練火ですo(T□T)o
金欠で小説書く暇も無くなってきている練火ですo(T□T)o
「ッう…。ここは……?」
坂本が目を開けると、どうやら布団の上で眠っていたらしい。
ドタドタドタと足音がすると思い、顔を横に向けると、一人の少年が、ドアまで走り叫ぶ所であった。
『兄ちゃーーん!!ゆうじ兄ちゃんが目をさましたよ!!?』
『解ったぁッ!!飯持っていくから、もうちょっと待っててもらってくれ!』
『はーいッ!……だってさ、ゆーじ兄ちゃん?」
少年がそう言うので、坂本は頷いた。
「…すまねぇな」
「また、しょーこ姉ちゃんでしょ?」
「あぁー…バレちまったか」
バツの悪い顔で坂本が言うと、少年はクスクス笑いながら
「だって、きょーじがよく言ってたよ?」
「あの野郎め」
坂本も軽く微笑みながら、少年の頭を撫でる。
タッタッタッタと廊下の方から足跡が聞こえてきた。
「雄二殿、腹が減ってると思い。軽い料理を御持ちしました」
学校指定のジャージの上にエプロンを羽織った榊が出来立てのシチューを持ってくる。
その匂いに釣られ、坂本の腹の虫も鳴り出した。
坂本は微かに頬を赤らめ、少年を撫でていた手でシチューとスプーンを受けとる。
「ほれ、伊吹もアリガトな。もうそろ寝る時間だから行ってこい」
「うん!それじゃあゆーじ兄ちゃん、じゃーねー!」
伊吹と呼ばれた少年は手を降りながら部屋から出ていった。
「子供って元気だな……」
「えぇ。子供は宝ですから」
二人はほのぼのとした後、坂本の食事の音をBGMに話し始める。
「……翔子はどうだった?」
「なに、不安がっておられましたよ。まぁ、ちゃんとケアはしましたが」
そう答えると、坂本は榊に頭を下げ
「……悪いな」
「━━━雄二殿のちょっとした暴露話で済みましたから」
「…………ちょっと、そこに直れ」
「いやどす」
澄まし顔で言う榊に坂本は仕方ねぇかと呟きつつ
「それじゃあ次だ。明久のアレは解ったか?」
真剣な表情で訊いてきた。
「あぁ、それなのですが━━━」
榊がポケットから手帳を取り出し、吉井の姉について説明していく。
「━━と本人が言うにはそうらしいです」
「そうか……期末までに合格ラインを越さなきゃ、変態の姉が同居すると」
「簡潔に纏めるとそうなります」
坂本の返答に榊は頷きながら答えた。
「明久なら、世界史・日本史に絞るか」
「それはまたどうして?」
そう訊くと、
「アイツは全科目の中、歴史の点数が良いのと、もう一つは覚えるだけでの暗記科目だからな」
「なるほど」
それに、と付け加えて
「歴史はお前の得意科目の一つだろ?恭介」
「えぇ、そうですが……ってまさか」
嘘だろ?と言わんばかりの顔で坂本を見る榊。
「そのまさか、って言ったら?」
その返しに榊は焦りながら言う。
「いや、ですが…俺のやり方はあまり一般的では」
「だが、あの馬鹿には通用する」
「そ、それに設備がありませんよ?」
「━━恭介が鉄人に頼めば、了承するだろ?っと言うかしただろ?」
坂本の言葉にウグッとなる榊。
少しの間、黙った後。
「……解りました。西村先生と学園長には俺の方から交渉しましょう」
ガックリと項垂れる榊に坂本は感謝の言葉を呟くと
「それじゃ、明日の放課後にでも出来ないかどうか。頼んだ」
「解りました。ですが、吉井が拒否したら、この話は無かったことでよろしいですか?」
せめて最後の抵抗とばかりにそう言うと、
「安心しろ。あの馬鹿の扱い方は慣れてんだよ」
坂本は獰猛な笑みでそう答えた。
さらっと、オリキャラ出しましたけど。アレはモブなのでスルーお願いしますorz