暗殺教室~アサシン・ドライブ~   作:ほにゃー

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泊佑一の学力はどれ程なのか

俺と神崎は、現在ドライブピット、トライドロンの整備に使ったりする場所に来ていた。

 

「烏間先生、俺と神崎を呼んだ理由は何ですか?」

 

「それを今から話す。まず、神崎さん。君には君自身の自衛手段となる物を渡す」

 

そう言って取り出したのは、神崎の履いてる靴と似た靴だった。

 

「これには重圧発生器が仕込まれていて、威力の高い蹴りが出せる。試しに、そこの鉄板を蹴ってみなさい」

 

烏間先生が指さすところに何故か鉄板が立て掛けられていた。

 

神崎はその前に立ち、そして体育の授業で習った格闘技の蹴りを放つ。

 

すると、鉄板は凹み、そして、二撃目の蹴りで砕けた。

 

「凄い威力だな。予想以上だ」

 

「泊君、どうだった?」

 

神崎が近づいて聞いて来る。

 

「ああ、凄かったと思うぞ。だけど………そのスカートが……」

 

神崎はきょとんとするが、とたんに意味を理解しスカートの裾を抑える。

 

さっきの蹴りの瞬間、烏間先生の位置からは見えないが、俺の位置からは神崎のスカートの中が見えてしまった。

 

「………見た?」

 

「………ああ」

 

俺も神崎も顔を真っ赤にして俯く。

 

『若いと言う物はいいな、烏間』

 

「そうかもしれんな」

 

「……って、用事ってこれだけですか?」

 

「いや、君にも要件はある。例の銃の方の完成はまだだが、コイツを君に」

 

そして、小型のジュラルミンケースを開けるとそこにはシフトスピードより一回り大きい黒いシフトカーと緑色のシフトカーがあった。

 

「黒いのがシフトワイルド、緑がシフトテクニック。ドライブの新戦力だ」

 

「ドライブの?」

 

「ああ、シフトワイルドを使えばタイプワイルドに変身し、力が上がる。テクニックは、高精度の射撃や精密機械の操作などの精密作業に特化したタイプに変身できる」

 

「凄い。これならチェイサーにも」

 

『ただ、シフトワイルドを使うには強い情熱の心、テクニックにはクールな心が必要になる』

 

なんでそんな設定なんだ?

 

正直、情熱もクールも俺のキャラじゃねぇよな。

 

まぁ、なんとかなるだろう。

 

「要件は以上だ。そう言えば、もうすぐ中間だったな。頑張りなさい」

 

「「はい」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さて、始めましょう』

 

翌日、登校すると、殺せんせーは高速で動き分身体を沢山作っていた。

 

「学校の中間テストが迫ってきました」

 

「そうそう」

 

「そんなわけでこの時間は」

 

「高速強化テスト勉強を行います」

 

分身体で分けて喋るな。

 

なんか変は聞こえ方する。

 

「「先生の分身が一人ずつマンツーマンで」」

 

「「それぞれの苦手科目を徹底に復讐します」」

 

丁寧に頭に鉢巻をつけてる。

 

「なんで俺のはちまきがNARUTOなんだよ!?」

 

「寺坂君の場合、苦手科目が複数ありますからねぇ」

 

寺坂も大変だなぁ。

 

ちなみに俺の所の分身には社会とあった。

 

それにしても、これだけの分身を作って体力は持つのか?

 

ふと、窓の外を見ると、分身の一体が休憩していた。

 

いや、むしろ疲れね?

 

そう思い、正面を向き直すと、殺せんせーの顔が歪んでいた。

 

「カルマ君!急に暗殺しないでください!それ避けると残像が全部乱れるんです!」

 

結構繊細な分身だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

『さらに頑張って増えてみました。さぁ、始めましょう』

 

何があった?

 

確かに分身は増えたが、残像が雑だったり、キャラ違かったりしてる。

 

授業が終わると、殺せんせーはグロッキー状態になり、顔は真っ赤になり茹タコ状態になってる。

 

「流石に相当疲れたみたいだな」

 

「今なら殺れるかな?」

 

「なんでここまで一生懸命なのかね~」

 

前原、中村の順に喋り、最後の岡島の疑問に殺せんせーは答えた。

 

「全ては君たちのテストの点を上げる為です。そうすれば」

 

 

『殺せんせーのお陰でいい点が取れたよ!』

 

『もう殺せんせーの授業無しじゃいられない!』

 

『殺すなんて出来ないよ!』

 

① 生徒たちの尊敬の眼差し

 

『先生!私達にも勉強を教えて♡』

 

② 評判を聞いた近所の巨乳女子大生

 

 

「と、言う具合に先生にとっていい事ずくめになるわけです」

 

絶対に、後者の女子大生が目当てだろ。

 

てか、存在自体が国家機密のアンタの情報が外部に漏れることはまずないだろ。

 

「いや、勉強はほどほどでいいいよな」

 

「なんたって暗殺すれば百億円だし」

 

『百億あれば成績悪くてもその後の人生バラ色だしさ』

 

「そういう考えをしますか!」

 

まぁ、確かに暗殺に成功すれば残りの人生は楽できるとは思うが………

 

「俺達エンドのE組だしな」

 

「勉強より暗殺の方が余程身近なチャンスなんだよ」

 

その言葉に殺せんせーは黙り込み、立ち上がる。

 

「分かりました。今の君たちに暗殺者の資格はありません」

 

その言葉に皆が唖然とする。

 

「全員校庭に出なさい。烏間先生とイリーナ先生も呼んできてください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺せんせーの指示に従い、烏間先生とビッチ先生を連れて来ると殺せんせーは草や石で荒れてる校庭で、サッカーゴールをどかしていた。

 

何してるんだ?

 

「イリーナ先生。プロの殺し屋として貴方に伺います。貴方が仕事を行う時、用意するプランは1つですか? 」

 

「………いいえ。本命のプランが思った通り行く事なんて少ないわ。不測の事態に備えて、予備のプランを綿密に作っておくのが暗殺の基本よ。あんたの場合は規格外過ぎて全部狂ったわ」

 

「次に烏間先生。ナイフ術を生徒に教える時、重要なのは第一撃だけですか? 」

 

「…………第一撃はもちろん重要だが、次の動きも大切だ。強敵相手ならば、第一撃は高確率でかわされる。第二、第三をいかに高精度で繰り出すかが勝敗を分けると言ってもいい」

 

「とまぁ、この様に次の手があるからこそ暗殺者は自信を持って暗殺をします。しかし、キミらはどうです?俺達には暗殺があるから勉強なんていいやと目標を下げていますね。……それは、劣等感から目を背けて逃げているだけです……仮にせんせーが、教室から消えたら……他の暗殺者に殺されたら貴方達に残るのはE組としての劣等感しか残りません」

 

殺せんせーはクラスの皆に言う。

 

「だから、何が言いたいんだよ」

 

「つまり」

 

第二の刃を持たざる者に、暗殺者を名乗る資格なし

 

殺せんせーは校庭の中心で高速回転し、次の瞬間校庭は綺麗に整理されていた。

 

「校庭に雑草や石が多かったので少し手入れしました。先生は地球をも消せる超生物。この一帯を平らにすることも容易いこと。もしも君たちが自信の持てる第二の刃を示せなければ相手に値する暗殺者ではないとみ無、校舎ごと平らにして先生は去ります」

 

「それっていつまでに?」

 

渚が恐る恐る聞くと殺せんせーは笑って答えた。

 

「明日の中間テスト。クラス全員50位以内に入りなさい」

 

その答えに誰もが驚いた。

 

はっきり言って無謀にも程がある。

 

だが、殺せんせーは自信たっぷりに言う。

 

「君たちの第二の刃は既に先生が育てています。本校舎の教師に劣るほど、先生はトロい教え方をしていません。自信を持ってその刃を振ってきなさい。仕事(ミッション)を成功させ、恥じることのない笑顔で胸を張りなさい。自分たちが暗殺者(アサシン)であり、E組であることに!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テストは本校舎で受けるのが決まりの為、E組はテストの時、本校舎に移動しなければならない。

 

D組担任の大野っていう教師が試験監督を務めるが、指でリズムを刻むかのようにあからさまな集中乱しをしてくる。

 

「E組だからってカンニングなんかするんじゃないぞ。俺達本校舎の教師がしっかり見張ってるからなー」

 

だが、俺達はそんなものを気にも留めず、テストを続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テストが終了し、答案の返却後、烏間先生は本校舎に抗議の電話を入れていた。

 

全教科の出題範囲大幅変更。

 

それもテスト二日前に。

 

その情報をわざとE組には流さず、本校舎の連中のみに知らせ、理事長自らE組以外に授業を行ったそうだ。

 

周りの様子を見ると、全員が落ち込んでいる。

 

第二の刃を示すことが出来なかったからだ。

 

「先生の責任です。この学校の事を甘く見てました。…………君達に顔向けできません」

 

如何にも落ち込んでる様子の殺せんせーに向かって、赤羽が対先生ナイフを投げた。

 

案の定躱され、殺せんせーは怒る。

 

「カルマ君!先生は今落ち込んで……」

 

殺せんせーの最後の言葉も聞かずに、赤羽はテストを教卓にばら撒く。

 

赤羽業

合計点数:494点

186人中4位

 

「俺の成績に合わせて余計な範囲まで教えたからだよ。だけど、俺はこのクラスから出ていく気ないよ。前のクラスに戻るより、暗殺の方が断然楽しいし。でしょ、泊」

 

赤羽が俺の方を見ながら聞いて来る。

 

クラス全員が俺の方を向く。

 

「そうだな、赤羽」

 

そして、俺も教卓に答案用紙と成績表を置く。

 

泊佑一

合計点数:493点

186人中5位

 

その結果に、クラスがおおっ!っと声を上げる。

 

「で、そっちはどうすんの?まさか、全員50位以内に入らなかったからって理由付けて逃げ出す気?それってさ、ただ単に殺されるのが怖いだけなんじゃないの?」

 

「まさか、教育熱心な先生がこの程度で逃げ出すなんてことないですよね?」

 

そう聞くと、殺せんせーは顔を真っ赤にして怒る。

 

「にゅや――――――!逃げわけありません!!期末テストであいつ等にリベンジです!」

 

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