全校集会。
こういったことはどこの学校でもある。
だが、E組は、他のクラスよりも早く整列してないといけない。
だが、E組の校舎がある旧校舎は山の上。
本校舎からはかなりの距離があるため昼休み返上で本校舎へと向かわなくてはいけない。
本校舎まで行く道中、岡島が川で溺れたり、岡島が蛇に襲われたり、岡島が落石にあったり、岡島が蜂に追い掛け回されなどの、ハプニングがあった。
やっとの思い出本校舎に着き、E組のメンバーが整列をする。
その後、他のクラスが整列を始めるが、他のクラスはE組のみんなを指差して笑ったり、態々声をかけて馬鹿にしてくるなどする。
「おい、泊だぜ」
「どんなツラしてここに来てるんだろうな」
余所のクラスから、おそらくサッカー部の人間と思われる奴からそんな声が聞こえる。
俺はそれを無視し列に並ぶ。
全クラスが並び終わり、生徒会からのプリントが配られるがE組の分はなかった。
「すみません!E組の分がまだなんですが」
磯貝が手を上げて言うと、生徒会のやつはにやっと笑う。
「あれ?おっかしいなー、すみませーん。3-Eの分は忘れてきてしまったみたいです。3-Eの方たちは覚えて帰ってください。ほら、記憶力とか鍛えないとでしょう?」
生徒会の奴のセリフに全校が笑う。
胸糞悪い。
すると、風が吹きE組の皆の手元にはプリントがあった。
そして、俺の手元にも。
これって…………手書きのプリント?
「磯貝君、問題はありませんね。手書きのコピーが全員分あるようなので」
いつの間にか烏間先生の隣にはお世辞にもうまいとは言えない変装をした殺せんせーがいた。
磯貝はうなずき、手を上げる。
「すみません。プリントあったんで、続けて下さい」
「嘘!?なんで!?……誰だよ、笑いどころ潰した奴………………んんっ!では、続けます」
生徒会の奴は悔しそうに生徒会からの連絡を報告する。
「それでは最後のお知らせです。校長の柳校長先生が本日より一身上の都合によりご退職されました。それにつきまして、新任の校長先生の就任と、もう一人新たな先生の就任を発表します」
そう言うと、教壇に二人の教師が上がる。
眼鏡を掛けた紳士の様な老人が前に出て挨拶をする。
「ご紹介に預かりました。新たに校長に就任しました真影壮一と言います。皆さんをE組の様にならないように、この学園をよりよい環境にするため尽力させてもらいます。」
真影校長は俺達の方を見て、嫌みたらしく言ってくる。
そして、もう一人の教師が挨拶をする。
「四月の入学式・始業式に諸事情で参加できませんでしたので、この場を借りてご挨拶申し訳上げます。本日からこの学園で理科の教鞭を取ります、能美壮と申します。教師としてはまだ新米ですが、皆さんの為になれるようにしっかりと学ばさせてもらいます。皆さんもE組の様にならないように、しっかりと勉学に励みましょう」
能美先生も嫌みたらしくE組を見ながら言ってくる。
集会の後、残りの授業を終え俺は帰路に着いていた。
隣には神崎がいる。
「相変わらずのE組イビリだったな」
「そうだね。でも、まさか新任の先生からもされるとは思わなかったよ」
「この学校は良くも悪く有名だしな」
そう話してると、俺と神崎は一瞬体が重くなるのを感じた。
俺はそれを感じた方向を向くと、そちらから何かが壊される音が聞こえた。
「ロイミュードか!」
「泊君!」
「行ってくる!神崎、鞄頼む!」
鞄からベルトさんを取り出し、残りを神崎に預ける。
「烏間先生に連絡を頼んだ!」
そう言い、俺は走り出す。
行くとそこには下級のロイミュードが手当たり次第に街を襲っていた。
「まだだ!俺が進化体になるにはこんなもんじゃ足りない!もっと人間の絶望を!」
「そこまでだ!」
ベルトさんを腰に巻き付け、ロイミュードの前に立つ。
番号は032か。
「悪いが、ここでお前を破壊させてもらう!」
『START・YOUR・ENGINE!!DRIVE!!TYPE!!SPEED!!」
仮面ライダードライブに変身し、ハンドル剣を構える。
その瞬間、ロイミュードの背後から誰かが現れる。
紫と黒のライダースーツ風のジャケットを身に纏ったそいつは、乗って来たバイクを降りヘルメットを取る。
その姿は俺と同い年ぐらいの少年だ。
少年は立ち上がり、ロイミュードに近づく。
「おい!近づくな!危険だ!」
叫ぶが少年は無視し、どんどんロイミュードに近づく。
「お、お前は……死神!?」
しかし、ロイミュードはその少年を恐れるように後ずさりする。
すると少年は手に、メリケンサックと銃を組み合わせたようなものを取り出し、それを胸の前に持っていき、左手の掌に押し当てる。
《Break up》
その音声と共に音が鳴り、少年の体に寄せ集めの様な機械がくっ付き、体を覆う。
すると、そいつは走り出し、ロイミュードへと攻撃を仕掛けた。
《Gun》
すかさず銃口をロイミュードに向け連射し、攻撃は全部ロイミュードに命中する。
そして油断したところに再び武器の銃口を押す。
《Break》
ロイミュードに接近し、銃口の下にあるメリケンサックの様な部分を使い攻撃する。
「ヤダ!死にたくない!」
「安心しろ。死にはしない。作り直すんだ」
そう言い、とどめの一撃を当て、ロイミュードは爆発する。
爆炎から現れたコアはそいつが取り出した黒いシフトカーの様な物で回収した。
「お、お前は………」
俺はその光景に呆然とし、そいつに尋ねる。
そいつはゆっくりと俺の方を向き、答えた。
「俺の名は魔進チェイサー。ロイミュードの番人にして、死神だ」