えっと、書きたくないでござる症候群にかかっていました。
では本編をお楽しみ下さい。
「な、なんどよこれ!?」
噛んだ、あまりにも衝撃な映像でそれが現実だと信じたくない自分がいる。
「んん~戦況があまりよろしくないなぁ、こんなに殺されたのは初めてだし」
「ええ!?」
「とりあえず他の隊員たちにも緊急出動を呼びかけないと、えっと受話器受話器...」
ルイデスが何かをしているようだが俺はそんなことより今目の前の映像に移っている現実を受け入れ切れていない。
「まじかよ...まじかよっ!」
『基地内に残る全部隊出撃せよ、今回の敵は
「....!?」
「ふう、まさかこいつが出てくるとはな」
「ルイデスさん!SSS級って強さのランクの事ですか!?」
「そうだよ、つってもファイタースピリットを測る『級』とこいつら宇宙人を測る『級』じゃちょっと違うけどね」
俺はそれを聞いて安心....しようと思ったがまだ肝心なことを聞いていない
「違いは?」
「こいつらのSSS級を倒すにはこっちのSSS級を三人くらい導入しないとね」
案の定俺の予想通りの答えが返ってきたが三人と言う人が安心できそうな数字の裏に悪魔は潜んでいる、そもそもこの地球上に俺の知る限りレイジ以外のSSS級を知らない。
「それってつまり?」
「負けるね僕たち」
最悪だ、この軍隊に来て一日もたたずに地球征服されんのかよ、でも校長とかこの人が戦場に出れば勝てるんじゃね?と思ったが何か引っかかった。
「校長は戦場に出ないんですか?」
「既に出てるよ、ほら」
ルイデスが出してきた画面を見る、そこにはボロボロになって戦う校長と先生たちらしき人々が居た。
「あ、」
「今この基地に居るのは君と僕だけだよ」
「まじですか?」
「まじです」
耳が痛い話だ、つまりこの基地に俺より弱い奴が居ないと言う事と女の子が戦っているのをただ茫然と見てることしかできないと言う事実が俺に頭痛を促す。
俺より弱い奴が居たら大問題だからその考えは俺の頭痛にはさほど関与していないが問題なのは俺が何もできないアリだと言う事、いやもしかしたらアリより役に立たないかもな。流石に盛ったか?しかし俺にはそう表現するしかできないほど自分の無力さに目の前で起きている現実共に俺に圧し掛かる。
「校長までいてこんな状況とはね」
そうだ、普通に考えれば校長とか理事長とか先生方とか居てなぜ勝てない?
「あ、あのルイデスさん」
「ん?なに?」
「校長たちってかなりお強いはずですよね?それなのにこういう状況って...」
「まぁ強いことには強いけどSSSが一人だけじゃねぇ」
「え?一人?」
「そうだよ、SSSは理事長一人だけだ、先生方は
「!」
「いくら君でもSSS級の価値を知らないとは言わないよね?この人類の中でSS級までが常識の範囲内の力と言えるがSSS級は本当に常識外れだ、君はレイジ君の力を見た事はあるかい?」
「はい」
俺はレイジの戦いを昔から近くで見てきた、世界を破壊しつくし何もかもを風で吹き飛ばし天候や空気の温度まで支配するその圧倒的力はまさに常識外れ、確かにそんなのがこの世界にごろごろいたらたまったもんじゃないがここはこの世界でも指折りの軍隊だレイジの指導とかそれこそ校長の指導のもと彼らに近いほどの力はあるはず。
「でもいくらSSって言ったってそんなに差が生まれるものですか?」
「まぁね、SSS級はそれほどまでに人類の域を超えた存在だからね」
「うーん」
となるとこの敵のSSS級を倒すにはレイジとかその他にもこちらのSSS級を連れてこないとダメって事なのか?
そんなのどこにいんだよ。
「さて、どうしたものか....このままだと本当に負けちゃうよね」
どうしたもこうしたもない、完全なお手上げ状態だ。このタイミングで敵にめちゃんこ強い奴が導入されヒーロー顔して戦場に出てもアリを弄ぶが如く蹴散らされるだけだ。
この状況で俺ができることはない、もう終わるだ。
「はは...もの凄くマイナス思考だなオレ」
「おい、デントくん」
ルイデスに声をかけられる。
「はい?」
「君、戦場に出てこないか?」
「え?」
「僕が開発中の新型兵器があるんだがまだテストもしてないし使用者が能力が一定以上弱くないとダメなんだ」
「弱くないと?」
「と言うよりほとんど使い物にならない実験体が必要なんだ」
「それはなぜですか?」
「能力者でない人が使うために未知の力である人力を使うからだよ」
「人力?」
「僕が考えた理論さ、前に能力を全く持たない人間にあったことがあるんだがそう言った人間は能力を持っている能力者より光り輝いているように見えた」
「...はい?」
「まぁただ感じただけなんだけど、それでさ?歴史とかいろいろ調べてみると面白いことが分かったんだ、それはその能力者じゃない人間が世界の歴史の中心に多いってことだ」
「へぇ」
「もちろん全部じゃないけど多い傾向にあることが分かった、そして非公式にいろいろ研究していくうちに能力者でない人間たちは何かに教えられたかのように理論を思いつきそれを研究して成功していることもわかった。つまりその人間たちは能力者にはないなにか違う能力があるんじゃないかなと思ってね」
「ほう」
「そしてその力は微量ながら我々にも存在しそれが『アイデア』として形を変え文明になっているのではないだろうか?と考えてみてもっと研究を進めて見つけたのが『人力』こと『
「つまり?」
「なんか力あるから研究して見つけた」
「簡約させ過ぎです」
「まぁそんなわけで君に使ってほしいんだよ」
「それならもっと強い人に使ってもらえばいいんじゃないんですか?」
「君みたいな雑魚クラスの能力者じゃないと人力を引き出せないんだよ」
「雑魚...」
「君のようにファイタースピリットが弱い者の方が人力により使い存在だと私は思っている」
「はい」
「さあ!世界を救ってきておくれ!」
ルイデスがそう言うと目の前の画面が消え体が透明の何かに固定される。
「ふぁ!?」
「それじゃ転送するよー」
「いやいやいや!!!あんたバカだろ!?俺は何にも戦闘できなんだぜ!?戦場に放り込まれても犬死だろ!!」
「大丈夫、君でも使える代物だから」
「え!?」
俺が返答すると腕が勝手に動き前倣えのような形になる、同時に両手に拳銃が握られる。
「それが僕の開発した兵器、『フォールディザスター』だよ」
「フォールディザスター...なんとも中二病的ですね」
「うん、滅びと災いの銃さ」
「滅びと災い?」
「これは本当に未知数なんだ、ファイタースピリットの武器より危険かもしれない。だから俺たちの破滅とその禍の引き金と言う意味さ」
「最悪なネーミングと武器だ...」
「何かあったらみんな死ぬんでよろ」
「よろじゃねぇ!!!」
俺の返答を無視してルイデスが転送を始める、そして目の前が真っ白になり再び視界が戻るとそこは映像で見ていた戦場、月だった。
「...やるしかない...のかよ?」
END
どうでしたか?
もう少しゆっくり進んだ方がいいですかね?
ではまた次章でお会いしましょう。