・夜卜がひよりにたかりに行きました。
何とか貯金がギリギリ足りたようで、
ひよりさんにお世話にならずに済みました。
ちなみに「コーヒーの分は自分で払います」って譲らなかったので、
そこだけ払ってもらうことになりました。
夜卜が飴について店員ともめているのを放っておいて、外に出ると・・・
「一応・・・ごちそうさん。」
「いえいえ、雨音さんが払ったようなものだから、」
雪音くんとひよりさんが少しだけ打ち解けていた。
無理に仲良くなれ、とは言いませんがやっぱりこれからやっていく以上仲良しが一番ですから。
「夜卜神様、いい加減行きますよ。」
「おう!お姉さん、飴ありがとな!」
あぁ、結局店員が折れたのか・・・
目で軽く謝っておくと向こうは苦笑して首を横に振った。
「おっ電話だ!
雨音、ちょっとそっち頼むぜ。」
「・・・ひよりさんは?」
「後でいいだろ。」
「はぁ~、
そのうち天罰が下りますよ。」
私の忠告を無視して電話に出る主にため息しか出ない。
そして天罰は意外にすぐ訪れました。
「雨音、雪音、仕事だ!」
「仕事?」
「なっ」
「私の依頼の方が先ーーーー!!」
「ばーかばーか。」
子供か・・・!!
そして夜卜が”とぼう”としたとき、ひよりさんが抱き着いて巻き込んで依頼主のところにとんでしまった。
とんだ先に着いたら
「おぶっ!!!」
「っつ!!」
「うわー!」
ちなみに上から夜卜、雪音くん、ひよりさんです。
そしてひよりさんのカバンが夜卜の夜卜ににクリーンヒット。
しばらく悶えてます・・・
これ、カバン弁償ですか・・・?
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しばらくアホなことに付き合っていると、周りに何者かが降り立つ。
一人二人・・・
数が多い
「雪音くん、立ちなさい。」
「は?」
この境内には見覚えがある
「依頼のフリしてはめやがったな!
何者だ!」
この方相手に心配はいらないでしょうが、一応矛をばれないように構える。
”
「こ、この歌は管原道真!
もしかして学問の神、天神様!?」
そう、ここは道真公の運営する天満グループの社の一つ。
「あれっ?
わかっちゃった?」
咄嗟に平伏しようとする雪音くんの腕をつかまえる。
確かに夜卜とは雲泥の差だが、それでも成り行きとはいえ主を持つ身。
それはそのまま雪音くんの品位にかかわる。
主の前で他の神に平伏するのはある種の裏切りだ。
ひよりさんと軽く会話をした後、こちらを見る道真公。
「夜卜君、この子の名前は?」
「名は
器は
呼び名は雪音だ。」
「雪音くん、キミ、
神器は平伏せずともよいのだよ―――――――――梅雨。」
「よいか坊、
己が使える神の手前にて他の神に平伏するは礼を欠くこととなる。
覚えておくといい。」
そういってこちらを見る梅雨さん
「今回は雨音に諫められたようだがの。」
まぁ、道真公の前じゃ無理もない。
そういう梅雨さんの後ろから新たに数人の神器がやってくる。
「すごい!やっぱり巫女さんもたくさんいらっしゃるんですね!」
「彼女たちはまぁ、みんなボクの神器だよ。
養うのも大変さぁ。」
道真公の言葉に雪音くんとひよりさんの夜卜を見る目がどんどん悪くなる。
「用件は!?」
とうとう耐えられなくなった夜卜は道真公にくってかかるも
「ああ!ほらボク今忙しいじゃない?
受験シーズンで。
キミ、どーせヒマでしょ?手伝ってよ。」
「うちのお社で勝手に寝泊まりしてるの知ってるよ?」
・・・だから言ったじゃないですか、夜卜
雪音くんとひよりさんの目が憐みに変わっていく・・・
自業自得ですね
「では案内を頼んだよ、
「公、真喩はここに来て日も浅く・・・
案内は他の者に、」
「うん・・・けどね、
真喩は夜卜君のことよく知ってるんだ。」
そう、道真公に呼ばれたのは・・・
「伴音!?」
「真喩です。」
そう、伴音さんだった。
新年あけましておめでとうございます。
今年はとりあえず凍結させないことが目標です(笑)
どうぞ今年も”無名の神と恵みの雨”をよろしくお願いします。