死を経験した俺の生きる時間   作:天空を見上げる猫

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「今回は久し振りにあの方が登場します!」

「思えばあの人?に出会ったから今の俺が居るんだよな。」

「そうですね。この作品でかなり重要な方ですからね。」

「本当に感謝の言葉しかないな。」

「ですね。それではそろそろ。」

「あぁ。」

「「それではどうぞ!」」


十九話

現在、ユルセンは天照に会いに神界に来ていた。天照の場所は知っていたので直ぐに見つける事が出来た。

 

 

「お~い、天照~。」

 

 

「うん?やぁユルセン。久し振り。」

 

 

「久し振り~。」

 

 

「珍しいね、ユルセンが神界に来るなんて。僕に何か用?」

 

 

「聞きたい事があって来た~。これってさ~、天照が寄越したのか~?」

 

 

「それってベートーベンの眼魂だよね?何処でそれを?」

 

 

「実はカクカクシカジカ~。」

 

 

「四角いムーヴと言うわけだね。分かった、調べてみるよ。」

 

 

天照がベートーベン眼魂を調べてみるが何も不振な点は見付からず普通の眼魂と何も変わらなかった。

 

 

「うん、普通の眼魂だね。これなら使っても問題ないよ。」

 

「眼魂の追加ってイザナギとイザナミの許可が必要じゃ無かったけ~?」

 

 

「父上と母上なら心配ないよ。」

 

 

「何でだ~?」

 

 

ユルセンが疑問に思っていると天照の元に一人の女性の神が向かって来た。

 

 

「兄上、今回も良き物が見れました。新しいのが出来ましたらまた見せてください。」

 

 

「それは何よりだよ。次回も楽しみにしててね月詠。」

 

 

「えぇ、楽しみにしています。お体にはお気を付けて。ユルセンさんも。」

 

 

「じゃぁな~、月詠~。」

 

 

「えぇ、それでは。」

 

 

月詠が立ち去るとユルセンは天照と月詠の事で話始めた。

 

 

「いや~、何時見ても月詠は綺麗だな~。」

 

 

「妹はあげないよ。」

 

 

「神に求婚なんてするわけないだろ~。てか月詠から何を返されたんだ~?」

 

 

「イチカ君と鈴ちゃんのイチャイチャを僕が編集した物。」

 

 

「ふ~ん。」

 

 

天照はとんでもない事を暴露した。しかし、ユルセン余り驚いては無かった。

 

 

「あれ?反応薄いね。」

 

 

「それならスコールの嬢ちゃんが作ってるからな~。」

 

 

「へぇ。」

 

 

ユルセンが訳を話すと天照は目を輝かせていて、不適な笑みを浮かべていた。

 

 

「よし!決めた!久し振りにイチカ君に会いに行こう♪セシリアちゃんにスペクター渡した神も気になるし。」

 

 

そしてその頃イチカ達は。

 

 

「鈴!さっきの決着を着けるぞ!」

 

 

「望む所よ!イチカ!」

 

 

二人は拳を構え戦闘体制を取っていた。二人は又もや緊張感のある空間を作り出しており、今にも殴り合いが始まってもおかしくない空気だった。

 

 

「イチカさん!鈴さん!お辞めください!二人が怪我しては意味がありません!」

 

 

「止めるなセシリア!」

 

 

「そうよ!これは私達の問題よ!」

 

 

セシリアが止めに入るが二人は聞き入れず、もう誰にも止める事は出来ない状態であった。

 

 

「鈴には悪いが勝たせてもらう!」

 

 

「それは此方の台詞よ!」

 

 

「「絶対に勝って初めてのデートで奢ってみせる!」」

 

 

「やはり逆ですわよね!?しかも初デートですの!?」

 

 

「行くぞ!鈴!」

 

 

「えぇ!此方も準備万端よ!」

 

 

イチカと鈴の決着が決まる時が遂に訪れた。イチカと鈴は大きく振りかぶった!

 

 

「「最初はグッ!じゃんけんぽん!」」

 

 

「いおっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

 

「にぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」

 

 

「まさかのじゃんけんですの!?」

 

 

イチカは歓喜の声を挙げ、鈴は猫の様に悲鳴を挙げ、セシリアは全力で突っ込んだ。

 

 

「よし!これで俺が奢りだからな。」

 

 

「あそこでチョキを出していれば!」

 

 

「本当に仲が良いですわね。」

 

 

「そうだね。」

 

 

「!?だ、誰ですの!?」

 

 

「天照さん!?」

 

 

「え!?この人が!?」

 

 

「はいその天照です。それとハイこれ、問題なく使えるから渡しに来たよ。」

 

 

天照は簡単な自己紹介をし、ベートーベン眼魂をイチカに渡した。

 

「ありがとうございます。」

 

 

「あの!」

 

 

「うん?なんだい鈴ちゃん。」

 

 

「イチカの事、ありがとうございました!」

 

 

「どういたしまして♪あ、それとセシリアちゃん。」

 

 

「はい、何でしょうか?」

 

 

「気になってたんだけど誰にスペクターを貰ったんだい?」

 

 

「これですか?これはアテナ様に貰いましたわ。」

 

 

「アテナ?あぁ!あの合法ロリ神か!」

 

 

天照が一人で納得していると何処からか一本の槍が天照に向かって飛んできた。

 

 

ガシッ!「よっと!」ヒュン!

 

 

しかし、天照はその槍を掴みそのまま投げ飛ばした。

 

 

「なるほどね~、合法ロリ神がね~。」

 

 

((何も無かったようにした!?))

 

 

しかし、今度は二本の槍が天照に向かって飛んできた。

 

 

ガシッ!「ほい!」ヒュン!

 

 

天照は難なく二本の槍を掴みそのまま投げ飛ばした。

 

 

「いやー、これ以上言ったら二本じゃ済まなくなるね。だから辞めとこ。処でセシリアちゃん。アテナの事どう思う?」

 

 

「可愛いの一言ですわ!まず、なんと言ってもあのロリロリしい体型にロリや小さいと言ったら一生懸命に否定する姿!そして普段はツンツンしているのに可愛いと言えば顔を真っ赤にして照れるツンデレ属性!初めての見た瞬間にはアテナ様を抱えてダッシュしたほどですわ!流石に他の神様が追いかけてきた時は驚きましたが追いかけてきた神様全員を振り切りましたわ!更には…」

 

 

「ストップ。」

 

 

「何故ですの!?少なくとも六時間は語れるというのに!?」

 

 

「多すぎだよ。それにほら。」

 

 

「え?」

 

 

セシリアが後ろを見ると怯えながら『セシリアコワイ、セシリアコワイ』と言いながらイチカに掴まっている鈴の姿があった。

 

 

「鈴さん、心配しなくとも襲いませんわ。」

 

 

「…ホントウニ?」

 

 

「えぇ。本当ですわ。」

 

 

「…猫化した鈴もか?」

 

 

「それは約束出来ませんわ!」

 

 

「ヒッ!?」

 

 

鈴はセシリアの言葉を聞いた瞬間小さく悲鳴を挙げて掴む力を込めた。

 

 

「よしよし、大丈夫だ。俺が守ってやるから。」

 

 

「うわーん!イヂガー!ごわがっだー!(泣)」

 

 

イチカが鈴の頭を撫でると鈴は泣き出してしまった。

 

 

「心配するな、多分あれはセシリアの冗談だ。(セシリア、話を合わせろ。)」

 

 

「(分かりましたわ。ではユルセンの写真を幾つか。)えぇ、イチカさんの言う通りですわ。」

 

 

「(義母さんに聞いてみる。)な?言っただろ?」

 

 

「うん!それと、もっとなでて!」

 

 

「あぁ、鈴が気がすむまで撫でてやるよ。」

 

 

「やったー!」

 

 

鈴は自分が気が付かない内に精神年齢が一時的に下がっていた。しかし、イチカがそれを気にすることは無い。何故ならイチカは鈴が可愛いければそれで良く、鈴が正義だからである。そしてセシリアと天照は。

 

 

「凄いねぇ、二人のイチャイチャがお茶請けになるなんて。お茶が美味しく感じるよ。」

 

 

「そうですわね。処で天照様は此処に居て大丈夫ですの?」

 

 

「問題無いよ、来る前に結界を張ったから。神にしか干渉出来ない、外から見えない、存在を感じない、でも外からの声や電波は通る。便利な結界なんだよね。」

 

 

「あ、本当ですわ。しかもWi-Fiに繋がってますわ。凄いですわね。」

 

 

「でしょ?それにしてもお茶が美味しいねぇ。」

 

 

「そうですわね。」

 

 

二人のイチャイチャを茶請けにしながら優雅にティータイムを満喫していた。




「今から作戦会議を始めます。ターゲットはイチカ・ミューゼル、凰鈴音、この二人です。よろしくお願いします。」

「「「「よろしくお願いします。」」」」

「ではまず自己紹介から、この作戦のシナリオを担当する者です。スカイと申します。」

「二人の尾行を担当します。ブラックと言う者です。」

「ブラックさんと同じく尾行担当のスナイパーですわ。」

「記録を担当する豪雨よ。」

「機材担当のラビットだよ。」

「さて、この作戦に失敗は許されません。そして私が考えた作戦のシナリオです。」

「「「「おぉ!」」」」

「この作戦に質問がある方は?」

「はい」

「豪雨さん、何でしょうか?」

「記録しているときに邪魔な障害があった場合それは編集して構わないかしら?」

「勿論です。豪雨さんに記録して欲しいのはイチカ・ミューゼルと凰鈴音の行動ですので。」

「了解したわ。」

「他には。」

「はい。」

「ブラックさん。」

「もし二人にアクシデントに合えば助けるべきでしょうか?」

「いいえ、出来るだけ助けては駄目です。」

「分かりました。」

「他に無いでしょうか?無ければ終わりますが。」

「じゃぁ、私から。」

「何でしょうか?ラビットさん。」

「くだらない風潮に染まった女が突っ掛かって来たら社会的殺して良い?」

「う~ん、余りにも、しつこい様であれば構いません。」

「了解♪」

「他にありませんか?」

「やはり変装は必要ですの?」

「余り目立ち過ぎるのもあれなので帽子くらいにしておいてください。」

「分かりましたわ。」

「それでは作戦会議を終わりたいと思います。ありがとうございました。」

「「「「ありがとうございました。」」」」
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