「あります!この短い時間で沢山のお気に入り登録を頂きましたのでとても嬉しいです!ですが…。」
「ですが?」
「一日で一つ目より多いってなんか複雑な気持ちです。なので時間があれば一つ目を読んで見てください。それでは。」
「「どうぞ!」」
ドイツに着いた俺はまず、ホテルに向かった。千冬姉から地図をもらっていたため迷うことは無かった。チェックインを済ませた俺は用意された部屋に到着した。ドイツ語は既に習得していたので問題は無かった。
「にしても、親族一人に金かけすぎだろ…。千冬姉が脅しでもしたか?流石にそれは無いか。」
実際千冬は日本政府を脅していた。それが千冬の愛情だとしても一夏はそれを愛情として受け取らないだろう。すでに一夏は千冬を家族として見ていない。その頃の千冬はというと。
「(ふふ♪今頃一夏は喜んでいるだろう。何せ政府を脅して最高級ホテルのスウィートルーム用意させたのだからな。)さて、目指すは優勝だな。」
「そうですね!先輩!」
だが千冬は知らなかった。一夏が部屋を変えようとしていることを…。
「さてと、あまりにも一人で過ごすには広すぎる。…ホテルに相談してみるか。」
「あのー、すみません。」
「はい、どうかされましたか?」
「ホテルの部屋の変更ってできますか?」
「えっ?あー、失礼ですが部屋は何処でいらっしゃいますか?」
「最上階のスウィートルームです。」
「…は?すみません。もう一度お願いできますか?」
「いや、だから最上階のスウィートルームです。」
「あの~少しお時間を頂いてもよろしいでしょうか?」
「構いません。」
「すみません。(すみません、オーナー。部屋を変えて欲しいと言うお客様がいらっしゃるのですが…。)(どの部屋のお客様だ?)(スウィートルームに泊まられている織斑様です。何でも一人で泊まるには広すぎるそうです。)(スウィートルームから変えてくれ!?そんな馬鹿な!?とりあえず預かった金額を減らすことになるからそれをどうするか聞いてくれ。)(わかりました。)あの~。」
「なんでしょうか?」
「預かっております金額はどうされますか?」
「あー、そちらで自由に使ってください。」
「!?(こちらで自由使って良いそうです!)(なんだと!?)」
「あっ、そうだ部屋を変えたら日本政府には教えないでください。」
「(は~、部屋を変えてやれ。)(わかりました。)ではこちらが部屋の鍵になります。」
「ありがとうございます。それとこれ。」
一夏は部屋の鍵をもらいスウィートルームの鍵を返して荷物をまとめて部屋に向かった。
そして第二回モンドグロッソ決勝戦
「(ついにこの日が来た!ここで優勝すれば一夏がもっと尊敬してくれるはずだ!一夏は私が優勝すれば嬉しいに決まっている!速く終らせて一夏の元に行かなければ!)では山田君行ってくる。」
「頑張ってください!」
千冬は知らないその考えは間違いだと言うことを。そして一夏が千冬の元から離れることをまだ知らない…。
その頃一夏はというと。
「お前が織斑一夏か?」
「そうだが?」
「そうか…。ならば。」
ゴス。大柄な男が一夏の腹を殴った。
「カハッ!?」
一夏が膝から崩れた。そして一夏は気を失った。
「良し、連れて行け。」
「「「了解。」」」
その頃とある研究所では。
「いっ君!!くそっ!何でちーちゃんはいっ君を見てないんだ!いったいどうすれば…。そうだ!あの人達なら助けてくれるかもしれない。そうと決まったら早速。」
束通信中
「どうしたの束?」
「いっ君を!いっ君を助けて!!」
「とりあえず落ち着きなさい!で、一夏君がどうしたの?」
「いっ君が誘拐されたの!」
「!、わかったわ。それで場所は!」
「場所はそっちに送るね!」
「ここね…。オータム、マドカ出掛けるわよ!」
「「何処に?」」
「ドイツよ、一夏君を助けにね。」
「「!了解!(わかった!)」」
その頃一夏は…。
「っ!ここは何処だ?」
「目が覚めたみたいだな。」
「俺に何のようだ!」
「お前は人質だ。」
「人質?ああ、そういうことか…。」
「フッ。理解したようだな。まー精々姉の助けを待つことだな!」
「おい!大変だ!!」
「どうした!」
「織斑千冬が決勝戦に出てる!」
「何!」
「やはりか…、」
「どう言うことだ!」
「簡単な話だ。俺出来損ないだ。名誉と出来損ないどちらを取ると言われたら名誉を取るだろう。」
「チッ!おい!こいつを殺すぞ!」
「(殺すだと?ふざけるな!俺には守らなくちゃいけない約束があるんだ!)俺は関係ないだろ!」
「じゃーな、坊主。恨むなら自分の姉を恨むんだな。」
バン!
「カハッ!?」
一夏は銃で撃たれて死んだ…。筈だった。
「ここは…何処だ?」
「起きたかい?」
「!?誰だ!」
「僕かい?僕は人々から天照と呼ばれているよ。」
「天照?あの日本神話のか?」
「そうだね。」
「その天照が何のようだ?」
「君は今、強い思いがあってここにいる。」
「強い…思い…。」
「そう…誰かとの約束を守りたいって言う思いに。」
「…。」
「図星みたいだね。それでなんだけど。君には二つの選択肢がある。1つはもう一度あの世界で生きる。ただし、半分幽霊でだけどね。もう一つは、別の世界で別の人生を歩むか。君はどっちを選ぶ?」
「そんなの決まっている!俺はあの世界で生きて約束を果たす!」
「そっか…。なら君にこれを。」
パチン!天照は指を鳴らした。すると一夏の腰に不気味なデザインのベルトが出てきて、手には目玉の様な物が握られていた。
「これは?」
「その腰にあるのがゴーストドライバーって言って手に持ってるのが君の眼魂って言うんだ。」
「ゴーストドライバーに眼魂?」
「そう、それは君の力になってくれるよ。」
「ありがとうございます。っ!?なんだこれ?」
「へ~、やっぱり君面白いね。ねー、一夏君僕と同じことをその三つにしてみて。」
天照は、目を描くように手を動かした。
「こう…ですか?」
一夏はまず、日本刀に天照と同じ様にて手を動かした。すると。
「なっ、なんだ!?」
日本刀がパーカーの様な物に変わって浮遊している。
「こいつは?」
「そいつはムサシゴーストだよ。一夏君そいつを呼んでみて。」
「あっ、はい。こい!ムサシ!」
ムサシゴーストはゴーストドライバーに吸い込まれ眼魂に変わった。
「眼魂に…なった?これって?」
「そのゴーストドライバーは英雄達の力を使うことができるんだ。」
「英雄達の…力。」
「後この子が君を導いてくれるよ。」
そう言うといきなり可愛らしい幽霊が出てきた。
「俺様の名前はユルセンだ。 これからよろしくな~。」
「ああ、よろしく!」
「さてと、もう時間だ。」
「え?」
「これから頑張ってね。一夏君。それとこれは僕からの贈り物だ。」
天照は真っ黒な眼魂を一夏に投げた。
「はい!ありがとうございます。そしてお世話になりました。」
「じゃ~な~。」
そして一夏とユルセンは光輝き消えた。
「頑張ってね一夏君。君の未来は君自身が掴みとるんだ。」
「ゴーストドライバーと眼魂をもらったけどいつゴーストになるんだ?」
「次話の予定です。それと次の話で千冬と決別してあの三人と家族になります。」
「なるほど。ところでオリジナル眼魂はもらった真っ黒な眼魂か?」
「半分正解、半分間違い。実はあの眼魂は何も宿っていません。」
「?どういうことなんだ?」
「まだ、言えません。でも決まってはいるよ。」
「そうか。では今回はここまでだ。」
「「次回も読んでください。」」