暗殺教室~アサシン・ドライブ~   作:ほにゃー

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赤羽業はどんな人物なのか

朝、目覚めると俺は欠伸をしながら起き上がる。

 

『おはよう。佑一』

 

「おお、おはよう。ベルトさん」

 

テーブルの上に載っているベルトさんに挨拶をしながら、朝食のあんパンと牛乳を食べる。

 

昨日、烏間さんにドライブになってロイミュードを撲滅することを話したら、喜び半分、申し訳なさ半分と言った感じの表情をしていた。

 

で、いつどこでロイミュードが現れるか分からないから、常にベルトさんと一緒に居てくれとのことで、こうしてベルトさんと同居してる。

 

さて、学校行くか。

 

ベルトさんを手に取り、鞄に突っ込むと、久々に授業の教科書を鞄に入れる。

 

『ちょ、悠一!私を鞄に仕舞うとは何事だ!?』

 

「仕方ないだろ。ベルトさんみたいなゴッツイベルトつけて街なんか歩けない。悪いけど我慢してくれ」

 

そう言い、学校へと向かう。

 

「そうだ………挨拶しないと」

 

玄関へ向かった足を止め、居間の仏壇へ向かう。

 

そこには、俺の父親、泊信也と俺の母親、泊麗華の仏壇がある。

 

半年前のあの日から仏壇に挨拶するのを止めちまったけど、また今日から挨拶しないとな。

 

「行ってきます、父さん、母さん」

 

そう言って、俺は学校へと向かった。

 

教室に入ると教室で話していた皆は急に黙って俺の方を見る。

 

俺はそれを気にせず席に着く。

 

暫くすると、皆は話を再開するか、時折ひそひそとした声が聞こえる。

 

噂話か。

 

ま、もう慣れたけどな。

 

俺に話し掛けて来る奴はこのクラスではそんなにいない。

 

話し掛けて来るのは……

 

まず担任のタコこと殺せんせー。

 

クラス委員長の磯貝、片岡。

 

後、渚と茅野。

 

そして

 

「泊君、おはよう」

 

神崎だ。

 

「ああ………もう大丈夫なのか?」

 

昨日、あのまま気絶した神崎を病院に運んだあと、神崎の母親が来て神崎を連れて帰ったが、気になったので聞いてみた。

 

「うん、私はもう大丈夫。泊君は大丈夫だった?」

 

「ああ、大丈夫だ」

 

「そう、良かった」

 

そう言って神崎は笑った。

 

数分後、殺せんせーは教室に来た。

 

「おや?泊君、今日は遅刻でもなくちゃんといますね」

 

「まぁ、偶にはね」

 

そう言うと、出欠確認と朝の暗殺が行われた。

 

 

 

 

 

 

五限の体育の時間となった。

 

体育は烏間先生が担当となり、ナイフの振り方を教えていた。

 

ちなみに殺せんせーは何故か体操着に着替え様子を見てる。

 

「この時間はどっか行ってろと言ったろう。体育の時間は興から俺の受け持ちだ。追い払っても無駄だろうからそこの砂場で遊んでろ」

 

シクシク泣きながら砂場で遊び始める殺せんせー。

 

「酷いですよ、烏間さ……烏間先生。私の体育は生徒に評判良かったのに」

 

「嘘つけよ殺せんせー」

 

そう言ったのは菅谷というクラスメートだ。

 

「身体能力が違い過ぎんだよ。この前もさぁ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「反復横飛びをやってみましょう。まず先生がお手本を見せます。まずは基本の視覚分身から。慣れてきたらあやとりも混ぜましょう」

 

『できるか!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アレは異次元過ぎるわ」

 

「体育は人間の先生に教わりたいわ」

 

みんなが殺せんせーの体育授業についての不評を言っていく。

 

とうとう本気で鳴き出し、砂場でせっせと山を作って行く。

 

「でも烏間先生。こんな訓練意味あるんすか? しかも当の暗殺対象の前で」

 

今度は前原が烏間先生に問いかける。

 

「暗殺も勉強と同じことだ。基礎を身に付ければ役に立つ。磯貝君、前原君。ナイフを俺に当ててみろ。かすりでもしたら今日の授業は終了だ」

 

二人は遠慮をしながらナイフを振る。

 

しかし軽々とかわされ、烏間先生は全ての攻撃をいなす。

 

「このように多少の心得があれば素人二人のナイフ位は俺でも捌ける」

 

一気に斬り掛かってくる二人の手首をつかみ、足払いをし、ひっくり返す。

 

「俺に当てられないようではマッハ20の怪物は殺せんぞ。見ろ。今の攻防のうちに奴は砂場で大阪城を立てている。クラス全員が当てられるようにするんだ。体育の授業ではナイフや狙撃の基礎の数々を教える」

 

そこでチャイムが鳴り、全員校舎へと戻る。

 

すると土手の所に赤い髪の男子生徒が居るのに気づいた。

 

「カルマ君。帰って来たんだ」

 

「よー渚君。久しぶり。あれが例の殺せんせー?本トにタコみたいだ」

 

赤羽業。

 

業と書いてカルマと読むらしい。

 

コイツはE組が始まる二年の三月から停学になって、いなかった奴だ。

 

「あれが赤羽カルマか」

 

確か停学の原因は喧嘩で、その所為でE組に落されたんだっけな。

 

「赤羽業くんですね。今日が停学開け初日なのに、遅刻はいけませんねぇ」

 

近寄ってくる赤羽に殺せんせーは、顔に×マークを浮かべる。

 

「あはは、生活リズム戻んなくてさ。下の名前で気安く呼んでよ、よろしく先生」

 

「こちらこそ、楽しい一年にしていきましょう」

 

差し出された手を殺せんせーが握る。

 

するとドチュ!という音と共に触手が溶ける。

 

赤羽はナイフを手首から取り出して攻撃しようとするも、殺せんせーは十メートル程離れた所に移動する。

 

「本トに聞くんだこのナイフ。細かく切って手に張り付けて見たんだけど………確かに早いね。けどさぁ先生こんな単純な手に引っ掛かるとか……しかもそんな遠くまで逃げるなんてさ、ビビり過ぎじゃね?」

 

赤羽が殺せんせーに近づいて行く。

 

「殺せない先生だから「殺せんせー」って聞いてたけど………あっれぇ? もしかしてせんせーチョロい人? 」

 

その言葉に殺せんせーが顔を怒りで赤くしていく。

 

赤羽は手首に取り付けていたナイフを取り外し、器用に回転させながら教室へと歩いて行った。

 

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