死を経験した俺の生きる時間   作:天空を見上げる猫

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「今回で二話目となる臨海学校編ですが何か質問は無いですか?」

「イチャイチャ!」

「天使達の写真撮影!」

「次回です。」

「「ギルティ!」」

「え!?ちょ!?ぎゃぁぁぁぁあ!?」

「「この屍は放っておいて、それではどうぞ!」」


三十三話

「チッ!二対一で相手しているのに圧倒するとか化物か!?てか彼奴どんな身体能力してんだ!?」

 

 

「それに全くと言っていい程隙がありませんわ!?一体何をしたらあんな覇気を纏えるのですの!?」

 

 

イチカとセシリアは目の前の倒すべき相手に二対一というアドバンテージがありながらも苦戦していた。しかし、二人はまだ諦めておらず、何か打開策が無いかと考えていた。

二人が打開策を考えていると、対戦相手、いや、シャルロットが狂喜に包まれた黒い笑みを浮かべながら見ており、やがて口を開いた。

 

 

「アハッ♪それだよ、その顔だよ!僕は二人のそんな顔が見たかったんだよ!やっぱり人が悔しそうな顔を見てるだけでゾクゾクするよ!でも僕は思うんだ♪人が一番綺麗になる瞬間は恐怖を抱きながら泣く姿だってね♪

それはそうと次は君達の攻撃だよ♪折角のチャンスなんだから無駄にしない様にね♪」

 

 

(セシリアどうする?彼奴完全に俺達を馬鹿にしているぞ?)

 

 

(そうですわね…、先に私が先陣を切り、この状況を打開しますわ。なのでイチカさんは防御に徹してくださいまし。)

 

 

(了解だ。)

 

 

イチカとセシリアはアイコンタクトで作戦を決め、直ぐ様実行に移した。イチカはシャルロットを睨みながら腰を低く構え、セシリアは目を閉じ、精神統一をしていた。

やがて、セシリアは目を開き、イチカと同じ様にシャルロットを睨み、ゆっくりと構えた。そして、セシリアは美しいフォームで見事なジャンプサーブを決めた。しかし、シャルロットは素早く移動し、難無くボールを返した。だがシャルロットは返したボールを追い、そのボールを真上にトスした。そして一旦下がり、助走を付けて鋭いスパイクを打った。だが、イチカも負けじとシャルロットが打ったスパイクをレシーブし、上がったボールをセシリアが打つ。

 

 

「へぇ~、さっきよりも上手くなってるね♪なら僕ももう少し本気を出そうかな!それに速く終わらせて君達の泣く姿が見たいからね♪」

 

 

「お前の思い通りになると思うなよ!」

 

 

「そうですわ!私達は絶対に負けませんわ!」

 

 

「なら来なよ!今すぐその綺麗な顔を泣かせて、絶望で埋め尽くしてあげるよ!」

 

 

「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」」」

 

 

『あれ?ビーチバレーってこんなだっけ?』

 

 

三人の戦いを見ていた生徒達の心が一致した瞬間であった。

 

 

「アッハハハ!ほら、ほら、ほら!絶対に負けないんじゃなかったのかい!ペドフェリア君に変態淑女さん♪」

 

 

「「アァ?クサマヲムッコロス!」」

 

 

シャルロットはイチカ達を更に煽り、二人は何故かオンドゥル語で切れていた。しかし、このままではイチカ達の負けが確定してしまう。そう、このまま行けばの話である。

 

 

「(これはもう、僕の勝ちは決まったね♪一体二人はどんな風に泣くのか…)「ズドン!」…え?」

 

 

シャルロットは轟音が聞こえた方向を見てみるとボールから煙が出ており、小さめのクレーターを作っていた。

 

 

(セシリアのスパイクを打つ瞬間が見えなかった!?しかも何、さっきのズドンっていう音!?明らかにビーチバレーで聞こえる音じゃないよね!?)

 

 

「フフ♪私達な勝利は約束されたも当然ですわね。何せ私達には天使達が応援しているんですもの♪」

 

 

「あぁ!そう言えばセシリア。確かやるべき事があったんだよな?」

 

 

「そう言うイチカさんも、確か守るべき約束があるのでしょう?」

 

 

「「…。」」

 

 

「なら、速く終わらせる!と言う訳で、命…燃やすぜ!」

 

 

「そうですわね。即刻に勝負を決めましょう!なので私も、貴女に美しき鎮魂歌《レクイエム》を!」

 

 

(何で?何で!何で!?何でいきなり二人は強くなったの!?)

 

 

シャルロットは二人がいきなり強くなった理由をビーチバレーをしながら探し始めた。そして直ぐに見つかった。

 

 

「イチカー、ファイトー!セシリアも頑張れー!」

 

 

「負けるな師匠!セシリア!」

 

 

「(応援《ドーピング》!クソ!二人を泣かす事で頭が一杯であの二人の存在を忘れてた!)!?しまった!」

 

 

シャルロットのルビが明らかに可笑しいが間違いではないだろう。何せ、応援一つで本気以上の力が出るのだから、間違い無く一種のドーピングだろう。

しかし、シャルロットも食らい付くが、無敵状態になった二人に敵う筈もなく直ぐに決着は着いた。

 

 

「ナイス、セシリア。」

 

 

「イチカさんこそ。」

 

 

「…イチカ、セシリア。今回は僕が負けたけど次は絶対に勝つ。そして、僕のコレクションに二人の泣き顔を追加してあげるよ。」

 

 

「あぁ!何時でも受けてたつ!」

 

「ですから、その日が来るまで何時も通りの良き友人で居てくれませんか?」

 

 

「わかったよ。(あ~あ、あの二人には敵わないや。ま、時間はあるんだしゆっくりと攻略していけばいいか。それにあの二人の泣き顔を想像するだけで興奮するから別に問題は無いんだよね~♪)」

 

 

此処でシャルロットの説明。自らの快楽の為だけに生きている。特に他人の不幸や泣き顔を見ることが好きな少女。そのため何時も男装をしており、よく少女や女性の心を折っている。一部例外を除いて男性に興味が無い。




「処で屍作者。」

「何でしょう?」

「本編でシャルロットがレシーブした後、トスしてスパイクしたけどあれ反則じゃないのか?」

「あれですか?二対一の特別ルールでシャルロットは連続タッチオーケーです。」

「成る程。」

「そしてこの黒ロットのせいでデュノア父の胃がストレスで崩壊マッハです。基本的に仲は良いです。そろそろ締めますか。」

「「それでは次回もお楽しみに!」」
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