ハイスクールD×D~アルギュロス・ディアボロス~   作:Mr.エメト

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六ヶ月ぶりの更新!!待たせてすみませんでしたー!!

話をあれこれ書いたり消したりと繰り返しでした。

それでは、どうぞ!!


第四話 立ち塞がる者

鋼弥たちが行方不明になっている仲間を探しているその頃……。

アザゼルは一度、冥界の方へと戻り悪魔と堕天使の陣営にエンパイヤについて報告しに行った。

 

一般の生徒がいない駒王学園に異質な空気が漂ってきた。

校庭の方を見ると、魔界の悪魔たちが入り込んで来たのだ。

 

グレモリーチームとシトリーチームが臨戦態勢をとり、二人、前に出て来た。

 

「貴方達が冥界の悪魔たち?私は炎の剣将ヒメリ」

 

黒のツイン御団子ヘアー、紅い中華服、スパッツを履いた少女―――ヒメリ。

 

「あっしの名はハクエイ。氷の剣将さ」

 

江戸口調、眼鏡をかけて、青い服を羽織っている青年―――ハクエイ。

 

「貴方達、何が目的でこんなにも攻め込んできたの?」

 

リアスが威圧的に問いかけて、ハクエイは眼鏡を整えつつ答えた。

 

「あっしらは―――エンパイヤのものでさぁ。そん中で八人選ばれた剣将というものさ」

 

「剣将――――剣の使い手いう訳だね」

 

同じ剣使いの祐斗は二人を見て解る、かなりの手練れということ。

 

「魔女王の宣戦布告の映像を見たでしょ?あの御方が戦争を望むのなら私たちはそれに応えるだけ」

 

ヒメリは腰に帯刀している刀をいつでも抜ける体制にはいる。

 

「まぁ、手始めに……協定が結ばれたというここを侵略しようという訳さね」

 

ハクエイもまた抜刀体勢に入る。

 

「ドライグだってまだ目覚めてないのに……仕方ないか」

 

一誠は籠手を展開し、ドライグに呼びかけるが、反応が無い。

 

「ドライグ?おい、どうした?」

 

一誠が再度尋ねる、すると―――。 

 

『……お兄ちゃんは誰?』

 

「……ド、ドライグさん……?」

 

『うん、僕はドライグ。ドラゴンの子供なの』

 

「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!?」

 

一誠は目玉が飛び出して叫ぶしかなかった。

他の皆も今のドライグの声が聞こえたのか、困惑するばかり。

 

ヒメリとハクエイは首を傾かしげていた。

 

「え?何、どうしたの?」

 

「よく解らんが、トラブルでも起きたんか?」

 

誰もが混乱する中、ソーナが言う。 

 

「……もしかすると」

 

「ソーナ会長、何か分かりますの?」

 

朱乃の問いにソーナが答える

 

「これは仮定ですが、元々兵藤くんによる『おっぱいドラゴン』関連の影響で赤龍帝ドライグは精神的に参まいっていました。

 それにプラスして先日の冥界の魔獣事件で、ドライグは兵藤くんの蘇生に力を使い、眠る時間が多くなってしまった。

 力を使い過ぎた結果、未だ完全に復活できず、軽い幼児退行になったのかもしれません」

 

「……単にイッセー先輩のおっぱい関連で疲れ切って退行したような……」

 

ソーナの解説に小猫がボソリと言う

一誠の度重たびかさなる“おっぱいドラゴン・センセーション”で心身共に疲労が溜まり、それが振り切ってドライグの精神年齢が幼児に戻った。

途端にドライグは震えた声音になる。

 

『……おっぱい……おっぱい……こわいよ……』

 

「ドライグ!いや、ドライグくん!おっぱいは怖くない!

 おっぱいはとても柔らかくて良いものなんだ!そう、おっぱいは奇跡!

 俺達はそれで何度も助かってきたじゃん!」

 

『……ずむずむいやーんって、心の奥にまでずーっと残ってるの……』

 

トラウマが酷ひどすぎる―――もはや、そう言うしかなかった……。

 

「天龍が幼児退行!?どうすれば伝説のドラゴンをそこまで追い詰める事が出来るんだよ!?」

 

匙が驚いている様子だった。

そんな事、元凶たる一誠も知りたいぐらいだろう。

 

「……どうしよう?仕掛けた方がいいかしら?」

 

「……面白いから、もちょっと見ようや」

 

敵の方は一応待ってくれているみたいだが、痺れを切らし、襲ってくる可能性は大だ。

 

「私に任せてください!」

 

当惑する一誠達だったが、ここで思いもよらない者が1歩前に出てきた

意を決した様子のアーシアを見てリアスが言う

 

「準備が整ったようね、アーシア。ここは任せましょう」

 

怪訝けげんに思う一誠を尻目に、アーシアは力強い呪文を唱え始める

するとアーシアの前方に金色の魔法陣が出現した

 

「―――我が呼び声に応こたえたまえ、黄金の王よ。地を這い、我が褒美を受けよ」

 

その呪文を受けて、金色の魔法陣が光を高める

 

「お出いでください!黄金龍君(ギガンティス・ドラゴン)!ファーブニルさんっ!」

 

アーシアが呪文を唱え終わった瞬間、呼び声に応じた者が姿を現す

黄金の魔法陣より出現したのは―――金色の鱗うろこを持つ四足歩行のドラゴンだった

雄大なオーラを纏い、全長は十数メートル。

頭部には生える角に布らしき物がくるまっている

 

「ファーブニル!?ファーブニルって、先生と契約してたあの龍王!?」

 

見覚えがあるのも当然。

ファーブニルは五大龍王の一角で、アザゼルが多用する黄金の鎧と化していたドラゴンだった。

驚く一誠にリアスが説明する

 

「アザゼルは前線を引いたから、龍王との契約を解除したそうよ。

 ただ、そのまま返すのも何だからとアーシアとの契約を促うながしたのよ」

 

アザゼルは以前からアーシアの魔物使いとしての才能を見ており、回復している時に敵に狙われても良いように壁役を用意しろと打診していた

まさか、その壁役が龍王とは予想もしていなかっただろう。

リアスの話にソーナも続く

 

「リアスから聞いていた通り、契約を結べたようですね。龍神オーフィスの加護を得られたのも納得できます」

 

「……オーフィスの加護?ああ!先生がそんな事言ってた!」

 

「アーシアさんのオーラにオーフィスの神通力らしきものが付与され始めたようです。

 調べてみたところ、直接の能力向上は無いものの、御利益ごりやくによって運勢やドラゴンとの相性が底上げされていたそうです。

 オーフィス自身も加護を与えている自覚は無かったようですから、きっと無自覚の内にアーシアさんに感謝の念を送ったのでしょう。

 同様に紫藤イリナさんも加護を受けてます」

 

「運勢がバッチリ上がったわ!この間もショッピングセンターのくじ引きで2等当てたの!」

 

イリナが親指を立ててグッドサインをするが、現実には微妙な御利益だ

 

「会長、俺にはオーフィスの加護は無いんですかね……?

 いっつも後ろに付いて回るくせに俺にはくれないのかな」

 

「兵藤くんの場合は加護と言うよりも憑つかれていると言った方が適切でしょう。

 恐らく、どの神々がお祓はらいしても祓いきれない業を背負い込みましたね」

 

なんてことだ。

懐なつかれている―――ではなく、憑かれている上に神でも祓う事が出来ないらしい……。

 

「オーフィスの仲介もあり、ファーブニルはアーシアさんと契約を結びました。

 世界中の秘宝を集めてコレクションしていた伝説のドラゴンです。

 アーシアさんは契約を完了させる為に彼を満足させるだけの宝を用意しなければならなかった。

 ……代償は大きかったようです」

 

「いったい何を代価に支払う事で契約が完了したんですか?」

 

「……そ、その……私の口からは……」

 

一誠の問いにソーナは頬を赤くし口ごもる

気になる一誠はリアスに視線を移すが、リアスもソーナと同じように視線を逸らすだけだった

 

「いえ、気になるんです!俺の大事な家族がいったい何を犠牲にして龍王との契約を得たのか!俺は聞かないといけないんです!」

 

リアスとソーナは頬を赤く染め、恥ずかしそうな小さな声で呟つぶやく

 

「……ツよ……」

 

「……ツです……」

 

「え?聞こえません!ハッキリとお願いします!」

 

聞き直す一誠―――すると、アーシアが恥ずかしさ満点で叫んだ

 

 

 

「パンツです!」

 

 

…………………………はあぁっ!!?

 

先程よりも更に驚く一誠は、唐突に角の先端にくるまっていた布の正体に気付く。

布の正体は―――女物のパンツだった、ファーブニルが重い口を開く。

 

 

『―――お宝、おパンティー、いただきました。俺様、おパンティー、うれしい』

 

 

一誠は瞬時に悟った

 

 

“こいつは変態だ……っ!”

 

 

「パンツを代価に契約に応じる龍王だと!?

 じゃあ、先生はどういう契約でこのおパンティードラゴンと契約したんだ!?

 先生も何処かから、おパンティーを調達していたのか!?」

 

「アザゼルはきちんとした宝物を与えていたわよ」

 

一誠の疑問に答えるようにリアスがそう言ってくれた

 

「ファーブニルさん!ドライグさんの精神が弱まっているんです!

 同じ伝説のドラゴンとして、ドライグさんを助けてあげる事はできないんですか!?」

 

『―――できるよ』

 

「本当ですか!?お願いします!ドライグさんを元に戻してください!」

 

『お宝、ちょーだい』 

 

パンツ龍王からおねだりが入った 

 

「……わ、分かりました。契約の対価ですね……」

 

アーシアは恥辱に耐えながら、ポシェットから水色の可愛らしいパンツを取り出した

それを見てゼノヴィアとイリナが叫ぶ

 

「あ、あれはアーシアのお気に入りの水色のパンツだ!」

 

「アーシアさん、それをあげちゃうの!?」

 

どうやら契約の対価に差し出すのはお気に入りのフェイバリットパンツのようだ。

 

「やめろ、アーシア!アーシアがそこまでする必要なんてない!

 おい!こら龍王!なんでおパンティーが欲しいんだよ!?」

 

一誠が問うと、パンツ龍王は顔色1つ変えずに言い放つ 

 

『おパンティー、お宝』

 

「それは分かる!確かにお宝だけど!

 おい、ヴリトラ!同じ龍王だろ!何とかしろよ!

 このパンツ野郎を説得してくれ!」

 

『知らん』

 

速攻でスルーされる中、ゼノヴィアが叫んだ

 

「待て!アーシアが差し出す事はない!私のをやろう!」

 

「何を言っているの、ゼノヴィア!その戦闘服って下にパンツ穿はいてないじゃないの!」

 

「くっ……!ファーブニル!私の戦闘服じゃ不服か!?」

 

戦闘服を脱ごうとするゼノヴィアだが、当のパンツ龍王は―――

 

『俺様、金髪美少女のおパンティーがいい。パンツシスターのお宝欲しい』

 

「うちのアーシアちゃんはパンツシスターじゃありません!」

 

一誠が詰め寄ってファーブニルの頭を叩くが、パンツ龍王は全く動じない

 

『アーシアたんのおパンティー、くんかくんか』

 

「くんかくんかすんなぁぁぁぁっ!」

 

「もう、お嫁にいけません!」

 

またも突っ込んでしまう一誠と、恥ずかしさに耐えられなくなり、顔を両手で覆うアーシア

 

「……な、なんなのこの連中、パンツとかおっぱいとか女性の敵かしら……」

 

ヒメリは顔を赤くして、身を震わせていた。

 

「いやぁ~。流石にそれは無いと思いたい。

 てか……あの赤い龍のにいちゃん、言い語り合いができそうだな」

 

「ハクエイ!!!!」

 

「ジョーダンだ、ジョーダン」

 

ヒメリがクワッと激怒し、ハクエイは苦笑いしつつなだめる。

 

 

 

◆◇◇◆

 

 

ファーブニルとヴリトラ(文句言いつつも)のドラゴンオーラでドライグは正気に戻った!!

 

『――――――――……はっ!お、俺はいったい何をしていたんだ!?あ、相棒じゃないか!』

 

「うぅ、ようやく戻ってきたんだね、ドライグ……。

 お前を復活させる為の犠牲はあまりに大きかったんだぞ……っ!」

 

アーシアはパンツと何か大切なものを失い、ドライグはパンツで意識を取り戻した

こんな事を告げれば、繊細なドライグは完全に壊れてしまうだろう。

 

「アーシアァァァァッ!嫁にいけない事なんてないぞ!俺がきちんと責任持つから、安心しろッッ!」

 

「うぅ、イッセーさん!ふつつか者ですが、よろしくお願いしますっ!」

 

「ああ、任せろ!

 こんちくしょうめっ!なんて酷い運命なんだッ!

 何が秘策だ……先生ッ!俺はアンタを絶対に許さんっ!」

 

『Welsh・Dragon・Balance・Breaker!!!!』

 

 

 

一誠の全身を覆う赤いオーラが鎧を形成していく

いつもならカウントしてからだが、カウント無しで禁手化できている事に気付いた。

恐らく、グレートレッドとオーフィス影響だろう、更に涼刀仁からの力を得たのも大きい。

 

「まぁ、調子が戻ったんなら……やりましょうか?」

 

「全軍……抜刀!!進め!!」

 

悪魔たちがなだれ込むように、襲い掛かってきた!!

ハクエイは祐斗に狙いを付けて、刀を振りかざすが、祐斗は剣で防ぎ鍔迫り合いとなった。

 

「へー、金髪のにいちゃん。随分とやるじゃないか?」

 

「色々と修羅場を潜り抜けて来たからね」

 

「なーるほど。そいつぁは……ご苦労なこって。楽しめそうだね」

 

ハクエイは飄々とした態度をとりつつ、隙は一切見せてない。

バッと距離をとり、抜いた刀を鞘に戻し構える

 

「氷剣ノ型―――舞吹雪(まいふぶき)」

 

ブォンッと刀を抜くと同時に、猛烈な吹雪を起こした。

祐斗は回避したが、これはただの吹雪ではない。

避けた後が無数の斬り跡ができていたのだ。

 

「地面が切り刻まれている!?」

 

「吹雪ってのはさ。肌を切るような冷たさがあるじゃないっスか?

 それが切り裂き、身心を凍らせる斬技。故に―――舞吹雪」

 

クルクルと回して、刀身を鞘に戻し抜刀の構えをする。

 

「さて、あんたは見切れるかね?氷結の刃を」

 

 

◆◇◇◆

 

 

一方、一誠はヒメリと交戦している

いや、ヒメリが一誠に勝負を仕掛け、猛攻している。

 

「貴様だけは、斬る!!戦いにパンツとかおっぱいとか不埒な言葉を吐き!!場を乱す竜め!!」

 

「そ、そんなことを言われても!!事故みたいなものというか!!」

 

腕でガードしつつ、斬撃を防ぐが所々に切り傷ができる。

 

「問答無用!!炎剣ノ型―――紅鶴(べにづる)!!」

 

それは逆袈裟の構えで放たれた、紅蓮に燃え盛る炎の鶴が一誠に直撃する!!

 

「アチチチチチ……!!」

 

耐えるに耐えたが、ダメージを受けてしまった。

ヒメリは膝蹴り、回転蹴りのキックコンボから縦一直線に斬り捨てる。

 

「頑丈な鎧だな。

 私の攻撃を幾度と受けても焼け焦げた跡と切り傷ぐらいか。

 なら、もう一太刀!!」

 

ヒメリが攻撃を仕掛けようとするが、一誠はしゃがみこんだ。

 

「なっ!?」

 

「うおおおおおおおおおおっ!!」

 

そのままヒメリの腹部にロケット頭突きを喰らわせて、大きく吹き飛ばした。

ヒメリは背中から地面に叩き付けられて、悶絶した。

 

「~~~~!!!!」

 

「殴りとか蹴りだけじゃない、頭も武器だぜ!!」

 

「き、さま……!!」

 

このまま捕まえようと駆け出すが――――。

 

「氷剣ノ型―――氷波(ひょうは)!!」

 

氷の刃の波が一誠とヒメリの間を奔り、ハクエイはヒメリを庇う様に立つ。

祐斗も一誠と合流し、2対1へと持ちこんだ。

流石に分が悪いと、考えるハクエイだが―――突然、空に暗雲が現れて無数の雷が落ちて来た!!

 

「これは……!?」

 

「物凄い魔力を感じますわ!!皆、避けて!!」

 

一誠たちは安全地帯まで、退避しなければいけない状況になった。

 

「この雷は……女王様の……」

 

「助かった……、悪いな兄さんがた、勝負はおあずけってことでな。あばよ」

 

足元に転移ゲートが展開されて、ハクエイとヒメリは消え去った。

エンパイヤの侵攻を止めることはできたが、しかし……肝心の幹部にあたる者たちを捕獲できず何とも言えない勝利であった。

 

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

一誠たちが学園でエンパイヤたちと遭遇し、戦っていた同時刻

魔界各地でエンパイヤが出現し、街を破壊している情報が起きていた。

 

 

=魔界・風と森林の国=

 

「オルアアアアアアアアアアアッ!!」

 

怒号と共に斬馬刀を豪快に振りかざす男―――彼の名は八剣将が一人、無剣のナキリ。

ドルキーは避けるが、さっきまで立っていた場所が陥没し、斬撃跡が出来上がる。

 

「なろ!!」

 

風の手裏剣でナキリを当てるが敵は腕でガードする

 

「やるじゃねぇか」

 

腕から流血しているがニヤリッと笑い、戦いを楽しんでいた。

ドルキーは相手がタフであり、この手のタイプは厄介と感じている。

一方、望紅と対決しているのは―――。

 

「あんた、なんで反撃してこない?」

 

「フッ、俺は君みたいな美しい赤い花を斬る気はないさ」

 

カッコつけて、攻撃はしかけてこないようだ。

 

(こいつ、女好きかよ。まぁ……楽で助かるけどね)

 

内心、思っているが余裕はない。

戦っているのは風剣のオボロは八剣将が一人、望紅の殴りや火炎は全て風で受け流されている。

 

「だったら……!!」

 

望紅は火炎弾を無数に放ち、敵の目を欺いたその隙に死角に回る。

 

(貰った……!!)

 

勝利は目前だったその時――――。

 

 

バシンっ!!

 

 

何者かに弾かれたのだ。

ドルキーと望紅は驚いのだ、その弾いた人物に。

 

「なんで、おまえが……どういうことなんだよ……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

紫色のドレス、赤いスカーフ、群青色の髪を束ねた女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――橘樹紫だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドルキーの問いに応えない紫。

ただ、二人に向けて冷たい視線をするだけ。

 

「知り合いか?」

 

「……。貴方達は急いで城に戻りなさい」

 

「おいおい、ここで退いたら俺たちは姫に怒られてしまうよ」

 

「アナスタシアには私が言っておくわ。だから、退いて頂戴」

 

ナキリとオボロにそう言って、二人は剣を収めて撤退する。

紫は鎌を構えて、ドルキーと望紅と対峙する。

 

「紫。俺たちと本気でやり合うつもりか……?」

 

返答の代わりに鎌から闇の刃を飛ばし、ドルキーと望紅は避ける。

 

「次に出会った時、本気で来なければ……死ぬわよ」

 

紫はそう言って、消え去った。

侵攻してきた軍勢を押し返したが、紫が敵となるとは誰が予想できたか……。

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