ハイスクールD×D~アルギュロス・ディアボロス~   作:Mr.エメト

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閑休話題10 =赤の騎士レッドライダー=

白の騎士を倒して、一息付く鋼弥。

だが、恐ろしい気配が立ちこみ、その方向を見る。

血の様に赤い渦から、赤い馬に跨った黒いローブ、手には巨大な剣を持った髑髏の死神が現れた。

 

【我ら四騎士、世に聞こえた死の担い手を一騎といえど退けるとは見事、見事。

 じゃが、このレッドライダーは 白の騎士ほど甘くはないぞ。

 闇より出でた鮮血の騎士であるワシが、おまえの息の根を・・・止めてやろうぞ!!】

 

「・・・休憩タイムは終わりか」

 

鋼弥は立ちあがり、気合いを入れなおして構える。

 

【おまえの乱心がワシの喜びよ。では、始めるとするかの】

 

レッドライダーから熱気が溢れだし、剣を宙に描くと炎が生み出される。

さっきから闘争心が燻られて、心が掻き乱されそうな気分だ。

 

【どうやら、主にはワシの魔力を感付いているようじゃな。心が乱され争う気分じゃろ?お主がそれほどまでに、闘争心が溜まっている証拠じゃのー】

 

「なるほど、お前の能力は人の心に争乱を植え付ける能力という訳か」

 

【お前の場合は半分は悪魔の血を引いてるから、これ以上の理性を失わぬが、冷静ではいられないじゃろ?】

 

「だったら、短期で勝負を決める!!」

 

レッドライダーに向かい、拳を連続で繰り出すがレッドライダーは剣を使って切り払っていたのだ。

 

【ふん、甘いわ。デスバウンド!!】

 

巨大な剣を振りかざすと無数の斬撃が襲い掛かってくる。

寸前の所で、回避して距離を取るがレッドライダーは火炎魔法を唱えて、炎球が一直線に撃ってきた。

 

「ハアアアアッ!!」

 

手刀や回し蹴りで、炎球を撃ち砕く。

離れていれば炎の魔法が、近付いてもあの大剣から繰り出される技。

全く隙のない動きをしてくるレッドライダー。

それに加え、冷静さを失わせようとするあの魔力のせいで、動きが雑になってる。

 

【さて、そろそろ決めようかの。テラーソード!!】

 

剣に熱が集まり、振りかざすと赤い斬撃波が辺り一面に広がった。

鋼弥はクロスガードしたが、両腕が切り傷だらけになった。

 

「く・・・!!」

 

【無駄な、足掻きじゃよ。業炎に呑まれるがよい】

 

レッドライダーは巨大な剣で魔法陣を頭上に描く。

 

【トリスアギオン!!】

 

膨大な核熱クラスの炎が噴き上がり、鋼弥に襲い掛かる。

着弾すると、巨大な炎渦が出来上がり、爆風と爆炎が巻き起こる。

硝煙がもうもうと巻き起こっているが、何かが飛び出してきた。

 

「うおおおおおおっ!!」

 

鋼弥は雄叫びをあげながら、連続で拳を繰り出すが、レッドライダーは剣で全て防いでいた。

 

【ほぉ・・・。あの炎から逃れたか。しかし、無事というわけじゃないの】

 

例え、あの膨大な炎の直撃はしなかったものの、テラーソードによる切り傷で拳の威力が落ちていた。

息が上がっており、少しだけフラついている。

 

【では、今度こそ止めを刺してやろう。テラーソード!!】

 

再び、剣から赤い斬撃波を放つレッドライダー。

しかし、鋼弥は地面に向けて震脚をすると、地面が畳み返しみたく壁となり斬撃波を防いだのだ。

 

【なにっ!?】

 

そのまま、土の壁を破壊して一直線にレッドライダーへと接近する。

 

「でやああああああっ!!」

 

目が赤く光右手に紫色の光剣となり、居合いの構えをした。

 

死戯斬爛閃(しぎざんらんせん)!!」

 

横薙ぎ払いによる斬撃を繰り出し、大地ごとレッドライダーを切り裂いた。

まさに、剣魂一擲の一撃だ。

 

【見事じゃ・・・このワシを退けるとは・・・】

 

レッドライダーは赤い粒子となり四散した。

 

「残り、二騎・・・」

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