ヱヴァンゲリヲン異聞譚   作:沖田十三郎

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色々忙しく書いてる暇が取れないため一応書き上がっている分のみ更新致しますが、非常に少ない分量となっております。
平に、御容赦のほどを。


序 5

●S‐20 アルピーノルノーA310SP

 ジジジジジジという音が右斜め上、こちらに豊満な肉塊を押し当ててくるお姉さんが顔にくっつけたゴっツイアンチクショウから聞こえてくる。

「ちょっち待ってよ…」

 …ん?なんだか顔色が…

「まさか……!N2地雷を使うわけ!?  伏せてッ!!」

 そう言って彼女に覆いかぶさられた瞬間世界は真白く染まり、洗濯機の中に放り込まれたかの如くガッコンガッコングルングルンと回転して回転して回転しまくった。

 オウ・ゴッド。欠片ほども信じてないし、信心なんぞ毛の先ほどもありはしないがこれはちと酷くはないかね?

 いや、頭の上の感触は最高なのだが。…いやしかしそれ以外が最悪なのだよ。

 

●S‐21 アルピーノルノーA310SP

 スコープの先、稜線の向こうに消えていく第四の使徒からYAGRが引き下がってゆく。考えるまでもなかった。これは―――

「まさか……!N2地雷を使うわけ!?」伏せてッ!!」

 瞬間、光と音が爆発した。

 ガタガタ揺れる車内、あたしは全力で目の前の男の子の頭を抱え込んだ。

 こんなところで……あたしの目の前で子供にケガなんかさせてたまるものか。

 

大人をなめるな!

 

 なぁんてコトを考えていると揺れが止まった。

 窓を開けていたせいで砂が入り込んできたんだろう。

 口の中がシャリシャリする。…ヤダなぁ、掃除するの。

 

●S‐20 アルピーノルノーA310SP

 ようやっと揺れが収まった。

 収まって車から降りたそこは砂漠でした。

 …いやはやまったく。修繕費を考えない随分と豪勢な花火だったようだが――あの様子では税金の無駄遣いだったとしか言いようがないね。ジャミラモドキ(かの巨人殿)はまるで効いた風もなく悠々と浮遊散歩を楽しんでおられるときた。まったく、小人の身は辛いね。

 と、そんな由無(よしな)し事を思っていると

「ダイジョブだった?」

 若干苦笑気味に彼女が笑み崩して聞いてきた。

 まぁ、大事なかったかな。いやいや、非常事態ではあったが幸福も得られたのでどちらかといえば得をしているのだけれど。けれども僕はこれでも知性ある人間を自称しているんだ。

 だから、そんなコト正面から伝えるなんて愚策は犯さない。

「――あゝ、大丈夫だったよ。少々、口の中がシャリシャリするがね」

 スマートに答えたものさ。

「そいつは結構………んじゃ」

 視線で促された先は運転席を下側に直立する青い外車(ルノー)。そりゃあこいつを起こさない事にはどうにもならないだろう。

「行くわよーっ、せぇえ「のぉぉぉぉぉ」」

 2人で押す。

「「んんんんー」」

 押すったら押す!

「いよぉ~~」「がーーーー」

 そうして二人で踏ん張るとドスンという音を立ててルノー()は起き上がった。やれやれだぜ。

 




次回更新時に前回のゲンドウさんのシーン含めて改訂出来たらと思っておりますが、宇宙海賊キャプテンハーロックを基幹とした二つのSSも始めてしまったため亀の歩みが更に亀の歩みと化しておりまして(苦笑)

いや、実際は就職先の残業祭がとんでもなくハードなためまともに執筆時間と精神的安息を得られないでいるのが原因だったりするのですが、ともあれ少なくともこの話を書き始めた動機である「Q」でのシンジ君への扱いの酷さに対して彼が反撃するシーンを仕上げるまではやめるにやめられないので、待ってさえくれれば終わらせます。

そんな感じで、次回はサービス致します!

…しかし10ヶ月ぶりとかとんでもない放置具合ですな(大苦笑)
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