無名な神と恵みの雨   作:夜魅

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~前回のあらすじ~
・夜卜が雪音くんを召し上げます
・雨音がひよりたちに自己紹介しました


第二章 旧友との再会、罪の償いとは・・・?
第七話 些細な日常


 

 

 

朝早くから夜卜、私、雪音くんはゴミ捨て場に来ていた。

雪音くんの服を調達するためだ。

 

・・・そういえば私の時もこれだったな。

 

「・・・なぁ、マジでこんなの着んの?」

 

「つべこべ言うな。

 ほら、これなんかかわいいぞ!」

 

「だっせ・・・」

 

夜卜が持っていたのはカピパーランドというキャラもの。

ない、これはない。

 

渡井のお金があれば彼に一着くらい買えたんですが・・・

先日の釣竿に使ってしまったらしく、手持ちは微々たるもの、

 

「はぁ、あなたの日頃の行いの所為ですよ。」

 

雪音くんにすげなくあしらわれる主を見ながらため息をついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜卜が散らかした服を片付けていると、どこからかスプレーを持ってきた。

そのままいつもの落書きを始める。

本人曰く、「布教活動」

 

 

「これ、」

 

「ん?あぁ、あげます。

 さすがにそれだけじゃ寒いでしょう。」

 

差し出されたのは私が貸した上着。

 

「・・・サンキュ。」

 

ふむ、夜卜には冷たいですが、根はいい子のようですね。

 

「・・・で、さっきから何やってんのあれ。」

 

「本人曰く、”布教活動”だそうで。」

 

「ふ~ん。」

 

ぐ~~~

 

「腹減ったんだけど・・・」

 

「もう死ぬわけでもねーから我慢しなさい!」

 

「ちっ、マジなら保護責任遺棄致死で決まりだな、こいつ・・・」

 

「じゃあ俺の力見せてやるよ。」

 

 

・・・この二人、もう少し仲良くできないんですか?

 

 

 

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「ひよりが食いもん供えるってよ!」

 

「・・・食べたら私のお願い聞いてくださいよ!」

 

どこに女子中学生に昼ご飯をたかりに来る大人がいるんですか・・・

ああ、ここにいましたね・・・。

 

あまりの情けなさに涙が出そうです。

 

 

今、私たちはひよりさんと四人でファミレスに来ていた。

 

するとそこへ、水を一つ(・・)だけ持った店員がやってくる。

そのことに?を浮かべたひよりさんに気にせず夜卜があと三つ水を頼んだ。

 

ちなみに席は

 

  |雪 夜|

 廊| 机 |

 下|ひ 雨|

 

となっている。

 

夜卜がひよりさんに彼岸と此岸の者の感覚の違いについて話している間に、

雪音くんと何を食べるか軽く決めていく。

 

なるべく安く、かつ量を多めに。

 

「雪音くん、パスタは何がいいですか?」

 

「ミートソース。」

 

「じゃあそれとあとピザをいくつか、ドリンクは我慢してくださいね。

 ・・・すみませーん。」

 

ひよりさんはコーヒー一杯で十分らしい、

・・・貯金崩せば何とかなりませんかね?

 

料理が運ばれてきて夜卜と雪音くんは我先に、と料理を口に頬張る。

2人ともよく食べますね。

 

その流れでどういう流れか

 

「それに神様うんこしない!」

 

って言ったときは足が出てしまいましたが。

 

 

 

 

「おっと、足が滑りました。」

 

「おめーぜってぇわざとだろ!!」

 

「お前の自業自得だろ。」

 

雪音くんの言う通りです。

 

 

 

「ってかどうやって蹴ったんだよ!」

 

「企業秘密です。」

 

 

 






次はあの方が登場の予定です
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