暗殺教室~アサシン・ドライブ~   作:ほにゃー

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彼は何を決意するのか

「仮面ライダー………ドライブ?」

 

『この姿の呼び名だ。……来るぞ!』

 

ベルトさんがそう叫び前を見るとロイミュードは俺に向かって走って来ていた。

 

『キーを回してシフトレバーを三回倒せ!スピードアップだ!』

 

言われた通り、キーを回してレバーを三回倒す。

 

『SP!SP!SPEED!』

 

すると、俺の体は急に早くなり、一瞬でロイミュードの背後を取った。

 

「はっ!」

 

嵐のような拳を連続で叩き込み、吹っ飛ばす。

 

『よし、タイヤ交換だ!』

 

「は?交換?」

 

『シフトブレスからシフトカーを抜き、オレンジ色のシフトカー、マックスフレアと交換するんだ!』

 

「あれか!」

 

見ると、オレンジ色のシフトカー、マックスフレアはベルトさんの横に着いてるケースのようなものに、紫のシフトカー、緑のシフトカーと一緒に収まっていた。。

 

イグニッションキーを回し、赤いシフトカーとマックスフレアを交換し、三回倒す。

 

『タイヤコウカ――ン!MAX!FLARE!』

 

タイヤが外れ、車からオレンジ色のまるで炎のようなデザインのタイヤが出て来る。

 

なるほど、こうやってタイヤ交換するのか。

 

なら、このタイヤは今はいらないってことか。

 

「だったら、ちょっと使わせてもらうぜ!」

 

俺は外れたばっかで空中にあるタイヤ目掛け跳躍する。

 

そして、新しいタイヤが装着した瞬間、俺はタイヤ目掛けで蹴りを放つ。

 

「食らえ!」

 

すると俺の蹴りは炎をまとい、タイヤと一緒にロイミュードに向かって飛ぶ。

 

「ぐおっ!」

 

此処に来て初めてロイミュードが声を上げる。

 

『いいシュートだ。やるな、悠一』

 

「当然。元サッカー部のレギュラーにして次期エースだった俺を舐めるな」

 

『よし!では、さっきと同じようにキーを回して、シフトレバーを三回倒すんだ!』

 

さっきと同様にキーを回し、レバーを三回倒す。

 

『FL!FL!FLARE!』

 

すると、俺の前に炎のタイヤが現れ、俺はロイミュードを見据える。

 

力を籠め、足を上げ、炎のタイヤを蹴り飛ばす。

 

炎のタイヤはそのままロイミュードに向かって飛び、当たると炎は竜巻のようになりロイミュードを空へ舞い上げる。

 

『スピードタイヤに戻してフィニッシュだ!』

 

マックスフレアを取り、赤いシフトカー、シフトスピードを取り出し入れ替える。

 

タイヤ交換が終わるとキーを回し、シフトブレスの赤いボタンを押し、レバーを一回倒す。

 

『ヒッサーツ!FULLTHROTTLE!SPEED!』

 

赤い車が動き出し、俺を中心に高速で回り出す。

 

そして、落ちて来たロイミュード俺は飛び蹴りを放つ。

 

すると、回転している車に当たり方向回転し、またロイミュードを蹴る。

 

それを何度も繰り返し、最後に強烈な一撃を入れる。

 

足で急ブレーキを掛けながら、止まる。

 

背後では、ロイミュードが悲鳴を上げ、爆散した。

 

爆発の中から『027』と書かれた数字が飛び出し、それも小さな爆発を起こし消滅した。

 

それと同時に、周囲のどんよりは無くなり時間が戻る。

 

『Nice Drive!最初にしては上出来だ』

 

「ありがとよ」

 

そう言い、俺は変身を解除した。

 

「そうだ、神崎!」

 

慌てて神崎の所に戻ると、神崎は地面に倒れていた。

 

「神崎!」

 

『…………安心したまえ。気絶してるだけだ』

 

「そうか………よかった」

 

そう言い、安堵のため息をついて座り込む。

 

『…………佑一、こんな時になんだが、やはり共に戦ってはくれないか?』

 

ベルトさんの声に俺は耳を傾け、黙った。

 

『今の戦い方を見て分かった。ドライブシステムは君にしか使いこなせないんじゃない、君だから使いこなせるんだ。頼む!共に戦ってくれ!』

 

ベルトの形をしているが、何故かベルトさんの気持が伝わって来た。

 

さっきの戦いでもそうだ。

 

一人で戦ってる感じは全くなかった。

 

むしろ、昔不良相手に喧嘩してる時よりも戦いやすく感じた。

 

「……………なぁ、ベルトさん。俺、半年前のあの日。グローバルフリーズの時、大事な物を失ったんだ。それからだよ。物事全部にやる気が無くなって、やる事全部に諦めを持つようになったのは」

 

俺の言葉をベルトさんはただ黙って聞いていた。

 

「…………ドライブになれば………この力があれば、もう何も失わないし、守ることもできるかな?」

 

『言っただろ。それは君次第だ。手に入れた力を正しきことに使えれば、それは自ずと分かる。そして、君一人に闘わせない。私も、出来る限り力を貸す。共に守ろう。君が守りたいものを』

 

「………ああ、ありがとう」

 

俺は立ち上がり、空を見上げた。

 

「戦うよ。ロイミュードと」

 

『悠一!』

 

「それに、もうあんな思いをするのも、誰かにさせるのも嫌だかな」

 

そう言い、俺はあの日からずっと緩めていたネクタイをきゅっと締めた。

 

車のギアを入れるように。

 

「一緒に頑張ろうぜ、ベルトさん」

 

『ああ!』

 

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