目指せ自営業!社畜局員のミッド暮らし   作:この世全てのゴミ

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FGO、第三章オケアノス出ましたね…私は月の勝利者ともう一つの結末狙って回しましたが全てワカメに変わりました…

あ、後今回は大分デバイスに対してオリ設定?が入っております。嫌だと思う方はブラウザバック推奨。


第八話 たまに出かけると行く先で仕事関係の人にエンカウントするのってなんなの?

 デバイス、魔導師たちが使う魔法を使うための杖のような物だ。デバイスは幾つかに分類でき、インテリジェントデバイス、ストレージデバイス、アームドデバイス、ブーストデバイスにユニゾンデバイスと分けられている。

 で、そんなデバイスだが案外魔導士以外にも使われている。もう魔法の杖というよりは持ち運べるPCのようなものだ。御蔭でミッドでは魔力がそんなに多くなくても誰でも簡単に使えるデバイスがある。一般的な生活で使われるデバイスなのでらくらくデバイスなんて名前で売られてたりする。

 勿論、性能が良いものほど高額だ。何十万とかするやつだってある。そんな豊富に種類があるデバイスで俺が使っていたのが魔力が少ない人でも簡単に使える非常にエコなデバイスだ。…まあ、足りない分の魔力を電気で補えるのだ。

 長年、管理局でバイトしてた頃から使っていたデバイスなのだが…それがつい先日お亡くなりになられた。

 

「真っ二つだな…」

 

 家のリビングで机にある真っ二つになった『寝ることはゆるさへんで』くん状態の首輪を見て呟く。

 先日、この『寝ることはゆるさへんで』くんで仕事をしていたところ身体的に限界が来ていたのにも関わらず稼働を続け、子狸曰く痙攣をおこすほどの電流を浴びていたらしい。子狸は放っておいたら死んでいたと言うがまあそんなことはないだろう。きっと大げさに言ってただけだ…そうだよね?それに、魔力が必要な時以外は全て電源式のデバイスなので多分充電が切れたら止まっていたと思う。

 だが、それでももう切断されてしまったことは変わりないのでしょうがない。子狸が俺の為に思ってやったことなのだからしょうがないだろう。ただ…

 

「デバイス…安い奴でも大分高いんだよなぁ…」

 

決して高給を取っている訳ではない俺にはそれなりにキツイ物があった。

 確かに貯金はある、資本金にするために日々貯金は欠かさない。だからまあ結構簡単に買えるには買えるのだがそれでも痛い出費には変わりない。

 

「兎に角、明日は休みだし買いにいくか…」

 

 六年も使ったんだ、安いやつにしては大分持った方ではないだろうか?あ、高町なのはとかフェイト・T・ハラオウンのデバイスはずっと使えてるぞとか言うなよ?こっちのはショップで一番安いのであっちのは高級品みたいのなんだから比べることが間違ってる。っていうか魔力による自動修復って何だよ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「暑い…太陽死ねばいいのに…」

 

 現在、俺はミッドの首都クラナガンにいる。理由としてはデバイスを売ってる店はクラナガンあたりまで行かないと無いからだ。理由としては治安が悪いから。デバイスは安いものでも高額なものが多いためホイホイ盗まれたりしてたらたまったもんじゃないからだろう。

 治安が悪いのは今に始まったことじゃない。陸士たちは頑張っているがそれでも人手不足なんだろう…そう言えば予算も少ないって聞いたな。おお、怖い。地上本部のほうで勤めたくはないな、だって給料減らされそうだもん。

 

 どっかに人じゃなくてもいいからよく働く生物のような…そんなのが大量に居ればいいんだろうなー(フラグ)

 

 まあ、クラナガンっていうかミッド全体の治安の話は置いておくとしよう。今はデバイスだ。

 しかし、探せど探せどデバイスショップは見つからない…あれ?もしかしてもっと中央の方じゃないとない?おかしいなぁ俺がまだ学生の頃はこの辺に一店あった気がしたんだけど…多分、移店でもしてしまったんだろう。

 そうなるとここから中央の方まで歩いていくしかないな。バス停は近くになさそうだし…この炎天下の中を歩いていくなんてどういう苦行だ畜生。

 クラナガンは比較的に高いビル系の建造物が多い。その為、ビル熱の所為で夏の期間は最悪なレベルで暑い。クラナガンよりも治安が悪い郊外の方にもまだ住む奴の理由の一つだ。

 

「…車の免許位、取るべきか」

 

 歩いていくうちにそう思った。

 この暑さはキツイし何より事務員の体力では中央部まで歩いていくのだって一苦労なのだ。本当に、車の免許の一つくらいは取った方がいい気がする。事務系の資格ばかりじゃなくて。

 なんて思いながら歩いているうちにそこそこ進んだのか、ようやくデバイスショップが見えた。

 

「ついtウオッ!?寒ッ!」

 

 自動ドアをが開き店内の冷気が暑さで火照った体に沁みる。中と外で酷い温度差だ。

 

「早く買って…ついでだから他の買い物も済ましていくか」

 

 そう言って、俺は店員から渡されたカタログ表からなるべく魔力を使わず、安いデバイスを探し始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ~、生き返るな」

 

 デバイスを見繕い買った後に俺はデパートに行き切れかけていた生活用品と模型用の道具(専門店があった)を買って一人、カフェに居た。

 うーん、喉が渇いたのと疲れたから目の前にあったこの店に入ったのだが…何か場違い感。店内がなんていうか、雰囲気の良い?感じだからだろうか。いつもはこんな場所に入んないから慣れない。

 しっかし、メニュー表の値段高いな。なんとなく頼んだ飲み物は運が良かったのか一番安いものだったがそれでも少し高い。カフェの飲み物なんてそんなものなんだろうか?入ったことなんて殆どないから相場が分からんな…っていうかよくこの値段で他の人たちは気楽に来れるな。アレか、全員高給取りだからか?…それは無いか。

 

「…意外に同年代ぐらいの奴らが多いな」

 

 なんとなくあたりを見渡してみれば自分と同じ年くらいの人たちが何人もいる。仲良くコーヒー飲みながら談笑していた。…何でだろう、一人でいるのは慣れているのに今だけ少し悲しく感じるのは…友人がそう多くないと自覚してるのに再認識させられるからだろうか?

 もう、本当にみんな楽しそうだな。同年代っぽいけど何か金髪の子供連れたあの茶髪のポニーテールの女性と…か……

 

「あれ?何でピースくんがここに居るの?」

 

 アイエエエエ! マオウ!? マオウナンデ!?

 なんか見覚えがある髪色と髪形だなって思ってたらエース・オブ・エースこと、現在俺の上司にあたる高町なのはだった。こんなところで会ってしまうなんて、一体どういうことだってばよ…。

 そんな思考とは裏腹に言葉は結構簡単に出た。

 

「奇遇だな、こんなところで会うなんて…買い物か?」

「そうなんだよ、今日はヴィヴィオと一緒にお買い物なの」

 

 そう言われて、こちらに寄ってきた高町なのはの腰辺りを見れば服をヒシっと握り右半身を隠してこちらを見ている金髪の女の子が居た。…この子が噂に聞く養子か。

 っていうかそれよりも簡単に言葉が出たことに自分でも少しビックリした。あんまり友人なんかは多くないからコミュニケーションスキルは結構駄目なんじゃないかと思っていたが案外高かったようだ。

 

「ほらヴィヴィオ、この人が前に話した仕事を手伝ってくれてる人だよ」

「……」

 

 ジイットこちらを見つめるヴィヴィオと呼ばれた少女、その俺に向ける視線は何だか険を孕んでいた。アレ?俺この子と会ったことないのに何でこんな睨まれてんの?

 

「……」

「……」

 

 なんとなく、睨まれているのでこっちも視線を向け続ける。…流石に子供に睨まれたから睨むほど人間出来ていないわけではない。高町なのはそんな俺らの様子を見て「え?え?」っとオロオロしていた。

 数秒の時が過ぎる…そしてその沈黙を崩したのはヴィヴィオと呼ばれた少女だった。

 

「……嫌いです」

「言ってくれるな、この子」

 

 そう言った後に直ぐに高町なのはの後ろに隠れてしまった。

 まさかの嫌い発言。俺の砂で出来たようなハートはもうボドボドである。っていうか何故?俺って何かあって早々粗相でもしたか?そんなことはしてないと思うのだが…

 

「…アハハ、ゴメンね?ピースくん。何か機嫌が悪いみたい」

「いや、別に気にはしないが…俺って何かしたか?」

「ん~何もしてないと思うけど…っていうかヴィヴィオ、あっていきなり嫌いはないでしょ、しっかり挨拶しなさい」

「……」

 

 高町なのははヴィヴィオを叱るがそのヴィヴィオは知らんぷり、どうしてここまで機嫌が悪いかなー。もしかして俺が目の前に居るからか?

 

「ほらヴィヴィオ!」

 

 少し強めの語気になって高町なのはが言う。そのことに驚いたのか、一瞬体をビクッと縮こました後にソロリソロリと顔だけ出し、小さな声で自己紹介を始めた。

 

「高町ヴィヴィオです…」

「そうか、よろしくな」

 

 自己紹介をした後、高町ヴィヴィオはまた直ぐに高町なのはの後ろに隠れてしまった。

 うん、何か分かんないけど本当に嫌われてるな。

 

「もう、いつもはそんな風に自己紹介してないでしょ」

「……」

「まあまあ、俺は特に気にしてないからそう怒ってやるな」

 

 何だか説教モードに入ろうとしていた高町なのはを止める。こんなところで説教を始められたら俺まで巻き込まれてしまう、それは勘弁してほしい。

 高町なのはを落ち着かせ、その後向かいの席が空いてるからそこに座らせる。そしてすかさずメニューを渡し、説教から高町なのはの意識を遠ざける。メニューを見だした高町なのはは怒ろうとしていたことを忘れたようにメニューを楽しげに見だした。…扱いやすい。

 すると、俺が隣の席に載せていた荷物に興味を示したのか高町なのはが質問をして来る。

 

「あれ?もしかしてデバイスを買いに来てたの?」

「まあな、この前データは無事みたいだけど真っ二つになっちゃったしな」

「ああ、私が居ない時にあったこと?確かはやてちゃんからはピースくんが死にかけたって聞いたけど」

「大げさに言ってるだけだ。…ちょっと色々あって痙攣を起こしてたぐらいだし」

「それ全然ちょっとじゃないよ!?」

 

 休憩時間のようなノリで会話が進んでいく。すると、高町なのはの隣に座っている高町ヴィヴィオが面白くなさそうな顔でこちらを見ていることに気付いた。プクーっと可愛らしく頬を膨らませていた。

 ……ああ、成程。まだいきなり嫌われた理由はよく分からないがなんとなく今不機嫌そうにしてる理由は少し想像ついた。

 

「…そう言えば、その子が引き取った子か」

「うん、そうなの。何だか今は機嫌が悪いけどとってもいい子なんだよ?」

「………♪」

 

 話題を高町ヴィヴィオに持って行く。その際に高町なのはに褒められたことが嬉しかったのか、頬のふくらみは消えて少しだけ笑顔になっていた。

 なんというか分かりやすい子だ。まあ、この子くらいの歳ならしょうがないだろう。感情が表に出ることはいいことだ。とっても子供らしくて…

 

――――無表情で何も喋ることの無い機械のような子供なんかよりずっと良いだろう。

 

大方、機嫌が悪くなったのはお母さんが自分をそっちのけにして喋ってたからだろうし。

 

 

 

 

 しっかし、何で俺はそんな子供に何もしてないのに嫌われてるのかな~?

 

 




感想、大募集中です。

小ネタは今回無し

後、何だか最近富樫病にかかってしまったみたいなので少し前みたいにバカみたいな勢いで更新は出来ないと思います……(言えない、まさか今更狂ったようにfate/EXTRA CCCをやり直してるなんて…)
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