修学旅行で投稿できなかったお詫びとして二日連続投稿です
今回の話は学園に入る前の話です。なので、学園編は来週からとなります
亡国機業という白騎士事件の首謀者を見つけ出せる可能性を見つけたあの時から数年たち...
シロと私は24歳になった。時の流れって...早いね。
シロはリビングでテレビを見ていた。
(別に、暇だからとかそんなんじゃないぞ?束が研究でラボに籠ってて何もすること無いとかそんなこと思ってないからな)byシロ
『続いてのニュースです。先日、日本政府から世界で初めて男性がISを起動したという発表がありました』
「...はぁ!?」
『見つかった男性の名前は【織斑一夏】で...』
「まじかよ...。束!たーばーねー!」
「な~に~?」
「テレビ!テレビ見てみろ!」
「んー?なになに...っ!シロ以外にもIS動かせる男っていたんだ~。名前はーっと...おぉ!いっくんじゃん!」
「やっぱりか...。【織斑】って言ってたからもしやとは思ってたが」
「シロがISを動かせる理由はわかるけど、なんで、いっくんが...」
「まぁ、今考えても直ぐには無理だろ。けど、どうする?」
「どうするってなにを?」
「流石に放置ってのはいけないと思う。最悪狙われるぞ」
「そうだね...。いっくん最近運動してないみたいだったからへっぽこだし」
「まぁ、このままだと【IS学園】とやらに入れられるんだし外で襲われることはないだろうが...」
「世界中から操縦者を集めているからね...。確実にあいつらの仲間がいるはず...」
「そういうことだ」
「でも、私たちに介入する手段はないよ?」
「俺がいるだろう」
「え...?」
「生体同期型ISのせいだと思うが、俺の身体は成長が止まってる...とまではいかないが、かなり遅くなってて俺の肉体年齢は高校生ぐらいだ。俺もISを動かせると公表すれば違和感なく学園にいけるはずだ」
「うーん。確かにそうだけどさ...」
「何か不安要素でもあるのか?」
(どうしよう...学園は全寮制。束さんとしてはシロと離れるのはちょっと...でも、そんなこと言えるわけないよ~!)
「...ううん。なんでもないよ」
「そうか、ならいいんだが」
「あ、でも、直ぐに行くのは駄目だよ。学園にいくなら、君のISの整備もしないといけないし...何よりいっくんのISも作らなきゃ!だから、いっくんのISを作って、シロのISを整備したらいいよ。入学式には間に合わないけどね。男の操縦者だから簡単に入れるでしょ!」
(これで学園に行く前にシロといられる時間は確保した...後は私が...)
「分かった。直ぐには行かないことにするよ」
「よーし!まずはいっくんのIS製作だー!あ、シロも手伝ってね」
「はいはい...」
IS製作中...
「出来たー!」
「つ、疲れた...」
「これがいっくんのIS...【白式】だよ!」
「...白式言う割にはあんまり白くなくね?」
「ふふーん。それはいっくんが乗ってからのお楽しみ!次はシロのISの整備だね!まずはパーソナルデータを更新しよう!」
「えぇ...少しは休ませろよ...」
整備中...
「ねぇ、シロ...」
「なんだ?」
「シロはさ...私と離れても平気なの...?」
「なんでそんなこと聞くんだ?」
「だって...一緒にいてくれるって言ったのに...」
(あれ...私、何言ってんだろ...)
「あんな、あんなあっさり学園行くなんて言うから...!どうして!?一緒にいてくれるって言ったじゃん!
もう、私を独りにしないでよ...!」
私は涙声で叫ぶ。
「束...お前...
何か勘違いしてないか?」
「ふぇ?」
「俺別に此処から出ていくなんて言ってないだろ?」
「え...?」
「だーかーらー!俺は此処から出ていかないって言ってんの!学園が全寮制なのは知ってるけど、俺は元から此処から学園に通うつもりだったの!」
「え...じゃ、じゃあ、もしかして束さん凄い勘違いをしてたの!?」
「初めにそう言ったろ?」
「う...」
「う?」
「う...うわぁぁぁぁぁん!!」
「え?あ、ちょ、おい!束!?束ー!」
私は何処かへ走り去った。まぁ、何処かへ、なんて言ったけど、此処はラボだから遠くになんて行けないけど。
(あぁぁぁ...。やっちゃった...!束さん今世紀最大のピンチだよぉぉ!)
私は自室で恥ずかしさのあまりベッドで転がっていた。
(何、「独りにしないでよ...」だよ!凄い恥ずかしいこと言っちゃったよぉ!)
コンコン...
ビクッ!!
「あー、束?さっきのことなんだが...」
(え?ちょ、なんで?なんでシロがここに!?)
「入っていいか?」
「うん...いいよ...」
(どうしよう!?何を言えばいいの!?てかなんで部屋に入れちゃったの!?)
「あー、さっきは悪かったな。勘違いさせるようなこと言って」
「違う...シロは何も悪くないよ...」
「いや、元はといえば俺が言ったことが原因なんだから...」
「違うの!私が...シロがいなくなっちゃうって勝手に思って...!私の好きなシロが...離れてくって思ったら混乱して...」
「束...」
「好きなの...」
「え...?」
「好きなの!シロが好きなの!離れたくないの!いっくんの専用機だって作ろうと思えばもっと早く作れた!シロの専用機に整備なんてホントは必要ない!けど...一緒に、もっと一緒にいたかったから!学園に行くって行ったから離ればなれになるって思って嘘ついて!でも、そうしてでもシロと一緒にいたかった!」
「......」
「ごめんね...シロ...。こんなの迷惑だったよね...」
「そんなことない...」
「...え?」
「そんなことないって言ったんだ!
初めて束を見たときすごい綺麗だって思った、話しかけても拒絶しか返ってこなかったけどそれでも、近付きたくて...。それから少しだけ話してくれるようになって嬉しかった!そして、夢打ち明けてくれて...嬉しかった、夢を否定されて悲しそうな顔をしたとき守りたいって思った。あの事件の後すごい心配した。一緒にいたいって言われて不謹慎だけど飛び上がるくらい嬉しかった!」
「シロ...何を...」
「それにな...迷惑?んな訳あるか!
この際だから言うけど...好きだから一緒にいるんだ、世界を敵に回したんだ!俺だって束が好きだ!」
「シロ...!」
私は堪らずシロに抱きついた。
「うぉ...っと」
「シロ...シロ...!」
「なんだ、束?」
「これからもずっと一緒にいてくれるよね...?どこにも行かないよね?」
「もちろん。お前を一人になんかするかよ。ずっと一緒だ」
「ありがと...シロ」
sideout
白と束の二人は部屋のベッドの上で座っていた。正確には白の上に束が座る形で。因みに白は束を後ろから抱きしめている。
「シロ...」
「なんだ...?」
「いざとなるとさっきのって恥ずかしいね...」
「言うなよ、俺だって我慢してんだから」
二人は笑いあう。
「ふふふっ♪」
「はははっ!」
「こんなことになるなんて思ってなかった。ねぇ、シロ...。私、今、幸せだよ」
「俺もだ」
「ふふふ...♪ねぇ、シロ...そっち向きたいから一旦離して?」
「あぁ、わかった」
二人は向き合う。
「ねぇ、シロ...」
「なに...?」
「だーい好き♪」
「...んっ!?」
「...んっ♪」
二人の姿が重なる。
「シロ、絶対、ぜーったい離さないでね?」
束END!みたいな終わり方でしたがこれで話が終わるわけではないのでご安心を。告白シーンとか私は経験豊富なわけではないのでとても苦労しました。もう、キャラの崩壊が...
誤字脱字など気付いた点あれば報告お願いします。感想も待ってますよ!
活動報告の方でアンケート実施するのでそちらも見ていただけるとありがたいです。今後の話に関わるので多くの方が参加していただけるとありがたいです。
次回は元通り土曜日更新の予定です。
それでは皆さんまた次回お会いしましょう。