ハイスクールD×D~アルギュロス・ディアボロス~   作:Mr.エメト

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≪第1章 紅髪と赤龍帝と銀牙≫
第一話 =それぞれの邂逅=


本文私立駒王学園とは――。

元は女子校だったが共学になって間もない為、男女比は圧倒的に女子が多い。

表向きは何処にでもありそうな学校だが・・・

 

(裏では冥界のグレモリー家の領土で所有物。更には学園のトップがほとんど悪魔で占められているか・・・)

 

独自に調べたレポートを読んでフムッと、頷く。

この学園に転入するための手続きは済ませたがこれといった動きは無い(悪魔だと気付かれないように気配遮断を使っての調査だけどね)

転入生の紹介には女子からは歓喜の声が上がった

それで、女子に囲まれて色々な事を質問されたのだ。

なるほど、これが俗に言う「転入生の質問攻め」か・・・。

 

「好きな食べ物とかは?」

 

「誕生日と星座?」

 

「趣味は何なのか?」

 

っと、様々だ・・・。

 

質問された事は返すがそれでも、女子からキャーキャーという声は響く。

それに、一部の男子から怨念が込められた視線を感じるが気にする必要は無い。

あの男から、人間とは違う気配を感じる。

悪魔だな。魔力はあまり無く本人は未だに人間だと思っている感じだ。

それに、体内に何か別の力を感じる・・・

 

「あら?涼刀くん、兵藤を見てどうかしたの?」

 

「・・・ああっ、元気そうな人だと思ってね。彼の名は兵藤というのか?」

 

「後、松田と元浜と合わせてエロの三馬鹿と呼ばれているのよ。関わらない方がいいわよ。」

 

女子たちの注意を聞きつつ、兵藤を見る。

彼を監視すれば、今後の調査に進展があるだろう。

 

 

転入生と聞いて、女の子かと思ったら男だった。しかもイケメン・・・。

女子から囲まれて何の反応もないってどういうことだ?

それよりも、松田と元浜と話して違和感がある様な・・・

 

「お前らマジで夕麻ちゃんのこと覚えてないのか?」

 

「だから、そんな子しらねって」

 

「何度も言うが俺たちはそんなこを紹介されてないし、お前に彼女なんてあり得ない。」

 

「いや、確かに紹介したんだ・・・」

 

「それが本当だとしても、その娘のメアドは?」

 

「ない、誰かに消されていた・・・」

 

首を横に振る一誠は訳が解らんという表情だった。

その時、廊下から声が聞こえた。

なんだと思って行ってみると、紅髪をなびかせながら降りてくるこの学園のお姉さまのリアス・グレモリー先輩だ。

周りの生徒たちがざわめく中、リアス先輩は一誠の顔を見る。

次の瞬間、一誠の心臓がドクンッと脈を打つ。

なんというか、背筋が凍りつきそうな感じだった。どうしてだろうか?

 

 

どうやら、自分が何者なのかはまだ解っていないようね。

目覚めた時が楽しみね。

一誠の教室を見ると銀色の髪の少年がジッと私の事を見ていた。

好奇という感じでは無く、警戒という感じだった。

何故かしらね・・・?

リアスは特に気にも留めずに、そのまま去った。

 

 

人間から悪魔となった男―。

 

紅髪の滅殺姫と呼ばれる女―。

 

銀色の半人半魔の男―。

 

この三人が交差する時、物語が始まろうとしていた

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