イチカはスコール、オータム、マドカ、束、クロエ、ユルセンと共に住むことに決まった次の日にある人物に電話をかけていた。
「はい、どなたですか?」
『久し振りだな。弾。』
「!?一夏…なのか?」
『ああ。』
「お前一体何処にいるんだよ!そして今何してやがる!」
『すまない…。今俺は一応日本に住んでる。それでな俺新しい家族が出来たんだ。今その人達に特訓してもらってる。』
「そうか…。とりあえず元気なんだな?」
『おう。それと名前が織斑一夏からイチカ・ミューゼルに変わったから。』
「了解。数馬にも電話するのか?なんなら今呼ぼうか?」
『ああ、頼む。』
数分後
「で?一体なんのようなんだ?」
「いいからこの番号にかけてみろ!」
「わかったから!耳元で騒ぐな!かかったか。はい、どちらですか?」
『久し振りだな。数馬。』
ポチ。数馬は電話を切った。
「弾、ふざけてるのか?」
「ふざけてねーよ!」
数馬の携帯がなった。
『いきなり切るな!』
「本当に一夏なのか?」
『連絡取れなくてすまなかった。』
「遅すぎるわ。それで何があったんだ?」
イチカ説明中
『ということがあったんだ。』
「なんほどな、ならこれからよらしくな、イチカ。」
『おう。』
「ところで鈴には会ったのか?」
『いや、これから会いに行く予定だ』
「そうか、気を付けろよ。」
『おう。それと近いうちにそっちに顔を出しに行くから。』
「了解。弾にも伝えとく。」
『ああ、頼む。それじゃ。』
「おう。」
「イチカなんだって?」
「近いうちに俺達に顔を出すってさ。」
「そうかそれは楽しみだな。」
イチカが電話し終わった時にオータムがやって来た。
「オーイ、イチカーそろそろ行くぞー。」
「わかりました。そういえば。」
「うん?どうしたんだイチカ?」
「オータムさんのことってなんて呼べばいいんですか?」
「なんだそんなことか。別に好きに呼んでいいぞ。」
「じゃあー、姐さん?」
「ウン、デキレバホカノヨビカタデタノム。」
オータムは姐さんと呼ばれた瞬間、話し方が片言になった。
「…何かあったんですか?」
「イイヤ?ベツニナニモナイゾ。ウン、ナンニモナイ。」
「お~い、イチカ~、オータム~何やってんだ~?遅いぞ~。」
ユルセンがイチカ達の元にやって来た。が一瞬でオータムの姿がきえた。
「!?」
「イチカ~助けろ~!」
オータムは一瞬でユルセンの所まで移動しユルセンの頭を撫でていた。
「いや~、本当にユルセンは可愛いな~。」
「またか…。というかユルセンお前通り抜けれるだろ。」
「それが出来たら既にしてるぞ~。」
「え?」
「理由はこれだろうな~。」
オータムが首に掛けているものをイチカに見せた。
「何ですかそれ?」
「お札が入った御守り。」
「「それでかっ!」」
「(どうするか…。こままじゃ話が進まないし、確かオータムって秋の事だよな、なら。)そろそろ離してやって下さいよ秋姐。」
ビクッ、オータムが驚きユルセンを離しイチカの方を向いて固まった。
「イ、イチカ?」
「どうしました?」
「あー、え~とな、その~、も、もう一度呼んでくれないか?」
「秋姐。」
「ま、ま~、いいんじゃねーか?イ、イチカがそう呼びたいなら。」
「わかりま…し…た!?」
「?どうし…た!?」
イチカとユルセンは発見してしまった。オータムの後ろの方にスコール、マドカ、束、クロエがニヤニヤしながらこちらを見ていた。スコールに限ってはビデオカメラを持っていた。
「(どうする?ユルセン?)」
「(黙っていた方が良さそうだな~。)」
「(だな。)」
「どうした?イチカ、ユルセン?」
「いいえなんでもありません。それより義母さん達の所に急ぎましょう!」
「おっとそうだな。」
「(あれは、見なかったことにしよ~ぜ~。)」
「(そうだな。)」
「遅れてすまん。」
「やっと来たわね。」ニヤニヤ
「兄さん達遅いですよ。」ニヤニヤ
「束さん達すごく待ちくたびれたよー。」ニヤニヤ
「何かあったんですか?」ニヤニヤ
「い、いや、べ、べつに?」
「それで誰と中国にいくんですか?」
「それは私とユルセンよ。」
「義母さんも?」
「ええ、それじゃ行きましょうか。」
「わかった。」
「わかったぜ~。」
イチカ、スコール、ユルセンは家を出て空港に向かい。そして飛行機に乗り中国に向かった。
「…義母さん一体何をみているんだ?」
「ビデオよ。」
「いや、それは見て解る。俺が言っているのは中身だ。」
「(どういうことだ~?)」
「(ユルセン義母さんの持っているビデオを見てみろ。)」
「(どれどれ~?なっ!?映っているのがオータムの嬢ちゃんだけだと~!?)」
「オータムはたまに見せる表情や慌てっぷりがとても可愛いのよね~。」
「(これは話題を変えた方が良いな。)」
「(そうだな~。)」
「そ、そう言えばマドカはいつもどんな感じですか?」
「は~、マドカはね~。」
ビクッ「「!?」」
「(…ユルセン何故だろうかいきなり背筋が凍りそうになったんだが。)」
「(奇遇だな~。俺も凍りそうになったぜ~。)」
「マドカは普段は礼儀正しくてね。」
「((よかった!さっきのは気のせいみたいだな。)」
「(そうだな~。)」
「ただ、マドカは慌てるとねー。」
「慌てると?」
「口調が幼くなって可愛いのよね~。」
「(背筋の寒さの原因はこれか!)」
「(…嬢ちゃん達ってギャップ萌が多いのかね~。)」
この後イチカとユルセンは中国に着くまでオータムとマドカの話を聞かされた。
「や、やっと着いた。」
「(な、長かった~。)」
「さ、移動しましょうか。」
「「は、はい。(お、お~。)」」
その頃中国の施設では。
「(一夏が死んだ?なんであいつが死ななきゃいけないのよ?なんであいつは一夏を助けにいかなかったのよ!)」
「凰鈴音。」
「あ、はい。」
「もうすぐお前に元に昨日連絡してきた人達が来くるそうだ。準備しておけ。」
「…はい。」
数分後
「(私に会いたい人って誰よ…。織斑千冬なら一発殴る!)」
コンコン
扉が二回ノックされた。
「凰鈴音、来られたぞ。」
「…入ってもらってください。」
「失礼するわね、凰鈴音さん。初めまして、スコール・ミューゼルというものよ。」
「はぁ…(誰?)それで私に何の用ですか?」
「用があるのは私じゃないのよ。私はただの付き添い。入って来なさい。」
「わかりました。」
「(あれ?この声一夏に似てる…。)」
「久し振りだな。鈴。」
「!!?い、一夏?本当に一夏なの?」
「ああ。うおっ!」
鈴はイチカに抱きついた。
「バカ、バカ、バカー!あんたが死んだって聞いたときどれだけ悲しかったことか!」
「すまなかったな…。」
イチカは鈴と話をするために離そうとするが鈴は離れなかった。
「鈴?」
「…もう少しこのままで居させて。」
「わかったよ。」
「(ラブラブだな~。)」
「(そうね~。)」
「(…二人は気にしはいでおこう。)」
数分後鈴は離れた。
「落ち着いたか?」
「うん。」
「なら俺の話をするぞ。」
イチカ説明中
「…一夏は一夏だよ。例え一夏が半分幽霊だとしてもそれは変わらないよ。」
「鈴…。」
「スコールさんもありがとうございます。」
「私は別に何もしてないわ。」
「と言うことは一夏はスコールさんの養子になってイチカ・ミューゼルになったんだよね。」
「ああ。」
「じゃあー、これからもよろしくねイチカ。」
「おう!」
そしてイチカ達は鈴に別れの挨拶をしていた。
「じゃあー、またね。」
「ああ、日本で待ってる。」
そういうとイチカ、スコール、ユルセンは鈴と別れた。このあとイチカは飛行機内で先程の映像を見せられ、いじられた。そして、家に到着した。
「ただいまー。」
「ただいま。」
「ただいま~。」
「「「「おかえりー。(おかえりなさいませ。)」」」」
「そうだ、兄さん。」
「どうした?マドカ?」
「兄さんにお届け物です。」
「俺に?誰から?」
「差出人は天照さんです。」
「!わかった。」
「どうぞこれです。」
「ありがとう。さて、開けるか。」
イチカが箱を開けると黒電話が入っていた。
「黒電話?なんでこんなものが…。」
イチカは黒電話を箱から出しテーブルの上に置くといきなり黒電話がなり始め、イチカは電話を取った。
「はい、イチカです。」
『躊躇なく取ったねー。』
「送り主が貴方の時点で掛けてくるのは貴方だけですから。」
『確かにそうだね。ま、とりあえず幼馴染みとの再開おめでとう。』
「その節はありがとうございます。」
『別に構わないよー。…僕もニヤニヤ出来たからねー。』
「何か触れたくない話題が聞こえましたがそれは置いといて、それより二つ質問していいですか?」
『構わないよー。』
「この黒電話って何なんですか?」
『まー、気になるよね。とりあえず見た方が速いから、手の甲に乗せてみて。』
「手の甲…にですか?」
『うん。』
「はぁ…。」
イチカは言われた通り黒電話を手の甲に乗せた。すると黒電話が鳥のような姿に変わった。
「なっ!?」
『驚いたかい?』
鳥のような物から天照の声が聞こえた。
「何なんですか!?これ!?」
『この子はね、コンドルデンワーって言うんだ。イチカ君、君はロビンの眼魂を持ってるよね。』
「ええ、持ってますね。」
『それに必要になるしたまに連絡するから君に送ったんだよ。』
「なるほど。最後の質問なんですけど、あの真っ黒の眼魂って何なんですか?」
『あれね、あの眼魂は意思を持つ物と共鳴して眼魂にその意思を宿すことができるんだよ。』
「意思…ですか?」
『うん。とりあえ今は使えないってことを覚えておけば良いよ。』
「わかりました。ではまた。」
『またねー。』
天照が電話を切る音が聞こえた。
「これからよろしくな。コンドルデンワー。あと、コンドルデンワーって長いからコルーって呼んで良いか?」
「キィー♪」
「気に入ってくれて良かった。それにしても意思を持つ物…か。そんな物があるのか?とりあえず今は良いとして、ユルセンや義母さん達は何処に行ったんだ?というより何故こんなに寒気がするんだ?すまないが一緒に探して来てくれないか?」
「キィー。」
イチカ、コルー探索中
「キィー!」
「見つかったのか?」
「キィー、キィー。」
「ありがとう!じゃあ、案内してくれ。」
「キィー!」
イチカはコルーに案内された部屋に着いた。
「ここって、束さんが作ったって言った上映室…だよな?とにかく入ってみるか。コルーは肩にでも乗っててくれ。」
「キィー。」
コンコン、イチカは扉をノックした。
「イチカです。義母さん、秋姐、マドカ、束さん、クロエ、ユルセン入るぞ。」
「良いわよー。」
「一体何を見ているん…だ!?」
イチカは固まった。何故なら流れていた映像は先程のイチカと鈴が抱き合っていいる所であった。数秒後イチカは物凄い速さで土下座をした。
「すいません。今すぐそれを消してください。」
「良いわよ。」
メインデータを消されたがこの後イチカは無茶苦茶いじられた…。
「やっと鈴ちゃんと再開出来ましたね。」
「そうだな。コンドルデンワーも出せたしな。でもなんでコルーなんだ?」
「愛称があった方がいいからです。」
「ふーん。で、次はどうするんだ?」
「特訓風景なんかを書こうかなと。」
「なるほど。では今回はここまで。」
「「次回も楽しんでください!」」