Fate/Deadly Sins   作:響音かなで

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初めまして!亀のような更新かもしれませんがよろしくお願いします!
ところで初めてカード課金でガチャを引いたんですよ!
もちろん玉藻狙いで! 結果はあとがきへ・・・
それでは本編へどうぞ!


prologue ヴェルニア・オルコットの日常

――少女は一人戦場に佇む――

 

これは正しくこの世の終わりというものなのだろう

 

そこにいた生き物は全て塵に帰る

 

倒れゆく巨木を眺め唇を噛む

 

守ることは出来なかったのであろうか?

 

このような最悪から逃れる術はなかったのだろうか?

 

――悔しさに顔を歪めながら

  自分の不甲斐なさに悲しみながら

  この理不尽さに怒りを覚えながら

  彼女は空を見上げる――

そこにはすべてを飲み込まんとする黒い月があった―――

 

 

「ッ・・・!?はぁ・・・はぁ・・・今のは・・・夢?」

 

むくりと体を起こし、天井を見上げる。

 

時計を見ると4:58と電子的な文字で時間を教えてくれる。普段から早起きしている彼女にとってはおかしな時間ではない・・・が。

 

「あんな夢で目が覚めるなんて・・・目覚めは最悪ね・・・」

 

先程見ていた夢を思い出そうとしてあることに気づく。

 

「あれ・・・?あんな夢ってどんな夢だっけ?」

 

未だに嫌悪感は消えない。

 

だが、夢の内容だけ綺麗さっぱり抜けていた。

 

「変なの・・・」

 

そういいつつ、日課であるジョギングに行くためジャージを取り出す。

 

ジャージに着替え、走りやすいように髪を束ねた頃には嫌悪感は既に消えていた。

 

「夢の内容って記憶に残りにくいものだけど・・・ここまでかなぁ・・・」

 

痴呆っていう年でもないよなぁと思いながら自室から外へと出ようとすると1人の女性に声をかけられる。

 

「おはようございます、お嬢様。」

 

「おはようございます、アリシアさん。」

 

ぺこりと頭を下げ挨拶を返す。

 

「いつも言ってることですが2人きりの時はヴェルンで構いませんよ。アリシアさんは私が幼い頃からお世話してもらってますし・・・」

 

『もっとフランクに付き合いましょう』

 

そんな事を言おうとする。

 

実際は口がぱくぱくと動くのみ。

 

そんなヴェルの様子を見たアリシアはにっこりと笑い。

 

「確かに私は幼い頃からお嬢様のお世話をしてきました。でも、私は従お嬢様に仕えている身・・・そのような厚かましい真似はできません。」

 

その答えは従者としては正しい答えなのだろう。

 

だが、ヴェルはそれが分かっていてもなお、アリシアと仲良くしたかったのだ。

 

目に見えて落ち込んでいるヴェルンを見てアリシアはでもと続ける。

 

「でも・・・そうですね。一緒に茶会を楽しむ程度なら許されるのですかね。」

 

その言葉に顔を輝かせ大きく何度も頷く。

 

「うん!うん!じゃあ、学校から帰ったらお茶会だよ!約束だよ!」

 

そういうと行ってきますと言い残しジョギングに向かった。

 

その様子を見守りながらはぁと小さくため息を吐き。

 

「まぁ、この程度でしたら許されます・・・よね?」

 

そう、小さくつぶやいた。

 

 

家を出ていつものジョギングコースを走る。

 

そんな彼女はいつもよりも楽しそうで、その足取りはいつもより軽かった。

 

いつも40分かけて走るコースを30分で走りきる程度には・・・

 

9月も終わりに近づくとさすがに朝は肌寒くなる。

 

そのせいなのか田舎だからかは分からないが周りにもほとんど人は居ず、30分程度のジョギングで会った人は数人だった。

 

1度立ち止まり、ふぅと乱れた呼吸を正すために息を吐く。

 

彼女が立ち止まったのは1軒のパン屋だった。

 

「すみませーん、リリィさーん。」

 

closeの看板が立ててあるのを無視してどんどんとドアを叩く。

 

しばらくすると、キィィィという甲高い音とともにドアが開き、1人の女性が顔を覗かす。

 

「もう少し待ってねぇ 。今梱包してるからぁ 。」

 

そういったのは艶やかな黒髪を後ろで結んだ女性だった。

 

齢は24,5といったところだろうか。

 

背丈は162cm程度で150cm前半のヴェルニアは見上げる形となる。

 

しばらくすると再びキィィィという音とともに扉が開き

 

「待たせちゃってごめんなさいねぇ 。いつもので良かったわよね?」

 

と、袋を渡してくる。

 

袋の中には焼きたてのパンが小包を湯気で曇らせながら入っていた。

 

その香ばしいであろう匂いを嗅ぐことはできないがその匂いは容易に想像できた。

 

「はいっ!いつもいつもありがとうございます。」

 

そういい袋を受け取る。

 

「あ、代金はいつも通りで構いませんか?」

 

「えぇ、大丈夫よ 。それじゃあ、また明日よろしくねぇ 」

 

ペコリと一礼し、その場を去る。

 

そして、家までの道を歩いて帰る。

 

「今日も美味しそうだなぁ・・・早く帰ろっ!」

 

行きと同じくその足取りは軽かった。

 

 

何も変わらない日常。

 

朝早く起き、ジョギングをし、帰り道でパンを買い、帰ってからそれを食べる。

 

そして、学校に行き、あくびを噛み殺しながらつまらない授業を聞き流し、友人と他愛もない話をする。

 

知らぬ間に、自分でも気づかぬまに変化を求めていたのかも知れない。

 

そんな彼女の左胸には、小さな痣ができていた。




というわけで召喚までたどり着けないという・・・
さて、前書きで言っていた召喚ですが無事玉藻の前召喚に成功しました。
バイト帰りで疲れていましたが一気にテンション上がりましたw
10連でタマモ、アタランテ、プチデビル、アレンジメント(その他)というw
幸せな気分になれました
ただ、育成頑張らないとな・・・
ID:736710970 よければ申請お願いします
52のタマモキャット ハロウィン・プリンセスを付けてます




ところで、前書きのあれは出てくる鯖なのですがわかる人は居るのでしょうか?
どのくらいのタイミングで分かるか楽しみです
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