ヌコ好きなのに動物アレルギーの練火です( ̄▽ ̄;)
榊のまさかの暴露にFクラスが一斉にブーイングをする。
『引っ込めぇぇぇーーッ!!!!ガチで引っ込めぇぇーッ!!』
『坂本ォッ!今すぐ、姫路さんと交代させろ!!』
『坂本!!テメェこの試合諦めたかクソがッッ!!!』
ブーイングに対する返答は坂本ではなく、榊の一言であった。
「黙れ」
榊は後ろのFクラスを感情の無い目で続ける。
「姫路じゃ、二~三割で勝てるだけだろうな」
だったら!と吉井が異議を申す。だが、榊はそれを一蹴して答える。
「だが、たかが二~三割だ。五割以上で負ける」
「それでも勝てる可能性が有るじゃないか!!」
吉井が榊に近づき、その胸ぐらを掴み叫ぶ。
「何も勝ち目が
榊は無言で吉井の頭数に片手を置くと、
ドゴンッ!!
力任せに頭から地面に叩きつけた。
「ーーーガハッ!?」
榊が吉井をみながら叫ぶ。
「ごちゃごちゃと…………潰すぞテメェッッ!!!!」
その叫びと行動に誰もが息を飲んだ。
榊は吉井の顔面を踏み潰そうと足を上げた瞬間。
ガシシッズサァァッ
「恭介。ストップだ」
坂本がその足を掴んで止め鉄人が榊の腹にタックル。それと同時に霧島が吉井の足を持ち、Fクラスに引っ張っていく。
榊はそんな坂本の止め言葉にハッと我に返る。
「すみません。雄二殿。俺とした事が雄二殿への采配への罵詈雑言に我慢出来なかったようです」
ペコリと謝ると、鉄人にも頭を下げる。
「全く。お前はやりすぎだとあれほど……」
鉄人もため息を吐いて呟き、中央に戻っていった。
「さて、一悶着あったが……誰か文句はあるか?」
坂本がFクラス勢に聞くと誰も発言はしなかった。いやしたかったが、した瞬間に吉井の二の舞になるという恐怖で何も言えなかった。
「……無いみたいだな。じゃあ、恭介」
名前を呼ばれた榊は片膝をつけ、武士が主君に命を聴く体製となる。
「正攻法で戦えとは言わねぇから、絶対に勝て……!!」
「ッ!ーーーこの命に変えても…!!!」
坂本は榊の返答に頷くと、自分が立っていた所に戻っていく。
榊は立ち上がり、Aクラス勢に言う
ーーーーーー死にたい奴から掛かってこい雑魚ども!!
それに飲まれたのかAクラスの9割以上にが一歩後ずさる。
後ずさらなかったのは、木下優子・工藤愛子・久保利光、そして、霧島翔子。
『それで誰が出るんだい?』
学園長はAクラスに告げると
『やっぱりここは学年首席の霧島さんが…』
『いや、男同士で久保君でも…』
『だったら最初にアイツと睨みあってた木下じゃないか?』
口論が始まった。
「僕は代表が良いと思うんだけど……」
久保がそう推薦すると、霧島は首を横に振った。
「私じゃ……負ける」
「なっ!?そんなに頭良いのアイツ!?」
優子の問にも首を横に振る。
「学力はAの下位。補充テストはサボったって言うけど…雄二の言葉で鎖が外れた恭介は……無理」
そう断言する。
「ん~…保健体育なら何とかなるけど。ボク、点数が無いしねぇ~」
霧島に続き、愛子も戦力外通告した。
「だったらここは僕が行くとしよう!!」
久保が一歩前に出ようとするが、優子がそれを遮って前に出る。
「久保君、ゴメンね?私がアイツの相手をするわ」
「!?だが、君より僕の方が」
食い下がろうと久保が異議を申すが、
「私ね。この団体戦が始まる前から睨みあってたの知ってるでしょ?それのお返しをしないとね♪」
優子の光の無い目で言われ。思わず、息を飲む。
「優子」
「何?代表」
優子は霧島を見ずに中心へ歩く。
「責任は…持つ……頑張って」
霧島の激励に優子は笑みで答えた。
「あんな奴はやっつけちゃうから、代表も安心しといてね♪」
▼△▼△▼△
優子が真ん中にたどり着いた。
「よお、昨日振りだな
「えぇ、久しぶりね。
二人は笑顔で軽く挨拶を交わす。
「……因みに訊くが……ゴリラってのは?」
「あら、解らなかったかしら?そこにいる赤髪の事よ?」
その言葉に榊が口がピクリと動く。
「赤髪と言うと……雄二殿の事か?」
「それ以外に誰がいるのかしら?時代錯誤の野蛮人?」
「よく言った。ーーーー
二人の間に歪な空気が流れ(※因みに二人の会話は周りには聞こえてません)。居たたまれなくなったのか、高橋先生が口を開く。
『そ、それでは教科は何にしますか?』
「お前が選べ雑魚」
「あら?私が選んで良いのかしら?」
優子が馬鹿にしたような顔で訊いてくるが、榊は死んだ魚のような目付きで答える。
「選べと言ったんだ雑魚キャラ。それとも耳が悪くなったのか?病院にいって頭ごと直してもらえーーーそれに、どの教科選ぼうがテメェに勝ち目はねぇよ」
それを聴いた優子が底冷えするような声音で言う
「………先生。教科は数学でお願いします。ーーーー
「やってみろよ村人K」
『り、了解しました。それでは代表戦。始めてください』
「
木下優子の召喚獣が姿を見せる。
【木下優子・数学410点】
『よりによって400点オーバーかよ!?』
『榊、テメェ!何で向こうに選択権渡し点だよ!!』
点数を見たFクラスからブーイングが流れる。
「
名前を呼ばれ、振り返ると。秀吉が此方を見て
ーーーー負けるでないぞ!!
そう言った。
榊は笑みを浮かべサムズアップで答える。
『ちょ、秀吉?何で榊君の応援してもあの点数じゃ負けちゃうよ?』
いつの間に復活したのか吉井が秀吉に訪ねる。
『いや、明久よ。恭介は勝つ。ワシはそう信じておる』
秀吉の自信に満ちた発言に榊は薄く笑う。
ーーーーーまた、大切なもんが出来たな。
そして、学園長を見る。
『許可するさね』
そう言ってくれた。榊は凶悪な笑みを浮かべると、ポケットからスポーツサングラスを取り出すとそれを装着し。そして、腕捲りし緑の腕輪を外すと代わりに赤の腕輪着ける。
「ちょ!!それ何よ!?」
優子が抗議に入るが、榊は無視して召喚する。
「企業秘密だーーー
【榊恭介・数学100点】
点数はEクラス位だ。
その召喚獣は赤の鎧を身に纏いその肩には六文銭の紋様、額には額当て。腰には二本の小刀。そして、一本の朱の十字槍(※イメージは無双初期の真田幸村)
「さあ、
その瞬間。
だが、
「当たるわけねぇだろうが!」
【木下優子・数学398点】
二人は直ぐ様、体勢を建て直し。己の武器を構える。
観戦している周りがざわついている。
その間にも
「ひとおぉぉおつッ!!」
【木下優子・数学375点】
「この…!」
「ふたぁぁぁぁああつッッ!!!」
【木下優子・数学351点】
「くっ…!!何で当たらないのよ!!」
優子が苦虫を噛み潰したような顔で叫び。
「……当たった……ッ!?」
優子が喜びで点数を見たが、一転して青ざめる。
【榊恭介・数学91点】
予想以上に点数が削れていない事に
「みいぃぃぃつッ」
呆然とした
そして、地面に着地と同時に朱の一閃が
【木下優子・数学299点】
「…アンタ、いったいどんな卑怯な手を使ったのよ!!」
優子が冷や汗を流しながら、榊に抗議するが当の本人は
「使ってねぇよ」
冷ややかな目で告げる。
榊の後ろにいる雄二が冷や汗を流した。
(当たる前に小刀を土台にして飛び盾の威力を最小限に受け流した!?しかも、受けた衝撃は体を捻らせて更に軽減させてる……あんな芸当。間違えれば即死だぞ!?)
「それよりよ、本気で来いよ?村人K」
「この……化け物!!」
ーーーだけどな……
だが、
「ーーーーーこっからが俺のやり方だ」
ブウゥン…
瞬間、Aクラスの照明器具が一斉に光を消し。教室中がモニターの淡い映像光のみになる。
『!?なんだ!?ブレーカーでも落ちたか?』
『んな馬鹿な!モニターはついてるぞ!?』
『じゃあ、もしかして……』
AとFの全生徒がただ一人の生徒を見た。
「ーーー榊…恭介ぇぇぇぇッ!!!!」
優子がその生徒の名を叫ぶ。
それではまた次回で、あっ次回は胸糞率高いから見たくなければ見ない方が……良いよ!多分!