ネギま! 紋章が輝き願いの満ちる時   作:ディアズ・R

7 / 10
今回はフェイトメインですよ!
原作フェイトの方が良いという人は見ないでね♪
大分変なフェイトになってると思うから。

あと、フェイトに《真なる土の紋章》いるかな?
凄いつけたいけど、フェイトにいらないよね?
どうしよう……



第6話 お兄ちゃんが活躍してるらしい。

【視点・シエラ】

 

旧世界に行ってから百と数十年が経った。

旧世界は約1400年になる。

レイが誰か人を探してるらしいが、フェイトは手伝うつもりはないようなので妾も手伝ってはいない。

というより、妾は1年間起きて3年間寝る生活をしているので、手伝いようが無いのだけれど。

 

「おはよう」

「ん?あぁ、今年は起きるんだったね。おはようシエラ」

 

寝室からリビングに行くとフェイトだけがいた。

ライフメーカーとレイがいない。

 

「二人は?」

「我が主はシエラ親衛隊を作ってるね。なかなかの実力者を見つけたと言っていたよ。レイは旧世界のイギリスで人を探してるんだったかな?」

「名前は?」

「確か……エヴァンジェリンだったかな?名前の読み方から言って、探すならカナダ辺りだと思うんだけど、なんでイギリスを探してるのやら」

 

妾は少し考え、フェイトの手を取って外出を促す。

フェイトの手を取ったとき、何故か動揺していたけど。

 

「ど、どうしたんだい?」

「カナダ、行くのじゃ」

「む……それはレイの手伝いをするという事かな?」

「?レイより早く見つけたいだけじゃ。どんな人物か気になるのもあるのじゃ」

「……ならいいかな」

 

フェイトは何故ホッとした顔をするのだろう?

まあ、協力してくれるならそれでいいけど。

フェイトと手を繋ぎながら、額に宿している裏の門の紋章の力を使う。

ちなみに、表の門の紋章はライフメーカーの額に宿っている。

御揃いの紋章だと、凄い嬉しそうにしてた。

 

「門の紋章よ、扉を開きたまえ」

 

紋章が輝き、目の前の空間が歪む。

フェイトと一緒にその歪みに入ると、次の瞬間には旧世界のカナダの何処かに出た。

何処かと言ったが、草原しかなかった。

 

「何も無いのじゃ」

「何も無いね」

 

とりあえず、人がいるところを探すことになった。

 

 

 

 

 

【視点・フェイト】

 

シエラと共に町や村を訪れているが、エヴァンジェリンという名前は聞かない。

むしろ、村一つを数分で焼き尽くす悪魔の噂をよく聞く。

その悪魔を見た者はいないらしいが、すでに2、3滅ぼされた村があるらしい。

森に行って数分後に村に帰ると滅んでいたなんて言う人もいたね。

まるで、魔法(・・)みたいだね。

……少し警戒度を上げた方がよさそうかな?

そんなことを考えていると、シエラが誰も住んでいないであろう廃墟になっている城に興味を示した。

 

「あの城に何かあるのかい?」

「……嫌な気配がするのじゃ」

 

嫌な気配、ね……シエラが言うと何か起こりそうだね。

一応確認しておいた方が良いかな?

 

「なら僕が確認してくるよ。シエラはそこの花畑で休んでて」

「……わかった。気を付けて」

 

シエラの頭を撫で、城へと入る。

廃墟らしく、蜘蛛の巣やほこりが酷い。

シエラを連れてこなくて正解だ。

ただ、無人ではないらしく人が行き来した痕跡が残っている。

どうやら当たりらしい……流石シエラだ。

 

「―――?」

「―――!!」

 

微かに話し声が聞こえる。

人の気配がする部屋の扉の前に立ち、少し耳を澄ませる。

 

「これで……完成……だ。フフフ」

「女と金目……だろう?じゃな……意味が無い!」

「フン……発動す……残らん」

「チッ……さっさと……!」

 

ガラスが割れる音や床の軋む音で聴き辛いが、魔法使いと盗賊が噂の悪魔の正体みたいだね。

それに、魔法使いの方がどうも気になることを言っている。

少し、話を聞かせて貰おうかな?

扉に手をかけていざ開こうとしたら、聴き慣れたウザい声が聞こえた。

 

「そこまでだ悪党共!!この俺!宵闇の双龍剣士が貴様等の野望を切り裂く!!」

 

……

 

「ヴィシュ・タル・リ・シュタル・ヴァンゲイト、冥府の石柱」

「あぶねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

魔法で創った石柱が、扉を破壊して声の主を潰そうとするが、ギリギリ回避したようだ。

悔しいが、やはり身体能力は高い。

とういか、何時来たんだい?

石柱が城の外へと飛んで行ったが、気にせず部屋の中へと入る。

盗賊とその取り巻きが合計19人。

魔力を感じる魔法使いが4人。

馬鹿一人。

合計24人かな。

隠れてる者はいないようだし、早めに終わらそう。

 

「魔法使い以外に用はないからね。死んでもらうよ」

「テ、テメェ!何者だ!!」

「クソッ!エディス・コル・フェ・スティア・ベル!火の精霊(ウンデセクサーギンタ)―――」

「遅いよ。石の息吹(プノエー・ペトラス)

 

盗賊達と、魔法の射手を詠唱した魔法使い一人が石化の煙に触れ石となっていく。

それを見た魔法使いのうち二人が杖を捨てて両手を上げる。

さすがに実力差がわかったらしい。

 

「こ、降参だ!」

「い、命だけは!」

 

二人に対して情報を聞き出そうとしたら、いきなり燃え始めた。

二人の魔法使いの悲鳴が響く中、最後の魔法使いに視線を向ける。

 

「仲間を攻撃するなんて、随分酷いね」

「ククク、仲間などではない。それに、魔導の真理を見るのに、犠牲は付き物だろぉ?貴様ほどの魔法使いなら、それはわかるはずだがなぁ?」

「なんの話か分からないね」

 

壊れた人形の様にケタケタと嗤う魔法使い。

先ほどの魔法で実力差はわかっているはずなのに、随分余裕だ。

何か、嫌な予感がする。

嫌な予感を聞き出そうと一歩踏み出したら、目の前に剣が突き出されて足を止める。

 

「邪魔だよ」

「邪魔だよ、じゃねぇよ。テメェ、殺す気だっただろ?さっきの煙も俺如やるつもりだったろ?」

「さて、何の話かな?」

「この野郎……」

 

相変わらず邪魔くさい奴だ。

死ねばいいのに。

そうだ、こいつからも情報を聞き出さないとね。

魔法使いに注意を払いつつ、レイに視線を向ける。

 

「君はどうしてここにいるのかな?ちなみに僕はシエラと来たよ。シエラとね」

「おっとっと、今殺してくれっていったよな?そうだよな?」

「一人寂しく動き回っていた君何故ここにいるのか、早く教えて欲しいね。一人で動き回っていた人」

「こ、この野郎ぉ……」

 

プルプル震えて、トイレかい?

我慢は身体に良くないよ?

おっと、嫌いな相手の心配をするなんて、僕はいつ聖人になったのかな(笑)

 

「ま、まあいい……今はテメェと争ってる場合じゃないからな。俺がここにいる理由は、ここいらで放火魔の噂を耳にしたからだ。悪人が根城にする場所なんて廃墟しかないだろ?」

 

いや、そういう意味の質問じゃなかったんだけどね。

 

「次はこっちの質問だ。なんでイギリスに来たんだ?」

 

……あぁ、そういうことかい。

 

「ここはカナダだよ」

「……え?」

 

このバカは地理を理解していなかったらしい。

本当にバカである。

膝と手を床について震えるバカ。

 

「カ、カナダ、だと……!?」

「このバカは放っておくとして……魔法使いの君、ここで何をするきだい?」

 

僕の質問に大仰な身振りで答える魔法使い。

 

「実験さ!魔法より強力な真の魔法を使うための!!」

「なんだって?」

 

真の魔法……紋章のことかな?

いや、でもこんな奴にシエラが紋章を渡す訳ないし。

 

「なかなか興味深いけど、それを使わせるわけにはいかないね」

「それには同意見だな。無関係な一般人を殺させるわけにはいかねぇな」

 

立ち直ったレイが僕の隣で剣を構える。

そういえば、一本しか持ってないけどもう一本はどうしたのだろうか?

 

「クハッ!!無駄だ!もう発動しているのでな!!」

「「なに!?」」

「一度発動したら全てを焼き尽くすまで止まらない!!クハハハハハ!!!」

 

その瞬間、辺り一帯に異常な魔力が撒き散らされる。

こいつの言ってることがホントだとしたらシエラが!?

クソ!僕じゃ間に合わない!

悔しいが、レイの身体能力ならギリギリ間に合う!

 

「レイ!!」

「言われなくても!!」

 

レイが僕の空けた穴から瞬動を使って、シエラの元へ急行する。

僕は魔法使いを睨みつけ、気づいたことを言う。

 

「キミ、悪魔と契約したんだね」

「グヒィ!だったら何だねぇ?もう全てが手遅れだよぉぉぉ!!!グヒャハハハハハ!!」

「いや、まだできることはあるね」

 

僕は右手を嗤う魔法使いに向ける。

 

「なにを―――」

「ヴィシュ・タル・リ・シュタル・ヴァンゲイト、万象貫く(キルクルス・ピーロー)黒杭の円環(ルム・ニグロールム)

 

魔力が無数の石化の針となり魔法使いに突き刺さる。

嗤ったまま石像となった魔法使いに近づき、砕く。

 

「キミは魔法を表で使い過ぎたんだよ……それと、そこの悪魔にも警告だ」

「おやおや、バレてしまいましたか」

 

天井から染み出す様に降りてきたのは、黒いローブで全身を覆っていて髑髏の仮面をつけた悪魔。

魔力の禍々しさと強大さからいって、王クラスだと思う。

 

「フフフ、そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ」

「……その言葉を信用するとでも?」

「いやいや、信用云々以前に契約者が死んでしまってはね。私が留まっていられる時間は限られてる」

 

確かに、徐々に存在感が薄くなっている様に感じる。

だけど、これほどの悪魔が意味も無く契約者以外の前に出てくるはずがないのだ。

 

「フフフ、これが作られた人形だとはとても思えませんね」

「我が主を知っているようだね?」

「あぁ、知っているとも……むしろ知らない悪魔は消滅した方が良いというぐらいにね」

 

……なら、何が目的だ?

 

「フフフ、目的が知りたいようだね?なら教えてあげよう。私の目的は―――――だよ」

「……ありえないね」

「さぁどうだろう?信じる信じないは君次第だ。では、私は還るとしましょうか。ごきげんよう、意思を持った人形君」

 

言いたいことだけ言って、悪魔は消える。

先ほど聞いた悪魔の目的。

それが頭の中で繰り返される。

 

「……」

 

壁に開いた穴から外を眺めていると、世界が炎に包まれる。

辺り一帯が灼熱の業火で焼かれ始めた。

その炎を見つめ、シエラのことを思い浮かべる。

 

「シエラ、君は絶対に守るよ……どんな手段を使っても、絶対に……」

 

そして、フェイトは歩き出す。

シエラを守るために……




門の紋章
異世界との門を開く紋章。
『表』と『裏』が存在する。
『表』は入り口で異世界からの召還が可能。
『裏』は出口で異世界からの送還を役目としている。
『表』と『裏』は片方だけでは不完全だが、片方を宿していれば不老となる。
普通に使うとどんな場所にも転移でき、使いこなすことができれば死者を生き返らせることもできる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。