ハイスクールD×D~アルギュロス・ディアボロス~   作:Mr.エメト

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閑休話題02 =廃ビルの悪魔退治=

≪いわく憑きの廃ビルを調査して欲しい≫

 

内容はこうだ。

 

―ある廃ビルを撤去しようとするが、3mあるトカゲの尻尾を持つ鶏が現れる情報だ。

 

―しかも、その近くを通っただけで気分が悪くなると言う。

 

―従業員も怖がってしまうので、このままでは仕事にならないので退治してほしい。

 

 

「で・・・それが悪魔絡みの事件というわけね」

 

「そういうことだ。人間の世界だと狭すぎるからこういう厄介事が起きるからね」

 

鋼弥の説明はこうだ。

魔界の悪魔は、ただ静かに暮らしている奴もいれば人間なんか知った事ではないという我が物顔でいる奴もいる。

イタズラ程度で人間を脅かす奴もいるが、最悪、人間を襲う奴もいるからその前に防いで欲しいとのことだ

話しているうちに廃ビルへ到着し、中へと入る一同。

探索しながら、悪魔を探す。

 

「確かに、普通の人間だったら気分が悪くなりそうな臭いね・・・。」

 

「これは毒の息だ、廃ビルに住んでいる悪魔がまき散らしているんだろう。」

 

その言葉を聞いて口と鼻を抑えていた一誠は驚く。

 

「毒の息!?」

 

「なんのためにそんな事を?」

 

「例え話だが野生の動物は自分のテリトリーに侵入させないよう臭いを残す。」

 

「・・・つまり、廃ビルに住んでいる悪魔は自分のテリトリーだという、証明をしている?」

 

「そういうことだ、主に獣などの悪魔はそういった行動をする」

 

子猫の返答に付けたして説明する鋼弥。

一階を探索したが何処にも見当たらず、二階へと向かう。

コンクリートの階段を上り、二階へ到着した鋼弥達。

鋼弥は何かを見つけたのか、床を探る。

 

「何をしているんですか?」

 

「ふむ・・・、これを見ろ」

 

それは、バイザーを倒した時に出現したあの召喚の陣だった。

という事は、ここに悪魔がいるのは間違いないと言う事だ。

しかし・・・

 

「あの時の召喚の陣が少し大きい様だね」

 

「3mクラスのバケモノという証言からすると少々、大きめの悪魔が迷い込んだと言う訳だ」

 

何かの気配を感じたのか鋼弥とリアスは柱を見ている。

すると、蒼い尖がり帽子が見えていた。

 

「・・・帽子が隠れてないぞ。」

 

【ヒホッ!?バレたホー!!】

 

柱から姿を現したのは雪ダルマの姿をした悪魔だ。

瞳は無く、真っ黒な穴が目で口は八重歯らしきものがある。

蒼い帽子、ギザギザの首かけ、靴を履いている。

 

「わぁ、可愛いです!!」

 

「あらあら、可愛い悪魔さんですね」

 

アーシアと朱乃は雪ダルマに見とれる。

 

「鋼弥くん、あれはなんて悪魔なんだ?」

 

「あいつは・・・」

 

鋼弥が説明しようとしたが、雪ダルマの悪魔が横槍してきた

 

【よーく、聞くんだホー!!オイラの名はジャックフロストという名前だホー!!】

 

エッヘンと偉そうな態度で自己紹介する雪ダルマ改めジャックフロスト。

さらに喋り始めた。

 

【オイラは偉大なるキングフロストになる為に、人間世界へピョーンと飛んでドクドク悪魔を退治しようとここに来たんだホー】

 

「あの、もしかしてジャックフロストさんは、ここにいる悪魔を知っているんですか?」

 

アーシアの質問に、「よくぞ聞いてくれたホー!!」という表情になった

 

【その通りだホー。ここには≪バジリスク≫がいると聞いてケチョンケチョンにして。

 オイラはグーンッとレベルアップ計画実行しようとしてたんだホー!!】

 

両腕をグルングルン回して説明する。

イッセーとアーシア以外はやはりという表情していた。

 

「バジリスクって言うと、ゲームで出てくる怪物だよな?」

 

「ええ、猛毒の息を撒き散らすと言えばコイツしかいないわね」

 

「まぁ・・・姿形は色々とあるが、有力な説と言えば青白い鶏がトカゲの尾を持っている点だな」

 

【むむっ?君たちもバジリスクを退治するのかホー?もし、そうだったらこれも何かの縁だホー!!一緒に行動しても良いかホー?】

 

突然の申し出に考える鋼弥は・・・了承の頷きをした。

ジャックフロストは跳ねて喜びだした。

 

【ありがとだホー!!ブラザー!!】

 

「いいの?了承なんかして?」

 

「いざとなれば、守ればいい話だ。それに・・・使い魔が欲しい所だったしな」

 

と、和んでいる雰囲気から一変、邪悪な気配を感じる。

ズシンッズシンッと足音が響く。

姿を現したのは、3mはあるだろう青白い鶏の怪物が出現した。

 

【コケェ――――ッ!!何だ貴様等は!!ここはオレ様の縄張りだと知ってて侵入したのか!?】

 

甲高い声で喋り出す、バジリスク。

金色の目で鋼弥達を睨む。

 

「その通りだ。そして・・・お前を討伐しにきたハンターと愉快な仲間だ」

 

「愉快な仲間ってなんだよ!?」

 

「鋼弥から、そんな冗談を言うなんてね・・・」

 

【グヌヌヌ…、そういう連中ならば、オレ様、オマエタチ、マルカジリ!!】

 

両羽根を広げて、威嚇をするバジリスク。

口から、≪毒ガスブレス≫を放つ。

毒々しい紫色の息がまたたくまに広がり始める。

 

「スィームルグ!!」

 

聖なる鳥の名を持つ者へと変身し、翼を羽ばたかせて毒の息を押し返す。

 

【朱乃、コイツの弱点は雷だ!!デカイの一発落としてやりなッ!!】

 

「うふふ、了解しましたわ」

 

朱乃の手から雷光が奔り、バジリスクの頭上へと落す。

 

【コケケケケケッ!!?】

 

弱点を突かれて、感電して動けなくなったバジリスク。

その隙に、一誠、祐斗、子猫がバジリスクへと向かう。

 

「ハッ!!」

 

祐斗の剣捌きで、バジリスクを斬りつける。

 

「・・・えいっ」

 

子猫はバジリスクの尾を掴み、数回も叩き付ける。

 

「ダリャアアアアッ!!」

 

最後にバジリスクの顔面にパンチを与える一誠。

感電が解けたのか、バジリスクが起き上り、スゥーと息を吸い込む。

 

【チョーシに乗ってんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!】

 

怒り狂い雄叫びをあげていた。

鶏ならばトサカにきたと言っても間違いではないくらい、お怒りだった。

バジリスクは凍てつく氷の吐息―アイスブレス―を放つが・・・

ジャックフロストが前に出た。

 

【ヒホホー!!氷はオイラにとってはご機嫌だホー!!】

 

無傷どころか、バジリスクの氷の吐息をドンドン吸収している感じだ。

これにはリアス達も驚いていた。

 

「あの子、冷気を吸収しているの?」

 

【ああ、ジャックフロストは≪氷結吸収≫という耐性を持っている。リアス頼むよ】

 

「指図されるのは好きじゃないけど、ね!!」

 

魔力球を作り、バジリスク目掛けて放り投げる。

それに気付いたバジリスクは避けたが、左の翼を消し飛ばされたのだった。

外したと思い、ニヤリッと笑うが・・・リアス達の表情を見て、

 

「残念、私は囮よ。釈然としないけどね」

 

バジリスクの背後に、赤と橙の鳥人がそこにいた。

 

【スクリューヘヴンッ!!】

 

自ら風を纏い、バジリスクに突進するスィームルグ。

風の大砲と化したスィームルグを止める事は出来ず直撃し、バジリスクは粉々に吹っ飛んだ。

そして、鋼弥の姿に戻り任務は完了した。

 

 

◆◇◆◇

 

 

【というわけで、オイラを仲魔にして欲しいホ!!】

 

「・・・ふむ、それは何故だ?」

 

「お兄さんたちが物凄く強くて、オイラなんか全然だったホ!!だから、一緒について行くホ!!」

 

鋼弥はしばらく、考えて・・・

 

「いいだろう、契約成立だ」

 

【ありがとだホー!!オイラの名は妖精ジャックフロスト!!今後ともよろしくだホー!!】

 

陽気な雪ダルマが仲魔になり、オカルトメンバーも益々、賑わいそうだ。

ただし、物凄く早い冬になるとは鋼弥以外、知らずだけど

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