IS〈インフィニット・ストラトス〉~未来へと繋ぐ英雄達~   作:武御雷参型

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漸く書き上げたぞ‼ 疲労感がパネェ………。

漸く鈴の新型機のお披露目‼ もう判っている方(いるか判らないけど)が居るかもな‼


まぁ、冗談は此処までにして、本編をお楽しみ下さい‼


第七話~隕石破壊作戦5

IS学園内にて、ユウコについて行った一夏達が辿り着いた場所は『第一機密格納庫』と書かれた場所であった。

 

「あのう? なんで私達は此処に来たんですか?」

 

「決まってるじゃない? あなたに専用機を渡す為よ」

 

「⁉」

 

ユウコの言葉に驚きを顕にする一夏達。専用機と言え、他国の人間が見ても良いのかと思ってしまったのである。

 

「我々が見ても大丈夫なのか?」

 

「あれ? 言っていなかったかしら…委員会が作る機体は何処の国家も現代での技術では作り出せないものよ? 見た処でコピー出来てもそれは劣化版。私達が作る物には歯が立たないわ」

 

ユウコはそう言うと格納庫の横にある認証機にタグを近づける。すると、認証が完了し格納庫の扉がゆっくりと開いて行く。

扉が完全に開くが、内部は漆黒の闇に包まれていた。しかし、ユウコは何処に何かがあるのか判るのか、壁のスイッチを押す。すると、漆黒の闇に包まれていた格納庫に灯りが灯される。

すると、格納庫の中央に一機のMSISが鎮座されていた。

 

「この子の名前は『アストレイ・レッドフレーム』型式名称は『MSIS‐P01アストレイ・レッドフレーム』よ。鳳鈴音さんの元の専用機の『甲龍』のデータを既に内部に入れているわ。青龍刀はさすがに用意は出来なかったけど、その代わりとして刀を二振りを装備しビームライフル一艇を装備しているわ。バックパックはストライカーシステムを流用する事も可能よ。まぁ、と言ってもストライカーパックは四つしか無いんだけどね」

 

ユウコはそう言うとモニターを展開し、それぞれのバックパックのデータを表示させる。

 

「まず初めにこのパックは『エールパック』高速機動を主点に置いたバックパックよ。次にこれ。『ランチャーパック』これは砲撃を主目的においたパック。そして『ソードパック』これは近接格闘を主目的に置いたバックパックよ。最後にこれ『マルチプルアサルトパック』よ。これはエール、ランチャー、ソードを融合させたバックパックよ」

 

ユウコの説明に誰一人として付いて行けなかった。そこに一人の男性が格納庫に入ってくる。

 

「やぁ、ユウコさん。もう説明は終わったのかな?」

 

「あら、利根川社長。ええ、先ほど終わらせました。ですが、まだ実践的なデータは無いですが……」

 

「そこは、ね?」

 

「そうですわね……鳳鈴音さん?」

 

「は、はい⁉」

 

ユウコにいきなり呼ばれた鈴は裏返した声で返事をする。それを聞いたユウコは少し笑いながら言葉を続ける。

 

「フフフ……この機体を受理してくれますか?」

 

「私で良いのだったら受け取ります‼」

 

鈴は力強くユウコと利根川に返事をする。

 

「その返事を待っていたわ‼ 今すぐにフィッティングをしましょう‼」

 

ユウコはそう言うと徐にコンソールを展開させレッドフレームに繋げる。利根川社長の言葉で鈴はレッドフレームに搭乗させた。すると、機体が鈴に合わせる様に機体構成を変更させていった。

 

「この時を待っていたわ………長く時間が掛かってしまったけど、漸くレッドフレームを使える人と出会えたわ……さぁ‼ お行きなさい‼」

 

「鳳鈴音、アストレイ・レッドフレーム出るわ‼」

 

ユウコはそう言うと格納庫の扉が一枚一枚開き、出撃出来る様になる。鈴はレッドフレームを一度屈伸をする。これは、単純に加速を促すための行為であり、現に鈴はアストレイを一気に加速させて上空へと出て行くのであった。

 

「速ぇ」

 

一夏の言葉通り、箒の紅椿の速度を遥かに凌ぐ速度であった。ラウラの専用機であるヴァイス・ハーゼよりも速度が速いのである。

 

「さて、試験は上々ね……さて、鈴さん? 帰って来て下さいな」

 

『了解』

 

鈴は軽く返事をすると、出て来たところから再度戻ってくる。

鈴はアストレイを解除すると、負担が体に掛かってしまったのか、ふらついていた。

 

「どうかね? このアストレイは」

 

「速いです。甲龍以上に速度が出て操縦が難しいです」

 

「それもそのはずよ。この機体は委員会が正式採用しているストライク・アストレイの元となった機体ですもの。それに、試作機自体を改良した物だから、ストライク・アストレイよりも速力、攻撃力、守備力は高いわよ」

 

ユウコの説明に鈴は言葉を失う。機体は兎も角、試作機を此処までの改修が出来る技術の高さに黙ってしまったのである。

 

「さぁ、これで貴女の専用機になりましたよ。これからもレッドフレームを大切に扱ってね」

 

「はい‼」

 

ユウコの言葉に鈴は強く返事をするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、キラ達は疾風雷からメテオブレイカーを一人一基で隕石に運んでいる最中であった。

 

「キラ、メテオブレイカーの操作は知っているな?」

 

「大丈夫だよ、アスラン。既に説明書も頭に叩き込んだから。それにしても、静かだね」

 

「………ああ、そうだな。不気味な位に静かだ」

 

キラとアスランはメテオブレイカーを運ぶ形となり、シン、ルナマリア、スコール、マドカ、オータムが護衛に就いていた。

 

「だが、ヤマト。あそこに残している戦力だけで、ロゴスと対抗できるのか?」

 

マドカの質問も的を得ていた。疾風雷、雷華、グラーフ・シェッペリン、アマタノオロチに残されている戦力は数では負けないであろう。だが、質と量での計算ではロゴスに対抗できるとは考えられない。それを判った上でキラは戦力を激減させたのである。

 

「知っているよ。だけど、僕も何も無くしてこの作戦を決行した訳じゃないからね?」

 

「? どう言う事だ? 意味が判らないぞ」

 

「まぁ、ロゴスが攻めて来た時に判る事だよ……さぁ、隕石ももう少しで着くよ。各自、任務を忘れないでね」

 

『了解』

 

キラの言葉で全員がそれぞれの配置に就く事となったのであった。

 

 

 

 

 

ロゴスは既に疾風雷の艦隊に近づき、時を待っていた。

 

「さぁ、今の委員会の艦隊には戦力が弱まっている。今がチャンスよ‼ 全機、続け‼ 敵艦隊に攻撃を仕掛けるぞ‼」

 

カレンはそう指示を出すと、後方で待機していた無人機であるダガー、ストライク・ダガー、ウィンダムが疾風雷、雷華、グラーフ・シェッペリンの三隻にに向けて攻撃をし始める。

疾風雷達三隻は、慌てて残存戦力を出撃させるが、宇宙での経験が今回だけしかない臨時部隊は無人機相手に手古摺る結果となり、被弾率が急激に早まって行く。

しかし、無人機は何を考えてか、主要部分を破壊せずに武装のみを破壊していく。

 

「さぁ、武器のみを破壊して相手の戦意を失わせ、その後でじっくりと潰してあげる」

 

カレンは無人機が委員会のMSISの武器だけを破壊する意味はそこであった。カレンは早くに終わらせる方法も考えたが、あえてここは委員会の戦意消失を目的とした攻撃を行い、最後に撃破するのがカレンの思惑であった。

 

「さぁ、艦隊の武装だけを破壊して最後には、ゆっくりと潰しましょう‼」

 

カレンが再度、無人機に指示を出そうとした瞬間であった。熱源を知らせるアラートがカレンのブラック・ストライクに鳴り響く。

 

「何⁉」

 

カレンが熱源の方に機体を向けると同時に、無人機が爆発する。

カレンが見た先には委員会のマークを付けたMSIS三十機と後方からくる新型艦一隻がこちらに向かって来ているのが見えたのであった。

 

 

 

 

時を少し戻し、地球圏では一隻の戦艦が宇宙へと上がろうとしていた。その戦艦の名前は超弩級高速強襲型ISコア搭載戦艦『播磨』

この戦艦は、旧IS学園攻防戦内で利根川重工が建造していた戦艦である。この戦艦の主目的は、宇宙での行動が主な目的であるが、攻防戦が起きた結果、建造が進まず今まで放置されていた。しかし、攻防戦も終わりを付け建造が再開され漸く、就航する事が出来る様になったのだった。しかし、既に即席の隕石破壊部隊が行った後であった為、宇宙に上がるのが最後になってしまい、又、束作成のMSIS無人機型も製造に遅れていた為、今の時期になってしまったのだった。

 

「艦長、既に無人機が収容されたとの事です」

 

「そうか………では、我々も上がるとしようか」

 

「ハッ‼」

 

艦長であるトダカが艦橋に連絡をしてきた整備兵に指示を出す。

 

「艦長、もう少しで上がれますね」

 

「そうだな………俺も初めての宇宙だからな。楽しみで仕方が無い」

 

トダカは笑っていた。前世では、海軍として航空母艦『タケミカズチ』の艦長を務めていた。しかし、宇宙軍の一員として上がる事無く死んでしまった事を後悔していた。しかし、今の世界に生を得た事により、宇宙軍として行軍する事が出来てうれしくなっていた。

 

「艦長、嬉しいのは判りますが下手な事はしないで下さいね?」

 

「ハハハ‼ 判っている。では、行こうかっ‼」

 

『ハッ‼』

 

トダカの言葉で播磨は取り付けられたブースターとISコア直列型核融合炉エンジンにより、大気圏を離脱する。そして、大気圏を抜けると同時にブースターを切り離し、スラスターを全快にし、戦闘宙域に向かったのであった。

 

「艦長‼ 戦闘宙域まで距離2000」

 

「了解した。各班に通達する。我々が向かう先は本当の戦争だ。今までの訓練とは違う事を頭において線上に向かってほしい。それと、これは個人的な言葉だが………誰一人として欠ける事無くオーブに戻るぞ‼」

 

『了解‼』

 

トダカの言葉に格納庫にて待機していたMSIS部隊の全員が返事をする。

 

「これより、作戦を開始する‼ 攻撃開始‼」

 

トダカの言葉で播磨の主砲が火を噴くのであった。

 

 

 

 

「な⁉ なんだあの戦艦は‼ 情報には無かったものだぞ‼」

 

カレンは情報の無い戦艦に慌てふためいた。先の旧IS学園攻防戦や、最新鋭の戦艦の情報に漏れがあった事に驚いていた。

オーブや委員会、利根川重工の情報は既に掴んでいたと思っていたロゴスとしては、某世界の警察国家並の建造能力に驚いていた。

 

「ええいっ‼ 各無人機部隊は攻撃目標を変更する‼ 目標を後方、新造艦‼」

 

カレンはすぐに無人機達に新たな指示を出す。しかし、カレンの指示は既に遅く、無人機一機に対して委員会のMSIS部隊は三機で撃破していた。また、播磨による主砲の攻撃により大半の無人機が破壊されてしまい、半分以下の戦力になってしまい、委員会側に有利な状況になってしまったのであった。

 

「これでは、我々の作戦に支障を来してしまう………仕方が無い。撤退だ‼」

 

カレンは残っている無人機を撤退していくのであった。

そして、播磨と疾風雷、雷華、グラーフ・シェッペリンの四隻が合流し、キラ達の元に向かうのであった。




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