は通る それでもやはり魔剣グラムのすり抜け能力やユージーン将軍の戦闘能力によって一撃与えようと二激食らってしまうからプラマイで言ったらマイナスだ

 

それくらいユージーン将軍と魔剣グラムは強い キリトが負けたのも納得出来る

 

テツヤ「まだまだぁ!!」

 

リナ「す、凄い・・・あのユージーン将軍と渡り合えてる・・・いや、それ以上かも・・・」

 

キリト「いや、それ以上はない それにもしかしたらテツヤはユージーン将軍に押されてるかもしれない」

 

リナ「へ?あんなに戦えてるのに?」

 

キリト「あんなの前のテツヤなら多分赤子を捻る程度だった筈だ・・・やはりあの武器では無理が・・・」

 

リナ「と!とにかく頑張れ!!テツヤ!!」

 

テツヤ「ちっ・・・なかなかタフじゃねぇか・・・」

 

ユージーン「それはこちらの台詞だ まさかここまで耐え 更にはこの俺にここまでダメージを与えるとはな 賞賛に値するぞ」

 

テツヤ「ぬかせ ダメージどうこう言ってもほとんど減ってねぇじゃねぇか」

 

ユージーン「ふっ この俺に与えたダメージからすると大きな物だ ここまで戦えたのも久方ぶりだ こうしてグラムを振り回せる機会が欲しかったからな 感謝するぞ インプ」

 

テツヤ「へっ ギザったらしいやつだな でもおもしれぇ 俺がお前をぶっ潰してやる!!」

 

ユージーン「貴様如きがこの俺に勝てると思うか!!!」

 

俺とユージーン将軍は会話を止め 再び交戦した

 

ユージーン将軍と戦う上で注意しなきゃいけないのは鍔迫り合いが出来ないとゆう所だ

 

鍔迫り合いができればタイミングを見計らい 押しきって攻撃をする こんな事が出来る

 

でも 魔剣グラムのすり抜けの特殊能力のせいで鍔迫り合いしようとしてもすり抜けられ俺にダメージが食らっちまう 今までの戦い方じゃとてもじゃないが叶わない相手だ

 

それに 例え他の攻撃方法で攻撃しようとも無理やり薙ぎ払われ 攻撃は防がれちまう

 

 

もしも俺がまだ本当の斬月を持っていたら・・・・・・パワー系の敵なんて俺の敵じゃないのに・・・・・・

 

いいや!!駄目だ!!!いつまでも斬月に頼ってちゃ勝てる相手にも勝てねぇしユウキすら助け出せねぇ!!

 

俺は斬月・・・・・・いや!俺はこいつ(ムーン・スラッシュソード)でALO世界を戦い抜いてやる!!!

 

テツヤ「うぉぉぉぉ!!!」

 

俺は距離を置いてたユージーン将軍に向け 突進した

 

ユージーン「馬鹿が!!そんなことでこの俺がやられると思っているのか!!!」

 

ユージーン将軍は突進してくる俺に 魔剣グラムで向かい撃とうとした

 

テツヤ「バーカ!!!それが狙いだ!!!」

 

ユージーン「何!?」

 

剣を俺に向けてるユージーン将軍 俺はその上に飛び ユージーン将軍の後ろに回った

 

隙を付けた俺はユージーン将軍を十時の形に斬ろうとした

 

縦と横のコンビネーションの剣技 この技はSAOの頃も良く使っていた慣れ親しんだ技だ

 

テツヤ「これでどうだぁ!!!」

 

俺の攻撃を上手く与えることが出来た

 

十時に斬られ怯んでるユージーン将軍の腹目掛け三連撃目を叩き込み ユージーン将軍をさっきのキリトのように岩盤に押し付けた

 

ユージーン「何ぃ!?」

 

テツヤ「へっ!どうだ!!」

 

このままいけばやれる・・・ユージーン将軍もどうやらこの程度のようだな

 

リナ「凄い!!今度こそ圧倒してるよ!!」

 

リーファ「凄いね!!キリト・・・君?」

 

興奮するリーファはキリトに話をふるが キリトの顔はリーファが想像していたより険しいものがあった

 

キリト「・・・・・・・・・・・・」

 

リーファ「キリト君?どうしたの?あ・・・もしかしてさっきの事気にしちゃってる・・・かな・・・ごめんね無神経に話しかけち「そうじゃない・・・」へ?」

 

キリト「確かに攻撃は上手く入った でもあんな攻撃であいつがやられるとは到底思えない・・・恐らく致命傷すら与えられてないだろうな・・・」

 

リナ「へぇ!?あれでも駄目なの!?」

 

リーファ「なんて強さなの・・・」

 

サクヤ「無理もない 彼はサラマンダー属最強の剣士を相手にしているんだ 確かにあの動きは凄かったがそれでもユージーン将軍は倒せないだろう もっと決定打的な攻撃を仕掛けなければ彼はその内倒されてしまうだろうな・・・」

 

リナ「そんな・・・テツヤ!頑張んなさいよ!!あんたがやられたらもう終わりだかんねぇ!!」

 

テツヤ「わぁってるよ!!!心配すんな!!!」

 

リナ達の方向へ向けてた体を ユージーン将軍が叩きつけられた岩盤へ向ける

 

次第にその岩盤は音を立てて崩れ落ち その中からユージーン将軍が姿を現した

 

ユージーン「はっはっはっ!!面白いではないか!!!この俺に対しここまでやれるとはな!!!貴様の名を言ってみろ!!」

 

テツヤ「俺の名前はテツヤだ」

 

ユージーン「そうか テツヤ 俺は貴様を気に入った だから・・・」

 

テツヤ「んだよ 仲間に入れってのか?」

 

ユージーン「そんな話ではない ただ・・・貴様相手なら゛全力゛を出しても良さそうだなと言うことだ!!!」

 

テツヤ「な!?全力だと!?」

 

全力を出しても良さそうってことは・・・今では5割近くで戦ってたってことかよ・・・

 

このままいけばやれると思ってた俺が甘かった・・・

 

ユージーン「どうした?そんな顔をして まさかとは思うがさっきまでの全力だったなんて思ってる訳ないだろうな?」

 

テツヤ「んなわけねぇだろうが!!だったら俺だって余力の全部出し切ってやるさ!!!」

 

ユージーン「面白い!そう来なくてはな!!!」

 

全力を出すと言っても流石に大きくは変わらないだろう 俺だって力をセーブしてたんだ 大丈夫 きっとやれるさ

 

しかし、俺のその考えはすぐに取り消されることになる

 

俺は会話を止めたその直後に攻撃を仕掛けられたが さっきまでの攻撃よりも遙に速く 俺は避けることができなかった

 

ついさっきまでは余裕で避けれていた しかも全力の半分も出してない状態でだ

 

全力を出したはずの俺がパワー系の攻撃を避けられなかった・・・まさかここまで俺の腕が鈍ってたとは・・・

 

テツヤ「はぁ・・・はぁ・・・やるじゃねぇか・・・」

 

気づけば俺のHPは半分近くまで減っていた 全力を出したユージーン将軍には一撃も与えていないのに 全力を出した俺は赤子の手を捻るかのようにダメージを与えられていた

 

ユージーン「どうした? さっきまでの威勢はどうした?」

 

テツヤ「ちっ!まだまだぁ!!!」

 

この戦い・・・俺のこの先を占う大切な戦いだ この戦いに負ければ俺はもうこの先戦ってはいけなくなる つまりはユウキを助け出すことができなくなる・・・

 

そんなの絶対に嫌だ!!絶対にユウキを助けてやるんだ!!こんな所で負けてたまるか!!!

 

テツヤ「はぁぁぁぁ!!!」

 

俺は素早くユージーン将軍の後ろに回り 攻撃をしかけた

 

このパターンは何度も繰り返し 何度も防がれた でも、俺だって同じこと繰り返す程の馬鹿じゃない

 

やはり攻撃は防がれたが そのまま開いた脇腹めがけ剣の鞘で攻撃した

 

両手剣の強い所はその破壊力だ でも勿論ウィークポイントだってある

 

それは両手で剣を振り回すが故に 攻撃をした際に色々な箇所がガラ空きになる事だ

 

だから 俺はそれを狙ってわざと防がれる攻撃をして 余裕で狙える脇腹を鞘で攻撃した

 

ユージーン「何っ!?」

 

鞘で攻撃されたユージーン将軍は少しだが怯んだ 今がチャンスだ!

 

テツヤ「反撃行くぜぇ!!!」

 

俺は腹を抱えるユージーン将軍に向かって ムーン・スラッシュソードを振り下ろした

 

だけど ユージーン将軍は俺が振り下ろした直後に 不敵な笑みを浮かびながら 体制を戻した

 

テツヤ「なっ!?」

 

ユージーン「効くか!!!」

 

ユージーン将軍はムーン・スラッシュソードを片手で受け止めた

 

くそ・・・怯んでたと思ったが全部演技だったのかよ・・・!

 

テツヤ「く!」

 

ユージーン「・・・・・・興醒めだ 少し全力を出したらこの程度か もうこの戦いも終焉にしようじゃないか」

 

テツヤ「なんだと!?」

 

ユージーン「ふっ 楽しかったぞ テツヤ!」

 

そう言って ユージーン将軍は俺・・・・・・ではなくてムーン・スラッシュソードを魔剣グラムで攻撃をした

 

すると ムーン・スラッシュソードは大きな音を立てて 先端が折れた

 

武器破壊(アームブラスト)・・・・・・まさかこんな所でやられちまうとは・・・・・・

 

テツヤ「な・・・・・・折れ・・・・・・た・・・・・・!?」

 

ユージーン「ふんっ まずは戦闘意欲を断たなれけばならないからな 貴様は恐らく負けたとしてもまた俺にかかってくるだろう だからまずはその武器を折ってやったんだ」

 

折れたムーン・スラッシュソードは少し経つと消え去っていった

 

テツヤ「んな・・・馬鹿な・・・・・・こんな筈じゃ・・・・・・」

 

俺の手は無意識の内に震えてしまっていた それは圧倒的な戦力差からか それとも強大な恐怖心からかなのかは分からない

 

それでも 顔が青ざめていく感じがした

 

ユージーン「ふんっ どうした?今度は恐怖におののいているのか?もう貴様には闘志の欠片も無いみたいだな そうなってはもう使い物にはならん・・・」

 

ユージーン「これで終わりにしてやる!!!!!」

 

俺が恐怖に震えていると ユージーン将軍に顔を掴まれ 思い切り投げれられた

 

テツヤ「ぐっ!!!!」

 

ユージーン「ふっ!ただ殺すのではつまらん!!グラムの最大火力で消し去ってやる!!」

 

 

ユージーン将軍がそう言うと 魔剣グラムを掲げ 何かをつぶやき始めた

 

少しすると 魔剣グラムの剣先から小さな火の玉が出てきて その火の玉はどんどんでかくなっていった

 

最終的には 洒落にならないくらいの大きさへとなっていた

 

ユージーン「魔剣グラムが最強奥義!! バーストファイヤ!!!これを貴様に受け止められるか!!!」

 

テツヤ「ん・・・だと・・・あんなの食らっちまったら・・・」

 

サクヤ「あの技はユージーン将軍が認めた相手にしか出さないと言われる奥義!あんなの食らってしまったら一溜りも無いぞ!」

 

ユージーン「くたばれぇ!!!!」

 

ユージーン将軍はそう言って 巨大な火の玉を俺めがけ放った

 

テツヤ「ちくしょぉ・・・・・・ここまで・・・・・・か・・・・・・」

 

俺は迫ってくる火の玉を見ながら ゆっくりと目を閉じた

 

悪いな・・・ユウキ・・・・・・どうやら俺はここまでの器だったみてぇだ・・・

 

今の状態でお前を助けるなんて到底出来る訳ない・・・諦めたくはねぇがもうおしまいだ・・・・・・

 

ユウキ・・・・・・ごめん・・・・・・・・・もう・・・・・・・・・駄目みてぇだ・・・・・・

 

情けなくて・・・・・・ごめん・・・・・・・・・な・・・・・・・・・

 

~~~~~~~~~~~~

 

俺はやられちまったのか?

 

でもやられた感覚は一切ない 一体どうなったんだ?

 

俺は恐る恐る目をゆっくりと開いた

 

テツヤ「・・・・・・あれ・・・・・・?ここ・・・・・・って・・・・・・まさか・・・・・・」

 

気づいた時には 俺は周りがビルで囲まれ 足元もビルになっていた場所に立っていた

 

そう ここは俺がもう1人の俺と出会った所だった

 

となると当然・・・・・・アイツもいるはずだ・・・・・・

 

テツヤ「・・・・・・おい・・・・・・いるんだろ・・・・・・出てこいよ・・・・・・」

 

「ククク・・・・・・久しぶりだな・・・・・・哲也!!」

 

声の方へ向くと そこにはもう1人の俺が立っていた

 

哲也「やっぱりか・・・・・・今更なんだってゆうんだよ」

 

テツヤ「ひゃーはっはっはっ!!!んなの決まってんだろ!?前にも言ったよなぁ!?てめぇがまた甘ったれた戦いを演じてたら殺すってなぁ!!!」

 

哲也「・・・・・・そうか・・・・・・それなら仕方ねぇか・・・・・・」

 

テツヤ「けっ そう冷めるんじゃねぇよ テメェにはラストチャンスをくれてやる!」

 

哲也「んだと?」

 

テツヤ「今からもう1度俺と殺りあえ!!テメェが勝ったら生かしておいてやるよ!!!」

 

そう言ってもう1人の俺は 背中から斬月を取り出し 俺に向けてきた

 

テツヤ「オラ テメェも抜けよ」

 

哲也「・・・・・・もう俺にそいつは持てねぇ・・・・・・もう死神は引退したんだ・・・・・・今は単なる妖精だ・・・・・・」

 

テツヤ「あん?何言ってんだテメェは?」

 

哲也「それにもう俺の手元には斬月はねぇんだよ・・・お前だって知ってんだろ・・・あれはイレギュラーな武器だって事くらいは・・・」

 

テツヤ「・・・・・・けっ つまらねぇやつだ・・・あの時の闘争本能はどこ行きやがったんだ」

 

哲也「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

テツヤ「おい テメェ一変死ぬか?」

 

哲也「・・・・・・殺したいなら殺せ・・・・・・もう俺にはあの時の力はねぇんだ・・・・・・抵抗した所で無駄だ・・・・・・」

 

テツヤ「それなら遠慮なくやらせてもらうぜ!!!月牙天衝!!!」

 

もう1人の俺は斬月を縦に振り下ろし 月牙天衝を俺に向け放った

 

以前に食らってるからわかる コイツの月牙天衝の威力は馬鹿にならないと

 

哲也「・・・・・・ちっ・・・・・・斬月があれば・・・・・・」

 

もう食らうことを覚悟してた俺だが目前まで迫ってた月牙天衝は 何故だか知らないが突然消滅した

 

哲也「何だ・・・?何が起こって・・・」

 

テツヤ「ひゃーはっはっはっ!!!哲也よぉ!!テメェにラストチャンスをくれてやるって言ったよなぁ!?そのラストチャンスにテメェは勝ったんだよ!!!つくづく面白ぇやつだテメェは!!!」

 

哲也「は・・・?どうゆう事だ・・・?」

 

テツヤ「今撃った月牙天衝は細工してあってな もしテメェにまだ闘争本能がミリ単位でも残ってりゃあ消える仕組みになってんだ つまりはだ・・・・・・」

 

 

 

 

テツヤ「もう1度テメェに斬月をくれてやる ありがたく思うんだなぁ!!!」

 

哲也「っ!?斬月を!?」

 

テツヤ「あぁそうだ 何か不満か?」

 

斬月を・・・・・・確かに斬月さえあればユージーン将軍には勝てる・・・・・・でも俺は斬月に甘えっぱなしで良いのか?それじゃあ成長できないんじゃねぇか?

 

哲也「・・・・・・悪いがそいつは受け取れねぇ・・・・・・」

 

テツヤ「あん・・・・・・?」

 

哲也「俺はもう斬月には頼らないって決めたんだ・・・・・・だからもう斬月はいらないんだ・・・・・・気持ちだけは受け取らせてもらうさ・・・」

 

テツヤ「はっ!テメェ如きが斬月には頼らねぇだ!?笑わせるじゃねぇか哲也!!!ひゃーはっはっはっ!!!」

 

哲也「・・・・・・どうとでもいえ・・・・・・」

 

テツヤ「ちっ・・・強情張りなやつだ・・・・・・哲也 テメェ何の為に斬月を手に入れて 何の為に卍解を手に入れたんだ?」

 

哲也「っ!それは・・・・・・」

 

テツヤ「そうだよなぁ・・・あの女を守る為だよなぁ!?」

 

確かに俺は斬月、そして卍解はユウキを守る為に手にした・・・

 

斬月と天鎖斬月のおかげで結果的には最後の最後でユウキを見殺しにしてしまったけど その最後の最後まで危なっかしい場面は何個もあったけどユウキは守れてきた・・・・・・だからユウキを助けるためにまた斬月を手に取ってもいい

 

でも 斬月は悪魔であの世界でユウキを守る為使ってた物だ だからもう斬月の役目は終わったんだ・・・・・・だから今更また斬月を使ってもそれは過去の栄光に縋ってる様だ・・・・・・俺はそんなの嫌だ・・・・・・

 

SAOはSAOのテツヤ ALOはALOのテツヤでちゃんと区切れを付けたいんだ

 

やっぱりもう斬月は・・・・・・・・・

 

哲也「・・・・・・すまない・・・・・・それでも俺は受け取れない・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・腰抜けが・・・・・・」

 

哲也「ほら さっさと元の場所に戻してくれ いつまでもここにいられるほど俺は暇じゃねぇんだよ」

 

テツヤ「あぁん?元のってのはテメェがやられかけてた場所かぁ?戻ったとこでどうするってんだ?みすみす死にに行くってのか?あぁ?」

 

哲也「っ・・・・・・」

 

テツヤ「テメェもいつまでも強情貼ってねぇでさっさとコイツを受け取りやがれ!!!あの女を助けるためにテメェは今ここにいんじゃねぇのか!?あぁ!?テメェがこうしてダダ言ってる内にあの女との距離はどんどん離れていってんだぞ!?テメェはそれでも良いのか!?」

 

哲也「っ・・・ユウキ・・・」

 

テツヤ「いいか!!俺は前に戦いに1番必要なのは殺意っつたがテメェの場合もう1つ大切なものがあんだよ!!それはなぁ!!゛あの女を守りたいっつう気持ち゛だ!!」

 

哲也「っ!!!」

 

守りたい・・・・・・気持ち・・・・・・

 

『ボクのことお願いね♪』

 

テツヤ「斬月はその守りたい想いってのが具現化された結果じゃねぇのか!?テメェはそれでも斬月はいらねぇってのか!?」

 

哲也「・・・・・・俺は・・・・・・」

 

俺は何のためにALOにダイブしたんだ?

 

ユウキを助け出すためだよな?

 

だけど ALOには斬月は無くて いつの間にか俺は斬月を手放してた

 

そして 斬月がもう1度手に戻る今も 過去の栄光を捨てるために受け取らない選択をしていた

 

だけど 斬月は確かにユウキを守る為に・・・・・・そして卍解はその斬月でも守れなかった為に手に入れた・・・・・・勝つために、そして守る為に手にした俺のとっておきだ

 

ムーン・スラッシュソードが折られた今 頼れる武器は何だ?んなの決まってる・・・・・・

 

哲也「俺は・・・・・・ユウキを守りたい!!!!だから斬月を寄越せ!!!!」

 

テツヤ「ひゃーはっはっはっ!!!返事がおせぇんだよノロマ!!!」

 

もう1人の俺がそう言うと 斬月を俺に向け投げてきた 俺それをキャッチした

 

やっぱりお前が1番手になじむな・・・・・・

 

哲也「斬月・・・・・・もう1度 俺とユウキの為に頼むぞ」

 

テツヤ「おっと それとだ テメェ動きが鈍ってるとか思ってるらしいがそれは勘違いだ あのキリトっつう奴が言ったとおり テメェは斬月での戦闘に慣れすぎて他の武器じゃろくに戦えねぇようになっちまってんだ 斬月手にした今もうブランクなんざを気にする必要はねぇ おもいきり暴れてこい 哲也」

 

哲也「そうか ありがとよ」

 

テツヤ「ひゃーはっはっはっ!!!テメェとは゛またすぐ会いそう゛だしなぁ!こんな所で腐られてちゃこっちが困んだよ!!」

 

哲也「・・・・・・行ってくる またな」

 

テツヤ「さっさと行ってこい 王様よぉ」

 

もう1人の俺がそう言うと 俺は眩い光に包まれた

 

その光は 暖かく 希望に満ちた物だった

 

斬月・・・・・・きっとお前となら大丈夫だ だから・・・また力を貸してくれ!!!

 

~~~~~~~~~~~

 

ふと目を開けると 目の前には先程の光景が広がっていた

 

ユージーン「くたばれぇ!!!!」

 

俺の目の前に放たれる馬鹿でかい火の玉 さっきまでの俺はもう諦めの境地に達していたが今は違う 斬月があ・・・・・って何ぃ!?無い!?

 

まさかあの野郎アイテムストレージに!?このギリギリで何してんだあの野郎!!!!!

 

俺は空中で急いでアイテムストレージを開き 装備欄を開いた もう火の玉はすぐそこだ

 

だけど 探しても探しても見つからない しかも何か文字化けしたアイテムばっかだし・・・・・・

 

っ!!しまった!!あん時アイテムの方は消したはいいが装備の方を消すの忘れてたんだ!!だからか!!

 

こんな時に・・・!!クソ!!!

 

俺は素早く指をフリックして 装備欄内を汲まなく探した

 

そして俺は見つけた 最下層に存在した゛斬月゛の名を

 

テツヤ「っ!!コイツだ!!!!」

 

俺は急いで斬月をストレージから取り出し 右手で握り 俺は前を向いた

 

しかし、時既に遅し あの火の玉は鼻先程度の場所にまで迫っていた

 

テツヤ「っ!!!!」

 

リナ「テツヤ!!!!!!」

 

テツヤはユージーンが放ったバーストキャノンに飲み込まれた しばらくするとかなりでかい爆発音がその場に響き渡った

 

爆発音が響き渡ったその場には凄い煙が立っていた

 

リナ「そんな・・・・・・テツヤ・・・・・・が・・・・・・」

 

リナ(私ってなんでこんなに惨めなの・・・現実でも哲也を助ける事はできなくって こっちの世界でもテツヤを助ける事は愚か あったばっかりのテツヤに私達の運命を託しちゃって・・・・・・)

 

リナ「・・・・・・テツヤ・・・・・・!!!」

 

リナの瞳からは 2、3粒の涙がこぼれ出ていた リナの涙は地面に落ちるとごく僅かな音を立てて 消えていった

 

ユージーン「ふんっ 少々手こずったが始めよう 貴様ら」

 

ユージーンはそう言うと グラムをシルフ・ケットシー族の方へ向け その軍隊をも向けた

 

リナ「っ!!」

 

ユージーン「さぁ 俺達の天下を取るぞ!!!」

 

ユージーンがそう言うと その場にいた全サラマンダープレイヤーがリナ達の場へと向かっていった

 

リーファ「こ・・・こんなの・・・・・・勝てる訳が・・・・・・無い・・・・・・・・・」

 

キリト「くそ!!せめてこいつらくらい!!!」

 

リナ(・・・・・・・・・テツヤ・・・・・・お願い・・・・・・この場を・・・・・・この場をどうにかしてよ!!!!)

 

再び涙を流すリナ でも、いくら流そうとサラマンダーがリナ達を皆殺しにしようとしていたのは変わり無かったのだ

 

 

 

 

しかし リナの願いが通じたのか 一閃の黒い閃光が数人のサラマンダープレイヤーを切り裂いた

 

 

 

 

「月牙天衝!!!!!!!!」

 

 

切り裂かれたプレイヤー達は一瞬のうちにリメインライト化した 恐らく切り裂かれた全プレイヤーも腕に覚えのある猛者たちばかりだろう

 

ユージーン「む・・・・・・?」

 

キリト「な・・・・・・月牙天衝って・・・・・・まさか!!!」

 

リナ「な・・・何・・・?一体・・・何が・・・?」

 

突然の出来事に困惑が止まらないリナ リナは思わず上を向いた

 

するとそこには 大きな剣を右手で持ち 仁王立ちしている1人のプレイヤーがいた

 

「・・・・・・ふぅ・・・・・・・・・」

 

リナ「あ・・・あれって・・・・・・テツヤ・・・・・・!?」

 

リナが目にしたのは紛れもない正真正銘のテツヤだった 特徴的だった頬の傷 そして戦いの時に発せられる鋭い目つき それはまだ見慣れてはいないが確実に1度は見たテツヤの戦闘の時の姿であった

 

テツヤ「わりぃ・・・皆・・・・・・」

 

そう言うとテツヤはその場から移動し リナ達のいる場所へ向かった

 

テツヤ「遅くなった」

 

キリト「馬鹿!!そんな事どうでもいい!!それよりなんで斬月を!?」

 

ユキ「そ!そうだよ!!どうしてなの!?」

 

テツヤ「まぁそれは後でいいだろ?今はあの野郎をぶっ潰すからさ」

 

そう言ってテツヤは斬月をユージーンの元へ向けた

 

リナ「テツヤ・・・・・・馬鹿!心配かけて!!!」

 

テツヤ「リナ・・・・・・」

 

今にも泣きそうなリナの元に歩むテツヤ リナの側に行くとテツヤはリナの頭に手を置き 荒々しく撫でた

 

テツヤ「バーカ んな泣くなよ 俺なら大丈夫だからさ」

 

リナ「ぐすっ・・・・・・テツヤァ・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・女の子泣かせるなんて俺もまだまだだな・・・・・・じゃあ行ってくるな リナ」

 

リナ「っ!!待ちなさい!!!」

 

リナは行こうとするテツヤの首の裾を掴み 歩みを止めさした

 

テツヤ「?どした?」

 

リナ「そんな傷だらけの状態で行かないの!!ほら!!回復させてあげるから!!」

 

リナはそう言って回復魔法を唱え テツヤの体力を回復した

 

テツヤ「ありがとな リナ」

 

リナ「・・・・・・頑張んなさいよ・・・・・・またやられたら承知しないからね!!!!」

 

テツヤ「へへっ 分かってるよ・・・・・・もう俺は負けないさ」

 

テツヤはそう言ってリナ元を離れ ユージーンの近くまで飛行して行った

 

テツヤ「よぉ またあったな ユージーン将軍」

 

ユージーン「貴様ぁ・・・何故生きてる!!答えろ!!」

 

テツヤ「んなの決まってんだろ?コイツで防いだんだよ」そう言ってテツヤはユージーンに斬月を向けた

 

ユージーン「くっ・・・・・・だが面白い また貴様とやれるとはな 俺は嬉しいぞ テツヤ」

 

テツヤ「抜かせ でも俺もまだ準備運動が出来てねぇんだ 早速お前で試させてもらうぜ」

 

ユージーン「準備運動なぞさせぬわ!!!準備運動の前に切り裂いてやる!!」

 

テツヤ「やれるもんならやってみろ!!!」

 

そう言って 2人は剣を構え 再び2人の戦いが始まろうとしていた

 

~~~~~~~~~~~~

 

ユージーン「はっはっはっ!!!防戦一方では無いか!!!!何が準備運動だ!!!!」

 

テツヤ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

キリト「何かおかしい・・・・・・斬月使ってるのにさっきからずっとおされてる・・・・・・」

 

リナ「ね、ねぇ テツヤの今使ってる武器って一体何なの?」

 

キリト「あれは・・・・・・まぁ要はテツヤの相棒みたいなもんさ な ユキちゃん」

 

ユキ「はい!!でも今のお父さんはどこかおかしい感じがする・・・・・・斬月使ってるのに攻めもしてないなんて・・・・・・」

 

ユージーン「そろそろフィナーレだ!!!死ね!!!!」

 

ユージーンはグラムをテツヤに向け振り下ろした しかし、テツヤはその攻撃をグラムを持ってた方の腕を掴み 攻撃を防ぎ 斬月で攻撃した

 

ユージーン「何っ!?」

 

テツヤ「・・・・・・20%・・・・・・」

 

誰にも聞こえない声でそう言うと 先程まで防戦一方だったテツヤとは少し変わり 防御:8 攻撃:2 と言った割合で戦闘を繰り広げていた

 

ユージーン「むっ・・・・・・」

 

テツヤ「そらぁ!!!」

 

テツヤはユージーンの肩向け斬月を振り下ろした ユージーンはグラムでそれを防ごうとしたが反応が少し遅く 防ぐのに失敗した

 

ユージーン「ちぃ!!!」

 

テツヤ「40%・・・・・・」

 

そう言うと テツヤは先程までよりも少し速度を上げた戦闘を繰り広げた

 

キリト「変わったな・・・・・・と言っても全盛期には遠いが普段のあいつの戦い方って言ったらあんなのだった・・・・・・」

 

リーファ「ねぇキリト君 失礼な事言っちゃうんだけどテツヤ君があの剣を使ったところでまたやられちゃうんじゃ・・・・・・助けてあげた方が・・・・・・」

 

キリト「ふっ 大丈夫さ 黙ってあいつのことを見守ってやるのがあいつにとっての手助けだよ」

 

リーファ「そう言うなら・・・・・・」

 

ユージーン「ちぃ!!何なんだ貴様!!!」

 

テツヤ「あん?言ってんだろ?準備運動だってな」

 

ユージーン「えぇい!!!」

 

ユージーンはテツヤに向け素早く攻撃を仕掛けた

 

ユージーン「これなら貴様も防げまい!!!」

 

テツヤ「・・・60・・・・・・!」

 

テツヤはその攻撃が届く前に ユージーンの顔めがけ殴りかかった

 

ユージーン「っ!!」

 

ユージーンはその攻撃を右に避けた しかし、そこにはテツヤが振り抜いていた斬月があり ユージーンは避けられずに、そのまま攻撃を食らった

 

ユージーン「ちぃ・・・・・・貴様・・・・・・一体どんな技を使ったんだ・・・・・・まさかその武器チートで出した武器ではあるまいな・・・・・・!!」

 

テツヤ「へっ な訳ねぇだろうが なんならテメェの武器の特集能力とやらを試させてやろうか?」

 

そう言うとテツヤは斬月を構え左手でユージーンを挑発した

 

テツヤ「ほら こいよ チートかどうか試させてやる」

 

ユージーン「っ・・・良いだろう・・・その言葉 後から後悔させてやる!!!」

 

ユージーンはそう言うとグラムを構え テツヤの斬月ごと テツヤを斬りつけた

 

斬月で防いだテツヤだったが グラムの能力により防ぐことが出来ずに、テツヤは大きなダメージを負った

 

テツヤ「くっ・・・・・・でも分かったろ?コイツはチートなんかじゃない 正規の武器だってな」

 

ユージーン「くっ・・・・・・」

 

テツヤ「さぁてと・・・・・・」そう言ってテツヤは首をパキパキと鳴らした

 

テツヤ「準備運動も終わりだ こっからはガチで行かしてもらうぜ」

 

ユージーン「ふん!ガチだろうが何だろうが貴様は俺には勝てはしない!!!魔剣グラムに勝てる武器は無い!!!」

 

ユージーン(そうだ・・・・・・俺がテツヤに負けるはずない・・・・・・魔剣グラムに対等いや、それ以上に渡り合うとしたら聖剣エクスキャリバー もしくは゛アレ゛しかないからな・・・・・・)

 

テツヤ「へっ・・・・・・魔剣グラムに勝てる武器はねぇか・・・・・・そんなら・・・・・・」

 

そう言って テツヤは斬月を右手で突き出し 左手でその右腕を支えた

 

テツヤ「俺も出すぜ とっておきをな」

 

テツヤがそう言うと 太陽に照らされてた空は 少しずつ暗転していき、最終的にはまるで夜のような暗闇に包まれた

 

ユージーン「な・・・なんだ・・・!これは・・・!?」

 

テツヤ「はぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・」

 

テツヤは目を瞑り ゆっくりと息を吐く するとテツヤの足元から青白いオーラが出てきた

 

キリト「テツヤのやつ゛アレ゛をやるつもりか!」

 

リナ「どっ!どうなってんの!?いきなり空が暗くなったしテツヤからなんか変なの出てるし!!」

 

ユキ「只今ALO全土においてこの現象が確認されてます!恐らくお父さんが原因と考えられます!!」

 

ユージーン「き・・・貴様は一体何者なんだ!!!!」

 

テツヤ「黙って見てろ・・・・・・・・・」

 

ユージーン「っ・・・・・・!」

 

ユージーンが感じたのは テツヤから発せられる溢れん程の威圧感と、その鋭い目つきから来る殺気だった

 

テツヤ「しっかり見とけよ・・・・・・こいつが俺の・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テツヤ「卍解だ!!!!!!!!!!!!!!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

テツヤ「卍解だ!!!!!!!!!!!!!!」

 

卍解・・・・・・・・・斬月を手にし、ユウキを守るため 手にした勝つため・・・・・・そして守るために手にした力だ

 

俺が卍解すると 空の暗闇が一気に俺の斬月に集まっていき 空は元の明かりを取り戻した

 

キリト「空が晴れた・・・・・・」

 

リナ「どうなって・・・・・・?」

 

ユージーン「ちぃ!!叫んだ所でただ目くらましをしただけじゃないか!!こんなもの!!」

 

ユージーン将軍は俺の周りに取り付いた暗闇を 魔剣グラムで切り裂いた

 

ユージーン「ふっ やっと姿・・・・・・っな!?何!?き!!貴様!!!お前が何故゛その武器゛を!?」

 

テツヤ「天鎖斬月!!!」

 

天鎖斬月・・・・・・刀身が真っ黒な剣で 柄は黒い中に赤いひし形の模様 そして柄の1番下の部分には鎖がついている 俺の愛用の剣だ

 

天鎖斬月を握るのは久々だけど きっとお前とならやれる そうだよな 天鎖斬月

 

キリト「天鎖斬月・・・・・・遂に出たな!!」

 

ユキ「はい!!やっぱりあの武器にあの服装!!あれこそがお父さんです!!!」

 

キリトとユキがテツヤの卍解に喜びを表している中 シルフ属の長 サクヤとケットシー族の長 アリシャ・ルーは動揺を隠せなかった

 

サクヤ「あ・・・・・・あれは・・・・・・・・・」

 

アリシャ「ま・・・・・・間違い・・・・・・無いよ!!!サクヤちゃん!!!」

 

テツヤ「?何騒いでんだあの人達は?」

 

なんか卍解して天鎖斬月にしてから ユージーン将軍もそうだし サクヤって人もケットシーの領主の人が血相を変えて俺のことを見てる いや、確かに卍解は所見の人からすると相当変わった能力だけどもそんなに見られることかな?

 

でも、俺はその3人が困惑してたのをちょっとばかしだけど理解することになる

 

ユージーン「貴様・・・・・・何故゛翼も無いのに゛飛べてるんだ!!」

 

テツヤ「あん?んなわけ・・・・・・・・・って何ぃ!?」

 

俺はユージーン将軍にそう言われ 背中に目線を送った するとなんて事だろう 俺の背中に生えてた翼は左右の両方とも消え去っていたんだ

 

ちょっとばかし困惑してたけど もう1人の俺と初めてあった時のことを思い出した

 

 

 

テツヤ『それとだ、少しジャンプしてみろ』

 

哲也『ジャンプ?』

 

テツヤ『やってみろ』

 

哲也『分かったよ・・・』

 

俺は言われた通りその場でジャンプした すると俺の体は地上に降りずそのまま空中に留まっていた

 

哲也『んなっ!?なんで・・・俺は・・・空中に・・・!?』

 

テツヤ『それも斬月を使う者が手にする能力だ なのにあの世界じゃこの能力は全く使えない・・・こいつが最大限に引き出せないなんてな・・・俺は悲しかったぜ・・・斬月が腐ってくのを見てなぁ・・・』

 

 

あの時斬月には空中浮遊能力があるとあいつは言ってた まさか天鎖斬月によってその能力が反映されたんじゃ無いか・・・・・・?

 

ちょっとばかし悩んでる俺にの目の前に 謎のウィンドウが現れた

 

そこには《Your Race is the Grim Reaper your not fairy》と書いてあった

 

英語に弱い俺にはなにが書いてあるかがさっぱり分から無かったけどとりあえずわかったのは最後に書いてあった『あなたは妖精じゃありません』って所だった 妖精じゃないってどう言うことだ?

 

テツヤ「うーん・・・何がなんだか・・・・・・」

 

ユージーン「おい!!俺の問に答えろ!!!なぜ飛べているのかと聞いている!!!!」

 

テツヤ「あん?んー・・・そうさな・・・・・よくわかんねぇや」

 

ユージーン「くっ・・・ふざけやがって・・・・・・」

 

テツヤとユージーンが会話を交わす中 サクヤ達の方では何故そんな反応をしているのかとリナ達が聞いていた

 

リナ「さ、サクヤ?どうしたのよ?そんな驚いた顔して」

 

サクヤ「お、驚いたも何も無い!! あの少年は一体何者なんだ!?何故あの剣を!!」

 

キリト「あの剣?それってあの黒い剣の事ですよね?」

 

サクヤ「あぁ・・・あの剣の名は《暗剣アロンダイト》と言ってレジェンダリーウェポンの1つなんだ」

 

リナ「へっ!?レジェンダリーウェポン!?それを何でテツヤが!?」

 

サクヤ「だから驚いているんだ!!それに、あの剣は伝説中の伝説と呼ばれる武器で 各領主しか知らないはずだ・・・それを何故彼のような一般プレイヤーが・・・・・・」

 

アリシャ「それに!あの剣の在り処は誰も知らないんだよ!!」

 

キリト「何で天鎖斬月がそんな武器になってるんだ・・・?」

 

ユキ「調べてみますね・・・・・・・・・あ!出てきました!えっと・・・・・・確かにレジェンダリーウェポンの中に暗剣アロンダイトの名前があります!!名鑑を観ても形はお父さんの天鎖斬月そっくり・・・・・・いや!全く同じです!!」

 

キリト「うーん・・・謎が深まるばかりだな・・・・・・」

 

サクヤ「暗剣アロンダイト その剣を持つものは妖精界であるアルヴヘイム・オンライン内にて、妖精としての一生は終わる事となる だけど その見返りとして そのプレイヤーは無限大の力と英知を手にすると言われていて、全プレイヤーのトップに立てると言われているんだ それ程までにあの剣は優れた物だ 彼が今妖精の特徴とも言える羽を持ってないのはその為だろうな」

 

リナ「へ!?それじゃあ、今テツヤは妖精じゃないって事なの!?」

 

サクヤ「だろうな・・・・・・」

 

キリト「何はともあれ、テツヤはテツヤだ 今のあいつなら敵なしだ 見ていてやってくれ リナ」

 

リナ「う、うん・・・」

 

ユージーン「ふっ 奴らの話を聞いたか?貴様が今使ってるその剣はレジェンダリーウェポンの1つだ それも、伝説中の伝説と呼ばれているな」

 

テツヤ「へぇ 天鎖斬月がなぁ・・・・・・でもおもしれぇじゃねぇか レジェンド対決って訳だ これでもう勝とうが負けようが恨みっこ無しだ」

 

ユージーン「ふっ 確かにお前のアロンダイトは強い 我ら領主が必死になって探した1本だからな だが!!それはプレイヤーの腕が伴ってこそだ!!!」

 

テツヤ「つまり 俺には役不足って事か?」

 

ユージーン「その通りだ」

 

テツヤ「へっ だったらお前のその考え 根本から叩いてやらぁ!!!」

 

ユージーン「勝てると思うな!!テツヤ!!!!」

 

俺は話終えたと同時に ユージーン将軍に真っ向勝負を挑んだ

 

テツヤ「はぁぁぁ!!!」

 

ユージーン「なっ!早い!!!!だ、だが!!!グラムの特殊能力を忘れた訳では無いだろうな!!!!」

 

ユージーン将軍がそう言うと 魔剣グラムを構え 天鎖斬月に向け振り下ろしてきた

 

ユージーン「いくら早かろうが俺のグラムには勝てん!!!!」

 

テツヤ「そいつはどうかなぁ!!!!」

 

グラムと天鎖斬月が交わる直前に 攻撃の速度をあげた

 

通常からそこで鍔迫り合いが起こる でも相手は魔剣グラムだ 振り下ろした天鎖斬月とグラムは交わることなく 天鎖斬月がユージーン将軍の肩を斬った

 

ユージーン「なっ!?」

 

テツヤ「魔剣グラムの特殊能力が盲点なんだよ いくら魔剣グラムにすり抜けの能力があろうが もっと素早く攻撃を仕掛けちまえば攻撃を食らう前に所持者本体に直接攻撃出来るって訳だ」

 

ユージーン「っ!!!・・・・・・・・・・・・ふっ・・・・・・・・・盲点か・・・・・・面白いではないか テツヤ やはり貴様は最高だ 出来ることなら我らサラマンダー部隊の傭兵として雇い前線を頼みたいものだ」

 

テツヤ「そうかよ でも悪いな お断りだ 俺には待ってる人がいるからな」

 

ユージーン「待ってる人・・・貴様の強さの秘密はそれか?」

 

テツヤ「かもな アンタもそう言う人がいたら強くなれるんじゃねぇか?」

 

ユージーン「はっはっは!!そうかもしれないな だがな 俺はサラマンダー属は愚か全プレイヤー中No.1の強さを誇るユージーン将軍だ 俺がぱっとでのお前に負けるなんてことは許されない!!!」

 

テツヤ「全プレイヤー中トップか・・・・・・そりゃ負けは許されねぇだろうな でもなぁ!!!俺だってこんな所で負けてらんねぇんだ!!!!!アイツを助けるまでは絶対に負けねぇ!!!!!」

 

ユージーン「互いに境遇は同じ!!!面白いではないか!!!強い者が勝ち弱いものが負ける!!!これ程までに緊張する戦いは過去にも無いぞ!!!」

 

テツヤ「そりゃあどうも!!!!!!」

 

俺はユージーン将軍に向け 一発の月牙天衝を放った

 

ユージーン「甘いわぁ!!!!」ユージーン将軍はそれを簡単に切り払い 消し去った

 

テツヤ「やるじゃねぇか ならこいつはどうだ!!!」

 

俺は防がれた月牙天衝よりも数段威力が高い月牙天衝を連続して撃った

 

ユージーン「な!?ちぃ!!」

 

流石のユージーン将軍も一発は消し去ったものの その一撃が強すぎて反動が起こり 残りの数発はもろに食らった

 

テツヤ「へっ 流石のアンタもそうやすやすと俺の月牙天衝は消し飛ばせねぇよ」

 

ユージーン「ぐっ・・・やるではないか・・・・・・・・・」月牙天衝を食らったユージーン将軍のHPバーはイエローにまで陥っていた

 

ユージーン「だがな 貴様の反撃もここまでだ 見た所 今の黒い衝撃波 あれがお前の奥の手だろうな」

 

テツヤ「何?」

 

ユージーン「ふっ 俺とて伊達にトップは名乗ってはいない もう二度とは喰らわんぞ あの攻撃は」

 

テツヤ「何が言いたいんだアンタは さっさと教えやがれ」

 

ユージーン「要はだ・・・・・・《奥の手》は取っておくものって事だ」

 

ユージーン将軍がそう言うと 魔剣グラムを構え何かを唱え始めた

 

すると剣先から火の玉が出始め その火の玉は瞬く間にでかくなっていった

 

テツヤ「バーストファイヤか?さっきもやってたじゃねぇかよ」

 

ユージーン「馬鹿め!!奥の手と言っただろう!!!」

 

先程撃ったバーストファイヤ程の大きさになり そこで巨大化は止まるかと思った

 

でも、そんな予想とは裏腹にバーストファイヤは更にでかくなり 先程の大きさが可愛いくらいの大きさになっていた

 

テツヤ「なっ!?」

 

ユージーン「対人戦で使うのは貴様が初めてだ・・・バーストファイヤを更に強化し 巨大化させた真の最終奥義 その名は『バーストキャノン』!!!こいつが俺の正真正銘の奥の手だ!!!!」

 

テツヤ「ふ・・・ふざけんなよ・・・流石にこれはねぇんじゃねぇのか!?」

 

ユージーン「だからさっきから言ってるだろう 奥の手 だと」

 

バーストキャノンの余りの大きさに驚きを隠せないテツヤ リナ達もまたその大きさに驚愕していた

 

サクヤ「ば・・・馬鹿な・・・まさかユージーン将軍がそんな物を編み出してるなんて・・・」

 

ユキ「物凄いエネルギー量です!!!!あんな物を食らってしまったらひとたまりもありません!!!!」

 

キリト「これは流石に不味いぞ!!!あれを撃たせないように「来んな!!!キリト!!!!」なっ!?正気かテツヤ!?」

 

テツヤ「へっ こんくらいユウキの説教よりかは遥かに軽いぜ だから手出しは無用だ!!!」

 

リナ「そんな!!!素直にキリト君の善意を受け取りなさいよ!!!」

 

テツヤ「大丈夫だよ!!!多分・・・・・・」

 

リナ「多分!?あのねぇ!!!・・・・・・・・あんたがそうなったらいくら言っても無駄か・・・・・・それ食らってやられたりしたら承知しないからね!!!」

 

テツヤ「任せとけ!!」

 

ユージーン「ふっ 随分と余裕だが良いのか?悪いが俺でもまだ制御しきれない技なもんでな うっかりお前ごと後ろの奴らも消し飛ばしてしまうかもしれんぞ?」

 

テツヤ「んだと!?そんな莫大な威力を持ってんのか!?」

 

ユージーン「あぁ 一部隊を消し去るくらいはな どうだ?今ここで投降すれば撃たないでやってもいいんだぞ?その時はシルフやケットシーの領土は我らののだがな」

 

テツヤ「へっ!誰がんなもん呑むかよ!!!あいつらは俺が守る!!!」

 

ユージーン「ほぉう 面白い では今から貴様らの処刑となるが良いのか?」

 

テツヤ「撃つなら撃つでさっさとしやがれ 俺はんなもんに怖じ気立つ男じゃねぇぞ」

 

ユージーン「ふん 良いだろう ・・・・・・これで最後だ!!!!テツヤ!!!!!!!」

 

ユージーン将軍は魔剣グラムを俺に振りかざし バーストキャノンを俺に向け放ってきた

 

テツヤ「させるかぁぁぁ!!!!!」

 

俺は放たれたバーストキャノンをバットの様に持った天鎖斬月で防いだ でもとてつもなく重い そして熱い バーストファイヤ何て笑えるくらいの物だ

 

テツヤ「ぐっ・・・・・・こんにゃろぉ・・・・・・・・・」

 

ユージーン「はっはっは!!!!素直に降参していた方が身のためだったなテツヤ!!!!最早貴様に抗うすべはない!!!!!」

 

リナ「テツヤ・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・諦めるもんか・・・・・・・・・」

 

ユージーン「何?」

 

テツヤ「俺がやられちまえば・・・・・・・・・あいつらまで・・・・・・・・・んなことさせねぇ!!!!俺は二度とは仲間は殺させはしねぇ!!!!あんな思いすんのは・・・・・・もう懲り懲りだ!!!!」

 

俺は月牙天衝を力強く握り 月牙天衝を放つ準備をし そのまま放つのではなく月牙天衝の力を吸収した

 

テツヤ「負けてたまるかぁぁぁぁ!!!!!」

 

力が倍増した天鎖斬月で 俺はバーストキャノンをユージーン将軍に向け打ち返した

 

ユージーン「何っ!?」

 

ユージーン将軍はそれを間一髪で交わすと バーストキャノンは空高くまで登り 消え去っていった

 

テツヤ「ふぅ・・・あぶねぇとこだった・・・」

 

ユージーン「な・・・なんなんだ貴様は・・・・・・」

 

テツヤ「なんなんだ?ただの妖精さ 最も今は妖精では無いらしいがな」

 

ユージーン「暗剣アロンダイト・・・・・・なんて力なんだ・・・・・・!」

 

テツヤ「さぁて あんたの奥の手とやらももう出し終えちまったみてぇだな だったら俺も出すぜ 《真の奥の手》をな」

 

ユージーン「何っ!?まだそんな余力があるのか!?」

 

テツヤ「たりめぇだ 俺だって馬鹿じゃねぇ 奥の手は取っておくもの このくらいは心得てるさ」

 

ユージーン「はっ!だが貴様如きに我がバーストキャノンを超える奥義を持っているとは思えん!!!出すんなら出してみろ!!奥の手とやらを!!!」

 

テツヤ「まぁそう焦んなよ・・・・・・今出してやるからよ」

 

俺はその奥の手を出す為に 月牙天衝を溜め始めた

 

テツヤ「はぁぁぁ・・・・・・」

 

キリト「あいつの奥の手って・・・まさか無月じゃ・・・・・・」

 

リナ「無月?それってどんな技なの?」

 

キリト「無月・・・たった一度しか見たことはないがあれを使えば莫大な力を手にする代わりに その技を終えるとHPが一気に1まで減るって代物だ・・・」

 

リナ「へっ!?それってかなり危険じゃ!?」

 

キリト「分からないが・・・・・・本当に無月なら対人戦で有効なのか?」

 

リナやキリト達が疑問を浮かべる中 テツヤは着々と力を溜め込んでいた

 

ユージーン「何をするんだ・・・まさかまたあの技ではないだろうな・・・・・・」

 

テツヤ「俺の奥の手ってのは元々一つしかなくってよ 使えば圧倒的な力を持てる でもそいつは対人戦では使えねぇんだ だからそんな技を奥の手とはあまり言えない だから俺はこの技を何ヶ月もかけて開発して やっとの事で手にしたんだ 例えるなら俺の奥の手が地の技 そして真の奥の手が天の技 って言ったとこかな」

 

ユージーン「天と地・・・?貴様は何を言ってるんだ・・・・・・」

 

テツヤ「見りゃあ分かるさ・・・・・・これが俺の・・・・・・」

 

テツヤ「゛新技゛だ!!!!!!」

 

俺はそう言っと同時に 二発の月牙天衝を空へと放った

 

ユージーン「血迷ったか!!!そこには誰もいないぞ!!!!」

 

テツヤ「ふんっ よく見てるんだな 今から《死の神の遣い》が出てくるぞ」

 

ユージーン「何?」

 

空へと放たれた月牙天衝は 恐らくこの世界の限界高度ギリギリで重なり合った

 

すると 重なり合った月牙天衝が少しづつだが姿を変えていった

 

着々とその姿を見せ始めていき、遂にその姿の全貌が明かされる

 

ユージーン「なっ・・・・・・なんだ・・・・・・・・・あれは・・・・・・・・・・・・」

 

リナ「あ・・・・・・あれって・・・・・・・・・まさか・・・・・・・・・」

 

キリト「黒い・・・・・・龍・・・・・・・・・?」

 

そう 姿を変えていった月牙天衝が変身したのは 黒い龍だった

 

黒龍は空高くで咆哮を放つと テツヤの後ろへと移動した

 

テツヤ「こいつが俺の新技 《月牙天衝・翔龍双牙(しょうりゅうそうが)》だ」

 

翔龍双牙 この技はSAOの時から考案していて、実は75層攻略会議の頃には完成していた

 

でも、この技の欠点は空のある地上でしか使えないと言うとこだ 要は75層でグリムリーパーと戦ったあの場所じゃ翔龍双牙は使えなかったんだ だからあの時は無月を使った

 

でも、ここは空がどこまでも広がる世界 黒龍が暴れるには充分だ

 

テツヤ「さぁてと・・・長い戦いもここでフィナーレだ お前の負けでな」

 

ユージーン「ぐっ!!龍がなんだ!!そんなもの消し飛ばしてくれるわ!!!!」

 

テツヤ「そいつぁどうかなぁ!!!!!行け黒龍よ!!!!!その二本の牙で相手を食いちぎれ!!!!!!」

 

俺が月牙天衝をユージーン将軍に向け振り下ろすと 黒龍は咆哮をあげながらユージーン将軍へ向かっていった

 

ユージーン将軍は黒龍の動きを魔剣グラムで止めるので精一杯だった

 

ユージーン「ぐおぉ・・・・・・こんなもの・・・・・・こんなもの・・・・・・!!!」

 

テツヤ「そんなもんで防げる程俺の技はヤワじゃねぇさ The END 終わりだユージーン将軍!!!!!」

 

黒龍は魔剣グラムを吹き飛ばすと ユージーン将軍の身体をその巨大な両牙で噛み砕いた

 

それはユージーン将軍の敗北 そして俺の勝利を表した

 

シーンとしたちょっとした緊張感が流れる そしてその緊張感を解いたのはシルフの領主の人だった

 

サクヤ「見事!!!見事!!!!!」

 

アリシャ「凄い凄い!!!ナイスファイトだよ!!!!」

 

領主の2人がそう言い、俺の勝利に喜びを表していると 実質負けたことになったサラマンダーのプレイヤー達も俺の勝利に太鼓判を押した

 

リナ「す・・・・・・・・・凄い・・・・・・!!」

 

リナ(か・・・・・・・・・かっこいい!!!)

 

サラマンダーのユージーン将軍との対決は 俺の劣勢から始まったものの 途中から斬月のおかげで勝利を収めることが出来た

 

そして サラマンダーの部隊含む 俺達は リメインライト化したユージーン将軍を助ける為 サクヤさんが復活の魔法を唱えていた

 

魔法を唱え終わり ユージーン将軍は復活し その場で腕を何度か回すと 俺に話しかけてきた

 

ユージーン「見事な腕だ もうALO最強プレイヤーの座は譲らなければならないな」

 

テツヤ「へっ んなもんいらねぇさ 最強の座はあんたが持ってればいいさ」

 

ユージーン「ふっ やはり面白いやつだお前は 貴様のようなやつがインプにいたとはな 世界はまだまだ広いってことか」

 

テツヤ「まぁな それより 俺やスプリガンのあいつの話 信じてくれるか?」

 

ユージーン「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ユージーン将軍は険しい顔で俺を見てくる やっぱりスプリガンウンディーネ同盟ってのは無理があったんじゃねぇのか?

 

「ジーンさん ちょっといいか?」

 

ユージーン「カゲムネか 何だ?」

 

ユージーン将軍に話しかけたのはカゲムネと呼ばれる男だった この声質 恐らく一昨日俺が片付けたサラマンダーのプレイヤーの中で 『デスペナが惜しい』と言ったプレイヤーだろうな

 

カゲムネ「一昨日 俺のパーティーが全滅したのは知ってると思うが・・・」

 

ユージーン「あぁ 話には聞いている」

 

カゲムネ「その相手が 正しくこのインプなんだけど・・・・・・確かにスプリガンの連れにはウンディーネがいて それを守るためにインプは戦っていたよ」

 

リナ「へ・・・・・・・・・?」

 

ユージーン「ふっ・・・・・・そうか ならばそう言うことにしておこう 確かに現状でスプリガンとウンディーネを敵に回すつもりは俺にも領主にも無い それに こんな怪物じみたプレイヤーが遣いにいるんだ 今敵に回したら我らは滅亡されてしまう この場は引こう だが貴様とはいずれもう一度戦うぞ」

 

テツヤ「へっ 再戦なら大歓迎さ 腕磨いて待ってろよ」

 

俺とユージーン将軍は拳を合わせ 再戦の誓いをした

 

こうして サラマンダーのプレイヤー達は去っていった

 

テツヤ「ふぅ・・・肝冷やしたぜ・・・・・・にしてもサラマンダーの中にも話が分かるやつがいるじゃねぇか」

 

リナ「ほんと・・・2人の発言には心臓がバクバクしちゃったよ・・・・・・」

 

テツヤ「ほんとだよキリト!!!もしカゲムネって人が話合わせてなかったら俺達やばかったんだぞ!!!」

 

キリト「いやぁ・・・」

 

テツヤ・リナ「『いやぁ・・・』じゃない!!!!!」

 

キリト「はい・・・・・・」

 

サクヤ「話の途中で済まないが 状況を説明してもらえないか?」

 

リナ「分かった あのね」

 

リナはサクヤさんやアリシャさんに どうして俺達がここにいて 領主怪談をすることがわかったのか等を説明した

 

サクヤ「成程・・・シグルドには苛立ちを隠せない者もいたからな・・・・・・」

 

リナ「苛立ち?何に対してなの?」

 

サクヤ「多分 彼には許せなかったんだろうな 勢力敵にサラマンダーの後陣に置かれているのが 奴はパワー系の男だからな キャラの数値 能力等だけでなくプレイヤーとしての権力も深く求めていた」

 

リナ「でもだからって何でサラマンダーのスパイなんか・・・」

 

サクヤ「もうすぐ導入されるアップデート5.0の話は聞いてるだろ?それには遂に転生システムが実装されると言う噂だ」

 

リナ「っ・・・じゃあ・・・」

 

サクヤ「モーティマーに乗せられたんだろうな 領主の首を差し出せば サラマンダーに転生させてやると」

 

リナ「じゃあどうするの?あいつのこと」

 

サクヤ「大丈夫 手はある ルー 確か闇魔法のスキルあげてたな?」

 

アリシャ「うん!」

 

サクヤ「それなら良かった シグルドに月光鏡を頼む」

 

~シルフ領内・シグルドの部屋~

 

シグルド「くく・・・・・・・・・ふっふっふ・・・・・・・・・」

 

シグルド(今頃奴らはユージーン将軍達の餌食だ・・・・・・俺のサラマンダー転生も近い・・・・・・)

 

『シグルド』

 

シグルド「っ!?サクヤ!?」

 

サクヤ『あぁそうだ 残念ながらまだ生きているよ』

 

シグルド「な、何故・・・いや、会談は・・・」

 

サクヤ『無事に終えたよ 条約の調印はこれからだがな そうそう 予期せぬ来客があったぞ』

 

シグルド「きゃ・・・客?」

 

サクヤ『ユージーン将軍に君に宜しくと言っていたよ』

 

シグルド「っ!?リナ・・・リーファ・・・」

 

鏡越しに映るサクヤの後ろには テツヤやリナ達が立っていた

 

テツヤ「へっ レコン君に頼んどいて正解だったぜ」

 

シグルド「何!?レコンに何を仕込んだんだ貴様は!!!!」

 

テツヤ「なぁに シグルドのパーティーにいるならシグルドを暫く見張っててくれって頼んだんだよ まぁ そしたらこの始末って訳さ」

 

シグルド「くっ・・・・・・無能なトカゲ共め・・・・・・!!!で?俺をどうする気だサクヤ 懲罰金か?それとも今の地位から追い出すか?だがな軍務を預かる俺がいなければお前の政権だってなぁ・・・・・・」

 

サクヤ『いや?シルフでいるのが耐えられないなら その望みを叶えてやることにしたよ』

 

シグルド「な・・・何?」

 

サクヤさんはそう言って何かを弄り出した そして鏡越しのシグルドの前に何かが現れた

 

シグルド「なっ!?正気か貴様!?俺を追放するだと!?」

 

シルフ『そうだ レネゲイドとして中立中域をさまよえ いずれそこにも新たな楽しみ方が見つかることを祈ってるよ だがせめてもの情けだ 何か言いたいことはあるか?』

 

シグルド「言いたいことだと・・・?覚えてろよお前ら・・・・・・いつか必ず復讐してやるからな!!!!」

 

テツヤ『おっと そいつぁさせねぇな』

 

俺はサクヤさんの横に移動した

 

シグルド「貴様はあの時の!!!」

 

テツヤ『悪ぃがこの人達は今日を持って俺が守ることにした テメェ見てぇなクズからな』

 

シグルド「なんだとぉ!?」

 

テツヤ『あばよ 哀れな裏切りものよ』

 

シグルド「キサマぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

シグルドは鏡越しの俺にくってかかろうとしたが アリシャさんが魔法を消した為 鏡越しのシグルドは消え去った

 

サクヤ「礼を言うよ リナ リーファ 君達が救援に来てくれたのはとても嬉しいよ」

 

リナ「私達は何もやってないよ お礼ならあの二人にして」

 

サクヤ「そうだ そこの君 何故君は暗剣アロンダイトを?」

 

テツヤ「ん?あぁ えっと・・・・・・・・・うーん・・・・・・・・・まぁ この武器は選ばれたものにしか使えないって事かな?」

 

サクヤ「選ばれたもの・・・・・・成程 探しても探しても資料が見つからないのも納得がいくよ」

 

アリシャ「あ、それもそうだけどスプリガンウンディーネ同盟の大使ってほんとなの?それとその遣いって言うのは」

 

テツヤ「あぁ あれは真っ赤な嘘 ハッタリさ」

 

アリシャ「えっ!?嘘なの!?」

 

サクヤ「はぁ・・・無茶な人だな あの場でそんな大フラを拭くとはね」

 

キリト「手札がしょぼい時はとりあえず掛け金をレイズする主義なんだ」

 

テツヤ「お前は負けてたけどな」

 

キリト「うぐ・・・・・・そこはご勘弁を・・・・・・」

 

アリシャ「ねぇね!遣いの君!嘘付きの癖に随分と強かったね!!!インプの秘密兵器・・・だったりするの?」

 

そう言ってアリシャさんは俺の右腕の側によってきた

 

テツヤ「まさか 単なる一般プレイヤーさ しがないね」

 

アリシャ「にゃはははは!!!」

 

アリシャさんは笑いながら俺の右腕に抱きついてきた

 

テツヤ「え?」

 

アリシャ「君の腕に惚れちゃったよ♪ねぇね ケットシー属で傭兵やらない?三食おやつに昼寝付きだよ♪」

 

リナ「へっ!?」

 

サクヤ「テツヤ君と言ったな 君は」サクヤさんはそう言って 俺の左腕に抱きついてきた

 

テツヤ「なっ!?」

 

サクヤ「どうかな?個人的興味もあるから礼も兼ねてこの後スイルベーンで酒でも」

 

リナ「ちょっ!?」

 

アリシャ「あぁんずるいよサクヤちゃん!色仕掛けはんたーい!」

 

確かに色仕掛けと言ったらそうなるだろう 俺の左腕は今までに体験したことのないくらいの大きさの胸に包まれていた

 

こんなのアスカでも勝てねぇぞ・・・・・・

 

でもかくゆう俺の右腕も・・・・・・

 

サクヤ「人のこと言えた義理か!密着しすぎだお前は!」

 

そう アリシャさんがかなり密着してくるからちょっと気まずかった

 

左腕は胸に 右腕は小さな身体に包まれた俺 こりゃちょっとピンチかも・・・・・・

 

テツヤ「ははは・・・・・・・・・」

 

困りながら満更でもなかった俺だったが 俺の服を誰が掴んだ

 

俺は後ろを向いてその人物を見た そこにはちょっと怒り気味のリナがいた

 

リナ「駄目!!!テツヤは私の!!!あ・・・・・・・・・わ・・・・・・私の・・・・・・・・・/////」

 

テツヤ「リナ?」

 

アリシャ・サクヤ「・・・・・・・・・・・・」

 

リナ「私の・・・・・・・・・私のストレス解消道具なんだからぁ!!!!」

 

リナはそう言って俺の顔を往復ビンタし始めた

 

テツヤ「何でぇぇぇぇ!?」

 

リナ「はぁはぁ・・・/////」

 

テツヤ「いっつつつ・・・・・・あのぉお言葉はありがたいんですが すみません 俺は彼女に世界樹まで連れて行って貰う約束をしているんです」

 

サクヤ「ほぉう それは残念 アルンに行くのか?リナ」

 

リナ「領地を出るつもりだっけど いつになるかは分からないけど きっとスイルベーンに帰るよ リーファちゃんと一緒に」

 

サクヤ「そうか ほっとしたよ 必ず戻ってきてくれよ 彼らと一緒にね」

 

アリシャ「こっちにもよってね!大歓迎するよ♪」

 

リナ「はい!」

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

サクヤ「今日は本当にありがとう リナ リーファ テツヤ君 キリト君 私達が討たれていたらサラマンダーとの格差は決定的なものになっていただろう 何か礼をしたいが・・・」

 

テツヤ「いや、そんないいですよ お気遣いなく」

 

リナ「ねぇサクヤ アリシャさん 今度の同盟って世界樹攻略の為なんでしょ?」

 

サクヤ「まぁそうなるな」

 

リナ「その攻略に私達も混ぜて欲しいの それも 出来る限り早く」

 

サクヤ「動向は構わない とゆうより こちらから頼みたいよ しかし、何故そんなに急いでいるんだ?」

 

テツヤ「俺がこの世界に来たのは 世界樹の天辺に行くためだ そこに 俺の会いたい人がいるかもしれない」

 

サクヤ「会いたい人?妖精王の兄弟か?」

 

テツヤ「いいや違う でも 絶対に世界樹の天辺にアイツはいるんだ だから・・・・・・」

 

アリシャ「でもね?攻略メンバー全員の装備が整うのにまだかかると思うんだ とても1日や2日じゃ・・・・・・」

 

テツヤ「まぁそうだよな・・・・・・でも俺もとりあえずは木の根っこまでは行こうとしてるんだ 後はなんとかするさ それと これ 差し上げます 資金の足しにしてください」

 

俺は袋に入った通過をアリシャさんに渡した

 

アリシャ「ほんと!?ありがとぉ!?お・・・重い・・・・・・!っ!?サ・・・サクヤちゃん!!これ!!!見て!!」

 

サクヤ「ん?」

 

サクヤさんはアリシャさんの元まで歩み 袋の中を見た

 

サクヤ「なっ!?10万ユルドミスリル貨がこんなに!?良いのか?1等地にちょっとした城が建つぞ?」

 

テツヤ「なぁに どうせたった゛一発゛で稼いだユルドなんだ いいですよ 攻略に役立ててください」

 

アリシャ「こんなにあれば目標金額まで少しだと思うよ!」

 

サクヤ「大至急装備を揃えて準備ができたら連絡させてもらうよ」

 

テツヤ「よろしく頼みます」

 

サクヤ「それと もしもまたこのような事が起こった時は君にはすぐ飛んできてもらうぞ?私は聞いたからな?『この人達は俺が守る』ってね」

 

アリシャ「うんうん!私もお願いしちゃおうかな~♪」

 

テツヤ「勿論 何か大事な用事がなければすぐに行きますよ」

 

 

 

 

 

 

 

アリシャ「また会おうね!皆!!」

 

テツヤ「はい!きっとまた!!」

 

こうして サクヤさんとアリシャさんは去って行った

 

リナ「何だかさっきまでの事が嘘みたいだね テツヤ」

 

テツヤ「そうだな つっかれた~・・・・・・」

 

リナ「・・・・・・・・・ちょっとならいいよね・・・・・・♪」

 

リナはテツヤの腕に抱きつこうとした だが それはユキの発言により止められた

 

ユキ「浮気ものお父さん!!!!」

 

リナ「ひゃっ!?」

 

テツヤ「うお!?ユキ!?どうしたんだよいきなり・・・」

 

ユキ「あの二人にくっつかれてた時ニヤニヤしてたでしょ!!!」

 

テツヤ「いや、それはその・・・・・・」

 

ユキ「お母さんに言いつけてやる!!!」

 

テツヤ「っ!?お願い!!!!!止めて!!!!!」

 

ユウキにそんなことがバレたら・・・・・・ヒィィ!!!考えただけでも恐ろしい!!

 

リナ「ね、ねぇユキちゃん 私はいいの?テツヤにくっついたりしても」

 

ユキ「へ?んー・・・・・・リナさんは大丈夫だと思うんだ」

 

リナ「な、何で!?」

 

テツヤ「んー・・・・・・・・・まぁ リナが女の子っぽく無いって言いたいんじゃねぇのか?なユキ」

 

ユキ「へ?違うけど・・・・・・」

 

テツヤ「え?違うの?」

 

リナ「殺す!!!!!!!」

 

リナは剣を抜き俺に振りかざした

 

テツヤ「なぁぁ違う!!!!違うんだぁぁぁぁ!!!!!」

 

リナ「待ちなさい!!!!!乙女の鉄拳を喰らいなさい!!!!!」

 

キリト「ふっ・・・・・・仲が宜しい事で」

 

リーファ「だね♪」

 

リナ「喰らいなさい!!!!!」

 

テツヤ「ノォォォォォ!!!!!!!」

 

 

こうして 俺達の長いALOでの日が終えようとしていた

 

 

 

でも 俺にはまだやらなきゃいけないことがあるんだ・・・・・・゛アイツ゛との決着が・・・・・・




遂に斬月、そして天鎖斬月を手にし完全復活を遂げたテツヤ

そして新たな必殺技 月牙天衝・翔龍双牙を公表し、そして天鎖斬月はALO世界に置いて暗剣アロンダイトと呼ばれるレジェンダリーウェポン

天鎖斬月を手にしたテツヤはALOでどれだけ暴れるのか!!!必見です!!!

次回もお楽しみに!

そして1周年記念作品はこの話の次に投稿しようと考えています なので本編の次回の話に行くのにまた時間がかかると考えておいてください!私もできるだけ早く1周年記念作品は書き終えますのでどうかお願いします!!!
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