ファイタースピリット   作:ユウタ~創造神~

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どうもユウタです

いつも音楽聞きながら書いてます

でもたまに小説のネタが頭からふわって抜けるんですよ

なんなんでしょうね?

さぁさぁそんなことは置いといて

本編をお楽しみ下さい。


シクセント章~人~

目が覚める。

..なんだ今の...俺はいったい...

「なくなっちゃえぇぇ!」

!!!

目の前には大きな鎌を持った影がすごい勢いで振り下ろしてくる。

「う、うわあああ!」

俺は間一髪でそれをかわす。

 

「だぁめだよぉ、よけちゃぁぁ」

影は振り下ろした体勢のまま首だけこちらに向け言う。

 

「ひっ!」

俺は変な声が出た。

 

「よけたらぁぁ...」

影はそういいながら体をこちらに向ける。

「きれいにころせないでしょぉぉぉ!!」

そういいながら影はまた鎌を大きく振り上げる。

 

「うわあああ!!」

俺はその場からとっさに逃げる。

影は鎌を上に上げたまま追いかけてきた。

 

なんなんだあいつは?大きな鎌もって人切って殺して...今俺を殺そうとしてる。

俗にいう殺人鬼?冗談きついぜ...

俺は必死に逃げる、しかし殺人鬼は俺を追いながら近くにいる人間を次々に切っていく。

 

「あ..ぁあ」

俺は走る、ただただ走る。

まだ助かる命かもしれないのに...俺は走ることしかできなかった。

 

「まぁってよぉお」

聞こえない

 

「やめてくれええ!」

聞こえない

 

「おかぁさん!!」

聞こえない

 

「だ...誰か...」

聞こえない

 

「ぎゃあああ!!!」

キコエナイ

 

「いやあああ!!」

キコエナイ...!!!

 

 

『ほんとに?』

 

「え?」

俺は何かが聞こえた気がした。

気が付くと俺は知らない建物の後ろに隠れていた。

「ここは...」

 

俺は殺人鬼から逃げながらとっさにこの建物の後ろに隠れたのか。

「なんとか...撒いた?」

ふう...と俺はため息をつく。

そして逃げていた時のことを思い出す。

 

「あの人たち...どうなったんだろう」

助けるとこはできた...ほんとに?

「いや...助けることは...」

俺にはできなかった。

例え俺があそこで立ち止まって殺人鬼と戦っていたとしても多分負けてた。

もしかしたら勝てたかも?

もしかしたら他の人が助けてくれたかも?

もしかしたら...

そう、「もしかしたら」だ。

勝てた保障なんてない、負けた保障なんてない。

そんなことを考えても後の祭り、『奇跡』は起きない。

起きたかも?

それは自己暗示、それは自分勝手な考え。

所詮人間は...

 

「みにくい」

 

「?」

俺は顔を上げる。

そこにはロルネが立っていた。

 

「君、どうして...」

 

「君じゃないロルネ」

 

「いまそんなことどうでもいいだろ...」

 

「...」

 

「人が死んだんだ...俺の目の前で...」

 

「...」

 

「俺は...逃げた」

 

「...」

 

「逃げることしかできなかった」

 

「...」

 

「なぁ?俺はどうしたらよかったのかな?」

 

「...」

 

「もしかしたら勝てていた?

もしかしたら勝ってたかも?

たまたま相手が体勢を崩して俺が...」

 

「...」

 

「いや...それはないな」

「俺、弱いし頭悪いし何やってもうまくいかないし...」

 

「...」

 

「なぁ俺...どうしたらよかったのかな?」

 

「...」

 

「黙ってないで答えてくれよ!!」

俺はロルネの肩を思いっきり掴んだ。

 

ロルネは少し痛そうにしながら言う。

「いたい」

俺は我に返る。

 

「あ...ごめん...」

 

「...」

 

「俺は...俺は...」

俺は泣いた。

泣いたのは悲しいから?

泣いたのは痛いから?

いや違う...泣いたのは...『守れなかったから』

 

「お、俺は...」

泣いているとロルネが語りだした。

「人は弱い。

醜く汚く弱い。」

 

「ロ...ルネ?」

 

「でも...神様よりは...綺麗で美しくて優しくて」

 

「お、おいロルネ...何を言って...」

 

「私はそんな人間が...面白くて、楽しくて、好き」

何を言ってるんだ?

 

「みぃつけたぁ!」

 

「!?」

見つかった...今度こそ殺される。

後ろに逃げようとしたが後ろは壁になっていて逃げれそうにない。

 

「もぉにげぇられないよぉお」

死ぬ...

そう思ったそのとき俺の前に白いものが立つ。

 

「んんん?なぁにきみぃい?」

 

「...」

 

「ロルネ...」

なにやってんだよ...早く逃げろ...そんなとこにいたら死ぬぞ。

 

「ねぇねぇ?きみもしにたいのぉお?」

 

「...」

 

「ロルネ...に、にげて...」

ダメだ、怖すぎて言葉がうまくしゃべれない。

そのとき俺の中で何かか叫びだした。

「その子を盾にして逃げれば生きられるかも!」

「その子を盾にして逃げれば生きられるかも!」

...あぁ

所詮人は...

人間は完璧じゃない

人間は絶対じゃない

いくら科学が進歩しようと

いくら最強の力を手に入れても

いくら世間が完璧は人だと評価してその人が本当の善人でも

完璧じゃない

完全じゃない

絶対じゃない

 

『それでも...自分は...自分を知ってる』

『それでも世界は回っている』

『それでも...』

 

「神様は残酷だ、神様は私たちをただ作っただけで何もしてくれない」

「何もしない...助けることも裁くことも」

 

「俺は...」

『夢とは何か』

『探求とは何か』

『人とは何か』

俺の頭の中はごちゃごちゃだ。

もう何もかもどうでもよくなってくるほど...

 

「探せばいい」

ロルネがそういいながらこちらを向く。

「ロルネ?」

 

「探せばいいんだよ?」

 

「探す...」

 

「そう探す...」

ロルネはそう言いながら目をつむった。

殺人鬼は鎌を大きく振り上げ、そして振り下ろす。

 

「あっ」

俺は何をやっている?

突然目の前が白くなり気が付くと殺人鬼は宙に舞っていた。

そして俺の手には白く大きく剣とも呼べず刀とも呼べず。

俺の手には『何か』が握られたいた。

 

 

 

END




どうでしたか?

え?なにいってるかわからない?
そんなの僕に聞かないで下さいよ
僕だってわかんないんですから

僕も『人間』ですからね


今回は今までで指折りに長くなってしまいましたね
ではまた次章お会いしましょう。
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