死を経験した俺の生きる時間   作:天空を見上げる猫

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「今回は本編はお休みだ。」

「そして今回はシリアスが無いので気楽に読んでください。」

「「それではどうぞ!」」


番外編 赤ずきん

ある家に赤ずきんというニックネームの少女が住んでいました。名の通り何時も赤い頭巾を被っており、その頭巾から何故かツインテールにした髪が出ています。しかし、誰も不思議に思いません。そしてかなり有名人です。少女の名はリン。今回の主人公です。

 

 

「リンさーん。少しよろしいでしょうかー?」

 

 

「はーい。お母さん?どうしたの?」

 

 

「実は母にこれを届けて欲しいのです。」

 

 

「わかったわ。」

 

 

この人は私のお母さんです。名前はセツナ、特徴は誰に対しても敬語で、高めの身長に黒い髪。そして何時もキモノと呼ばれる服装をしていて何がとは言わないが大きい…。何れくらいだろう?…小さめのメロン位?ま、それは置いておいて届ける物は何だろう?

・小太刀×5本

・砥石

・羊羮と呼ばれるお菓子×3本

・アルコール度数90を越える神殺しという名前のお酒

…何これ?全体的に可笑しい気がする。本当にお婆ちゃんって何者?

 

 

「…これを届ければ良いの?」

 

 

「お願い出来ますか?私は用事があって行けませんので…。」

 

 

「わかったわ、じゃぁ今から行ってきます。」

 

 

「行ってらしゃい。あ、それとどうぞ。後、ハンターさんに出会ったら急いで逃げてくださいね。」

 

 

お母さんは私が行く時にお小遣いを少しくれて注意をしてくれた。それにしてもハンター?狼じゃなくて? ま、良いか。

 

 

この時のリンはまだ知らない。ハンターの本当の恐ろしさを。そしてこの後起こる運命の出会いを。

 

確かお婆ちゃんの家って森を抜けた先の家に住んでるんだよね?う~ん、良いお婆ちゃんなんだけど何だか苦手なのよね…。何と言うかあの独特の雰囲気と言うかオーラと言うか…

「キャッ!」

 

 

考え事をしている内に何かに当たって尻餅を着いたらしい、何に当たったんだろう?

 

 

「大丈夫か?」

 

 

「あ、はい。大丈夫で…」

 

 

声が聞こえたから返事をしながら顔を上げるとそこには見た事の無い形の剣を持った人が居た。だけど私は目の前に居るのは人じゃないことに気が付いた。何故なら真っ直ぐ立っている耳に大きな尻尾、口からは鋭そうな牙が見えていた。そして私はこの人?の優しそうな目に見惚れていた。あ、一応聞いてみよう。

 

「貴方はもしかして…狼?」

 

 

「一応そうだけど…言いたい事があれば言って良いぞ?別に怒りはしないから。」

 

 

「じゃぁ、一つだけ。尻尾触って良い?」

 

 

「尻尾?これの事か?それなら別に触るのは構わないけど…。」

 

 

「ありがとう♪」

 

 

「ッ!?///ほ、ほら、は、早くしろ!///(この子に警戒心と言う物は無いのか!?)」

 

 

「?」

 

 

いきなり狼が顔を真っ赤にしたけど何でだろう?それよりも尻尾♪尻尾♪あ、凄い!尻尾の毛はサラサラなのにふわふわしてて気持ちいい♪それに撫でる度に狼の耳がピコピコ動いてる!何この可愛い生き物!?…あ、狼か。じゃなくて!耳も触りたい!聞いてみようかな?そう言えば。

 

 

「ねぇ?」

 

 

「な、何だ!?」

 

 

「貴方に名前はあるの?」

 

 

「名前?イチカだけど…。」

 

 

「イチカ、耳も触って良い?」

 

 

「…君は俺が怖くないのか?」

 

 

「全然怖くないよ。だって貴方は優しい目をしてるから貴方自身が優しいって解るよ。」

 

 

「(優しい…か。久し振りに言われたな。)話が脱線したな耳も好きに触って良いよ。」

 

 

「あ、ありがとう。///」

 

 

あれ?可笑しいな?顔が物凄く熱い気がする。何でだろう?取り合えずイチカの許可も貰ったし早速触らせて貰おう。

 

 

「ヒャッ!?」

 

 

「!?」

 

 

何!?この可愛らしい声は!?何処から聞こえてきたの!?

 

 

「ヒャッ!?」

 

 

また聞こえた!?一体何処から!?…あ、居た。目の前に顔が林檎以上に真っ赤になってるイチカが居た。よし!確認の為に今度は摘まんでみよう!

 

 

「ヒャンッ!?」

 

 

うん♪やっぱりイチカだ♪どうしよう?楽しくなって来ちゃった♪ 取り合えず。

 

 

「イチカって耳が弱いんだ~♪」

 

 

「や、辞めっヒャッ!?」

 

 

「フフ、そんな反応されたら辞めれなくなっちゃうよ♪」

 

 

「ちょっと待て!?同時攻めはヒャン!?これ以上されたら可笑しくヒャッ!?」

 

 

「本当に可愛い反応だね♪でも私が満足するまで辞めないよ♪」

 

 

誤解が無いように言っておこう。リンはただイチカの尻尾と耳を触っているだけである。如何わしい事は何もしていない。如何わしい事は何もしていない。大事な事なので二回言わせて貰いました。

 

 

「君は何処かに用事があるんじゃないのか!?」

 

 

「あ!」

 

 

「はぁ、場所は何処だ?」

 

 

「え?」

 

 

「そこまで俺が連れッ!危ない!」

 

 

「キャッ!?」

 

 

私は何が起きたのか分からなかった。ただ金属同士が当たった音が聞こえて気が付けば私はイチカに抱き寄せられていた。この時、私の心臓の鼓動が速くなっていた。

 

 

「ご機嫌麗しゅう、イチカさん。」

 

 

「セシリア!」

 

 

リンは声が聞こえた方を向くとそこには右手に銃を持ち、綺麗な金髪を後ろで束ねて漆黒のスーツに身を包み同じく漆黒のサングラスを装着したハンターが居た。

 

 

えぇぇぇぇぇぇぇぇえ!?ハンターってそっち!?てかあれ…逃○中じゃない!?と言うか女の子!?…はぁ、神様は不公平だ。

 

 

「イチカさんの可愛らしい声が聞こえて来てみれ可愛らしさで有名な赤ずきんさんではありませんか。今日の私はラッキーですわね。」

 

 

「いい加減しつこい。その内男に嫌われるぞ。」

 

 

「それで結構ですわ!私は可愛い物があれば十分ですわ!」

 

 

…綺麗なのに何だか残念な子だな。って発泡してきた!?それをイチカは普通に斬った!?

 

 

「イチカさん、そろそろ諦めてもらえません?」

 

 

「それは此方の台詞なんだが!」

 

 

二人の喧嘩は激しさをますと思ったその時、森の奥から誰かがが歩いてきた。

 

 

「…帰りが遅いと思って来てみれば、これはどんな状況なんだ?イチカ君?」

 

 

「「師匠!?(お婆ちゃん!?)えっ!?」」

 

 

森の奥から歩いてきたのはイチカの師匠であり、リンの祖母であった。名をトワ、年齢と容姿が合っておらず鋭い剣の様な雰囲気のある女性である。歳は90を越えているが20代にしか見えず、子供が三人居る不思議な女性である。

 

 

「…ふむ、イチカ君。今日の特訓は何時もの倍だ。」

 

 

トワは指を三本立ててイチカに話している。

 

 

「待ってください!?あの特訓を三倍って何でですか!?」

 

 

「…孫に手を出したからに決まっているだろう?…それに三倍では無い、三十倍だ。」

 

 

「\(^o^)/オワタ」

 

 

「…取り合えず。」

 

 

いきなりセシリアと呼ばれた少女は倒れてしまった。

 

 

「!?」

 

 

「…心配するなただ気絶させただけだ。」

 

 

いや、どうやって!?お婆ちゃんはセシリアって子に触ってもいないよね!?

 

 

「二発ですか?」

 

 

「…正解だ。最近は目が追い付く様になってきたな。…どうだ?久し振りに模擬戦をやるか?…勿論、特訓の後だがな。」

 

 

「冗談ですよね!?」

 

 

「…冗談では無いが?…処で何時までリン君を抱いているつもりだ?」

 

 

「え?あ!?ご、ごめん!///」

 

 

「あ、うん。///別に嫌じゃなかったから…///あ、お婆ちゃん、はい。」

 

 

「…すまないな。…それとイチカ君、受けとれ。」

 

 

「パーカーと何ですかこれ?」

 

 

イチカが受け取ったのは白いパーカーと何かが入った小包であった。

 

 

「…今日の特訓は無しだ。…それを使ってリン君と遊んでこい。…そして三十倍は見逃そう。」

 

 

「えっ!?どう言う事ですか!?」

 

 

「そうだよ!?いきなりそんな!?」

 

 

「…ならば簡潔に言おう。今日は二人でデートしてこい。以上。」

 

 

「えっ!?ちょっ!師匠!?」

 

 

「行っちゃった…。どうする?私はイチカが良ければ一緒にデ、デートに行きたいけど。///」

 

 

「な、なら、い、行くか?///」

 

 

「う、うん。///」

 

 

二人は手を繋ぎ、顔を赤くしながらデートを始めた。さて、このお話は此処でおしまい。この後二人がどうなったかは皆さんのご想像にお任せします。

この二人に祝福あれ。




「番外編 赤ずきんはどうでしたか?」

「それよりも次回はどうするんだ?」

「次回からは三巻の話に入りますのでまずは準備という名のデートです。」

「よしっ!」

「それでは今回はここまでです。」

「次回もお楽しみに!」
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