ネギま! 紋章が輝き願いの満ちる時   作:ディアズ・R

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なんとなく8時投稿!
理由はない(`・ω・´)


第1話 家族ができました。

【シエラside】

 

「……?」

 

いつの間にか知らない所にいた。

月の光だけが存在する草原。

周りを見渡してみると、城の様な場所が見えたのでそこに向かって歩いている。

ふと、自分の姿が変わっていることに気が付いた。

それから、あの女性がくれたのかいろいろと力や容姿について知識があった。

とりあえず、これからはシエラ・ミケーネと名乗ろうと思う。

あと、服装も何かもこもこするけど邪魔にはならないので問題無いと思う。

しばらく歩いていると、黒いローブの人が城を見上げるように佇んでいた。

他にすることも無かったので、話しかけようと思う。

 

「……こんにちは?」

 

 

 

 

 

【???side】

 

気付いた時、我は存在していた。

子として生まれることも無く、初めからそこにいたかのように存在していた。

自身の力について、知識として知っていた。

その力を使い、世界を一つ創った。

同時にその世界の住人も創った。

数百年、自身の創った世界を見た。

住人達は蔑み、争い、殺し合う。

我は、こんな世界が創りたかったわけではない。

どうすればより良い世界になるのか、悩み、悲しみ、考え続けた。

そんな時、別の世界からの住人が現れた。

我の創り出した世界よりも先に存在していた旧世界。

そこの住人が、我の世界を我が物顔で侵略してきた。

 

分からなかった。

何故、自ら争いを求めるのか。

世界が狂っているのか、命が狂っているのか……

段々と、そう、段々とどうでもよくなってきた。

世界がどうなろうと、どうでもよくなっていた。

世界を創った者として、見守り続けていた。

だけど、疲れ切ってしまった。

どれだけ良くしようと考えても、世界は変わらない。

だからだろうか、今まで住んでいた城から出て争いの無い場所に行こうと思った。

最後に、城を見上げる。

次にここに戻ってくるのが何時になるかはわからない、けど、その時は平和な世界になっていることを望みたい。

ふと背後に気配を感じる。

我の創り出した住人とは違う、旧世界の住人とも違う、そんな気配。

振り返って気配を辿ってみると、10代後半といった少女が立っていた。

 

「……こんにちは?」

 

そんな言葉を投げかけられた。

そう言った少女をよく見て見る。

一切の穢れを知らないであろう白い肌。

美しく作られた人形の様に整った容姿。

輝く月をそのまま髪にしたかのような綺麗な銀髪。

眠たそうに半分ほど閉じた瞼から覗く、血の様な真紅の瞳。

膨大な魔力を感じる青と白を基調とした不思議な服。

その瞳から【貴族】かと思ったが、ジッとこちらを見つめる瞳には感情が存在していなかった。

確かにこちらを見ているはずなのに、一切の感情が感じられなかった。

だからだろうか、この少女に興味が湧いた。

 

「あぁ、こんにちは。君は何者かな?」

 

少女は首を小さく傾げ、少し考えて答えた。

 

「シエラ……シエラ・ミケーネ」

「シエラ、それが君の名前かな?」

「そう」

 

次に何を聞こうかと考えていたら、少女、シエラから質問がきた。

 

「……アナタは、何故苦しんでいるの?」

 

そう聞かれた瞬間、自身でも気づかぬうちに目を見開いてシエラを見ていた。

 

「私には、分からない……」

 

シエラが近づいてくる。

我はその行動をただ黙って見つめる。

 

「何がそんなに苦しいの?」

 

シエラは我の目の前に立ち、その朱い瞳で我の目を真っ直ぐに見る。

何の感情も無い瞳。

その瞳を見つめて口を開く。

 

「……命持つ者の欲望は果てしない。だから争いが起きる。我には、それを見守る義務があった……だが、疲れたのだ……それゆえに、我は……」

 

シエラの柔らかく小さな手が我の頬に添えられる。

 

「なら、やめればいい」

「……」

「そうする理由があるのかもしれない……でも、誰も強制してない」

「……」

 

シエラにそう言われ、肩に入っていた力がストンと落ちた気がした。

そう、誰かにそうしろと言われたわけではない。

ただ、それ以外にすることが思い浮かばなかったから、そうしていたのだ。

 

「アナタは、ずっと自由に生きてた」

「……そう、だな」

「なら、これからも自由に生きればいい」

「……あぁ、そうしよう」

 

我はシエラの髪を撫でる。

シエラはされるがままに撫でられる。

やはり感情を感じられないが、不思議と嫌悪感は存在しなかった。

 

「シエラ、我はしばらく休もうと思う。良ければ共にいてくれないか?一人で過ごすのは、つまらないのでな」

「……ん」

 

シエラは小さく頷いて我のローブの端を掴む。

それを見て小さく笑い、共に歩き出す。

争いの無い、静かな場所を探して。

ふと気づいてシエラに話しかける。

 

「そうそう、我の名前を言ってなかったな。我の名前は造物主(ライフメーカー)。世界を創りし、始まりの魔法使いだ」

 

二人は出会い、物語は少しだけ違う道を辿る。

良いことなのか、悪いことなのか、それは誰にもわからない……




ライフメーカーこんな感じでいいかな?
まあ、最終的には崩壊するから別に良いか。
シエラをシエラ様に変えていかないと……
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