ハイスクールD×D~アルギュロス・ディアボロス~ 作:Mr.エメト
白の騎士を倒して、一息付く鋼弥。
だが、恐ろしい気配が立ちこみ、その方向を見る。
血の様に赤い渦から、赤い馬に跨った黒いローブ、手には巨大な剣を持った髑髏の死神が現れた。
【我ら四騎士、世に聞こえた死の担い手を一騎といえど退けるとは見事、見事。
じゃが、このレッドライダーは 白の騎士ほど甘くはないぞ。
闇より出でた鮮血の騎士であるワシが、おまえの息の根を・・・止めてやろうぞ!!】
「・・・休憩タイムは終わりか」
鋼弥は立ちあがり、気合いを入れなおして構える。
【おまえの乱心がワシの喜びよ。では、始めるとするかの】
レッドライダーから熱気が溢れだし、剣を宙に描くと炎が生み出される。
さっきから闘争心が燻られて、心が掻き乱されそうな気分だ。
【どうやら、主にはワシの魔力を感付いているようじゃな。心が乱され争う気分じゃろ?お主がそれほどまでに、闘争心が溜まっている証拠じゃのー】
「なるほど、お前の能力は人の心に争乱を植え付ける能力という訳か」
【お前の場合は半分は悪魔の血を引いてるから、これ以上の理性を失わぬが、冷静ではいられないじゃろ?】
「だったら、短期で勝負を決める!!」
レッドライダーに向かい、拳を連続で繰り出すがレッドライダーは剣を使って切り払っていたのだ。
【ふん、甘いわ。デスバウンド!!】
巨大な剣を振りかざすと無数の斬撃が襲い掛かってくる。
寸前の所で、回避して距離を取るがレッドライダーは火炎魔法を唱えて、炎球が一直線に撃ってきた。
「ハアアアアッ!!」
手刀や回し蹴りで、炎球を撃ち砕く。
離れていれば炎の魔法が、近付いてもあの大剣から繰り出される技。
全く隙のない動きをしてくるレッドライダー。
それに加え、冷静さを失わせようとするあの魔力のせいで、動きが雑になってる。
【さて、そろそろ決めようかの。テラーソード!!】
剣に熱が集まり、振りかざすと赤い斬撃波が辺り一面に広がった。
鋼弥はクロスガードしたが、両腕が切り傷だらけになった。
「く・・・!!」
【無駄な、足掻きじゃよ。業炎に呑まれるがよい】
レッドライダーは巨大な剣で魔法陣を頭上に描く。
【トリスアギオン!!】
膨大な核熱クラスの炎が噴き上がり、鋼弥に襲い掛かる。
着弾すると、巨大な炎渦が出来上がり、爆風と爆炎が巻き起こる。
硝煙がもうもうと巻き起こっているが、何かが飛び出してきた。
「うおおおおおおっ!!」
鋼弥は雄叫びをあげながら、連続で拳を繰り出すが、レッドライダーは剣で全て防いでいた。
【ほぉ・・・。あの炎から逃れたか。しかし、無事というわけじゃないの】
例え、あの膨大な炎の直撃はしなかったものの、テラーソードによる切り傷で拳の威力が落ちていた。
息が上がっており、少しだけフラついている。
【では、今度こそ止めを刺してやろう。テラーソード!!】
再び、剣から赤い斬撃波を放つレッドライダー。
しかし、鋼弥は地面に向けて震脚をすると、地面が畳み返しみたく壁となり斬撃波を防いだのだ。
【なにっ!?】
そのまま、土の壁を破壊して一直線にレッドライダーへと接近する。
「でやああああああっ!!」
目が赤く光右手に紫色の光剣となり、居合いの構えをした。
「
横薙ぎ払いによる斬撃を繰り出し、大地ごとレッドライダーを切り裂いた。
まさに、剣魂一擲の一撃だ。
【見事じゃ・・・このワシを退けるとは・・・】
レッドライダーは赤い粒子となり四散した。
「残り、二騎・・・」