お久しぶりです、引っ越しにバイト、学校の事やらと色々ありましたがまた今秋から頑張っていきたいと思っております。
では本編をお楽しみ下さい。
「当たった!!」
すぐに弾を装填しなおす、こちらの位置がばれて反撃される前に次の弾を撃たなければやられてしまう。
『いい腕だな、狙撃の経験ありか?』
「全然ないですよ!ただ狙って撃っただけです!気が散るんで話しかけないでください!!」
『なんだ、面白くない』
ルイデスの言葉を無視して再び引き金を引く、放たれた弾丸はぶれることなく一直線に飛んでいきゴム野郎のこめかみを打ち抜く。
怪物は大きな悲鳴を上げながら倒れ溶けるように死んでいく。
「よし、この調子で...!!」
狙いを定めては打ちを繰り返し敵を殲滅していく、すると耳元の無線に理事長の声が聞こえた。
『デントか!?』
「はい理事長、お助けに参りました」
『今回はサブとして基地待機の命令を下したはずだぞ』
「命令を無視しルイデスさんに武器をお借りして戦線参加しました」
『あれ!?今サラッと私を巻き込まなかった!?』
『ルイデス、どういうわけだ』
『えっと...これには深いわけが...』
「理事長、そんなことより目の前の敵を殲滅しなくていいんですか?」
『それは今終わらす、が、デントとルイデスには命令違反として重い処罰を覚悟しておけ』
『ええ!!??私も!!??』
「分かりました」
『わからないでよ!!私は処罰されたくないよ!!』
「仕方ないじゃないですか、人類滅亡よりマシでしょ?」
『そ、そんなぁ』
『ふん』
理事長との通信が途切れる、すると戦場の理事長が周りの動ける兵士に呼びかけ武器を構えて戦う。
「...」
しかし自分の中で何かが引っかかっていた、最初に敵を打ってから妙に違和感を覚え理事長たちの話も少し流していた。
なぜだか頭の中に何か白いものが回りながら見え合間合間に理事長たちが惨殺されているビジョンが見える、それが気がかりでなぜか落ち着かない。
「...ちっ、なんなんだよ...!」
嫌なビジョンだ、頭の中に語り掛けてくるかのように流れそしてどこか懐かしさを感じる、「不吉だ」その一言が唯一思った事だった。
敵は俺の支援のおかげかはたまた兵士たちの頑張りか徐々に減っていき段々とこちらが優勢になってきた、そう思った瞬間再び巨大なレーザー砲が頭上を走る、それは今度は直接当たるのではなく警告するかのように遠くの方へと放たれた。
それを見た兵士たちは怯えて動けなくなるものもいれば理事長に続き戦い続けるものもいる。
「警告...これ以上戦うなってか?」
俺も気にせず引き金を引き打ち倒していくがしかし思い通りにはいかない、敵の大将のお出ましと言うわけだ。
まるで自分は神だと言いそうな風格を持ち真っ黒のマントを纏い腕組をし真っ黒いヘルメットのようなものをしている、お前はダース〇イダーかと言ってやりたいくらいだ。
そいつが腕を一振りする、瞬間巨大な爆発音とともに周りのあらゆるものが吹き飛び爆風で兵士や理事長たち、スレイサー達も吹き飛ばされた、俺の方にも爆風と共に瓦礫や死体が飛んできたが建物のふちの陰に隠れたのであまり影響は受けなかった。
次に戦場を見た時はその風景に目を疑ってしまった、さっきまでそこには理事長率いる軍隊が居たはずなのに、敵の死体や味方の死体もあったはずなのに、そこは何もかもが無くなっていた。
何もないのだ、石ころ一つない、不本意だがまるで芸術のようにまっ平らになった地面が広範囲に広がっていた。
「な...え、こ、これは?」
本当に一瞬の出来事だったので理解に遅れが生じる、まっ平らになったなった地面に敵の大将が降り立ちたたずむ。
これはあいつがやったのか?はっきり言ってレイジとかの力がどれだけすごくてもこれを見た後だとまるで遊びだ、いや少し盛ったか?でも今のこの状況はそう言うしかないほどの物でありもはや戦意すら薄れていた。
『...デ...ト』
俺が目の前の風景に思考停止状態になっていると無線に何かが聞こえてきた。
「な、なんだ?」
『デント!!聞こえる!?』
「スレイサー!?」
『よかった、繋がった!』
「スレイサー!無事か!?」
『ええ何とか、でも理事長が...』
「理事長がどうしたんだ!?」
『ひどい重症なの、早く病院に連れて行かないと手遅れになるかも...』
「そ、そんな!」
『あの瞬間、理事長は能力で爆風を受け流そうとしたんだけど...』
「無理だったってのか?」
『そうね、結果から言うとそう言う事になるわ』
「俺たちはこれからどうすれば...」
『とりあえずいったん引かないと』
「でも引いたら終わりだろ?」
『...』
「くそ、手詰まりかよ!」
『...私達だけでも何とかいける事には行けるけど...』
「兵は余ってるのか?」
『一応は、理事長が受け流そうと張り合ってくれたおかげでなんとか理事長以外は軽傷よ』
「そ、そうか」
『でも再び対立してもあいつが居る限り...』
「あいつが居なくなればいいのか?」
『...何を考えてるのよ』
「こいつであいつを殺る」
『無理よそんな事、あの力を見たでしょ?そんなスナイパーライフル一つじゃ太刀打ちできないわよ』
『スレイサーちゃんの言うとおりだよ』
スレイサーと話しているとルイデスが入ってくる。
『ルイデス...』
『デント君、その武器がいくら性能が良くても俺を倒せるほど強くはないと言ったはずだよ?』
「でもこのままじゃ!」
『いいかいデント君、こうなった以上取れる手段は二つだ』
「?」
『一つは兵と共に立ち上がり再び戦うこと、二つ目は降参し投降すること』
「...」
『戦うにしてもあれが居ちゃほぼ無理だね』
『万に一つ勝てる保証がないの、あれはそういうものだから』
『過去にSSS級の出現は確認されてるが最後に確認されたのは今から200年も前の事だ、記録も倒したのかさえもわからない』
「じゃあどうすれば...」
『投降するしか...ないよね』
「それじゃあ人類滅亡ってことじゃないですか!」
『しかしあれと戦うよりはまだ生存率は上がる』
『悔しいけれどね』
「...くそっ!」
俺は地面を強く殴る、何もできないのか?
そうだ、何もできない、俺はアニメの主人公じゃないしここはアニメじゃない、運命は人類が切り開くものだと昔の誰かはそういったがこの運命は人が変えられるほど簡単じゃない。
諦めない心?立ち向かう勇気?そんなの所詮は人類の浅はかな戯言だ、決められた運命に本当に抗えるものなどこの世にはいない、人類には抗う力すらないのだから。
人類の運命とは自ら招いた運命だけでなく時に偶然として現れては人類を弄ぶ、そんな偶然に俺たちはなす術はなくただただ結果だけを見て改善しようとする、それでは変えられないと心のどこかで思っていてもその改善をただ信じ続けて己の運命を委ねてしまう、それでは無理なのに。
今回も同じことだ、今の結果だけを見て結論を建てる。戦争に勝ち人類を救うと言う事には異論はない。
しかしそんな大義があっても運命と言う大きな波に流され沈んでいく、人は結論を見なければ変わらない、いや変えられない、だから運命に逆らうことはできない、その運命が決めた結果を頼るのだから。
「...」
でも俺は馬鹿だ、勝てないと分かっているのに頭の中であいつに勝とうとシュミレーションみたいなことをやっている、勝てると思い上がり相手のことを何も知らないのに勝手に思考などと言った事を考えて浅はかな考えで飼っている自分を想像している。
確実に勝てないと分かっているのに、だれがどんなことをしても変えられないのに、勝とうとしている自分が居る。そして俺は来世に誰もがバカだと笑う行動に出てしまった。
次の瞬間俺は体の大部分を失い空中に投げ出されていた。
どうでしたか?
物語も徐々に進んできました、頑張っていきたいと思っております。
ではまた次章でお会いしましょう。