ハイスクールD×D~アルギュロス・ディアボロス~   作:Mr.エメト

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今回はドルキーと望紅の話。
昔からケンカ友達というか悪友というかそんな感じの話。


第三話 ケンカ友達

東雲望紅だ、今回は私視点だ。

異世界に迷い込んだアリスを連れて帰るのは骨が折れたぜ。

まぁ、それだけ報酬は貰えたから当分、生活には困らないけどな。

それに、鋼弥と紫も相変わらず元気だったな。ほかの奴らも元気なのかな?

・・・思えば、修行時代は辛い事ばかりだけど、楽しい思い出があったな。

 

女性陣とのお茶会とか、タオと鋼弥と戦ったりとか。

まぁ、スピードバカと初めてコンビ組んだときかな。

アイツはスピードNo.1だとか耳にタコできるぐらい自慢してたな。

封筒が届いており、中身を見る。

 

「・・・今回の任務はこいつか」

 

《蝙蝠女マナナンガル退治》

 

普段は人間の女性の姿をしているが、夜になると背に蝙蝠の翼を生やし血を吸う鬼女マナナンガル。

下の方を読むと片方の眉が吊り上がる。

 

―――今回はドルキー・サーティンと同行して任務をすること。

 

「はぁ~勘弁してくれよ」

 

後頭部をかいて、嫌そうな顔をするが報酬金のため我慢するしかない。

 

 

◆◇◆◇

 

 

=魔界・砂漠と荒野の国=

 

~サランドシティ~

 

ドルキーと現地集合のため、熱砂と遺跡が多くある魔界が一つ。

砂漠と荒野の国と到着する。

 

「・・・やっぱり、熱いな」

 

火山の国ほどではないが、ジリジリと照り付ける太陽がギラギラと輝いている。

 

「さて、ドルキーがいるのは、酒場のほうか」

 

酒場に入るが、あんまりお客がいないようだ。

カウンター席に見知った背中を発見するが、隣には女性の悪魔が・・・

 

【もう、お友達が来るのにこんなことしててもいいの?】

 

「大丈夫だって、遅れてもパパッと解決するからよ」

 

ドルキーと会話しているのは猫の女神バステトのようだ。

バステトはニャ~ンとドルキーに甘えて誘惑しているようだ。

紅望はため息をついてから、ドルキーの後頭部をぶん殴る。

 

――ゴスッ!!

 

「あだっ!?・・・望紅かよ。殴ることはねぇだろうが」

 

「お前は何、呑気にナンパしてんだよ。このクソ熱い砂漠で頭、沸騰してんのか」

 

お互い、軽めの悪口を言うが、しばらくしてフッと笑う

 

「ったく、相変わらずケンカ腰は治ってないのか」

 

「そういうあんたの負けず嫌いなところ、変わってないね」

 

やはり、ケンカした仲だからか通じ合うような部分があるかもしれない。

 

「それで、マナナンガルの討伐任務は読んだんだろ?」

 

「ああ、昼間なんか魔力隠して普通の人みたいに生活しているから見分けがつかねぇんだよな」

 

マナナンガルが現れるのは夜のみ。

昼間を探しても、見つかるわけがない。

つまり、木を隠すのなら森の中、吸血鬼人間を隠すのなら人間の中ということだ

 

「・・・こんなことなら、頭が回る奴、一人連れてくればよかったな」

 

「おいコラ。それは俺たちが頭が悪いですねー。という言い方だろう」

 

「実際そうだろうが、それともお前は違うとでも言いたいのか?」

 

「こんなこともあろうかと、マナナンガルの飛行コースを調査したんだぜ」

 

ドルキーが地図を取り出して、広げる。

 

「ここが、俺たちが今いる場所。マナナンガルが目撃されているのが・・・この部分だ」

 

マナナンガルが目撃されている場所を×で印をつける。

この街から休憩の民宿が立ち並ぶ場所とそう遠くはない

 

「思ったより、かなり近いな」

 

「ああ、マナナンガルが狙うとしたら・・・民宿が立ち並ぶ場所だ」

 

「へー・・・ちなみにだけど根拠は?」

 

「・・・憶測と勘だ」

 

ともあれ、二人は民宿が立ち並ぶ場所へと向かう。

 

 

~デザートポサダ~

 

 

マナナンガルが出没するポイントへ到着する二人。

テントを張り、太陽が沈む前に夕食を作る。

 

「よし、チャーハンができたぜ」

 

「米とウィンナーとチャーハンの素があれば簡単にできるもんな」

 

「まぁ、食って腹にはいればいいさ」

 

モグモグと食す二人。

 

「そういえばさ。修行時代のサバイバルであったじゃない。鋼弥とリオ、私とあんたとでさ」

 

「ああ、この砂漠の国でサバイバルをやったなぁー。他の奴らは風の国とか火山の国だったし」

 

「一応、自給自足できる国だからね。砂漠の国は水と食糧の確保とか大変だからね」

 

「あんときは、デカいトカゲ捕獲して尻尾を焼いて食ったのが最初の食糧だったな・・・」

 

「リオの奴は、泣きべそかいてたしな」

 

「鋼弥のやつがどこからか果物持ってきてリオに渡してたな」

 

思えば、いつも鋼弥中心だったような気がしてきた。

全員での討伐任務の時は分析し、弱点を突いたり、それぞれの能力を見て伸ばしたり、短所を克服するために付き合ってもいた。

 

「ま、あいつと肩を並べるまでは何年かかるかねぇ」

 

ドルキーがそう呟くと、満月に何かがうつる。

飛行物体はドンドン、ドルキーと紅望のほうに近づいてくる。

 

「来たな」

 

女性の姿だが鋭い牙が並び、ボサボサの髪、蝙蝠の翼をはばたかせて、ドルキーと望紅を見下ろす

 

【きひひひひひひ。若い男女が二人。活き活きした血が飲めるわぁ~】

 

「好きなの選びな。焼き蝙蝠にされるか」

 

望紅は炎の翼を広げて挑発する。

 

「生け作りにされるのかをな」

 

ドルキーの周りに風が生まれ、旋風が起きる

マナナンガルは翼をはばたかせて、ドルキーに襲い掛かるがドルキーを避けて風の手裏剣を放つ

望紅は炎の鉄拳、延髄蹴りでマナナンガルにダメージを与える。

だが、マナナンガルの体が見る見るうちに再生していく。

 

「やっぱ、吸血鬼だからやるだけ無駄っていいたいのか?」

 

「太陽の光じゃないと退治はできないか・・・日が昇るまでは後、少しだけど・・・」

 

「こいつの動きを封じて日の光を当てたら俺たちの勝ちだろ?」

 

「考えることは同じか」

 

二人は頷き、マナナンガルを仕留めにはいる。

ドルキーはトゥインクルスライサーを取り出し、風を集める。

 

「竜巻牢!!」

 

地面に投げて、マナナンガルの周りを走り風の牢獄が生まれる。

 

「更に・・・フレアタワー!!」

 

望紅の火炎技が竜巻と合わさり、火炎の竜巻-ファイヤーストーム-ができあがる。

荒れ狂う炎と熱でマナナンガルの体力が奪う。

そして、夜の者が嫌う太陽の光が昇り、照らす。

 

【ぐぎゃあああああああああああああああああああ!!】

 

マナナンガルは悲鳴と共に、体がボロボロと崩れ落ちていく。

討伐に成功し、お互いハイタッチする。

 

「火炎の威力、上がっているな。やるじゃん」

 

「あんたも風の調整と精密射的。腕は落ちてないね」

 

「・・・で、これからどうするよ?」

 

「帰る前に飯でも食ってからにしようぜ。この間、良い飯屋を見つけたからさ」

 

「飯屋か、いいねぇ」

 

「で、負けたら全額払うことで!!」

 

望紅は炎の翼を広げて、空へと駆け出す。

 

「・・・上等!!」

 

ドルキーは風をまとわせて、地を駆け出す。

二人は飯屋のおごりを賭けた勝負が始まり、砂漠で競争が始まる。




特別ED{永遠のメロディ}
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