ネタができたら更新しない可能性があります。
魔法、それが伝説や御伽噺の産物では無く現実のものとなってもうすぐ一世紀が経とうとしていた。
国立魔法大学付属第一高等学校に進学した主人公、神田ユカリの物語である。
キャラ紹介
主人公
神田ユカリ
身長は達也と深雪の間くらい。
中性的な顔立ちをしている。
現代ではありえない闇魔法を使用する。
そのせいか、親から見放され、さらには一族全員から殺されかけた。
殺されかけた時に精神の中で闇精霊オベロンと出会い、一族全員を6歳の時に皆殺しにした。
一時的にオベロンの力を借りることが出来、その時には服が黒いコートに変わる。
基本的にはCADを使用せずに魔法を放つ。
強さはオベロン憑依で達也の本気のちょい上くらい。
本編
「世界なんか生まれた時から俺の敵だ」
そう思うようになったのはいつごろからだろうか?
一族を皆殺しにした時? 家族が見捨てた時?それとも物心ついた時からだろうか?
現在は16歳。
本物の魔法を学ぶためにこの第一高校の入試試験を受けた。
この第一高校という狭い世界の中でも俺は敵だと思ってしまうのだろうか?
そうしてはいけないことはわかっている。
だが本能的にそう思ってしまうのではないか?
それを解消するためにこの高校に来たんだ。
次から次へと自問自答を繰り返す。
そして最後の質問
また迷惑かけるかもしれないけど、いいよね?オベロン
あぁ、構わない
そう、よかった
そう言ってユカリは目覚める。
今日は魔法大学付属高校の入学式だ。
だからユカリは少し早く家を出る。
第一高校にはちょっとした差別が存在する。
ブルームとウィード
花 と 雑草 だ。
ブルームとは言う通りの花。
もっと簡単に例えると野球のスタメンだ。
それに比べウィードはボールボーイだ。
そして、ユカリにはエンブレムがない。
高校につくといきなりの侮辱が始まる。
「補欠のくせにこんなに早くwww」
「張り切りすぎね、ウィードのくせにwww」
それをユカリは無視し、校舎へと入る。
中はとても綺麗で高校とは思えないほどだった。
すると何か聞こえてきた。
「お兄様が二科生だなんて、ありえません!」
「深雪、仕方ないよ。わかるだろ?」
「ですが…!」
「いいんだよ」
そう言ってお兄様は離れていった。
ユカリは離れたタイミングで、お兄様に話しかける。
「ねぇ」
「ん?なんだ?」
「君って新入生?」
「ああ、そうだが?」
「よかった、俺は神田ユカリ、二科生だ。」
「俺は司波達也だ、俺も二科生だ。達也でいい」
「そうか、なら俺のこともユカリでいい。よろしく、達也」
「ああ、よろしくユカリ」
そう言ってユカリと達也は握手を交わす。
「へぇー、妹さんの付き添いか」
「ああ」
少し話していた。
近くの椅子に座りながら。
「ユカリはどうしてこんなに早く来たんだ?」
「どれくらい時間かかるかなと思って、早めに出たら、あまりにも早くつきすぎたんだ」
「それはお疲れ様だな」
「ホンットそうだよ!」
そうやって談笑していると一人の女性が話しかけてきた。
「新入生さん、入学式が始まりますよ?」
「はい、わかりました。達也、行こう」
「そうだな」
そう言ってユカリ達は入学式の会場に向かう。
「これって、席は自由なのかな?」
「そうっぽいな、ならあそこなんかどうだ?」
「いいよ、行こう」
二人は座る。
ユカリは寝そうになっている。
が達也はこの会場について考えていた。
(見事なまでの差別だ)
(一階は一科生で二階は二科生で完全に分けられている)
すると女子の二人組が話しかけてきた。
「すいません、となりいいですか?」
「ん?」
ユカリはこの声で起きた。
「ああ、構わない」
「ありがとうございます」
「私は千葉エリカでーーすっ!」
とものすごく元気な自己紹介をする。
「わ、私は柴田美月です」
こっちは恐る恐る自己紹介をする。
「俺は司波達也だ、よろしく」
続けてユカリもする。
「俺は神田ユカリ、よろしくな」
「よろしくねっ!」
「へー、千葉さんたちはさっきあったばかりなのかー」
「うん!あとエリカでいいよーっ」
「では、私のことも美月と」
「おっけー、なら俺のこともユカリでいいし、こいつのことは達也でいいよ」
「おい、なんでユカリが言うんだ?」
達也は突っ込む。
「別に構わないだろ?」
「あ、ああ」
「ということで!改めて宜しくね、ユカリ君、達也君」
「ああ、よろしくなエリカ、美月」
ユカリが答える。
すると入学式が始まり、今から新入生総代の演説だった。
「達也、妹ってまさかあの子?」
「ああ、そうだ」
「なんか演説にすごい危険ワードが複数含まれてるけど?」
「あまり使うなとは言ったんだがな」
「ふーん、まぁいいや、にしてもあの子綺麗だね。隣のエリカたちも見惚れてるみたいだし」
「深雪を見た人はみんなそういうな」
「だろうな、こりゃあ同じクラスになった奴らは騒ぐぞ」
「何故かわからんが、さっきの発言でお前が熟年教師に見えてきた」
「なぜ!?」
そんな会話をして入学式が終わる。
「みんな何組ー?私はE組よ」
「私もEです」
「俺もEだ」
「奇遇だな、俺もEだ」
「みんな一緒じゃん!運がいいね」
「ああ、全くだな」
「みんなこれからどうするの?せっかくだしどっか行かない?」
「いいな、俺は賛成」
ユカリはエリカの案に乗る。
「私も構いません」
美月も賛成する。
「俺は妹を待つから行けるかどうか」
「そうか、なら迎えに行こう」
ユカリが提案する。
「いいね、それさんせーーい!」
エリカもそれに乗る。
「済まないな」
「いいって」
そして、ユカリ達はまずA組から向かった。
するとやはり騒がしかった。
「だから言ったろ?達也、騒がしくなるって」
「………ああ」
そう言って達也はドアを開ける。
「深雪」
そう呼ぶと、返事が返ってくる。
「お兄様!」
そう言って近寄ってくる。
するとA組の奴らが罵声を飛ばしてくる。
「ウィードのくせに調子に乗るな!」
「そうだそうだ!」
すると深雪がプルプル震えていた。
「お兄様を侮辱するなんて許せ「まて、深雪」…お兄様?」
「あのー、さ?君たちこそ調子に乗らないでね?深雪がうんざりするほど話しかけてたのはどこのどいつだ?君達だろ?深雪は君達より達也を選んだ。これは個人の選択だ。それを否定するってことは、君たち今から日本の憲法変えてこい」
ユカリの刺さるような声がA組の教室に響く。
「あ、ごめん。勢いで深雪って呼び捨て名前呼びしちゃった」
「いえ、そのままで構いません。ありがとうございます」
「どういたしまして」
そう言ってユカリ達は帰ろうとすると、一人の男が突っかかってきた。
「お前らこそちょうしにのるな!」
そう言ってCADを操作して魔法を放つ。
エリカや美月ははっとした表情で見ていた。
その魔法はまっすぐとユカリに向かっていく。
「ユカリさん!危ない!」
「ユカリ!」
「大丈夫だよ、達也、深雪」
魔法がユカリに直撃したと思えばユカリは無傷だった。
「さてと、気は済んだか?良かったな、風紀委員がいなくて」
そう言ってユカリは教室を出る。
それにつられてみんなもユカリについて行く。
「あ、そうだ。これ返すよ」
そう言ってユカリは手を上から下に下ろし、そこに黒い線が入る。
そしてそれが開き、さっき打った魔法が出てくる。
「はい、ちゃんと返したよ。じゃね」
「なぁユカリ。さっきの魔法は何なんだ?」
「それは私も気になる」
「私もです」
「確かに」
「うーん、そうだな、あ!ここで話すよ、まずはみんなでお茶でもしない?」
「さんっっっせーーーーっい!」
エリカは元気だ。
店内
「で、さっきのことだけど、俺はちょっと特殊なんだよ。」
「特殊?」
美月が聞き返す。
「ああ、俺の得意なのは、闇魔法だ。」
「何なんだ?それは」
今度は達也が聞く。
「うーんそれは見てもらった方が早いかな?」
「見る?」
「ああ」
そう言ってユカリはまたあの特にように黒い線を空中に入れる。
そしてそれを開けて、言う。
「ついてきて」
みんなが入り、
「ここは?」
深雪が問う。
「ここはね闇の空間だよ。俺はここで修行して、勉強した。深雪、試しにここでまほうを使ってみて」
「ええ」
そして魔法を放つ
「なにか気づかない?」
「だるさや倦怠感が全くありません」
「そう、それがここの不思議なところ」
そう言って指をパチンとならす。
するともといた喫茶店に戻る。
「こんな感じだよ」
「見たことないですね。こんな魔法。」
「俺も見たことない、興味がわくな」
そしてこのまま談笑して、お開きになった。
そしてユカリは家に帰ると、家がなかった。
あれ?おかしいなぁー。
こう思うしかなかった。
とりあえず達也に連絡する。
「もしもし、達也?俺の家が消えた」
「……何言ってんだ?ユカリ。」
「何が何でも消えたもんは消えたんだ」
「なら、俺の家に来い、一日だけなら泊めてやる。」
「ありがとう、God」
「誰がGodだ、ちょっと待て」
「深雪からも許可がもらえた。ていうかユカリを泊めていいかって聞いたらめっちゃ嬉しそうだったんだがユカリなんかしたのか?」
「何もしてないよ、まぁいいや、すぐそっちに行く」
そう言ってユカリは空間を切り裂いて達也の家まで1秒で移動するのだった。