IS〈インフィニット・ストラトス〉~未来へと繋ぐ英雄達~   作:武御雷参型

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前半にスコール達。中盤にロゴス。終盤でIS学園で視点を変えています。


第四話~隕石破壊作戦2+IS学園side

スコール達三人は隕石の近くまで来ていた。

 

「これが地球に落下するかも知れない隕石か………結構、デカいな」

 

「ああ、だが私たちは隕石の大きさ等を測るだけだ。それ以外はキラ隊長に任せよう」

 

「そうね……オータム、マドカ。準備は出来ているかしら?」

 

「「ああ」」

 

スコール達はカメラで大きさの映像を色々な角度で撮影していく。そして、撮影が終わるとすぐに隕石から離れ、疾風雷の元に全速力で向かって行く。

 

「これで作戦が遣り易くなった筈よ。私達も疾風雷に搭乗後、キラ隊長の傘下に入るわ。良いわね?」

 

「「判っている」」

 

スコール達は疾風雷に情報を持ち帰る為に機体の速度を上げて行くのであった。

 

 

 

 

一方、ロゴスでもネルソン級四隻が宇宙に出て来ていた。

 

「漸く宇宙ですね。さぁ、隕石破壊に集中している委員会の犬共やそれに組する国家に鉄槌を落としてあげなさい‼」

 

ジブリールはアガメムノン級の一番艦であるネルソンの艦橋で命令を出す。すると、四隻から続々と無人機のMSISが出撃していく。中にはミサイルポッドを装備している機体の姿も見られた。

ジブリールの考えでは、さすがに武装して宇宙には来ていないであろうと言う考えであった。しかし、キラ達は過去のユニウスセブン破壊作戦の教訓を忘れてはいなかった。

今回は襲撃は無いかも知れないが、一応の武装を施した護衛部隊に付き添われる形でメテオブレイカーを搬送する運びになっているとは、この時、ジブリールの頭の中では無かった。

 

「さぁ、反撃の時間です‼ 我々に苦汁を飲ませた奴らに今度は、私たちが飲ませてやりなさい‼」

 

ジブリールの声に反応するかの様にさらにネルソンから一機のMSISが出撃される。その機体は、漆黒のブルデュエルであった。そしてパイロットには一人の女性が座っていた。女性の顔にはムウ・ラ・フラガが記憶をなくしていた時にしていた仮面をしていた。

 

「さぁ、行くわよ‼ ジブリール様に勝利の狼煙をお見せしなさい‼」

 

彼女の名前はカレン・バーリング。ジブリールの騎士として今回の作戦に参加していた。しかし、彼女の顔には左上から斜めの切り傷が刻み込まれていた。それは、先の旧IS学園攻防戦にて受けた傷であった。彼女はその時に搭乗していた機体はダガーLであった。だが、純白の機体に斬られ撃墜されたところをジブリールに助けられたのだった。そこから、ずっとジブリールの騎士として色々な作戦に参加し今回の作戦にも参加できたのである。

 

「私がジブリール様に恩返しが出来るのはこれ位でしかないわ。でも、私はあの人の元へ帰るんだ‼」

 

そう言うとカレンは機体の速度を上げるのであった。

 

 

 

 

 

一方、地球ではオーブが新しく建築したIS学園に続々と避難民が入ってくる。オーブが建築したIS学園には地下にシェルターが設置されており、核戦争が起きても破壊されない構造になっていた。

また、この避難民を受け入れるに当たっては、教師や国際IS委員会所属陸上保安部隊、海上保安部隊、IS学園特殊部隊『ファントム』が検問を行い、入国審査をしていた。

 

「はい、拝見します………あなたはあちらのお部屋でお待ちください」

 

「な、なんでだ⁉ 俺は別に怪しい者では無い筈だ‼」

 

楯無の言葉に反論する男性だが、楯無には判っていた。ロゴスの諜報員である事を。

 

「良いですから、あちらでお待ちください。すぐに担当の者が来ますので」

 

「良いから入れろよ‼」

 

楯無はいう事を聞かない男性にウンザリしていた。そして、目配せし委員会の陸上保安部隊の人間にアイコンタクトを贈ると、保安部隊の男たちは一度頷くと男性の元に向かい後ろから羽交締めにし別室に強制的に連れられて行く。

 

「ハァ~、いやになっちゃうわ………露骨に諜報員だと判ると」

 

「まぁ、そう言わずに。これも大事な任務何ですから」

 

「判っているわよ………でも続々と来ているわね……」

 

「そうですね………」

 

「「ハァ~」」

 

楯無と話をするのは従者でもある布仏虚である。二人は同時に溜息を吐いた。すると、もう一人の女性が楯無の元に来る。

 

「お姉ちゃん。差し入れ。虚さんにもありますよ」

 

「わ~い‼ 簪ちゃんの手作りのお菓子だ‼」

 

「簪様、ありがとうございます」

 

楯無の妹である簪が差し入れのお菓子を片手にやって来た。それを見た楯無は両手を上げて喜んだ。ほぼ休みなく働いている楯無にとっては漸く一息が就けるのだ。嬉しい筈である。

 

「後は私と本音がするからお姉ちゃん達は休んでいて」

 

「そうさせてもらうわ。何かあったらすぐに呼んでね、簪ちゃん」

 

「判った。本音」

 

「アイアイ‼ 判っているよ」

 

楯無と虚からバトンタッチを受けた簪と本音は仕事を熟して行くのであった。

 

一夏達はIS学園特殊部隊の見習いとして活動していた。隊長をラウラにし副隊長にシャルロット。ナンバー3にセシリア、ナンバー4は鈴、ナンバー5に箒、最後に一夏と言う順番で一つの隊として活動していた。

本来であれば、楯無や虚等が教官として就く予定であったが、今回の騒動の所為でそれが出来ず内部の治安維持部隊として活動しているのであった。

 

「ラウラ、どう? 何か怪しい奴はいない?」

 

「まだ見られないな………まぁ、あの楯無や委員会の部隊が率先して審査しているんだ。見逃されるはずが無いだろう?」

 

「それもそうね………でも、うちの国家が今回の作戦に参加しないなんて……」

 

鈴は少し不思議に思っていた。鈴が所属している中国はこう言う事態には率先して参加している筈であった。だが、今回は参加せず傍観に徹していたのだ。

 

「まぁ、鈴の言っている言葉は判るが、少しは自分の国なんだから信じてあげたら?」

 

シャルロットはフォローを入れるが、鈴は頭を横に振る。

 

「無理よ。どうせ、そのうち、私も帰還命令が出るかもね」

 

「そうなったら、鈴はどうするんだ?」

 

「決まっているじゃない‼ ここに残るわ‼」

 

一夏の言葉に鈴は強く宣言した。

 

「さぁ、無駄な時間を取りたくは無い。もう少しで保安部隊に引継ぎだ。残りもがんばるぞ‼」

 

『オー‼』

 

ラウラの言葉に一夏達が一体となって声を上げるのであった。




誤字脱字、感想、指摘、質問等ございましたら、いつでも送ってください‼

再確認したら、ネルソン級がアガメムノン級になっていた事に気付き、修正を行いました。
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