先週から体調をまた崩しまして執筆遅れて誠に申し訳ございません。
現在テスト期間なのでじゃんじゃん書き溜めしたいですね。
追記 お気に入り300件越えしてました!有難うございます!
さてさて、訓練の日々がキンクリされたところで。やってきました、クラス対抗戦。
「やっほー、いっくん。応援しに来てやったぞ、喜べ」
「なんで、上から目線なんだよ....」
「おい、黒猫。ここは関係者以外立ち入り禁止なんだが?」
「俺はいっくんを訓練してあげたからね〜。一時的だとしても教え子の晴れ舞台だ、間近で見てたいんだよ。(それになんか嫌な予感もするしな....」
「そうか。....最後のほうなんて言った?」
「なんでもないよん。気にしないでくれ」
「....?....まぁ、いい。それよりも、だ」
千冬が俺から目線を外す。その先にいたのは....
「なんで貴様がここにいる。篠ノ之」
「なっ....!私ですか!?」
「当たり前だ。関係者以外立ち入り禁止だと言ったはずだが?」
「私は一夏の幼馴染みだからです!」
「そんなのが理由になるわけないだろう。篠ノ之、早くアリーナの観戦席に行け」
「なっ!?い、一夏!お前からもなんか言ってくれ!」
篠ノ之がいっくんに縋るような目を向ける。
「今は目の前の戦いに集中したいから....悪い、箒」
「そ、そんな....」
篠ノ之が信じられないものを見たような目をしながらピットから出ていく。最後に俺を恨みがましい目で睨んでから。....なんで?
「さて、織斑。そろそろ時間だ。準備はいいな」
「はい」
「いっくん、努力は裏切らない。俺はそれを大事な人に証明してもらった。だから、俺からも言ってあげる....君の努力は俺が知ってる。誰がなんと言おうと、君は強くなった。今日の試合に勝ってそれを証明してみせろ」
「....そう言うことだ。勝ってこい、織斑」
「....おう!」
いっくんが勢いよくアリーナへ飛び出した。俺が訓練してやったんだ....勝てよ、いっくん。
++++++++++
試合前のアリーナは試合が始まるのを今か今かと待っている観客たちの歓声に包まれていた。
「来たわね!一夏!」
「おう!今日は勝たせてもらうぜ、鈴!」
「言うわね一夏!約束、忘れてないでしょうね?」
「あぁ、負けた方が一つ言うことを聞くってやつだろ?忘れてねぇよ」
「ならいいわ。こっちだって負けないんだから!」
試合が始まる前から両者の戦意は十分のようだ。
試合開始まで....5....4....3....2....1....試合開始!
試合開始の合図がかかり、まず最初に動いたのは一夏だった。
「いくぜ!うぉぉぉぉぉぉ!」
「先手必勝、って訳ね。甘いわよ!」
「ぐぁ!」
一夏が鈴音に突撃している途中で何かに殴られたかのように吹き飛ぶ。
「....今のは!?」
「教えてあげるわ!これが中国の第三世代兵装【龍砲】!この不可視の砲身と砲弾でアンタを倒すわ、一夏!」
「不可視の砲弾か....厄介だな」
鈴音の攻撃に一夏は顔をしかめる。
(何か手はないのかはないのか....?)
その時、一夏は訓練のときに白に言われたことを思い出した。
『いっくん、戦いにおいて一番重要なことってなんだと思う?』
『重要なこと....やっぱり機体の性能とかか?』
『違う違う、ISでの戦いだけじゃなくて全ての戦いで、だ』
『それでも、やっぱり力、武力みたいなのが重要だと思う』
『まぁ、確かに力は必要だな。けど、俺が一番重要なのは【情報】だと思う』
『情報?』
『そう、情報。力がないなんてのは論外だ。なにせ、戦い、なんだから。力、強さは必須条件、最初からあることが前提だ。例えば、A国とB国との戦争、A国には一人で百人分の戦力になる兵士がいたとしよう。んで、そいつは自分だと思ってね。その兵士は一人で十人分の戦力の兵士一万人で編成されていて統率がかなり取れていて連携が優秀なことで有名な部隊とその部隊が守る基地の壊滅を任された。君ならどうする?あ、因みに装備は一昔前の戦争みたいにハンドガン、ナイフに盾持ちでいこうか』
『無理ゲーだろ....。うーん。相手に出来る人数ずつ各個撃破....かな?』
『ここで情報その一。その部隊の兵士は基本的に十人一組で行動している。戦力が同等だから勝てるかもしれないが基本的に人数が多いが有利だ。さらに、情報その二、部隊の兵士たちは十人一組で行動中に敵に遭遇したらすぐに味方に伝えて増援を呼ぶ決まりになっている。そして、それを知らなかった兵士はすぐに部隊のいるところに潜入して敵と遭遇。増援を呼ばれて大量の兵士に囲まれてやられてしまいました。いっくん、死んじゃったよ?』
『そ、そんなの初めに言わなかったんだからしょうがないだろ!?』
『そこが情報の重要さだよ。すぐに戦いに行かないで少し観察すれば分かったかもしれない、それを知らなかったから、なんて甘いぜいっくん。戦場でそんなのが通用すると思う?』
『む....。じゃあ、情報をくれよ』
『どういう情報がほしい?まさか、最初から弱点を教えて、なんて言わないよね?』
『....増援は頼めないのか?』
『頼めるけど、今回増援を出せるのは五十人分の戦力の兵士が十人まで。装備は盾持ちのハンドガン、マシンガン支援兼救護から十人までとします』
『まじか....。統率が取れてるってことはかなり細かく行動パターンが決まっているってことか?他にその部隊の作戦とか決まりみたいなのはないのか?』
『うんうん、最初に言ったことを忘れてないのはいいけどね。いっくん、一つ前提を忘れていないかい?部隊には基本的にそれを纒める奴、指揮官が必要になる。君が相手にする部隊に限って指揮官がいないなんて都合のいいこと言わないよね?』
『あっ!』
『ここで情報その三。その部隊には全員に通信機とカメラを装備されていて、それを基地の内部にあるモニター室で見て指揮する部隊がある。連携とか指揮は全部その部隊任せ。構成、装備は他と一緒。ここまで言えばわかるよね?』
『その部隊を叩けば勝てるかもしれない』
『今回に限ってはその通りだ』
『まぁ、指揮官に全部任せてる部隊なんてあるわけないしな』
『例えばって言ったでしょ?いっくんに情報の大切さを教えるためにここまで極端なこと言ったけど実際の戦いだって相手の癖とかを熟知していれば勝てない相手でも勝てるようになるし普通に勝つより簡単に勝てるようになる』
『なるほどな....』
『なんだかんだ長話になったけど、未知の相手と戦うならまずは観察、これを忘れちゃいけない。知らないってのは最大の弱点だ。勝ちたいなら知らないとね』
「考えごとだかはしらないけどぼっーとしてるならこっちから行くわよ!」
「....っ!?やべっ!」
鈴音の声で一夏は回想から現実に引き戻された。
(そうだ、まずは観察。龍砲とやらに補足されて当たらないように動き回らないと!)
一夏はストップ&ゴーを繰り返して鈴音の周囲を飛ぶ。それでも、不可視の弾丸は避けるのが難しいらしく少し被弾をしている。
(あの二基の非固定武装が龍砲の武装なのはわかった、龍砲の発射直前に空気が少し歪むのもわかった、がもう少し足りない!)
「チィッ!ちょこまか動くな!狙いにくいったらありゃしない!」
鈴音は一夏を目で追いながら中々当たらないことに苛立つ。
(ん?
一夏はその場に止まる。
「なに?逃げるのはもうやめたのかしら?」
「あぁ、俺は逃げない。真正面からお前を倒す」
一夏は鈴音の目を真っ直ぐ見ながら話す。
「そう....なら逃げなかったことを後悔しながら落ちなさい!」
(正直賭けだ....。俺の予想が間違ってたら確実に負け....!けど!)
「俺は、負けられねぇんだ!」
一夏は目を凝らす。鈴音が何処を見ているのか、空気が歪んでいるかどうか見極めるために、勝つために。
「....っ!そこだぁぁぁぁぁ!」
一夏が雪片二型を振るう。剣を持つ手には確かな手応え。
「なっ!?龍砲の砲弾を斬った!?」
「よしっ!」
その頃ピットでは
「へぇ、やるじゃん」
白が感心したようにそう言う。
「黒猫、お前織斑に何を教えた?」
「俺はなんにもしてないっすよー」
「馬鹿を言うな。今まで見てきたがあいつは戦いにおいて考えることを最小限しかしてこない傾向にあった。そんなやつが凰の龍砲見切って斬る?出来るわけがない」
「流石お姉さん。ちゃんと見てるね〜。....俺はただ、いっくんに情報の大切さを教えただけだよ。そこから先は何もしてない。自分で考え、行動した、あれは紛れもなくいっくん自身の力だよ」
「....そうか」
二人はモニターに意識を戻す。戦いを見届けるために。
(分かる、分かるぞ!鈴の狙いが、発射タイミングが!)
一夏は完全とまではいかないようだがほぼほぼ龍砲を見切っていた。故に、驚異がなくなった一夏は攻めに出た。
「今度はこっちの番だ!」
「くっ....!」
鈴音は近接武装【双天牙月】を展開して応戦するが龍砲を破られたショックから未だに抜け出せていないようで動きは精彩に欠けていた。
「っ!そこっ!」
「っ....!」
防御が緩くなったところに一夏の一閃。胴にしっかりと入った一撃は鈴音を仰け反らせる。
「っ!?やばっ!」
「もらったぁぁぁぁぁぁ!」
【零落白夜】発動させて鈴音に迫っていく一夏。
「いっけえええええ!」
間合いに入り雪片二型を振りかぶって渾身の一撃を叩きこm[ドガァッ!!]
「「!?」」
突如、何者かがアリーナの壁を突き破って侵入してきた。
「な、なんだ!?」
アリーナに侵入してきたのは黒いIS。突然のことに驚き硬直している一夏と鈴音に向けてそのISは腕に付いている砲口を向けた。
如何でしたか?
戦闘中にあんな長い回想してたら即撃墜だろ、と言うツッコミはしないで頂けるとありがたいです。ウチの一夏くんは原作よりも強くなる....と思われます。
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では、また次回お会いしましょう!