IS〈インフィニット・ストラトス〉~未来へと繋ぐ英雄達~   作:武御雷参型

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はは、何だろう。この長さ………初めてだぞ‼
そして、最後…………やり過ぎた。だが、反省はしてはいるが後悔はしていない‼ だが、やり過ぎた。大事な事なので二回言いました。

夜勤明けで書いているので、もしかしたらおかしなところがあるかも……


第五話~隕石破壊作戦3+地上戦

即席宇宙軍の艦隊はアマノミハシラに到着して直ちにドックに入港し、補給を入れる事になった。

同時に、先行して出撃していたスコール達も帰還して合流する。

キラ達はアマノミハシラ内部にある大会議場を使い、再確認の為にミーティングを開く事にした。

 

「では、これより再確認の為のミーティングを行います。 概要を簡単に説明をしますので、質問等がありましたら挙手をお願いします。」

 

キラがそう言うと、部屋の照明が落とされて暗くなる。

同時に、モニターにスコール達が映してきた隕石の映像が再生された。

 

「これが現在、地球に向かって来ている隕石です。直径は推定で五キロはあると思われます。この作戦では、武器の使用は極力避けたい所ですが、前人未到で未知の宇宙です。何があるか予測もつかないので、武器の常時携帯を義務付けてもらいますなお、小惑星とはいえ巨大なので、多少の重力の変化がある座標もある事から、推進装置(スラスター)を上手く活用して適応してください。続いて、メテオブレイカーの運送をする部隊を決めます。 三つの分隊でメテオブレイカーを運びます。 第一分隊にはアメリカ、第二分隊にはイギリス、第三分隊には日本が就いてもらいます。次に護衛ですが、我々委員会の部隊は遊撃隊として皆様の周りを飛びます。第一分隊の護衛にはフランス、第二分隊にはドイツ、第三分隊にはイタリアに就いてもらいます。メテオブレイカーの運送部隊は武器の常時携帯が不可能なので、護衛部隊が運送部隊の武器を運ぶ形になります。疾風雷、雷華、アマタノオロチ、グラーフ・シェッペリンは後方で動ける状況で待機していますので、安心して下さい。それでは、ここまでの内容で何か質問は無いですか?」

 

キラの説明を聞き、各国々の人間は辺りを見渡す。

すると、一人の女性から挙手が上がった。

 

「はい、どうぞ。 まず、所属国家と名前と、軍所属であれば階級も教えてください」

 

「はい。 私はアメリカ所属、名前はナターシャ・ファイルス。 階級は大尉です。 今作戦において一番の懸念は何ですか?」

 

ナターシャの質問にキラとアスランは顔を見合せて一度頷くと、キラの代わりにアスランが答える。

 

「この作戦において、一番の懸念はロゴスです」

 

アスランの言葉に、会議室にいる者達から騒めきが聞こえ始める。

 

「お静かに……先ほど入った情報ですが、ロゴスの代表であるロード・ジブリールの所在が不明である事が判明しました。また、ロゴスの潜伏していると考えられている場所より、四つの白煙が宇宙に向けて登っていたという情報も併せて確認できました。もしかしたら、この作戦のどこかでロゴスとの戦闘が起きる可能性があると言う事です。従って、我々委員会の部隊はこれを阻止する為に遊撃部隊として動く事にしました。他に質問はありますか?」

 

アスランの答えに、誰もが納得出来てはいなかった。

 

先の旧IS学園攻防戦では委員会側が勝利を収めている事は、地球上のどの国家も周知の上であった。

 

しかし、ロゴスが殲滅された事についてはどこの国家も情報が入っていない事から、何とも言えなかった。

 

だが、ロゴスは壊滅したに近い損害を受けて潜伏していたにも関わらず、”この隕石破壊作戦に介入出来る余裕があるはずも無い”と思って、どの国も高を括っていたからである。

 

「我々の最大目標は、隕石を地球に落とさない事です。 では、最後にメテオブレイカーの設置場所の説明を行います。」

 

キラがメテオブレイカーの設置場所を説明していき、各国家はそれを承諾したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

即席宇宙軍から遠く離れた宙域では、ネルソン級四隻とMSISが多数出撃して、ジブリールの命令を待って滞空していた。

 

「まだ、隕石の破壊は起きないのでしょうか?」

 

「さぁ、こればかりは判りませんね。………ですが、攻め時が来るのを待つことも大切ですよ、アーマードさん?」

 

「判っております、ジブリール様。ですが、この隕石破壊作戦で一歩間違えれば……」

 

「ええ、解っていますよ。だからこそ、”あの連中には隕石の破壊まで”はやってもらわねばなりません……尤も、最終的には委員会の犬共とそれに組する者共を壊滅に陥らせて、我々がそれらに成り代わって地球圏内でのトップに躍り出る事が、ロゴスの第一目的です。それが判らない貴女ではないでしょう?」

 

「ハッ! も、申し訳ありません‼」

 

ジブリールのお咎めの言葉にアーマードはただ、謝る以外に他は無かった。

 

「良いんですよ。ですが、私には委員会を早く潰したいんです。あの憎き男共を消し去らなくてはならない。地球には男や異なる性別を持つものが存在する時代そのものがが、もはや目障りなんですよ。 元始女性は太陽であったように、目指すべき女性だけの世界が創造される時が、今ここに来たのです!。それに、賛同してくれますね?」

 

「はい。わたくし、アーマード・チェルミナは、何時までも何処までも貴女様のお傍で使えさせて頂きます」

 

ジブリールはその言葉を聞くや否や、徐にアーマードの口を自身の口で塞ぐ。

そして、しばらくして口を離すとアーマードの表情はトロけた顔になっていた。

 

「続きは、この後でゆっくりと。」

 

「は……い……」

 

アーマードの表情は、既にジブリールだけの物となっていたのであった。

 

「さて、今は委員会を潰す事が最優先事項です。お判りですね?」

 

「はい………この身とわたくしの全てははジブリール様の為に……!」

 

そう言うと、アーマードは部屋から出て行った。

 

「ホッホッホッホッホ………実に良い駒が手に入りましたねぇ。これで我々の悲願も僅かです。頼みましたよ、アーマードさん?」

 

ジブリールはアーマード、否、他の人間も駒としか考えていない。

だが、それでもジブリールの側に着く者達からの信望は衰える事は無かったのだ。

その理由は、ジブリール側の人間の全員が孤児であった。

それを助けたのがジブリールであり、ジブリールに対しての忠誠心は絶対であった。

だが、ジブリールにとっては自分の駒を欲しいが為にした行為であって、善意では無い。

 

「さぁ、我々の勝利は間近です‼ 我々の勝利の暁には綺麗な花火を打ち上げて、地球上の全人類に見せてご覧に入れましょう。 そして、地球に蔓延る男共や委員会の犬どもは、皆殺しです‼‼」

 

ジブリールはそう言うと、高らかに笑うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所戻って、キラ達はアマノミハシラから出撃を開始し、作戦行動に移ろうとしていた。

 

「これより、メテオブレイクを発動します。各部隊は連携を取って任務に当たってください」

 

『了解!』

 

キラの言葉にほかの国々のMSIS乗りが返事をする。

 

「こちら臨時宇宙軍遊撃分隊隊長、キラ・ヤマトです。出撃の許可をお願いします」

 

『判りました。 MSIS-X135 フェニックス・フライハイト、出撃どうぞ‼』

 

疾風雷のオペレーターを務めるのは旧ライカ「現・雷華」でオペレーターをしていたシンの妹、マユ・アスカでる。

 

「キラ・ヤマト。フェニックス、行きます!」

 

キラは出撃の許可を貰うと自分の名前と機体名を言い、出撃する。

 

『続いて、MSIS-X332 エンドレス・ゲレティヒカイト、出撃どうぞ!』

 

「アスラン・ザラ。ゲレティヒカイト、出る!」

 

アスランが続いて出撃する。

 

『MSIS-X1056 サクスィード・ウォーリアー、出撃どうぞ!』

 

「ルナマリア・ホーク。サクスィード出るわよ!」

 

ルナマリアの機体も出撃する。

 

『MSIS-X98 リピート・ファタリテート、出撃どうぞ! お兄ちゃん気を付けてね』

 

「ああ、判った。シン・アスカ。ファタリテート、行きます‼』

 

マユの言葉にシンは返事をして機体を出撃させる。

キラ達が出撃すると同時に、雷華、アマタノオロチ、グラーフ・シェッペリンからメテオブレイカーを持ったMSIS分隊と護衛分隊が全機、出撃し終えていた。

 

「護衛分隊が先行してください。 その後ろからメテオブレイカー分隊が続き、僕達は皆さんの周りを飛びます。全機、作戦開始‼」

 

キラの掛け声の元、それぞれの役割を持った分隊が動き出す。

第一分隊護衛として就いているフランス軍が先行し、後方からアメリカ軍のメテオブレイカー分隊が続く。

第二分隊護衛に就いているドイツ軍が先行し、後方からイギリス軍のメテオブレイカー分隊が続いて行く。

そして、第三分隊の護衛として出いているイタリア軍が先行し、後方から日本隕石破壊部隊のメテオブレイカー分隊が続いて行く。

その上下にキラ達、委員会分隊が遊撃分隊として護衛に就いた。

 

『キラ、隕石の周辺宙域に熱源反応は無い。もしかしたらロゴスは来ない可能性もあるな。』

 

「そうだね………でも、嫌な予感がするんだ」

 

『嫌な予感? どう言う事だ、キラ?』

 

キラの言葉にアスランは意味を尋ねる。

 

「もしかしたら、ロゴスの考えでは僕等が隕石を破壊し終えて疲弊しきった頃合いで、強襲を掛けて来るかも知れないんだ……」

 

『…………有り得そうで、有り得なさそうな話だな。だが、これだけの軍が居るんだ。 おいそれと襲っては来ないんじゃないのか?』

 

「そうあって欲しいけどね………」

 

『キラさん、俺達がここにいる意味を考えてください。俺達が皆を護る為に遊撃分隊としているんでしょ? 今の地球を俺達の時の”ブレイク・ザ・ワールド”にしない為にも!』

 

『そうですよ、キラさん。私達は遊撃分隊。いつでも動ける状態でいないと、イザという時になってやられたら元も子もない本末転倒ですよ?』

 

シンとルナマリアが、キラの心配を和らげようとする。

 

「そうだね………さぁ、僕達も行こうか‼」

 

『了解‼』

 

キラはそう言って機体のスピードを上げ、遊撃分隊としての自分の仕事をするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、隕石衝突が迫っている地球上では新たな動きがあった。

それはオーブの領域に十五隻からなる艦隊が近づいていたからである。

その艦隊の旗には中華人民共和国軍と韓国軍、ロシア軍の国旗が掲げられていた。

鈴が懸念していた祖国・中華人民共和国が、韓国と共についに動き出したのである……

ただし、隕石を止める為ではなく……超大国と日本の部隊が隕石落下阻止で地球を留守であるのをいい機会として、無防備且つ無警戒の日本列島の封鎖を破って容易に太平洋に躍り出た。

この成功をもって、建国当初の予てから目指していた”中華人民共和国と韓国による世界征服”の計画をついに始動させたのだった。

 

「艦長、まもなくオーブの領域です」

 

「よろしい……では、我々も本格的に動き出すか。全艦全機に通達! 出撃を開始! 目標、オーブ連合首長国の首都・アラファトとIS学園の占領!!!」

 

『了解‼‼』

 

中国軍の艦隊旗艦である超炎からは、MSISが出撃し始めた。

中国軍が所有するMSISはザク、グフ、ジン、シグーであった。

 

続く形で韓国軍からもMSISが出撃される。韓国軍が所有するMSISも中華人民共和国軍と同様であった。

しかし、ロシア軍からは一機もMSISが出撃されなかった。

不審に思った中華人民共和国軍が、ロシア軍の艦隊旗艦に通信を試みるが、反応が一切なかった。

 

「どうした?」

 

「判りません‼ ロシア軍から一機もMSISが出撃されないんです!」

 

「オイ、ロシア軍‼ 応答しろ‼ なぜ貴官等はMSISを出撃させない!」

 

中華人民共和国軍の将軍がロシア軍に通信をする。

 

漸くして、ロシア軍から通信が帰ってくる。

 

『我々、ロシア軍はオーブ連合首長国の味方である。 貴官等の命令に従うつもりは無い!』

 

そう言って通信を切ると、直ちにロシア軍の空母からMSISが出撃され、一斉に中華人民共和国軍と韓国軍の艦隊を攻撃をし始めた。

 

この時点で、中華人民共和国軍と韓国軍の艦隊構成は、空母が中華人民共和国と韓国共に一隻ずつしか出さず、他の艦艇はオーブ攻略と制圧と敵戦力の殲滅の為に戦艦で固められていた。

 

対するロシア軍は彼等とは全くの逆で、戦艦を一隻にして残りを空母に切り替えていた。

 

その結果、艦載しているMSISの量ではロシア軍が有利であった。

 

しかし、全体的な戦力を見ればロシア軍が不利である。

 

「どいつもこいつも、オーブと日本、オーブと日本・・・・・・!!!!! そこまで我々の邪魔をするのであれば、どの国も容赦せん!!!!! あらゆる手段でもって滅ぼして地球地図から消し去って、わが祖国の国旗で覆い尽くし、中華思想でもって地球を統一してくれる! 全艦に通達! 韓国軍と共同で、委員会の犬とオーブと日本の配下に成り下がったロシア軍を殲滅せよ!!!!! その後、直ちに我々を邪魔するオーブと日本を攻めてIS学園を配下において我等の任務を遂行し、我等祖国の偉大なる目標の第一歩を築くのだ!!!!!」

 

『了解!!!!!』

 

中華人民共和国軍の将軍がそう言うと、韓国軍と共に進路を変更し、ロシア軍に向かって行く。

 

しかし、その選択は間違っていた。

 

中華人民共和国、韓国軍の後方から一隻の戦艦が海中から浮上してくる。

 

 

 

その戦艦の名前は”ギャラクシー級超弩級多目的戦艦”。

旧IS学園攻防戦の後に建造された戦艦であり、アマタノオロチ、グラーフ・シェッペリンと並んで同時に建造された戦艦である。

今回の隕石騒動に間に合う形で竣工して就役し、今回のロシア軍の増援として送られた最新鋭の新造艦である。

 

 

 

「新造艦であれ、たかが一隻の戦艦! 一朝一夕で何が出来る‼ 我々は新手を潰す。 韓国軍はそのままロシア軍を潰し、オーブへと向かってくれ!」

 

中華人民共和国軍の将軍がそう言うと、また進路を変更してギャラクシーを攻撃を開始し始めた。

しかし、ギャラクシーの周りにシールドが張られている所為か、攻撃が効いている様子にはなかった。

 

「シールドだと⁉ 我々の攻撃が敵の前で弾かれているのか⁉」

 

その瞬間であった。ロシア軍が中華人民共和国軍と韓国軍を一直線にしたかと思うと、徐に海中に潜り始めた。

 

「どう言う事だ? ま、まさかロシア軍はオーブの恩恵を貰っているのか⁉ 我々を愚弄しおって……」

 

「しょ、将軍⁉ 前方、敵から超高圧なエネルギーが………」

 

そこで言葉が終わってしまう。

なぜならば、ギャラクシーによる陽電子破城砕砲”ブレイク・フォートレス・カノン”、通称”BFC”による攻撃で一網打尽になったからであった。

撃ち終わると、辺りには何も残っていなかった。

かくして、中華人民共和国と韓国の世界征服の野望の第一歩は、夢と潰えた。

そして、ロシア軍はギャラクシーと合流して、オーブへと向かうのであった。




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