東方遊戯界~全てを護りし刀傘~   作:reira

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幻想の夜

◯三人称視点

 

大ちゃんの美味しい美味しい手料理を堪能したあと、名刀がある提案をした。

 

「皆で一緒にお風呂入るっスよ!きっと楽しいっス!」

 

「「ダメ!(ダメです!)」」

 

「えー、どうしてっスか?」

 

名刀は楽しそうと思って言ったが、二人は猛烈に反対する。それに疑問を浮かべると、大ちゃんが顔を紅く染めて答える。

 

「だって恥ずかしいですよ!男の人と一緒にお風呂なんて…」

 

「?大ちゃん、何言ってるの?」

 

大ちゃんの解答にチルノは疑問を覚えた。それもそのはず。何故なら、、、

 

「え?チルノちゃんだって男の人とおふr「めーとーは女の子だよ?」………え?」

 

「俺、女の子っス……」

 

名刀は、俺っ娘であるからだ。チルノが何故知っているかが逆に疑問だが、⑨だからだろう。

 

「す、すみませんでしたー!!」

 

「いや、いいっスよ。馴れてるっス。」

 

「それよりも、、、私がお風呂入ったらお風呂が凍っちゃう。大ちゃんやめーとーまで凍っちゃう…」

 

「あっ……」

 

大ちゃんがシマッタという顔をする。忘れていたのだろう。

 

「それだけじゃない、私が誰かに触ったら、誰かが私に触ったら、その誰かまで凍っちゃうんだ…」

 

チルノはうつむいて言葉を紡いでゆく。泣いているのだろう。チルノの下の床が涙で濡れていた。そのときだった。

 

「そんなわけないっスよ、ほら。」

 

名刀はチルノの手をとる。名刀の手は凍ることはなかった。

 

「え?…」

 

「傘は防ぐのが仕事っスからね、これくらい朝飯前っスよ。お風呂や大ちゃんが凍る変化も余裕で防げるっス。これなら…」

 

「チルノちゃん、お風呂一緒に入れるよ!」

 

「うん!!」

 

チルノはまだ泣いてはいたが、笑っていた。

 

◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇

 

「いいお湯だったっスねぇー」

 

「めーとーの胸大ちゃんよりおっきかったねー」

 

「ち、チルノちゃん!そういうことは大きな声でいっちゃダメだよ!」

 

「気にしなくていいっスよ、大ちゃん。さて、布団敷いて寝るっス。」

 

そして大ちゃんはふと思い出す。

 

「布団、二人分しかありませんけど、、、」

 

「大丈夫っスよ、なんとかなるっス」

 

「ならいいですけど、、、」

 

と、話している間に

 

「グーガー、、、」

 

チルノは布団に対して垂直に、しかも掛け布団は掛けずにヘソ丸出しで寝ていた。

 

「ふふっ、チルノちゃんったら」

 

それを見てクスクスと笑う大妖精。そこでふと思い出したかのように名刀は聞く。

 

「あ、明日は何か予定はあるんスか?」

 

「明日は、、、寺子屋ですね。名刀さんも来ますか?」

 

「寺子屋って、お勉強っスか?もちろんいくっスよ」

 

「本当ですか!?チルノちゃんも喜びますよ!」

 

「なら大妖精はそろそろ寝るっス、もう夜遅いっスよ?」

 

「名刀さんはどうするんですか?」

 

「大丈夫、太陽が出てくるまでには帰るっス」

 

そういって名刀は大妖精の家から出ていった。

 

◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇◯◇

 

「この方向っスね、、、えいやっ!」

 

静かな夜のなか、名刀はとある方向におもいっきり石を投げた。その石は名刀の能力により風の抵抗による「変化」を防いでいる。そのため、パワーだけでも家1棟が吹き飛ぶほどの威力がある。

 

「あややっ!?」

 

石がとんでいった方向からは妙なこえが聞こえ、そこに向かうと黒い翼の生えた少女が横たわっていた。その手には、、、

 

「これカメラっスか?なんでこんな時代にカメラが?」

 

カメラのフィルムを確認すると、裸の名刀、チルノ、大ちゃんが写っていた。

 

「…まさか、この子はそういう趣味なんスか」

 

とりあえず証拠のカメラでのびている子を写して、カメラを持って慧音と鈴姉に相談してみることにした。




名刀小孤膝丸(めいとうここしつまる)

能力:主に変化を防ぐ程度の能力

チャラ男ならぬチャラ女。普段はさらしを巻いているためわかりづらいが、胸は意外とある。~スが口癖。忘れ傘だが、食事は普通に食べられる等人間っぽさが目立つ。今は大ちゃんの家で居候している。家事は上手。
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