ハイスクールD×D~アルギュロス・ディアボロス~ 作:Mr.エメト
二度も戦い続けて、流石に疲れも出てきたが休んではいられない。
血の様に赤い渦から、黒い馬に跨った黒いローブ、天秤を持つ髑髏の死神が現れた。
【汝が・・・力を欲する限り・・・我らは汝を倒さねばならぬ・・・。
四騎士が一騎・・・ブラックライダーが・・・汝を裁き・・・執り行おう・・・。
いざ罪人よ・・・参られい・・・】
ブラックライダーは天秤を掲げると、天秤がカタカタと揺れ動く。
【汝の魂の軽重が・・・我に計られる時・・・死は・・・その身の上に現れよう・・・】
途切れ途切れに言葉を発するブラックライダー。
前と戦った二人の騎士とは違った雰囲気を持っており、不気味である。
ブラックライダーの足元に魔法陣が展開されると、ツララを作りだし機関銃の様に飛ばす。
飛んでくるツツラを全て蹴りや拳で砕き落す。
全て、撃ち落としブラックライダーの方を向くが手に持っている天秤が激しく揺れ動いていた。
【ソウルバランス・・・】
鋼弥の足元に飢餓の陣が出現し、其処から発する黒い光を浴びると体力と魔力が奪われた感覚が襲う。
「体力と魔力を半減する魔法か・・・!!」
【・・・我が天秤は、いかなる者でも公平に奪う・・・】
天秤を掲げ、カタカタと揺れ出し、左に大きく傾いた。
【絶対零度・・・】
凍える吹雪と空から巨大な氷塊が降り注がれてゆく。
鋼弥は、避けたり、拳で砕くが体力を奪われた事と数が多すぎて捌き切れず、氷塊に飲み込まれた。
【これで・・・お終いか・・・】
ブラックライダーが呟くが、氷塊が吹き飛び、その中から鋼弥の姿が現れた。
背中は凍傷していたが、それでも立っていた。
「まだ、終わってない・・・!!」
【・・・白の騎士、赤の騎士と戦って限界に近いのに凄まじき闘争心だ・・・。我が天秤によって裁かれるがよい・・・】
天秤がまた激しく揺れ動き、ソウルバランスを発動させようとするが、鋼弥は一気に駆け出した。
ソウルバランスが発動する前に一気に畳みかけるつもりのようだ。
【・・・甘いな】
だが、現れた飢餓の陣は一面に広がり逃げる場所を奪ったのだ。
鋼弥はその場に飛び、ソウルバランスを回避する。
【・・・無駄だ。宙に逃れたとしても我が飢餓の陣からは逃れられん】
「どうかな・・・」
目が赤く光、右足に青色の光りが集まりだしていた。
「ジャベリンレイン!!」
敵に向けて、回し蹴りを放つと右足から無数の光槍と化し、雨如く降り注ぎブラックライダーを串刺しにする。
【・・・我が天秤から逃れるとは・・・見事なり・・・】
ブラックライダーはそう言って、消滅した。
同時に、飢餓の陣が消滅し、地面に着地する。
「これで、三騎・・・」
鋼弥は空を見上げると、何かの姿が映っていた。