ファイタースピリット   作:ユウタ~創造神~

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どうも、ユウタです。

今回は祝20話と言うことで文字数を少しだけ増やしました。
(本当は書きたいこと書いてたらオーバーしただけっていう)

では本編をお楽しみ下さい。


トゥイーブ章

「さて、んじゃ説明するよ」

 

「はい」

 

「まずここは月への転送部屋、この部屋がこの建物にいくつもありそこから兵士たちを月へ転送してる、おk?」

 

「お、おk」

 

「んで、兵士たちの能力、個性に合わせてその子たち専用の兵器がここで配られる、それを使って彼女たちは戦いに行った、おk?」

 

「あの兵器はそういう事か」

 

「君の兵器はまだ作ってないから無いよ」

 

「作れないですか?」

 

「作れるよ、でも作るには持ち主のデータが必要なんだよ、君のデータがまだないから作れない」

 

「なるほど」

 

「兵器達はそれぞれ隊長の合図が無ければ動かないよ、部隊の隊長に隊員の兵器が直結していてエネルギーを共有してるんだ、兵器そのものを動かすエネルギーはその人のファイタースピリットだけど隊員の万が一を考えて余っている隊長のエネルギーを借りて戦線離脱をするんだよ。だから隊長になるには相当な量のファイタースピリットが必要だよ」

 

「へぇ」

 

「後は兵器の暴走を止めるためかな」

 

「暴走?」

 

「うむ、この兵器は製造技術そのものは我々が物に出来たけど未だ未解明なファイタースピリットのエネルギー取り出す謎のキューブ『ガトリグン』の事はほとんどわかってないからね」

 

「...え?ファイタースピリットの原理ってすでに解明されてるはずじゃ...」

 

「...その原理は?」

 

「人の心臓から発生する霊力が人類の個性による変化でファイタースピリットになる、ですよね?」

 

「んじゃその霊力の根源は?」

 

「え?...えっと心臓?」

 

「んじゃ心臓を持たない生物はファイタースピリットが使えないと?」

 

「そうなるんじゃないんですか?」

 

「否!」

 

「え?」

 

「それは間違えだ、心臓による霊力説を唱えたハイトレース・バインダーズ博士はその後「心臓を持たない武器や物質、命のない石などもファイタースピリットを使うことは本当にできないのか?」と疑問を抱き亡くなる寸前まで研究をつづけた」

 

「は、はぁ」

 

「そして亡くなる丁度二週間前に新たなる発見をしたんだ、それこそが兄弟説だ」

 

「兄弟説?」

 

「そう、兄弟説とはファイタースピリットの根源の霊力と言う仮説を完全に覆した、物体がこの世に誕生した瞬間からその物体にファイタースピリットの根源『動力機関(アルガルテ)』が共に生成されると言う発見をしたんだ」

 

「え!?」

 

「まぁ正確には完全に見つけられたわけではなく長い研究の末物質や石などから微量だけどファイタースピリットの反応を感知しただけなんだけどね」

 

「それでもそれって大発見ですよね!?」

 

「そうだね、でも完璧な立証がなく霊力説を唱えた博士自身が自分の理論を覆したからね、世間もそんなことお構いなしにその理論を貫いてるってわけさ」

 

「でもその発見データを見せれば利生出来るんじゃ...?」

 

「発見データも物凄く複雑でさらに発見方法が信憑性に欠けることから博士自身も大々的にできなかったらしいよ」

 

「その発見方法とは?」

 

「ただ感じた」

 

「え?」

 

「博士が何となく感じ取ったってだけのものだよ、それから調査書に感じた理由とかを書いてたけどその後その調査書は完成しないまま博士はなんかおかしくなって死んだって話だ」

 

「おかしくなった?」

 

「なにかよくわからない言葉をずっと言い続けてたらしい」

 

「なにそれこわい」

 

「まぁそんなわけでファイタースピリットの根源は未だ未解明ってことなのさ」

 

「へぇ」

 

「月にあった技術はそのファイタースピリットのエネルギーを取り出すキューブを使い兵器や乗り物など作ってたぽいね」

 

「ほうほう」

 

「月にはもともと我々以外の生命体が居て完成したばかりの地球の引力にひかれて軌道に乗った、それから何百年も栄えたその文明は地球に降り立ち人類にファイタースピリットの使い方、機械などの技術を伝えたとされる」

 

「学校で習ったことのないものですねそれ」

 

「まぁ機密情報だし、今の世の中宇宙に簡単に行ける時代だしね、その技術を悪用しようとする輩が現れないとも限らんし」

 

「確かに」

 

「それにまだ未解明な技術なんだから素人がなんやーかんやーしちゃって大惨事になったら困るでしょ」

 

「そうですね」

 

「さて、話がかなりそれちゃったね。んでなんだったっけ?」

 

「兵器、暴走」

 俺は簡潔に単語で言った。

 

「ああそうだったそうだった、まぁ暴走のとはそんな深く考えなくていいよ、君んとこは隊長がしっかりしてるからね」

 

「は、はい」

 

「んで、その兵器をここで貰い戦闘参加って流れだよ、んじゃちょっと練習してみようか」

 椅子が突然消えしりもちをつく。

 

「いって!」

 

「ほらほら立って気をつけ!」

 俺は尻を撫でながら立ち上がり姿勢を正す。

 

「んじゃ今から訓練用の武器を転送するよ、でさ、君って剣派?銃派?」

 

「うーん、武器自体あんまり持ったことないですし...」

 

「学校の能力操作訓練、その科目の中で銃による充填と発射の訓練と剣による付与と強化の訓練、どっちが得意?」

 銃による充填と発射はファイタースピリットのエネルギーを弾として込め発射すると言うもの、俺にはその「弾にする」が出来ないから苦手、剣による付与と強化は付与はまあまあだけど強化は苦手だ、そもそも俺のファイタースピリットが弱すぎて目も当てられない。

 

「どっちもダメです」

 

「そうだよね、君の学校での成績を見てダメっダメだしね」

 なら聞くんじゃねーよ。

 俺は心の中で怒り交じりの言葉を吐き捨てる。

 

「でも歴史化の神話ではいい成績を取ってるようだね?」

 

「まぁ好きな分野だし、でもそれはこの世の中では使物にならないですし」

 

「否よ、否否!」

 なんだよ否否って。

 

「必要ない事はないよ?どんなことでも役に立つんだよ?」

 

「さいですか」

 

「あ、適当に聞いたでしょ?」

 

「だってこんなのこの世の中の何の役に立つっていうんですか?」

 

「神話による遺跡又は歴史の調査とか」

 

「でもそれにも色々な分野での勉強が必要ですよね?」

 

「そうだね、でもさ、んじゃ具体的にないが必要だと思う?」

 

「考古学とかですよね?そのほかにも色々と...」

 

「その考古学に必要なのは?」

 

「えっと...」

 

「歴史だよ歴史」

 

「あ、」

 

「その当時の歴史を理解し追求する、それが考古学だ」

 

「追求...」

 

「当時の記憶をたどりその時代の技術や歴史を探る、それが考古学者だ」

 

「はい」

 

「君にピッタリじゃないか!今の世の中に必要ないだって?バカバカしい、「自分の好きな世界で生きる」のに必要とかそんな固定概念は必要ない、得意な色を伸ばし強化する!ただただ必要だけの考えて学んだ人間とその好きなことを徹底した人間とはレベルが違う!」

 

「...。」

 

「世界を変えるのはほんの一握りの人間だ、ではその一握りの人間はどういった人たちか?」

 ルイデスが話すにつれ俺の頭の中になにか映像のようなのもが映りだす。

 

「好きなことで生きた人間たちだよ!理に縛られず自分が求める結果だけを求め追求した者たち!そう言った人間が人々に感動と希望を与え今を支えてきた!私は問う!世界の!人類のあるべき姿とは何かを!!」

 頭の中にはっきりと宇宙が見える、星の誕生や生命の誕生が見える、その中に浮かぶ何か。

 それに手を伸ばそうとした時映像はピタッと止まる。

 

「ふぅ、少し熱く語りすぎたな。この話をすると大抵の人が嫌な顔をするんだけどデント君は大丈夫かい?」

 

「...。」

 俺の頭の中にはルイデスが語った世界が映し出されている、好きなことで、得意なことで生きている者たち。

 必要ないなんてありえない、要らないなんてないんだ、人のために出来る事、人が感動するような世界を築き導く者たち、どんなことでも世界を変えられるカギになる。

 何が必要か?何の役に立つのか?じゃない、何の役に立たせるか(・・・・・・・・・)、それこそが肝心なのだ、「容易なことでなはい?」馬鹿じゃねーの?好きなことで生きている人間たちに越えられない壁なんてない!「容易ではない」のはそれをただ必要としてやっているからだ!役や立たせるために!世界を変えるために!そのために探求者が居るんだ!

 それを知っても変えられないと決めつける奴はそこで止めればいいさ、だがこれだけは言っとく。

『やりたいことやらずに死んで楽し死ねると思うなよ?』

 

「やっぱ...」

 

「ん?デント君?」

 

「神話って面白れぇ!!」

 

「お?あっはっはっは!!面白いこと言うね君!これは神話とは違うぜ?」

 

「神話による世界の探求だろ?それは立派な神話だ!『神秘の話』だ!」

 

「はっはっは!そうだな!良いね君、良い目をしてる!」

 

「俺は世界を変えたい!」

 

「世界が求めているのは勉強できる天才君じゃない、その一点だけを貫く馬鹿野郎だ」

 

「はい!」

 

「大量の兵士を持った人間でも、たった一人の信念を貫く兵士に負けることだってある」

 

「ふむ」

 

「さて熱く語るのはこの辺にしとくか、これ以上話すと止まらなくなる」

 

「そうですね!」

 

「さーて、戦況はどうなってるかなぁっと」

 ルイデスは戦況を確認するようだ。

 

「俺にも見せてくださーい」

 

「おう」

 目の前に映像が映し出される、そこには信じがたい光景が映っていた。

 

「な、んだよこれ」

 

「んん??どうなってんだこりゃ?」

 そこには戦いに敗れ、山のように積みあがられた死体と傷だらけで戦うスレイサー達の姿が映されていた。

 

 

 

END




どうでしたか?

皆さんも何か好きになれるものを見つけて追求してみてくだいね、さもないと本当に楽になれませんよ?

ではまた次章でお会いしましょう。
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