無名な神と恵みの雨   作:夜魅

4 / 10
思ったよりも読んでくれているからが多くて恥ずかしいけど嬉しいですね(笑)

~前回のあらすじ~
夜卜が伴音さんを放ったところです。
相変わらずオリジナルが強めなので注意が必要かも・・・


今回はあの少女と出会います。


第二話 少女と雨の邂逅 上

ピーンポーン

 

「ありがとうございましたー。」

 

コンビニで朝食の買い物を済ませてとある公園のベンチへ向かう。

私たちは死んでいるので特に食事の必要はないけれけどもう習慣になってしまっているので毎朝食べている。

 

「おや、起きたんですか夜卜神様。」

 

「恐ろしい夢を見た・・・」

 

「どうせくだらないことでしょう、それより朝食にしますよ。」

 

「くだらないってなんだよ!ったく・・・ 

 今日はおにぎりか、サンキュー」

 

もさもさとおにぎりを食べた私たちは今日も布教活動へ移った。

いつもなら私はアルバイトへ向かうのだけれど、

 

「くっそー伴音のやつ本当に神器やめるとは・・・」

 

「一応私が居るので丸腰ではありませんが、得物がないのはキツイですね。」

 

そう、私が離れては夜卜は丸腰ならぬ丸裸なのでしばらく休むと今朝連絡を入れたところだった。

 

「妖からしたらオレは高級食材ってとこだ。

 こんなフルチン状態でどーやって依頼受けりゃいいんだよ!」

 

文句を言いつつ壁にスプレーで名前と電話番号、

ついでに胡散臭い文句を書いているその姿は完全に不審者だ。

 

つくづく周りに夜卜の姿が見えなくてよかったと思う。

 

 

「大っきなお社建てるんだーーーー☆」

 

フフッと笑いながら言う夜卜は正直に言うと気持ち悪いですねぇ。

 

「依頼自体滅多に来ませんけどね。」

 

 

 

ピューーーーーー・・・

 

 

 

木枯らしが吹いた

 

 

 

 

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プルルル・・・、プルルル・・・

 

 

「もしもーし!!ご指名ありがとうございます、こちら夜卜であります!

早くて安くて安心のデリバリーゴットご利用ありが・・・」

 

電話を受けた夜卜と一緒にがさっそうと”とぶ”。

毎回この瞬間はなれないねぇ。

 

相手はまだ小学生の子供だった。

名前は圭一君というらしい、猫のウエサマを探してほしい、と・・・

 

にしても・・・

子供からお金を受け取る男、

 

 

・・・・はたから見たら怪しいですよねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、気を取り直して”ウエサマ”を探しに行く。

まだ日が昇っているし安全だろうということで二手に分かれて探すことに。

 

「ウエサマー?どちらにいるんですかー?」

 

何回も呼んだり、時には人に聞いたりするも情報は一向に出てこない。

 

「・・・ん?

 ・・・・・・・・・・いた!」

 

ふと屋根の上を見上げると日向ぼっこをしている猫が一匹。

その猫こそウエサマだった。

 

「待ってください!」

 

さすが猫、走るのが速い。

町中の大通りをするすると走り抜けてあっという間に見失ってしまった。

 

 

 

・・・・仕方ない、一度夜卜と合流することにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「夜卜神様、見つかりましたか?」

 

大通りで”ウエサマ”と呼びかけをしている主に声をかける。

 

「だめだ見つかんねー、雨音は?」

 

「一度見つけたのですが、逃げられてしまいました(笑)」

 

「(笑)、じゃねーよ!

 だいたい猫なんざ柄違うだけだろ!

 別の持って行ってもいいんじゃねぇ?」

 

「ばれるにきまってるでしょう、何考えてるんですか。」

 

「んなこと言ったってよぉ、

 あそこにいる猫なんかちょう、ど・・・」

 

夜卜が振り替ええた先にいた猫は先ほど逃げられた猫、”ウエサマ”。

 

「あれです!夜卜神様!」

 

「わかってら!!ウエサマ!!」

 

私の時と同じように逃げ出すウエサマ。

ウエサマはそのまま車道に飛び出して・・・

 

「危ない!!夜卜神様バスが!」

 

飛び出した先は車道で、当然車が走っており、

このままだと一人と一匹はバスに轢かれてしまう。

夜卜は無事でもウエサマは無事かどうか・・・!

 

 

 

その時、視界の端で女の子が走り出した。

 

一直線に夜卜のもとへ行き、そして・・・・

 

 

 

     バスに轢かれた

 

 

 

「(あの女の子、夜卜神様が見えているのでしょうか?)」

 

女の子がバスに轢かれたところを見たときは肝が冷えたが、

そう大きな怪我をしたわけでもなさそうだ。

 

その代わり魂が体から出てしまったようだが、少しするとそれも消えていった。

 

「夜卜神様、無事ですか?」

 

「雨音、見てのとおり俺は大丈夫だ。

 けど、ウエサマは見失っちまったな・・・」

 

「まったく、いくら目に見えないからと言っていきなり車道に出るのは感心できませんよ。

・・・・・にしても彼女、見えていたんですか?」

 

「あー、そういや一度目が合ったな。街ですれ違ったとき。」

 

「!?

 珍しいですね、確認しますけど彼女生きてますよね?」

 

「あぁ、あいつは此岸の人間だ。」

 

ほっ、とりあえず一安心ですか。

 

「お見舞いに行きますか?」

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

素直じゃないですねぇ、まったく・・・

 

 

 

「雨音はここで待っててくれ。」

 

結局見舞いに行くことにした夜卜はそう告げると颯爽と病院へ入っていく。

ここは時化ているから本当は一人になってほしくないんですけど、仕方ない。

 

手持無沙汰に待っていると、30分ぐらいで戻ってきた。

 

「よっ、終わったぜ。

 あいつも元気に動いたし、十分大丈夫だろう。

 それより時化てきてるしさっさと帰ろうぜ。」

 

まったく、”元気に動いた”ってなにしたんでしょうか。

 

 

 

最近原作に入ったのは何となく察していたけれど、

細かいとこまでは覚えてないからこういう時困るねぇ。

 

 

 

まぁ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これからよろしくお願いしますね、壱岐ひよりさん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ひよりちゃんが出てきたのはほんと最後の方ですけど、一応出せました!!
雪音くんは次の次くらいになりそうですね。

速く三人がそろってわちゃわちゃやってるところを書きたいです。
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