「お疲れ。今回は過去最大だったな。」
「そうなんですよね。通常の約3倍書きました。」
「ま、取り合えず。」
「「それではどうぞ!」」
「ふぅ。(何で束さんはいきなりバイクをメンテをしようと思ったんだ?俺が毎日調べてた筈だけどな?)それにしても早すぎたか?」
現在八時半、イチカは初デートと言うことで待ち合わせの一時間前に来ていた。
「え!?イチカ!?何で!?早くない!?」
「そう言う鈴こそ。」
「だって私は『ごめん鈴、待ったか?うんうん!私も今来たところ!』をやりたかったから…。」
「それ逆だろ。まぁ、早く来たなら来たで早めに行動すれば良いだろ?」
「それもそうね♪」
二人は一時間前にデートを開始する事にした。しかし、イチカは立ち止まり鈴の方を向き話しかけた。
「そうだ鈴。言い忘れてた。」
「?どうしたの?」
「服、凄く似合ってるぞ。」
「あ、ありがとう///」
イチカは一見落ち着いているように見えるが実際は。
「(言えない…鈴の私服が可愛すぎて一瞬呼吸が止まっていたなんて。)」
「イチカ!早く行きましょ!」
「あぁ!(畜生!鈴が可愛すぎるからこの後気絶しないか心配になってきたぞ!?)」
かなり焦っていた。そして鈴は。
「(私服姿のイチカ…凄く格好良すぎでしょ!?う~、何時もと雰囲気が違うからさっきからドキドキしっぱなしよ!そ、それにイ、イチカに服が似合って言われた///この後私気絶しないよね!?)」
「「((はぁ~、初デート大丈夫かな?))」」
二人とも同じ事を心配しており、二人は気付かずに手を繋いでいた。そして。
「こちらスナイパー。ターゲット二人、行動を始めましたわ。」
『えぇ、此方も確認したわ。貴女達も行動を開始してちょうだい。』
「了解しましたわ。」
「了解です。それにしても…」
「どうかされましたか?お嬢様?」
「…スカイさん。(作者)に帽子くらいにしておいてくださいって言われましたよね?なのにそのー。な、なぜスナイパーさんとわ、私はこのような格好をしているのでしょう?///そ、それに何なのでしょうか私達の設定は?///」
スナイパー(セシリア)は髪を後ろで束ねて漆黒のスーツを着用しサングラスをしていた。一方、ブラック(刹那)は蒼い着物を着ており頭に桜の簪を付けていた。
「先輩がお嬢様で私がお嬢様の執事ですが何か問題でも?」
「スナイパーさんは尾行の意味分かってます!?」
「良いではありませんか。さて、私達も参りましょうか。お嬢様?」
スナイパーはブラックに手を差し出した。ブラックは少々赤くなりながらスナイパーの手を取った。
今此処に初デートに期待と不安を膨らませたカップルと、男装した英国淑女&THE大和撫子コンビが行動を開始した。
「それで鈴、まず何処に行くんだ?」
「う~ん、まずは駅前のショッピングモールかしら。ほらこれ。」
「何々?『世界的有名なパティシエ如月蒼夜氏が日本に緊急帰国!それを記念して如月蒼夜氏のスイーツが買える『蒼キ夜』を期間限定でオープン! 世界が認める味をお楽しみください!
注意『蒼キ夜』では男性、女性、権力、力、全て関係ありません。『蒼キ夜』で問題を起こした方は問答無用で出禁にいたします。』か、なるほどな。じゃぁ、行ってみるか。///」
「うん。///」
((ヤバイ!今気が付いたけどこれって顔がもの凄く近い!?))
カップルが目的地を決めて、二人同時にはずかしがっている時、コンビはと言うと。
「スナイパーさん。」
「どうされました?お嬢様。」
「…もうその設定は決まりなんですね。それはそうとあれは狙ってやっているのですか?」
ブラックが言うあれとはイチカが鈴を膝に乗せ後ろから抱き付いている事を言っている。
「あぁ、あれは自然にやっているのですよ。」
「そうなんですか?それは微笑ましいですね。」
「えぇ、一部の方からはお茶が進むと言われています。お嬢様も試してみますか?」
「ありがとうございます。ですが私は今お茶を持っていませんよ?」
「心配要りません。こうなる事を予想し此方で準備致しましたから。」
そう言うとスナイパーは何処からか水筒を取りだしブラックにお茶を入れたカップを差し出した。
「どうぞ。それと私の事は呼び捨てで構いません。」
執事キャラが何故か似合っているスナイパーであった。
イチカ達はショッピングモールに着き入るとそこには信じられない光景があった。
「貴様ら!俺が作ったスイーツが欲しいかー! 」
『サー!イエッサー!』
「ならば並べ!列を乱すなー!」
『サー!イエッサー!』
「『蒼キ夜』では男も女も権力も力も関係ない!スイーツが欲しければ順番を守れ!」
『サー!イエッサー!』
「ルールーを守らない者は俺の隣にいるガーディアンズが即刻排除する!なお、お一人様五つまでだ!解ったか!」
『サー!イエッサー!』
「よろしい!それではこれより『蒼キ夜』の開店開始を宣言する!」
『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!』
「ガーディアンズ!ミッション…スタート!」
『サー!イエッサー!』
「凄くカオスだな…。」
「そうね…。」
二人が今の現状に混乱しているといきなり
「おいそこのバカップル!」
「「!?」」
「そこはこのショッピングモールの入り口だ!並ぶか退けるかどちらかにしろ!」
「「すみません!」」
「違う!返事はサー!イエッサー!だ!そして彼氏!並ぶなら彼女の手を絶対に離すなよ!彼女は彼氏から何があっても離れるな!解ったか!」
「「サ、サー!イエッサー!」」
二人は急いで列の最後尾に並ぶために大きく返事をして手を繋いだまま向かった。
「よろしい!それでは末長くお幸せにな!」
『注意しながらも二人を祝福!そこに痺れる!憧れるー!流石は蒼夜様!』
「さぁ!先程のバカップルに祝福の気持ちを込めて拍手を送れ!」
『サー!イエッサー!』
イチカ達の周りの客やガーディアンズの皆さん、更には近くに居た店員までが大きな拍手を送っていた。
「う~!///知らない人から拍手なんて恥ずかしすぎる!///ごめんイチカ!少しこのままで居させて!///」
「ちょっ!鈴!?///」
鈴はイチカと向き合うようにして顔をイチカに押し付け手を腰に回した。周りから見れば抱き付いている様にしか見えない。
「何とも大胆な彼女だな!皆の衆やることは解っているな!」
『サー!イエッサー!既に理解しております!』
「ならば今すぐ始めろ!」
『サー!イエッサー!』
イチカ達以外の人達がイチカに向き直り視線が二人に集中した。
「何をするつもりだ!?」
視線を向けている人達は何もせずにただニヤニヤしていた。目を半開きをしてただニヤニヤしていた。
「…えっと、一体何を?」
『二人を見てニヤニヤしているだけですけど何か?』
「いや、何でそんなに揃うんだ!?」
『知らんな。』
「打ち合わせでもしてんのか!?」
『え?多分ほとんど初対面ですけど?』
「取り合えずニヤニヤを辞めてくれー!」
ニヤニヤはイチカと鈴の順番が来るまで続いた。
「はぁ、何だか疲れた。(てか、あれは反則だろ!?彼処に人が居なかったら思わず鈴をギュッとしていたぞ!?///)」
「そうね。(恥ずかしい!私ってどれくらいイチカに抱き付いていたの!?あ、でもイチカから良い匂いがしたな///)」
「うし、気分転換にでもブラブラしてみるか?」
「それも良いかもね♪イチカは何処に行きたい?」
「そうだな…取り合えずアクセサリーショップかな。」
「へぇ、意外。イチカってアクセサリーとか興味あるんだ。」
「まぁ、ちょっとな。(俺のじゃないけどな。)」
そしてコンビの方では。
「お嬢様、ターゲットが移動するようです。」
「スナイパーs「お嬢様。今の私の事は呼び捨てで構いません。」私は呼び捨てで相手を呼ぶのに慣れていないのですが…。」
「どうか私を呼び捨てで呼んでくれませんか?」
「う~///ス、スナイパー。」
「はい。ありがとうございますおj「そ、そのかわり私の事も呼び捨てで呼んでください!」しかし…」
「お、お願い致します。///(何故私はこんな事を頼んでいるのでしょうか!?)」
「…ターゲットを見逃すわけにはいきません。さ、行きましょう。刹那。」
「!?(ほ、本名!?それに何故こんなにも私はドキドキしているのでしょうか!?)はぃ///」
セシリアがイケメンの紳士を見事に演じている件について。そして、刹那にフラグが建ちそうな件について。
イチカと鈴はアクセサリーショップに着くと二人は一時的に別行動することになった。
「さてと、鈴に似合いそうな奴は…」
「そこの男、これ全部の代金払っといて。」
「う~ん。(ブレスレットはISの待機状態と被るし…)」
「ちょっとちゃんと聞いてるの!?」
「(かと言ってブローチとかは目立つし…)はぁー。」
「いい加減にしなさい!」
女性はイチカの肩を掴んだ。
「?誰?」
イチカは肩を捕まれた事でやっと女性に気が付いた。しかし、それを聞いた女性は激怒した。
「男の癖に私を無視するなんて良い度胸ね!」
「(あぁ、くだらない風潮に染まった奴か。)それで?俺に何の様だ?此方はプレゼントを探すのに忙しいんだが?」
「男の癖に!まぁ、良いわ。これ全部の代金を払っておいて。」
「断る。払う理由がない。それともあれか?貴女は成人にもならない高校生に奢らせるのが趣味なのか?」
「な!?」
「それにこんな事をする時間があるなら彼氏ぐらい探したらどうだ?」
「うわーん!彼氏が居ればあんたみたいな餓鬼に奢らせないわよ!全世界のリア充めー!爆発しろー!」
女性は泣きながら走り出してしまい、周りに居たカップルから拍手を送られた。
「罪悪感が凄いんだが…。うん?これは…」
そして鈴はイチカと合流したが鈴はあることに気が付いた。
「ねぇイチカ。」
「?どうした?」
「何でイチカは周りから拍手されてるの?」
「気にしないでくれ。」
「分かった。そう言えばお昼どうする?」
「もうそんな時間か。どうする?」
「あれ?君達はさっきの…」
二人が話していると一人の眼鏡をかけた男性が話し掛けてきた。しかし、二人はその人物に面識は無い。
「えっと、何方ですか?」
「あー、ごめんごめん。これなら分かるか?」
そう言うと男性は眼鏡を外し髪を乱した。 するとそこに居たのは先程の如月蒼夜であった。
「「あぁ!」」
「さっきは本当にごめん。」
「い、いえ俺達はあまり気にしていませんので…。それよりさっきとキャラが変わっているので驚いているんですが…」
「あー、僕はちょっと熱が入ると性格が変わるからね。ところでさ、二人はお昼は済んだ?」
「えっと、これから食べようかと思いまして。」
「それなら良かった。僕にお昼を奢らせてくれないかな?さっきのお詫びとして。」
「え!でも…」
「頼むよ僕に奢らせてくれ。」
「「じゃぁ、お願い致します。」」
「良かった。何かリクエストはあるかい?」
「俺は何処でも良いです。」
「私も何処でも良いです。」
イチカ達は近くのレストランに向かった。途中、少しばかり話して如月蒼夜は優しい人物だと分かった。
「そう言えば如月さんは緊急帰国ってありましたけど何か日本に様があったんですか?それと俺の事はイチカと呼んでください。」
「そうだね。あ、僕の事も蒼夜で構わないよ。ちょっと仕事と彼女に会いに来たんだ。」
「へぇ、彼女いらっしゃるんですね。あ、私の事も鈴で良いです。因みにどんな方なんですか?」
「そうだね…基本的に自由な性格で少しばかり人と関わるのが苦手だったな。でも頭が良くてね、それこそ世界の常識を変える程だったからね。」
「そんな凄い人が彼女なんですね。」
「うん。僕の自慢の彼女だよ。」
しかし、この時イチカはある事を考えていた。
(まさか…いやでも、そうと決まった訳じゃない。世界の常識を変えた人なんて沢山いる。まさかな?)
「三年前に撮った写真があるけど見る?」
「見ます!」
「はい、これ。」
蒼夜が見せた写真には蒼夜と嬉しそうにピースをしている紫の髪をした女性が写っていた。
「やっぱりか。」
「え!?イチカ、この人知ってるの!?」
「知ってるも何もこの人は束さん。本名は篠ノ之束。ISを作った本人だ。」
「えっ!?それホントなの!?」
「正解、イチカ君はもしかして束と知り合いなの?」
「えぇ、よくお世話になってますよ。」
「そっかー、束が言ってたイッ君って君の事だったんだ。意外と世間は狭いね。」
「そうですね。」
「そう言えばどっちから告白したんですか?」
「やっぱり鈴ちゃんは気になる?」
「はい!」
「告白はあっちからだよ。でもあの時は本当に驚いたな。なんせ『蒼にゃキュン!わ、私とつ、付き合ってくだしゃい!』って顔を赤くしながら言ってきたからね。勿論僕も好きだったからOKしたんだ。」
「へぇ、意外ですね。」
「でしょ?でもね、お互いに忙しいからまだ恋人止まりなんだよね。でも何時かは束を妻として受け入れたいね。」
「多分束さんそれを聞いたら喜びますよ。」
「そうだね。毎日電話してるけど何時も嬉しそうに話してるからね。」
その束と言うと。
「うわーん!蒼夜君に妻になって欲しいって言われたー!しかもいきなり過ぎるよ!?そ、それにわ、わ、私に会いに来た!?もう、幸せすぎる!」
顔を手で押さえながら開発室の床を何度も転がっている。スコールにその場面を撮られている事を知らずに。
「お昼、ありがとうございます。」
「どういたしまして。それじゃ二人ともまた何処かで。」
「はい、ありがとうございました。」
「じゃぁね。」
「結構良い人だったね。」
「そうだな。しかし驚いたな束さんに彼氏が居るなんて。」
「うん。」
「さてと、久し振りに彼処に行ってみるか?」
「あー、彼処ね。そうね、行きましょう♪」
二人はショッピングモールを出て二人の思い出の場所に向かった。
「此処は何時来ても変わらないね。」
「そうだな。何時も四人で此処に来て遊んで過ごしたな。此処はこんなに広いのに全く人が居なかった。今も全く人が居ない。何でだろうな?」
「さぁ?でも私は人が居なくてこんな静かな空間は嫌いじゃないよ。」
「俺もだ。(渡すなら今だろうな。)鈴。」
「どうしたの?イチカ?」
「はいこれ、俺からのプレゼント。」
「え?」
イチカは鈴に綺麗にラッピングされている長方形の箱を渡した。
「ほら、俺達は付き合ってはいたけどそれらしい事をした事が無いだろ?それに鈴が帰ってきたお祝いもしてないから。だから受け取ってくれ。」
「うん!ねぇ、今開けても良い?」
「あぁ。」
鈴は笑顔でイチカからのプレゼントを受け取り、箱を開けた。中には翼を模様したネックレスが入っていた。
「綺麗…。」
「気に入ってくれたか?」
「うん!ありがとうイチカ!」
「どういたしまして。(やっぱり鈴の笑顔は眩しすぎるくらいに綺麗だな。…どんな事があってもこの笑顔は守ってみせる。)」
「イチカ、似合う?」
「あぁ、凄く似合ってるぞ。」
「ありがとう///」
「?どうした鈴?」
鈴は恥ずかしそうに頬を赤らめモジモジしていた。
「えっとさ、イチカ///」
「何だ鈴?」
「その、何て言うか///えっと、キ、キスして欲しい…///」
「わ、分かった///」
「あ、ありがと///」
イチカと鈴は互いに目を閉じ少しづつ近づけた。だが、鈴はイチカの事が気になり目を開けて閉まった。
「ち、近い!?キュー///」バタン!
「!?おい鈴!?大丈夫か!?」
鈴は恥ずかしさのあまり気絶してしまった。普段二人は自然にイチャイチャしているがキスなどは未知の領域であったため鈴が恥ずかしさに耐えきれずに気絶したと言う事だ。そしてそれを見ていたコンビは
「どうやらワンステップ進むにはもう少し先の様ですね。」
「そのようですね。」
「さて、イチカさん達に気づかれる前に行きましょうか?刹那?」
「そうですね。エスコートをお願いできますか?セシリア?(何故私はまだドキドキしているのでしょうか?ですが何故かこのドキドキが心地良く感じられますね。)」
「勿論。さ、参りましょう。」
「えぇ。」
「それで作者次回は?」
「次回と言うより二巻にあたる話はかなり重要になってきます。」
「なるほどな。てか何してんだ?」
「セシリアのオリ眼魂の台詞を募集しようかと思いまして。」
「台詞?」
「はい。読者の皆さんのお力を借りようかと思いまして。」
「で、眼魂の中身は?」
「ジャンヌダルクです。と言うわけでジャンヌダルクの台詞を募集します。私が気に入った方の台詞は勿論採用します。」
「こんな作者ですがどうぞよろしくお願いします。」
「「それでは次回もお楽しみに!」」