乙女はお兄様に興味があるようで   作:シロガネ11号室

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素晴らしい原作様をやらなくても楽しめるように頑張ります
素晴らしい原作様を買いたくなるように頑張ります

千早の性格が環境の変化により少し丸くなってます。あと公式で千早と瑞穂はチート描写あるんで常人離れした能力持ってます
トリプル主人公です(千早、千歳、薫子)


Prologue

 ドッドッド、と音が聞こえてくるような緊張感。眼の前にいる人の心の中がそのまま場の空気になっている。

 自分はと言えば「またか」という思いとともに「なぜ自分が」という思いが胸を占めている。

 

 こちらの鼓動はさながらS.O.Sを刻むようで、と云っても今ここで「助けてください!」と叫んでみようならただの変人だろうと思う。でも、叫びたい気持ちであった。

 

 同じような立場だと思う姉はというと、少し離れたところで男子生徒と話している。男子生徒の方は顔が赤く、とても決意したような表情出会ったが姉はというと普通に、ただお友達と話しているような雰囲気である。

 

 今日は卒業式、中学校に通うのはこれで最後となる。

 卒業式と云えば気になる先輩、または違う学校へ行き離れ離れになる気になる異性への告白の機会だ、と従姉妹であるまりや義姉(ねえ)さんは力説していたが(とは言っても彼女が行為を寄せる異性はいないらしいが)、自分がそういうのに巻き込まれるとは正直迷惑だ。

 

 確か去年もだったような、と思いながら相手の顔を見る。

 何やらまくし立てているがちっともこっちの耳に入らない。少し離れたところにいる姉は先程まで話していた生徒とはまた違う生徒と話している。相手は先ほどの相手と同じように何やら決意したような表情だったが。

 

 はあ、と溜息をついて目の前にいる男子生徒に顔を向けた。いい加減にしないと母さんが痺れを切らす。決意して僕は相手にこう云った。

 

「……僕、男に興味は無いので」

 

 女の子に告白されるならまだ分かる、というか嬉しい。しかし告白してくる相手は男だ。でも僕は男だ。

 

 どうして僕は男に告白されなければならないのだろうか。姉のほうを見た。姉はまた違う男子生徒から告白を受け、持ち前の天然さで告白に気づかずいつもの調子だった。気が抜けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「卒業式ってすごいね~全く知らない人から話しかけられてちょっと困っちゃったよ~」

「……はぁ」

「『好きです!』なんて云われちゃって。初めて話した人にも云われちゃったから困っちゃった!」

「……」

「ちーちゃんも話しかけられてたよね?」

「……はい」

 

 姉は脳天気だ。卒業式が終わり、帰り道。僕こと御門千早は双子の姉である千歳さん、そして御門の家に仕えている度會史と共に歩いていた。

 

「ねえ、史」

「何でしょうか、千早様」

 

 侍女として彼女は生まれた時から僕達と一緒にいる。彼女は中学二年生で、僕達が通っていた学校とは違うところに通っているが、僕達の卒業式ということで自分の学校ではなく僕達の方を優先して来てくれた

 少し感情が表に出にくい子で、向こうの学校でうまくやれているのかがすこし気になるところだ

 

「千歳さん、気付いてないのかな? その、男子生徒からの告白」

「おそらくそうでしょう。千歳様ですから」

 

 そう、だよね。千歳さんは長い間病気で学校とかに通えなかったから普通の人と少しズレがある。これから進学する高校では別々になるからそこのところが少し心配だ

 

「それよりも」

「ん?」

「史は、男性である千早様の方が女性である千歳様よりも多く告白されていたように見えたのですが」

「うぐっ!」

 

 そう、なのだ。そうなのである。何故か姉の千歳さんより僕のほうが告白されている。

 

 僕と千歳さんは双子。性別が違う場合普通は二卵性で、そこまでそっくりと云うわけでは無いはずなのだが、何故か僕らは瓜二つなのである。

 某友人が『学校内付き合いたい女性ランキング』なるものを数人で作っていたが、千歳さんはなんと2位だった。それほどまでに容姿が優れているといえるのだ。それと僕は瓜二つである

 

 でも違うところはある。千歳さんの髪の毛と目は黒色なのに対し、僕の髪の毛は銀色で目は菫(すみれ)色。母方の祖母が北欧の人だったから隔世遺伝だと思う。ちなみにハーフのはずの母さんはどうみても生粋の日本人だ

 

 ちなみに先程のランキングの一位は僕だ。解せない。僕は男だ

 

 

 

「でも、ちーちゃんと学校に一緒に行くのは今日で最後なんだよね。ちょっと寂しいかな」

「そうですね。でも、少し僕に頼りっぱなしな所を治すと思ったら良いんじゃないですか?」

「そうだけど~」

 

 千歳さんは聖應女学院という所謂『お嬢様学校』に進学することが決まっている。史の通う学院の高等部だ。また、僕は某有名難関私立男子校へ進学する。

 

「ねえ、やっぱり一緒に行こうよ! ちーちゃんは美人さんだし女装してもバレないって!」

「バレるバレないとかそういう問題じゃないですから!」




続け



処女のほうの優雨√開放してHシーンはよ。やるき箱でもいいから

*原作知らない人のための簡易キャラ紹介*
詳しくはWikiでググってください
【御門千早】
原作主人公でもあり本作の主人公の一人、あとオチ担当
銀髪で菫色の瞳の超美少女……の容姿をした少年
原作では千歳が死亡した後、色々あって自分嫌い、男性嫌い、冷笑家、女の子の真似が得意になるなど最後を除き正に『メインヒロイン』
攻略できずに泣いた淑女が絶えないとか(私もその一人)しかし、全ての√が千早攻略√とも取れる
原作では妃宮千早として聖應女学院へ3年生で転入する

本作では千歳が死亡しなかったために家族仲は良好、大分丸い性格で男子にも女子にも人気がある模様
武道の心得もありそこらのヤの付く自由業さんは余裕で倒せる。華道なども嗜んでおり正に完璧超人(原作も同じ)
少々抜けた姉の世話を焼く苦労系主人公。私からはオチに使いやすいと評判

Amazonの『ベストオブ美少女キャラ2010』で2位に選ばれた。流石千早お姉様
ちなみに一位は能美クドリャフカでした。知名度の差ですかね
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