ハイスクールD×D~アルギュロス・ディアボロス~   作:Mr.エメト

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投降するのに時間が空いてしまい申し訳ありません。

書き溜めをしていましたので、今日は二つ投降します。


閑休話題09 =白の騎士ホワイトライダー=

鋼弥が落ちた黒い穴が閉じて、朱乃は辺りを見渡す。

 

「鋼弥さんは何処へ?」

 

【心配はいらない。彼はこことは違う空間――異界へと降り立った】

 

床に映像が広がると、異界が映りだされる。

其処には鋼弥の姿があった。

 

 

◇◆◇◆

 

 

着地すると、其処は荒れ果てた大地、空はおどろおどろしい赤い空だ。

その時、馬の鳴き声が響き、空を見上げる。

百々目鬼の白い馬に跨った黒いローブ、冠を被り、手には弓矢を持った骸骨の死神だった。

 

【ははっ!来た様だな涼刀鋼弥!あの御方に頼み、我らと死合するとは恐れを知らぬ男よ!!

 かつて、貴様の父も我ら、四騎士を倒し、仲魔として従った。

 オマエにそれだけの力がなければ・・・このホワイトライダーの神矢に 倒れるまでよ!】

 

父さんも、四騎士達と戦い彼らを仲魔にした。

だったら、尚更この試練を乗り越えなければいけないと、鋼弥は決意を固めた

 

【攻めて来いっ!! 臆病風な守りなど、俺が許さんっ!!】

 

ホワイトライダーは矢を取り、弓の弦を引き鋼弥を狙い撃つ。

鋼弥は矢の攻撃を交わすが、ホワイトライダーは次々と矢を撃ち続ける。

 

【喰らえ!!マハジオダイン!!】

 

雷魔法の上位を唱えると、頭上から無数の雷が降り注いでくる。

走りながら、降り注いでくる雷を避けてホワイトライダーへと向かい反撃の拳を振るうが、避けられてしまう。

ホワイトライダーが乗っている百々目鬼の白い馬は後ろ脚の蹴ってくるが、避ける。

直撃したら、内臓破裂や骨が砕かれるだろう。

 

【どうした!?もっと攻めて来い!!】

 

ホワイトライダーは反撃の隙を与えず、矢を連続で撃ち放ち、雷を呼び起こして猛攻をしてくる。

巨大な魔力を持ち世界を駆け巡り、人を裁く事を約束された魔人。これが終末に現れる騎士たちの実力。

白の騎士がこれほどの実力ならば、残りの三騎も・・・。

 

(死の恐怖が襲い掛かってくる・・・、けど負ける訳にはいかない!!)

 

構えなおして、ホワイトライダーを見据える。

 

【あれほどの力の差を見せつけられても、臆しないか。ならば・・・本気で相手にしよう!!】

 

背中の矢を取り、弦を限界にまで引いた。

 

【ゴッドアロー!!】

 

矢が白く光り、放たれると白い閃光となり鋼弥の右肩を貫いた。

 

「ぐっ・・・!!」

 

【いかなる者たちを浄化する矢は防ぐ事、敵わず!!我が雷に討たれ、その身を焦がすがよい!!】

 

ホワイトライダーは弓を掲げて、呪文を唱えだす。

 

【真理の雷!!】

 

鋼弥の頭上に特大の雷が落ち閃光の中へと消えた。

あの、轟雷に飲み込まれてしまえば、助かり様がない・・・。

 

【残念だったが、そこまでの男か・・・】

 

ホワイトライダーは、立ち去ろうとするが足音が聞こえた。

まさかと思い見ると、硝煙の方を向くと影が見えた。

 

「まだ、俺は・・・死んではいない」

 

【なんと、あの雷を避けたのか。ふはははっ!!面白い!!】

 

(あの雷は直撃しなければ、大丈夫だ。だが問題はゴッドアローだ・・・)

 

破魔属性で確実に敵を消滅させる技。鋼弥は半人で防ぐ事は出来る。

しかし、基本的なダメージは受け、徐々に身体を蝕んでいる。

抜く事が出来ないとなれば、ホワイトライダーを倒せば、その呪縛は解ける筈だ。

それに、体中が熱くなっている感じがする。

今まで感じた事のない、力が体中から溢れてくる・・・!!

 

【さぁ、今度こそ滅するがよい!!ゴッドアロー!!】

 

ホワイトライダーは再び、聖なる矢を撃ち放つ。

鋼弥は一気に駆け出して、ホワイトライダーへ向かう。

 

【自殺する気か・・・?】

 

このままだと、ゴッドアローは確実に鋼弥の頭を撃ち抜く。

しかし、鋼弥は当たる直前に身をかわしたのだ。

聖なる矢は鋼弥の頬を掠め、横一線に血が流れていた。

ずば抜けた反射神経と動体視力で、必殺の矢を避けて、ホワイトライダーの懐に入り込む。

 

「ゴッドアローは、弦を限界にまで引き絞る時間がある。その隙に叩く!!」

 

目が赤くなり右手から、白い粒子が集まり、球体となった。

左手で抑えて、狙いを定める。

 

破邪光滅弾(はじゃこうめつだん)!!」

 

右手から、光の弾丸が放たれホワイトライダーに直撃し、貫通させた。

胴体にはポッカリと空洞が出来上がったのだ。

 

【クククク・・・俺を倒すとは・・・】

 

ホワイトライダーは白い粒子となり、消え去った。

 

「まずは一騎・・・」

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