暗殺教室~アサシン・ドライブ~   作:ほにゃー

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暴れ馬を乗りこなすのは誰か

「くそっ………佑一の奴、甘過ぎんだよ」

 

隼人は一人街を歩き、イラついていた。

 

「ロイミュードは敵だ………俺が倒すんだ。俺が、全て…………」

 

一人で呟いてるその時だった。

 

突如、どんよりが街を襲い、ロイミュードが力を使ったことが分かった。

 

「出やがったか!」

 

隼人はすぐに走り出し、騒ぎのある方へと向かう。

 

着いた先は倉庫街。

 

そこでは二体のロイミュードが暴れていた。

 

「ちょうどいい………今ちょっとイラついてんだよ………相手になりな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

烏間先生から連絡をもらった俺はすぐに現場へと向かった。

 

現場の倉庫街ではすでに戦闘音が聞こえ、戦っているのがわかる。

 

「隼人………!」

 

戦闘音がする方へ向かうと、そこでは隼人がロイミュード二体相手に戦っていた。

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!マッハ!』

 

「はあああああああああああっ!」

 

ゼンリンシューターでの必殺技が炸裂し、ロイミュードは二体とも破壊される。

 

「随分と遅かったじゃない?悪いけど、ロイミュードは俺が倒しちまったよ」

 

「流石だな。でも、なんで俺を待たなかったんだ?」

 

烏間先生から連絡を貰った時、烏間先生は隼人にも連絡して俺を待つように言ったらしいが、隼人はそれを無視し、一人で戦ったとのことだった。

 

「ふん、決まってるだろ。ロイミュードは一刻も早く殲滅しないといけないんだ。佑一を待つなんて時間の無駄さ。俺は………一刻でも早くロイミュードを倒さないと行けないんだ…………」

 

「……隼人、お前何を……!」

 

その時だった。

 

俺と隼人の周りに光弾がばら撒かれる。

 

俺は顔を覆い、光弾が来た方を見る。

 

「チェイス!?」

 

光弾を撃ったのはチェイスだった。

 

「仮面ライダー……貴様は、俺が倒す!」

 

《Break up》

 

チェイスは武器で俺達に殴りかかってくる。

 

俺は体を捻って躱し、隼人がゼンリンシューターでチェイスの武器を受け止める。

 

「分かったかい、佑一?これでも、まだこいつが利用されてるって?違うね!元々、コイツラはそういう連中なんだよ!」

 

チェイスの武器を弾き、至近距離で銃を撃つ。

 

「あー……くそっ!どうしてこうなるんだよ!変身!」

 

『DRIVE!!TYPE!!SPEED!!』

 

二人の戦いに乱入しようとした瞬間、俺の前にある人物が立ち塞がった。

 

「邪魔はよしてもらおうか。俺の友の、晴れ舞台だ」

 

「ハート!?」

 

「折角だ。あの時の、決着と行こう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!」

 

隼人はゼンリンシューターでチェイスを殴りつつ、撃ち抜く。

 

チェイスはそれを躱し捌きながら、手にしたブレイクガンナーで撃つ。

 

「はっ!元仮面ライダーも大したことないね。このまま決めさせてもらうよ!」

 

「舐めるな」

 

そう言いチェイスは、銀色のバイラルコアを取り出し、ブレイクガンナーにセットする。

 

《TUNE!CHASER!SPIDER!》

 

すると、超硬化金属製の巨大なクローが右腕に装備された。

 

「なんだよ、それ!?」

 

隼人が驚いているも、チェイスはお構いなしに攻撃を仕掛けてくる。

 

ゼンリンシューターでそれを受け止めるも、そのままゼンリンシューターを弾かれ、数発攻撃を食らってしまった。

 

「ぐああああああ!!」

 

《TUNE!CHASER!COBRA!》

 

今度は超硬化金属製の鞭が装備され、それを振るう。

 

鞭で叩かれ、隼人は地面を転がる。

 

「うわああああああっ!!く………そっ!」

 

隼人はゼンリンシューターを拾い、シグナルキケーンを取り出し、セットしようとする。

 

「ふん!」

 

だが、セットする前にシグナルキケーンは弾かれ、下から掬い上げる様に振られた鞭で叩かれる。

 

「ぐあああああああ!!?」

 

地面に倒れ、隼人は動けなくなる。

 

「まずい………!そろそろ限界時間が………!」

 

ネクストシステムは基本スペックでドライブの能力を大きく上回る反面、隼人への負担も大きいことから変身時間に制限が設けられている。

 

つまり隼人自身の体も限界に近いのである。

 

「これで終わりだ」

 

《TUNE!CHASER!BAT!》

 

巨大な弓が右手に装備され、高密度のエネルギーが溜められ、隼人に向けられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「隼人!」

 

「よそ見をしてていいのか?」

 

「うおっ!?」

 

ハートの拳をハンドル剣で受け止め、俺は隼人を見る。

 

明らかに苦戦してる。

 

おかしい……!

 

チェイスの戦い方に容赦のなさが感じられる!

 

あいつは確かに強かった。

 

でも、その強さの中には戦士としての誇りや信念があった。

 

なのに、今のあいつからはそれが感じられない。

 

「ハート!お前、チェイスに何をした!?」

 

「何もしてないさ。俺は、チェイスを解放したのさ」

 

「戻しただと?」

 

「そうさ。奴はロイミュードだ。本来なら俺たちと共にあるべき存在だ。それなのに、奴はロイミュードを倒す存在にされた。……俺たちは、もうただの機械じゃない!」

 

ハンドル剣を弾き、俺を殴り飛ばす。

 

「ぐおっ!?」

 

「俺たちは、新たな種だ」

 

新たな種…………か。

 

「………例えそうだとしても、俺は人間たちを襲うお前たちを肯定できない!」

 

立ち上がり、ハンドル剣を握りしめる手を強める。

 

「構わない。元より貴様らに理解してもらう気はない」

 

互いに見合い、隙を窺う。

 

「ぐあああああああっ!!?」

 

その時、隼人の悲鳴が聞こえ、俺は隼人を見る。

 

見ると、隼人が地面に倒れ、チェイスが弓を構えていた。

 

「隼人!?」

 

「隙を見せたな!」

 

隼人の方に意識が移り、ハートが俺に拳を振ろうと接近してくる。

 

「しまっ!?」

 

『いかん!come on!DEADHEAT!』

 

ベルトさんがそう叫ぶと、赤いオープンカーのようなシフトカーが現れ、ハートを弾き、俺の手元に来る。

 

「ベルトさん、デッドヒートって………」

 

『ああ。ハートのデッドゾーンに対抗できるように開発した新たな装備だ。恐らく、現時点で、最強の装備だろう。だが、まだ未完成だ。暴走を起こせば、あの時のハートの様になる!』

 

「………それを今ここで呼んだってことは、これ以外に対抗の術はないってことだろ?上等だ!暴走結構!止め方は………走りながら見つける!ベルトさん………俺とひとっ走り、付き合えよ!」」

 

『……君ならそう言うと思った。さぁ、共に行こう!』

 

シフトデッドヒートをシフトブレスに装備し、スイッチを入れる。

 

その瞬間、俺の体から赤い電流が放たれる。

 

「うっ……!ぐっ……!がっ……!う、うおおおおおおおおお!!」

 

『DRIVE!!TYPE!!DEADHEAT!!』

 

爆炎と共に俺の姿か変わり、俺は自分の姿を見る。

 

「これ………少しマッハと似てる?」

 

『シフトデッドヒートはマッハと兼用できる装備だ』

 

「なんだ、その姿は?」

 

「こういうことだよ」

 

俺は素早く動くと、ハートを殴り飛ばす。

 

「ぐおっ!?」

 

ハートが倒れるのを確認すると、俺はすぐに隼人の前に立つ。

 

チェイスが矢を撃つ瞬間、二人の間に立ち、矢を叩き落す。

 

「貴様!?」

 

「佑一!?」

 

二人が驚いているは、構わない。

 

俺は走り出し、チェイスを蹴り飛ばす。

 

「ぐおっ!?」

 

チェイスは地面を転がって倒れ、俺を見る。

 

「この力は……!」

 

イグニッションキーを回すと、タイヤの形をした赤いエネルギーが現れ、俺はそれを蹴り飛ばす。

 

チェイスが驚いた表情になる。

 

だが、攻撃が当たる瞬間、ハートが飛び出し、攻撃を受ける。

 

「ハート!?」

 

「………ふっ、ははははははははははは!この力、どうやらお前もデッドゾーンに………!やはり、つくづく面白い奴だな、貴様は!」

 

「これで決める!」

 

『DEADHEAT!』

 

赤いエネルギーを身にまとい、俺は飛び蹴りをする。

 

「来い!」

 

ハートもあの時の様に赤かくなり、拳を握る。

 

「はあああああああああああ!」

 

「うおおおおおおおおおおお!」

 

蹴りと拳がぶつかり、爆発が起きる。

 

爆発が収まると、そこにハートとチェイスの姿はなかった。

 

どうやら、倒したってわけじゃなさそうだな。

 

「たっく、随分とすごい力だね」

 

隼人がわき腹を押さえ、立ち上がる。

 

「もうお前ひとりでも十分なんじゃない?」

 

「…………隼人」

 

「ん?」

 

「このデッドヒートって、デッドゾーンに入る為のものなんだ。その意味………わかるよな?」

 

「は?」

 

その瞬間、警告音の様な音が響き、タイヤが回転しだし破裂する。

 

「………え?」

 

「う、うおおおおおおおおおお!!?」

 

「ぐほっ!?」

 

いきなり俺の体が動き出し、隼人を殴りつけた。

 

「な、なにすんだよ!?」

 

「か、体が……止まらないんだ……!ぼ、暴走してる!」

 

「はぁっ!!?」

 

「は、隼人おおおおおおお!止めてくれえええええええええええ!!」

 

「おいおいおい!?こっちくんな!」

 

そう言いながら隼人はゼンリンシューターを構える。

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!マッハ!』

 

「ぐああああああああああああああ!!?」

 

結局、必殺技を食らい、俺は止まることができた。

 

確かに、こりゃ未完成だわ……………

 

この暴れ馬、乗りこなせるのか?

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